ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: ツーリング (1ページ目 (23ページ中))

春まだ浅い奥多摩でニホンザルに会う

梅と桜の隠れ名所は梅の始まり

梅の花とNC750S(2024年3月)
梅の花とNC750S(2024年3月)

まだ奥多摩の山間部は春まだ浅く、が咲き始めたばかりでした。(山桜)のつぼみはまだ固く、もう少し時間がかかりそう。

ダムの貯水率は70%以下か

月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2024年3月)
月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2024年3月)

珍しく別のNC750Sに出会った月夜見第一駐車場から見た小河内ダム。貯水量が少なく70%は切っていそう。

小河内ダムを復習。大都市東京の成長を見込み、その飲用水を確保するための建設計画は大正15年に遡り、昭和13年起工。第二次世界大戦による建設中断を経て昭和32年に竣工しました。この事情から小河内ダムは目的W(上水道)専用のダムと言われ、管轄は国交省ではなく東京都水道局です。実際は多摩川第一発電所も設置されておりWP(上水道、発電)とされ、近年では関係各所との協定によりダム容量の一部がF(洪水調整)に利用されています。

堤高149m、堤頂長353m、有効貯水量1億8540立方メートルの重力式コンクリートダムです。特徴的なのは洪水吐がダム堤体ではなく別の場所に設置されている点です。この洪水吐は非常に特徴的で小河内ダムの見所です。上の写真の真ん中上の方に5枚薄青のゲートが移っているのが洪水吐。少し右、2つの白い塔が立っているのがダムの堤体です。

洪水吐前は広場に

小河内ダムの洪水吐(2024年3月)
小河内ダムの洪水吐(2024年3月)

なお、水がある(貯水率が高い)時の写真はこちらから。あまりの違いに驚くこと請け合いです。

この日の小河内ダムの貯水率は66%

小河内ダムの貯水量(2024年3月)
小河内ダムの貯水量(2024年3月)

上の画面でもわかりますが、小河内ダムは堤高149mでその高さなりにダム湖である奥多摩湖は「深い」のが特徴です。

小河内ダム堤体を右岸から望む

小河内ダム堤体を右岸から(2024年3月)
小河内ダム堤体を右岸から(2024年3月)

この時期、木の葉がおちて堤体が見やすくなっています。2つある塔、左岸側(奥)は保守用のエレベータが設置され、右岸側(手前)は展望塔として公開されています。

右岸側には3段の展望広場が整備されており、この時期は…

高確率で野生のニホンザルに出会える

冬を越して食欲旺盛のニホンザル(2024年3月)
冬を越して食欲旺盛のニホンザル(2024年3月)

木が白くなっているのはニホンザルが皮をめくって食べた跡です。小河内ダム付近は野生動物が多く、ニホンザルニホンカモシカなどが見られます。これは見たくありませんが、ツキノワグマの目撃情報もあるので注意は必要です。

この時撮影したニホンザルの動画もアップしました。(画面小さいのでYoutubeでみるのをお勧めします)

[食欲旺盛] 春の奥多摩 ニホンザル

東伊豆ツーリング(河津桜を求めて)

河津桜と生ワカメ+こん太(キンカン)を求めて

河津桜とNC750S(2024年2月)
河津桜とNC750S(2024年2月)

2月上旬、そろそろ河津桜が咲いて、生ワカメこん太(キンカン)がスーパーでも販売され始める東伊豆にツーリングに出かけました。

NC750Sの後ろには購入したものを入れるべく釣り用のバッカンを載せています。NC750Sのラゲッジスペースは便利ですが、エンジンの直上にあるので生鮮食品を入れるのは避けたいところ。「スイカが入る」と紹介しているNC750Sのレビューを見たことがありますが、スイカも入れないほうがいいです。

河津桜とメジロ(2024年2月)
河津桜とメジロ(2024年2月)

メジロ+桜の組み合わせは定番。こちらは寒咲大島+メジロ。桜の色味の違いがポイントです。

河津桜とNC750S@城ヶ崎海岸駅近く(2024年2月)
河津桜とNC750S@城ヶ崎海岸駅近く(2024年2月)

結局生ワカメは静岡産を入手できず、宮城産を購入。こん太はまだ発売されておらず諦めて…。バッカンの中には生ワカメ(宮城産)、青のり(静岡産)、ニギス(沼津産)が入っています。青のりがよかった。

伊豆大島、城ケ崎、NC750S(2024年2月)
伊豆大島、城ケ崎、NC750S(2024年2月)

帰りに奥野ダムによることも考えていたのですが、生ワカメ+こん太を探すのに意外と時間がかかり今回は見送ることに。最近ダム熱が若干低いかも。

富士山、宇佐美、NC750S(2024年2月)
富士山、宇佐美、NC750S(2024年2月)

真っ白な富士山を見てから帰途につきます。この日は総走行距離約300km。往路東名高速、綾瀬バス停付近~大和トンネルの渋滞もあり燃費は29km/l程度とあまり伸びず。

もっと長いツーリングを楽しめるように体調を整えねば。また生ワカメを買いに行くか?迷うところです。

1日3ダムツーリング(永瀬ダム)

高度感がかなりある永瀬ダム

永瀬ダム堤体を右岸下流から望む(2024年1月)
永瀬ダム堤体を右岸下流から望む(2024年1月)

永瀬ダムは高知県営ダムの中で堤高(87m)、有効貯水量(49,090,000㎥)ともに最も規模が大きいダムです。重力式コンクリートダム目的はFAP(洪水調整、灌漑、発電)です。

着工1949年/竣工1956年で同時期に竣工した小河内ダム(1936年着工/1957年竣工)に比べるとかなり早くできています。もちろん小河内ダムは太平洋戦争を挟んでいる上、規模もかなり異なりますが。

「永瀬堰堤」の前でCT125(2024年1月)
「永瀬堰堤」の前でCT125(2024年1月)

CT125(レビューのリンク)の記念撮影。このときキーONで4速に入っていたので取り廻しているとおしがけ状態になり、実際エンジンがかかりました。エンジンOFFしてすぐだったので完全なコールドスタートで押しがけ出来るかは…不明です。

永瀬ダムの「はいられん」(2024年1月)
永瀬ダムの「はいられん」(2024年1月)

「はいられん」は土佐弁で「はいってはいけません」の意味です。方言で注意喚起があるのは珍しいかも。

永瀬ダムゲートの直上から(2024年1月)
永瀬ダムゲートの直上から(2024年1月)

高度感があります。ゲート前の橋はゲートの点検保守用でしょうがおよそ歩きたいとは思いません。さらに、ゲートのそれぞれのアームにおりる梯子がついていますが、正直「マジか…」。

永瀬ダムについて(2024年1月)
永瀬ダムについて(2024年1月)

「この人々の影の協力を末永く忘れてはなりません。」すべてのダム、いやインフラを作り、維持し、運営してきた人たち通じる言葉だと思います。

竣工年が古いダムにはありがちですが、周りの欄干などが低く、堤高に比べてダム周りは非常に高度感があります。川治ダムも怖かったですが、永瀬ダムも負けず劣らず…。

この後、杉田ダムの動画を撮影して帰宅しました。これで高知県営3ダムツーリング終わり。

1日3ダムツーリング(杉田ダム)

杉田ダムの放流をバックにCT125(2024年1月)
杉田ダムの放流をバックにCT125(2024年1月)

午前中に桐見ダムを取材して自宅で昼食。昼からは物部川水系物部川の永瀬ダムを目指します。その途中、国道195号線沿いにあるのが物部川にある杉田ダム。「すぎた」ではなく「すいた」と読むのは珍しいです。

杉田ダムは堤高44mの重力式コンクリートダム目的はP(発電)の最近ではやや珍しい単目的ダムです。 特に大ダムというわけではありませんが放流時の水音はなかなか迫力があります。

なお発電目的での放流は見えているゲートからではなく発電建屋経由で放流されます。 動画ではゲートから放流される様子を下流側とゲート直上から撮影した様子を紹介しています。後者はなかなかの迫力、是非再生してみてください。(音量注意)

ゲートの塗装がきれいなので新しく見えますが、竣工は1959年。意外と古いダムです。

25番堰堤札所のポスト(2024年1月)
25番堰堤札所のポスト(2024年1月)

ダムが多い四国ですから88か所を設定するのは首肯できます。杉田の上に「すいた」と書いているのは、普通に読めないことの自覚があるようです。

杉田ダムの天端(2024年1月)
杉田ダムの天端(2024年1月)

杉田ダムの天端です。歩行者は渡ることができます。古いダムなので欄干は苔むしていますが最近塗装したグリーンと黄色が新しく感じさせます。

この国道195号線はツーリング経路としても面白いのですが、最も有名なのは「アンパンマンミュージアム」…は通り過ぎて永瀬ダムに向かいます。

1日3ダムツーリング(桐見ダム)

桐見ダムは国道33号線から少し入ったところ

桐見ダムをバックにCT125(2024年1月)
桐見ダムをバックにCT125(2024年1月)

桐見ダムは高知県越知町にあり高知市側からアプローチする場合、国道33号線が坂折川を渡る橋の手前で左折し県道18号線を少し進んだところにあります。

桐見ダムの天端(2024年1月)
桐見ダムの天端(2024年1月)

ダムの天端は渡ることができて桐見ダムのダム湖である桐見湖を一周することができます。天端奥左から正面の少し上に見えているのが桐見ダム展望広場です。

桐見ダムを下流側から望む(2024年1月)
桐見ダムを下流側から望む(2024年1月)

桐見ダム右岸側からはダム直下に降りることができます。結果的にはCT125で降りられますが、降りてみるまで道路状況がわからなかったので念の為徒歩で折りました。

重力式コンクリートダムの堤体にはコンジットゲートと6つの窓がついたの機械室が正面にあり、右岸側にややオフセットしてコンジットゲートが見えています。クレストゲートはなく自然越流式の非常洪水吐が設置されています。

竣工は1988年。目的はFNです。建設された理由は下流にある越知町の集落が度々洪水に悩まされていたことと明記されているので、当初の目的は洪水調整ですが下流の農地への灌漑用水の補給のため「流水の正常な機能の維持」が加わっているものと思われます。なぜFAではないのかはわかりません。

なお桐見ダムは高知県営で県営ダムの中では4番目の貯水容量規模です。(堤高は69m)

謎の裸婦、裸男像?

桐見ダム展望広場の裸像(2024年1月)
桐見ダム展望広場の裸像(2024年1月)

ダムの右岸には展望広場があります。そこには謎の像が…実は謎ではなくダム竣工時に寄贈されたものだそうです。楢俣ダム同様、何故、裸婦、裸男なのかはやっぱり謎です。(経緯は手前の石碑に書いてありました)ちょっと傷んでいるようなので補修したほうが良いのでは…。

国道33号近くの名も無き沈下橋

坂折川の名も無き沈下橋(2024年1月)
坂折川の名も無き沈下橋(2024年1月)

実際結構小さいです。もちろんCT125なら余裕で渡れますが通常の乗用車では…農作業用の軽トラやトラクター用と思われます。

一旦、自宅に帰ってお昼を食べてから再出発。

城ヶ島ツーリング

富士山をバックにXL883N(2023年12月)
富士山をバックにXL883N(2023年12月)

この後、三崎の「うらり」で魚介を購入しようかと思い立ち寄りますが、あまりの混雑にそのまま引き返して…

青空、キャベツ畑、ハーレー(2023年12月)
青空、キャベツ畑、ハーレー(2023年12月)

三浦半島は三浦大根で有名ですが、キャベツ畑も多いです。

キャベツ畑をバックにXL883N(2023年12月)
キャベツ畑をバックにXL883N(2023年12月)

キャベツ畑をバックにしても絵になるな…流石ハーレー

城ヶ島からみる富士山(2023年12月)
城ヶ島からみる富士山(2023年12月)

そういえば城ヶ島からは富士山が良く見えてました。

野島崎ツーリング

野島崎といえばこれですね

平和の愛鍵@厳島神社ー野島崎(2023年12月)
平和の愛鍵@厳島神社ー野島崎(2023年12月)

一見すると、…おいおいと思うのですが、この手前には日露戦争記念碑があり野島崎を含む房総半島南部(いわゆる南総)は太平洋戦争末期における首都防衛線の前線でありということを考えると平和の愛鍵の含意を考えざるを得ません。

野島崎灯台

野島先灯台+NC750S(2023年12月)
野島先灯台+NC750S(2023年12月)

大型の灯台で内部を見学できます。(300円)ちなみに今回は2回目。前回は夏。雰囲気が少し違います。

日露戦争記念碑

日露戦争記念碑@厳島神社ー野島崎(2023年12月)
日露戦争記念碑@厳島神社ー野島崎(2023年12月)

南総は太平洋戦争時の索敵所跡があるなど日清戦争から始まる日本の近代戦争の気配が強いです。

灯台局管轄地の標識

灯台局管轄地の標識(2023年12月)
灯台局管轄地の標識(2023年12月)

旧字体で「燈䑓」と表記されているのが印象的です。この先は少し小高くなっていますが現在は何もありません。関東大震災の際に倒壊した先代の灯台の跡地か?

跡地?から見る当代の灯台

灯台局管轄地の門から野島崎灯台を望む(2023年12月)
灯台局管轄地の門から野島崎灯台を望む(2023年12月)

先ほどの燈䑓局管轄地標識の上のスペースから当代の灯台を望む。先代の門かと思われる門が残っています。さらに向こうは…ススキがすごくて進めませんでした。

海側の風景

野島崎の風景(2023年12月)
野島崎の風景(2023年12月)

釣り人いるのわかります?この日は強風でいいサラシが出てましたが、当たりはなかったようです。

野島崎からは大島が見えます

野島崎の港とNC750S(2023年12月)
野島崎の港とNC750S(2023年12月)

ちょっと霞んでますが伊豆大島が見えてますね。いい風景なのですが、実際にはビュービューの風でした。次回は和田浜方面へ。

奥多摩神戸の絶景と水音(2023年12月)

先日、奥多摩に行った際に神戸岩付近に寄ってきました。神戸岩付近、以前はほとんど人がいなかったのですが最近は整備されて今の時期でもぽつぽつ人がいます。

紅葉の時期ということもあり絶景を楽しみました。また渓流の流れる美しい音は動画でお楽しみください。

この画面内でもご覧いただけますが、「みる▶Youtube」をクリックして元の画像で更に高画質、高音質で楽しめます。(良ければ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします。)

神戸の渓流と紅葉
神戸の渓流と紅葉

紅葉満喫ツーリング(柳沢峠)

国道141号から都心方面の自宅に帰る場合、最も一般的で近いのは中央自動車道を使って高井戸→環八のルートです。この日は須玉ICから乗りましたがすでに結構な長さの渋滞表示になっていました。

中央自動車道が混雑するとき国道20号線も混雑することから、勝沼ICで一般道に降りて、フルーツライン→青梅街道(国道411号)で都心に向かうことにします。青梅街道といえば富士山。

柳沢峠からみる富士山は紅葉に埋もれ気味

紅葉に埋もれ気味の富士山(2023年11月)
紅葉に埋もれ気味の富士山(2023年11月)

柳沢峠の甲州市側で撮影

柳沢峠でNC750S(2023年11月)
柳沢峠でNC750S(2023年11月)

食後はやや夕焼けの富士山

柳沢峠から富士山を望む(2023年11月)
柳沢峠から富士山を望む(2023年11月)

さすがに空腹になったので蕎麦など食べてから帰途につきます。青梅街道の途中も紅葉・黄葉が綺麗なはずでしたが流石に暗く楽しむことはできませんでした。

青梅街道は特に渋滞もなくほぼ400kmのこの日のツーリングを終了。これを書いているのが2週間後。もう一度、紅葉ツーリングが可能かどうかのタイミングですね。

紅葉満喫ツーリング(古谷ダム)

古谷ダムといえば(2022年7月)

古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)
古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)

去年はアオサギが巣を作っていました。

今年の古谷ダム(2023年10月)

空き家になったアオサギの巣(2023年11月)
空き家になったアオサギの巣(2023年11月)

どうやら空き家になっています。アオサギは本州では留鳥とされていますが、古谷ダムのある辺りは冬の最低気温が-10℃より低くなる日もあります(近くで標高の近い佐久のデータ)。

周りにもいる気配がなかったので、おそらく寒くなる前にどこか暖かいところに移動したのでしょう。来年の暖かい時期どうなってるか興味深いので再訪してみようと思ってます。

何故か堤体上立ち入り禁止になっている

立ち入り禁止の古屋ダム天端(2023年11月)
立ち入り禁止の古屋ダム天端(2023年11月)

長野県営ダムなので長野県が「立入禁止」というならまだしも、F通○○が書いているというところに今一つ納得がいかない。のですが、こだわっても仕方がないので古谷ダムを後に次の目的地に向かいます。

« Older posts