国道11号線からすぐの重力式コンクリートダム

このツーリング、予定では次は黒瀬ダムでしたが、国道11号線を走っていると「志河川ダム」の標識を見つけたので急遽立ち寄り。あまり予定に拘らない管理人のツーリングはいつも「急遽」なのですが…。
国道11号線から南向きに山のほうに走るとすぐにまだ綺麗なコンクリートの堤体が見えてきます。堤高48.2mの重力式コンクリートダム。規模でいえば千葉県の片倉ダム、保台ダムより少し大きい。ちなみに愛媛県の東部は降水量が少ないため千葉県に似て中小型のダムが散在しています。
目的は現状でAP(農業用水、発電)ですが主目的は前出の面河ダムの利水権がない冬季の農業用水です。(発電は最大49.9kWの小水力発電)このダム貯水量が少ないのが特徴ですが、逆に言うと比較的満水越流していることが多いようです。見てみたかった。
なお志河川の読み方は「しこがわ」です。
碑文が詩的なのは愛媛だから?

写真の「志河の恵水」。「しこのめぐみ」って読むんでしょうね。普通読めないと思います。やや詩的な印象があるのは、正岡子規の故郷愛媛県だから…か?
慰霊碑ではないのは良いことだ

古いダムでは立ち退きに協力した住民への記念碑と建設中に事故死した方の慰霊碑がしばしばありますが志河川ダムには見当たりませんでした。最近建築で安全に建設され事故がなかったものと思われます、よいことです。
導水構造がスタイリッシュだ志河川ダム

堤体を正面から見るとゲート類は隠れていて、左右の導水構造が非常に特徴的です。まだ新しい志河川ダム、これからも愛媛県の道前道後地方の冬季農業用水源として活躍していくことでしょう。(参考 冬の志河川ダム)
次は3ダム目、黒瀬ダム。
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