ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

月: 2023年1月

沈下橋を巡るツーリング

沈下橋は関東では珍しいですが、管理人の実家の高知県ではあちこちにあります。実家の近くでも数か所あり、この日の午前中に3か所回ってきました。

名越屋沈下橋

名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

国道194号と国道33号の分岐から194号方面に向かって比較的すぐの名越屋沈下橋です。仁淀川にかかる沈下橋で最も下流にあります。(多分…)昔はさらに下流に八田堰下流にもっと長い沈下橋がありましたが現在は廃止され撤去されています。代わりに立派な橋がかけられました。詳しい周りの風景はこちらから

片岡沈下橋

片岡沈下橋遠景(2023年1月)
片岡沈下橋遠景(2023年1月)

仁淀川上流向きに194号線を北上し、上八川川と仁淀川の合流点を少し過ぎた所で仁淀川上流向きに西向きに進むと片岡沈下橋があります。橋の下流からの遠景ですが、写真左側右岸に白く見えているのは2022年12月の大雪の残りです。

片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

片岡沈下橋を渡って右岸側の風景はこんな感じです。雪が残っているのはともかくとして、山の影は結構道路が凍結していてドキドキしました。

浅尾沈下橋

浅尾沈下橋遠景(2023年1月)
浅尾沈下橋遠景(2023年1月)

「あさお」ではなく「あそお」沈下橋です。映画やドラマのロケで有名で近年ではアニメ「竜とそばかすの姫」で取り上げられたとか…。残念ながら現在架橋の補強工事中で車両通行止めでした。歩いて渡るのはOKでした。

浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

本来、風景の良いところですが工事中につきただの工事現場になっています。少し残念ですが、生活道として重要な橋なのでメンテナンスはとても大切です。

浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)
浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)

片岡沈下橋の建設に触発されて架橋された側面もあるとのこと。へーです。因みに片岡沈下橋まではバイクではすぐですが歩いていける距離では…ないと思います。(マラソン好きな方なら大丈夫でしょうが…)

帰りに鰹を買って帰る

サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)
サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)

帰りにサングリーンコスモスふれあい市で鰹を一本買って帰りました。2000円は実家の母に言うと「高い」の感想ですが、延べ7~8人前の刺身orタタキになったのでリーズナブルなんじゃないかなあ。

マイ釣りポイント

花街道の突堤(2023年1月)
花街道の突堤(2023年1月)

この後、桂浜の近くの花街道の様子を見てCT125を返却。2週間弱で800km程度の走行距離。あちこち走り有意義な休みを過ごせました。ありがとうCT125。

いろは坂ツーリング(2)

晩秋のいろは坂。登っていって明智平のロープウェイ、展望台の風景など。

明智平のロープウェイ

NC750Sと明智平のロープウェイ(2022年11月)
NC750Sと明智平のロープウェイ(2022年11月)

NC750Sとロープウェイ、奥に女峰山。この日はツーリングのバイクも多く、それも旧車が多かったです。なお明智平の駐車場は有料ですが、駐輪場は無料です。嬉しい。

展望台正面には中禅寺湖と華厳の滝

中禅寺湖、華厳の滝(2022年10月
中禅寺湖、華厳の滝(2022年11月)

絶景です。右側が男体山。中禅寺湖は男体山が噴火した時の溶岩が川をせき止めてできた堰止湖です。中禅寺湖と華厳の滝の間には中禅寺ダムがあり華厳の滝の流量を調整しています。中禅寺ダムはFNPの多目的ダムです。(但しダムとして扱われていますが堤高は6.4mしかなく厳密には堰)

男体山と中禅寺湖

男体山、中禅寺湖、華厳の滝(2022年11月)
男体山、中禅寺湖、華厳の滝(2022年11月)

男体山が噴火した時の溶岩が…というのが想像できる風景です。男体山のマグマは流動性が低く、噴出した溶岩はあまり流れず高い崖を形成しながら冷えていったために屏風岩などの特徴的な地形が残りました。

国際色豊かな若者たち

国際色豊かな若者たち(2022年11月)
国際色豊かな若者たち(2022年11月)

多国籍の若者たち。どこかの大学の研究室とか…と思ったらWEBで偶然集まって日本を旅行することになったそうで…。でも楽しそうだったので記念に撮影させてもらいました。

ロープウェイの下りの動画

下りのロープウェイです。見た目より高度感あります。

明智平から筑波山を望む

明智平から筑波山を望む(2022年10月)
明智平から筑波山を望む(2022年10月)

関東平野の北端から山に登った明智平からは関東平野の真ん中にある筑波山が見えます。

方等上流砂防堰堤

男体山、方等上流砂防堰堤、方等滝、NC750S(2022年11月)
男体山、方等上流砂防堰堤、方等滝、NC750S(2022年11月)

雲隠れの男体山、方等上流砂防堰堤、NC750Sです。上の写真で滝のように見えているのは砂防堰堤でその下が方等滝(下の写真で分かりやすい)です。今回のツーリングではダムに恵まれませんでしたが意外な場所で出会いました。

方等上流砂防堰堤と方等滝(2022年11月)
方等上流砂防堰堤と方等滝(2022年11月)

男体山の屏風岩

屏風岩、NC750(2022年11月)
屏風岩、NC750(2022年11月)

屏風岩と呼ばれる地形は全国各地に多くありますが、写真は男体山の屏風岩。男体山が噴火して流出した溶岩の内南側に流れた(全体の内のごく一部)が川をせき止めて中禅寺湖を作り、東南東側に流れた大部分が屏風岩を形成したのではないかというのが高度地図を見た管理人の推測です。

帰りは東北道を素直に都心まで走って環七に合流。渋滞もなく順調に帰宅しました。地理的にとても興味深い風景が楽しめたツーリングでした。

いろは坂ツーリング(1)

(この記事は2022年11月にツーリングした際の記事です)

ある晴れた11月末、これまでに行ったことの無い五十里ダムを目指してツーリングに出発。都心から東北道を北上します。秋の東北道は所々で紅葉が楽しめました。

途中から日光宇都宮道路を日光方面に向かい今市で降りて、五十里ダム方面へ…と思っていましたが途中で「中禅寺湖」の表示を見て目的地を中禅寺湖に変更しました。

黒髪平からの風景

黒髪平から見る女峰山・大真名子山(2022年11月)
黒髪平から見る女峰山・大真名子山(2022年11月)
黒髪平から見る女峰山とNC750S(2022年11月)
黒髪平から見る女峰山とNC750S(2022年11月)

いろは坂途中明智平手前からの風景

男体山、大真名子山、女峰山(2022年11月)
男体山、大真名子山、女峰山(2022年11月)

左側の雲に隠れているのが男体山。奥のとんがっているのが大真名子山、その右奥が女峰山ー赤薙山の稜線。

明智平の風景

明智平のロープウェイ遺構(2022年11月)
明智平のロープウェイ遺構(2022年11月)

昔はいろは坂の下の方から明智平に登るロープウェイがあったそうな。

明智平のロープウェイ出発所(2022年11月)
明智平のロープウェイ出発所(2022年11月)

ロープウェイの出発所。片道600円、往復1000円。片道が設定されているのは上から徒歩でトレッキングを楽しんでいろは坂に出るルートがあって割と楽しめるらしいです。管理人はNC750Sが待っているので勿論往復で戻ってきますが…。

次回はロープウェイで登った風景。

CT125ハンターカブ インプレ/レビュー

デザイン ★★★★★   ずばり管理人好み
エンジン ★★     非力。向かい風、傾斜で気を遣います
ブレーキ ★★★★   このバイクの速度域で十分
ミッション★★★    ペダルの幅が広い、インジケーター欲しい
使い勝手 ★★★★★  平坦で広大な荷台は唯一無二の魅力
コスト  ★★★★★  一日走り回っても燃料代500円以下 素晴らしい
価格   ★★     PCX125より10万円高、GSX125と同じくらい…

2022年の年末、2023年の年始にかけてCT125ハンターカブをレンタルしてあちこち乗っているのでレビューします。

デザインはずばり管理人好み

和食ダムの文字とCT125(2022年12月)
和食ダムの文字とCT125(2022年12月)

CT125です。「どこかに遊びに行こうよ!」と語りかけてくるようなデザインは管理人のずばり好み。ハンドル回りもシンプルでライトからメーター回りもよくデザインされていると思います。

広く平坦な荷台はデザイン的に野暮になりそうですが黒基調でまとめられたリアサスやチェーンカバーも相まって安っぽさはありません。また車体も軽く、取り回しがとても楽でセンタースタンドがついているのは駐輪・駐車スペースに制限がある場合に大きなアドバンテージになります。

強いて文句をつけるならフレームの前部のカバー(シートの前)の高さが割とあるので短足かつ股関節の固い管理人はまたぐときに「よっこらしょ」感があります。

走り始めると…いろいろと言いたくなる

CT125と室戸岬入口(2022年12月)
CT125と室戸岬入口(2022年12月)

魅力的なルックスに誘われて遠乗りすると…難が見えます。まず、エンジンが決定的に非力です。出力は他の125ccに比べて遜色ありませんが、カウルなし、前傾0で空気抵抗が大きいので向かい風になると50kmを少し超えたくらいのペースだと明らかにアクセル余分に回さないと減速します。また傾斜にも敏感でペースの維持にはまあまあ気を遣う必要があります。

ゆっくり走れば良いのですが、125㏄で幹線道路の流れに乗るために頑張らないといけないのは減点ポイントです。傾斜の多い山も気を遣います。管理人が太って重いから…という声も聞こえそうですが割と平均的な体型です。

…ルックスは一杯荷物積んで、海に山に遊びに行こうよ!なのですが、風の強い海岸線、傾斜の多い山を遠乗りするのは正直疲れます。

足回りもちょっと文句が言いたい

またシフトインジケーターがないので一旦迷子になるとペダルを数回踏んでNを出して1速への操作も煩わしい点です。慣れれば大丈夫なのか、500km以上走っても慣れない管理人が変なのか。

CT125ハンターカブのメーター(7777km)
CT125ハンターカブのメーター(7777km)

サスペンションも難があります。きれいな舗装道ではコーナーでも自然に動きますが、少し舗装が荒れているような場所だとすべての衝撃が体に伝わってきます。タイヤの接地感も薄く安定しているとは言えません。ダートやオフロードっぽいルックスですがサスのストロークは大きくないので向いてないように感じます。

ブレーキは速度域が低いので十分だと思います。気になるのは、調整できると思いますが、リアブレーキのペダルのつま先側の高さが低いです。踵のあるバイクシューズで踏もうとすると足を延ばして踏み込む感じになります。もっと気軽にスニーカーで楽しんでくださいということ?

決して安価とは言えない価格

タイプが異なりますがライバルを見るとGSX125が453,200円、PCX125が357,500円、PCX160が407,000円。そしてCT125は440,000円で決して安くはありません。その上、走りでGSX125、価格でPCX125、高速道路走行が可能な点でPCX160に明らかに劣っているのですが…

唯一無二の魅力を持っているのも事実

CT125@高知県七子峠(2022年12月)
CT125@高知県七子峠(2022年12月)

走りに関して?なCT125ですが、ハンドリングは素直なのでその点は好感が持てます。また右側から車体を見たときに特徴的な排気マフラー(実際はカバー)ですが温度が上がりにくいのでその点は心配ありません。

写真では見にくいですがキックスターターがついています。セルがあるので使う必要もないのですが、管理人使ってしまいます。FIなのでチョークレバーで調整…などは必要なく下死点からの圧縮を確認してエイヤッと踏み込んでやれば割と簡単に始動できます。出先でバッテリー上がってもキックスタートで大丈夫!なのかは確認していませんが…。

燃費は50km/lはまず問題なくクリアできます。ガソリン代が高い昨今燃費が良いのは助かります。全くの余談ですが、CT125をレンタルしている高知県は日本でもガソリンが高いことで有名です。(レギュラー1l 176円@2023年1月)

様々なアクティビティにもってこいの荷台、魅力的なデザインとギミック(荷台、キックスタートとか)は他の性能面を抜きにしても唯一無二ではないかと思われます。

走る前(デザイン性、カスタム)と走った後(キャンプなどのアクティビティ、維持費)は最高で走りに難があるCT125というのが管理人の総評です。

CT125をお勧めできる人

・背が平均より高めで(足つきそんなに良くない、跨ぐ高さが高い)
・走りよりアクティビティ優先(走らないけど、積載性唯一無二)
・短中距離の移動が主体(長距離は走りの問題から結構疲れる)
です。

CT125と中岡慎太郎像(2022年12月)
CT125と中岡慎太郎像(2022年12月)

以上、管理人の独断と偏見によるレビューでした。