梅と桜の隠れ名所は梅の始まり
まだ奥多摩の山間部は春まだ浅く、梅が咲き始めたばかりでした。桜(山桜)のつぼみはまだ固く、もう少し時間がかかりそう。
ダムの貯水率は70%以下か
珍しく別のNC750Sに出会った月夜見第一駐車場から見た小河内ダム。貯水量が少なく70%は切っていそう。
小河内ダムを復習。大都市東京の成長を見込み、その飲用水を確保するための建設計画は大正15年に遡り、昭和13年起工。第二次世界大戦による建設中断を経て昭和32年に竣工しました。この事情から小河内ダムは目的W(上水道)専用のダムと言われ、管轄は国交省ではなく東京都水道局です。実際は多摩川第一発電所も設置されておりWP(上水道、発電)とされ、近年では関係各所との協定によりダム容量の一部がF(洪水調整)に利用されています。
堤高149m、堤頂長353m、有効貯水量1億8540立方メートルの重力式コンクリートダムです。特徴的なのは洪水吐がダム堤体ではなく別の場所に設置されている点です。この洪水吐は非常に特徴的で小河内ダムの見所です。上の写真の真ん中上の方に5枚薄青のゲートが移っているのが洪水吐。少し右、2つの白い塔が立っているのがダムの堤体です。
洪水吐前は広場に
なお、水がある(貯水率が高い)時の写真はこちらから。あまりの違いに驚くこと請け合いです。
この日の小河内ダムの貯水率は66%
上の画面でもわかりますが、小河内ダムは堤高149mでその高さなりにダム湖である奥多摩湖は「深い」のが特徴です。
小河内ダム堤体を右岸から望む
この時期、木の葉がおちて堤体が見やすくなっています。2つある塔、左岸側(奥)は保守用のエレベータが設置され、右岸側(手前)は展望塔として公開されています。
右岸側には3段の展望広場が整備されており、この時期は…
高確率で野生のニホンザルに出会える
木が白くなっているのはニホンザルが皮をめくって食べた跡です。小河内ダム付近は野生動物が多く、ニホンザルやニホンカモシカなどが見られます。これは見たくありませんが、ツキノワグマの目撃情報もあるので注意は必要です。
この時撮影したニホンザルの動画もアップしました。(画面小さいのでYoutubeでみるのをお勧めします)