突然現れるダム堤体はかなり感動的

大橋ダム堤体(2020年12月)
大橋ダム堤体(2020年12月)

大橋ダムは国道194号から比較的近くにあります。高知市側から本川トンネルの手前から東の向きに入るとダム湖側から、トンネルを抜けてから東向きに入ると下流側からのアプローチになります。今回は下流側からのアプローチを選択。しばらく走っているといきなりダムの堤体が現れてちょっと感動的。下流側からのアプローチがお勧めです。

「堰堤」ってダムのことです

大橋堰堤の表示(2020年12月)
大橋堰堤の表示(2020年12月)

現在では大橋ダムですが建設当初は「大橋堰堤」と呼んでいたようです。随分古めかしい呼び方ですがそれもそのはず建設開始は昭和12年で昭和14年竣工。堰堤の呼び名は当時「ダム」と呼ぶのが一般的ではなかったか、あるいは敵性語なので「ダム」の言葉を避けたのかは不明です。

ただ戦後の昭和27年に建てられた「石小屋堰堤」の碑もあるように当時は「ダム」より「堰堤」の方が一般的な呼称だったのだろうと推察しています。

ダム湖ではなく「貯水池」

大橋貯水池を堰堤天端から望む(2020年12月)
大橋貯水池を堰堤天端から望む(2020年12月)

大橋ダムでできたダム湖は「~湖」と呼ばれることが多いですが、大橋ダムの場合「大橋貯水池」。近所にある長沢ダムも「長沢貯水池」。でも流域下流の早明浦ダムは「さめうら湖」。建設年次が古い場合「貯水池」になっているのかもしれません。

次回は大橋ダムの風景を掲載します。