ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

月: 2021年6月 (1ページ目 (2ページ中))

東京発 関東のダムツーリング おすすめルート(神奈川編)

神奈川県はダムの統合運用に特徴

神奈川県のダムの特徴は個々のダムを単独で運用するのではなく、複数のダムを統合して運用する点です。流入流量が少ないが貯水容量の大きい宮ケ瀬ダムと流入流量は多いが貯水容量の少ない相模ダムと城山ダムを導水路でつないで統合運用しています。(外部サイト 「かながわの水がめ 総合運用のしくみ」)そんな神奈川のダムツーリングお勧めルートは

→国道20号(甲州街道)→相模ダム
→県道517号(相模ダム天端を渡る)→国道412号→あいかわ公園駐車場
→徒歩→石古屋堰堤→徒歩→宮ケ瀬ダム
→国道412号→国道246号で帰途

です。ツーリング要素をもう少し入れたいのですが…相模ダムも宮ケ瀬ダムも結構な大場所なので実質2カ所にしました。新旧ダムの違いをじっくり味わってください。

相模ダム

相模ダム上流から堤体と変電所を望む
クリックして相模ダムの記事を読めます

相模ダムは中規模の重力式コンクリートダムで相模発電所が併設されています。古いダムで戦前戦後の神奈川県地方で急増する水道水と電力供給を目的に建設されました。ダムツーリングの重要な目的(私の勝手な)に時代背景を知ることがあります。

その点で相模ダムは戦前戦後の時代事情を反映して、はっきり言うと黒い歴史の上に建設されています。現在の日本本土の労働者だけではなく朝鮮半島から労働者として渡ってきた人々の過酷な労働環境、ダム建設に関わる立ち退きに関する軍の関与など…。

現在の相模湖はボート競技のメッカでそんな暗さは感じさせません。また相模湖畔の観光地も平成どころか昭和の香りが残る雰囲気で管理人には好ましいものです。ただ、湖畔の観光地とダムは離れているので一旦観光地に寄って散策してからダムに向かうのがお勧めです。食事はここか、宮ケ瀬ダムのダムカレーか迷うところです。

石古屋堰堤

石小屋ダム全景(2020年8月)
クリックして石小屋堰堤の記事を読めます

県立あいかわ公園に入場してしばらく川向きに歩くとまず石小屋堰堤が見えてきます。正式名称は宮ケ瀬副ダムで宮ケ瀬ダムの放流を調整しまた減勢工を兼ねた重力式コンクリートダムです。

私は敢えて石小屋堰堤と呼びたいのです。そもそもこの地域、渓流が神奈川県内でも有名な観光地で…クリックして記事を読むか、現地で石碑を見てください。なんか暗いエピソードが多いなあ。

宮ケ瀬ダム

宮ヶ瀬ダムと愛川第1発電所(2020年8月)
クリックして宮ケ瀬ダムの記事を読めます

宮ケ瀬ダムは日本でも有数の高さを誇る重力式コンクリートダムです。相模ダムと対照的に2000年に竣工した新しいダムです。共通点は、住んでいる場所が湖底に沈む人々の猛烈な反対です。流石に1970年を過ぎてからの計画だったので自衛隊が…などということはありませんでしたが、計画公表から着工まで20年反対の強さとどうしても建設せねばと考える行政の長い交渉があったのです。

石小屋堰堤の石小屋渓谷のように宮ケ瀬渓谷もあったのですが…勿論ダムの湖底に沈んでいるのでしょう。

大変な事情を抱えつつも建設された宮ケ瀬ダムは非常に見所が多く開かれたダムです。特に建設時にコンクリートを運んだインクラインが現在ダム天端往復の手段(ただし有料)として運用されているのが見所です。また重力式コンクリートダムとしては珍しくクレストゲートは自然越流式になっており天端の下に流路が通っている構造も見どころです。天端から見る、下流の風景も絶景。ただし大ダムだけに歩いて移動を続けると…他のところに行く体力はなくなるかもしれません。

帰途は国道412号から国道246号に出て東京へというのが一般的です。渋滞を避けるには東名を使うと良いと思います。ただ東京ー神奈川という地理的な点からツーリングで楽しく走るのが八王子以西の甲州街道と相模ダム→あいかわ公園の経路で少し短いかも。

東京発 関東のダムツーリング おすすめルート(東京編)

この記事で紹介するダムツーリングは安全にダムとツーリングを両方楽しむことを主眼に置いています。ダムをひたすら周るのも面白いですが、せっかくのツーリング両方楽しみたいものです。東京発なのは管理人が東京在住なので実際に走ったルートを紹介するためです。首都圏からならどこからでも楽しめると思います。

東京のダムといえば小河内ダム

最初に紹介するのは東京のダムを目標にする経路。東京で「ダム」といえば小河内ダムです。小河内ダムを組み入れたルートのお勧めは

→国道411号(青梅街道)→「白丸調整池ダム」
→国道411号(青梅街道)→「小河内ダム」
→国道411号(青梅街道)→国道139号→「道の駅 こすげ」
→国道139号→「深城ダム」
→国道139号→国道20号 帰途へ

です。

白丸調整池ダム

白丸調整池ダムは国道411号沿いで見落とすことはないと思いますが、ナビで小河内ダムを目的地にすると都道45号経由になることが多く、こちらを通ると行き過ぎてしまうので注意してください。

白丸調整池ダムは比較的小さなダムですが東京都交通局が管轄し多摩川第三発電所で発電する水を送水しています。このダムで発電された電力で東京メトロが走っている…と思いながら見学するのが一興です。体力があれば多摩川の渓流沿いの遊歩道を散策できます。

白丸調整池ダムの堤体(2020年11月)
クリックすると白丸調整池ダムの記事を読めます

小河内ダム

そして、小河内ダム。東京の水がめ(現在では東京西部地方の水がめ)として建設され、東京発のツーリングの定番目的地です。小河内ダムの見どころは非常用洪水吐と重力式コンクリートダムには珍しいゲートが目立たない堤体です。重力式コンクリートダムには洪水吐のゲートが堤体中央上部に設置されるのが一般的ですが小河内ダムにはそれがなく下流側の堤体は平らなコンクリートの壁です。ダム直下には発電所がありますが、ここには2基の発電機が設置されています。ダムからの導水と発電所からの放流も2経路になっている点も見どころ。

小河内ダム天端から多摩川第一発電所(2021年6月)
クリックすると小河内ダムの記事を読めます

昼食は小河内ダムの奥多摩水と緑のふれあい館で食べるのも良いですが、国道139号の「道の駅 こすげ」がお勧め。この道の駅「ヤマメ」推しなのですがそれもそのはず小菅村は日本で初めてヤマメの人工繁殖に成功した地なのです!時間がある方や宿泊する方には温泉もあります。

深城ダム

都心への帰路はダムツーリングなので国道139号を経由して深城ダムに寄りましょう。深城ダムは上日川ダムー葛野川ダムで構成される揚水式発電所の下流にあるダムです。このダムの見どころは国道139号沿いに下流に進むとダム堤体と減勢工が良く見えます。放流がある程度ある時期は階段状の減勢工下流を流れる水の音が素晴らしく良く聞こえます。見所じゃなくて聞きどころか?なお、東京編と書いたものの深城ダムの所在地は山梨県で深城ダムは山梨県営です。

深城ダムの常用洪水吐と減勢工
クリックすると深城ダムの記事を読めます

帰路は国道20号(甲州街道)にでてそのまま都心に向かうのが常道です。が、頻繁に渋滞するので中央自動車道を使う手もあります。(こちらも渋滞しますが…)

この経路で、十分日帰りツーリングが可能です。

次は神奈川県編。

房総半島へ小旅行3ーマザー牧場の風景

マザー牧場の牛舎(入口注意)

マザー牧場の牛舎(2021年6月)
マザー牧場の牛舎(2021年6月)

マザー牧場のある千葉県道93号線を富津市街地から鹿野山方面に北上(実際には北東)すると左手側に牛舎と牧草地が見えて、「あれがマザー牧場」と分かります。が、牧場の入場は右手の山側に上ったところに駐車場がありそこから入場することになります。牧草を食む牛と牛舎の風景に気を取られて入口を見落とさないように気を付けてください。

この牧草地は県道93号線から良く見えるのですが、逆に言えば93号を通行する自動車やバイクも良く見えます。牧場側から見ていると特にバイクツーリングの人はこちらを向いているのがよく分かります。気持ちは分かりますが、よそ見注意で安全運転お願いします。

ペチュニアー桃色吐息の美しい風景

ペチュニアー桃色吐息(2021年6月)
ペチュニアー桃色吐息(2021年6月)

マザー牧場内に花の谷と名付けれらてピンク色に染まった一角があります。近づいて見てみるとペチュニアの花です。作業している方に聞いてみると「桃色吐息」という品種だそうです。マザー牧場はこのピンクが美しい花の植生を宇理にしているのは帰宅してから色々調べて知りました。

人工的すぎて派手すぎるとみるか整えられたピンクの斜面を美しいとみるかは感性しだいです。ただ、このペチュニア、種をばらまけばこんなに綺麗になるわけではなく一株一株、植えつけられたものです。その丹精は間違いなく頭が下がるものです。

牧場ですもの、牛優先

牛横断注意の標識(2021年6月)
マザー牧場の牛舎(2021年6月)

インドには野良牛がいて神聖視されている牛は道路でも優先だという話を聞いたことがあります。牧場ですから勿論野良牛はいませんが、牛が通るときは優先なのは当然のように思います。牛横断注意って表現が柔らかくなっているのは、「客より牛を優先するのかーっ!」て怒り出すモンスター客対策のためか?

この後、遅くならないようにマザー牧場を後にして東京に帰りました。アクアラインの渋滞が気になりましたが14:00過ぎの通過だったのでほぼ渋滞はなく順調に帰宅できました。ただ、東京・横浜側で既に少し渋滞が始まっていて、あと1時間出るのが遅かったら到着が2時間後になったかもしれません。最近のアクアラインの渋滞は何とかならないものでしょうか。

次回から下久保ダムツーリングです。

房総半島へ小旅行3ーマザー牧場の動物たち

マザー牧場は内房の観光名所の一つです

バリカンの跡が残る羊(2021年6月)
バリカンの跡が残る羊(2021年6月)

マザー牧場は房総半島の内房地方では有名な観光地の一つです。内房の海岸沿いから県道93号線を鹿野山に向けて走るとすぐ鹿野山の手前に位置しています。東京からも渋滞がなければ1時間30分程度で到着できます。

飼育されているのは「牧場」の名の通り羊、ヤギ、牛、馬、豚など典型的な家畜を中心にマーラなどの小動物も飼育されています。上の写真は毛を刈られたばかりでバリカン後の残る羊です。羊の毛刈ショーと題してそのままのショーが開催されていたので出演直後の姿かもしれません。

ヤギは唐突に橋を渡る

突如橋を渡るヤギ(2021年6月)
突如橋を渡るヤギ(2021年6月)

園内にはヤギもいますが、ヤギがいるところには必ず細めの橋が架かっていました。自然では天敵を避けるために断崖絶壁に住んでいることがありますが、その野生の血が騒ぐのでしょうか?むしろ積極的に細くて高いところをうろうろしているようにも見えました。(こちらに動画もあります。)

牛は橋はわたりません

駐車場の前の牛(2021年6月)
駐車場の前の牛(2021年6月)

上のヤギの柄に似た牛です。柄は似ていますが大きさは全く異なり、500kgを超えるそうです。何食べてそんなに大きくなったんだって、そりゃあ牧草です。写真では放牧中に草を食べている様子を撮影していますが、実際には餌のほとんどはホールクロップサイレージ(Whole Crop Silage)と呼ばれる穀物の全草をサイレージ(嫌気的に保存して乳酸発酵させたもの)が主体のようです。

政策の一環である作物転換の一環で補助金も出て、千葉県でも栽培に取り組んでいる農家があるようです。マザー牧場の牛が食べているのが千葉県産かどうかは…確認することが出来ませんでした。ちなみにWCSは単なる麦わらに比べて手がかかっている分、牛が良く食べ、肥育が良く、健康に育つメリットがあるそうです。畜産技術もどんどん進んでいるようです。

次回はもう少しマザー牧場。

房総半島へ小旅行2ー宿からの風景など

晴れていれば多分絶景

内房の宿泊場所からの風景(2021年6月)
内房の宿泊場所からの風景(2021年6月)

この日は雨こそ降らなかったものの残念ながら雲が多い日でした。宿泊場所から横須賀方面を見ると…晴れていれば富士山がバックに見えるはずですが雲隠れしていました。それでも日が落ちてきて夕焼けの時間帯になると空の色が素晴らしくしばし風景を堪能しました。この写真の右側に見えているビル群が横浜で手前に見えている岬が富津岬です。

地元のスーパーが意外とよかった

房総半島小旅行で食べたコハダ(ナカズミ)(2021年6月)
房総半島小旅行で食べたコハダ(ナカズミ)(2021年6月)

晩御飯は自分たちで準備すべく近所の地元スーパーに買い出し。意外とこのスーパーが品ぞろえがよく、買ってきたのは「マアジ(刺身用)」「コハダ」「ナガラミ」「スミイカ」など。コハダは非常に安く大丈夫か?と思いつつ3枚におろして軽く塩をして食べると立派なコハダ…というかこのサイズだとナカズミといった方が良いかもの風味を楽しめました。これは美味しかった。

内房は船釣りのメッカです

富津沖に向かう釣り船(2021年6月)
富津沖に向かう釣り船(2021年6月)

次の朝起きてみるとちょうど釣り船が富津沖に出船したところでした。沖向きに大都会横浜が見えているのも少し不思議な風景です。写真右側に写り込んでいるのは第一海堡。その昔、大砲を据えて東京湾の守りの一翼を担っていたことはこの回で紹介しました。

次回はマザー牧場へ。

房総半島へ小旅行

少し遅くなったお昼は…

保田漁港ばんやの様子(2021年6月)
保田漁港ばんやの様子(2021年6月)

東京を9:30に出てアクアライン経由で房総半島に向かうものの…首都高湾岸線のアクアライン入り口まで大渋滞。アクアラインに入るまでに2時間弱かかりました。アクアライン通過で30分。そのあとは館山道を順調に走って最初の目的地、保田漁港ばんやに到着。お昼はここで…と思ったのですが待ちが30組弱。どれだけ待つかわからないので、次なる目的地猟師工房のジビエバーガーを期待して鴨川方面に移動。

ジビエバーガーはなくなっていた

ジビエバーガー終了のお知らせ(2021年6月)
ジビエバーガー終了のお知らせ(2021年6月)

なんと、猟師工房の脇で営業されていたバーガー屋さんはすでに撤退してしまったとのこと。コロナで客足が途絶えたのが痛手だったそうです。何年か前に初めて寄った時から「いつかは食べよう」と思っていたのに残念。目についたものはその場で食べておかないとだめですね。ジビエうどんを出したもらったのですが3人に2人前しかなかったので同行のお二人に譲って店内を色々撮影させてもらいました。

この後、御二人が念のため持参していた惣菜パンを頂いてお昼ご飯にしました。

あちこちからコレクション

猟師工房の店内?(2021年6月)
猟師工房の店内?(2021年6月)

イノシシはまあいいとして「埼玉県」と「CANADA」ってどういうこと。肝心の千葉県の標識は…どこかにあると思うのですが…。イノシシの下は薬莢を収めたベルトです。ちなみに前回紹介したように猟師工房で販売されているジビエはすべて罠猟で狩猟されたものです。矛盾しまくっているのですがまあそのワチャワチャした感じもここの魅力です。

次回は宿泊する宿へ。

NC750S前後タイヤ交換

オーダーをミスする

NC'50Sフロントタイヤ(2021年5月)
NC750Sフロントタイヤ(2021年5月)

走行距離15000kmを超える辺りでそろそろフロントタイヤ交換と思っていました。そこでオイル交換のタイミングでタイヤ交換を予定。前だけにして費用を抑えるか、前後一緒に別のタイヤにして乗り味の違いを体感してみるか。前者ならBridgestone BATTLAX SPORT TOURING、後者ならDunlop ROAD SMARTかなどWEBで検討。今回は費用を抑え、前者にしようと決めてWEBを見ながらショップに電話。

「こんにちわー、フロントタイヤ交換したいんですけどー。」
「今何はいてます?」
「ああダンロップです。」
「じゃ入れときます。」

のようなやり取りで予約。週末に交換を控えたある日…あれ?この前ダンロップって言わなかったか?今はいてるのBridgestoneだよね。と気づき、メールで確認するとやっぱりダンロップって言ってた。わざわざ返品してもらうのもどうかなので一緒に後ろも変えることにしました。それから入荷までにショップの休みや雨とかで延び延びになって結局下久保ダムの帰りに交換することになりました。

DUNLOP ROAD SMARTⅢに交換

Dunlop RoadSmartⅢ(2021年5月)
Dunlop RoadSmartⅢ(2021年5月)

ハイグリップタイヤだとBRIDGESTONEの方が良いと思うけど、ツーリングメタイヤならDUNLOPも悪くないと思うよー。それよりフロントがこれだけ減ってるとタイヤの差より鮮度の違いの方が大きいよねとのショップコメント。上の交換前の写真だとまだ溝が残っているように見えますが、実際にはほとんど段差がなくなっていました。管理人の腕は別にしても思いがけない場所でずるッ!ってなることもあったので新しいタイヤに期待です。

タイヤ交換中

NC750Sタイヤ交換中(2021年5月)
NC750Sタイヤ交換中(2021年5月)

こうやって見るとチェーンも錆が浮いてきています。駐輪場のコンディションが良くないので車体下の方の金属部品は錆がちです。特にチェーンは錆が一旦浮いてしまうとメインスタンドがないのでちゃんと手入れするのが難しいです。そのためにスタンド付けるのももったいないので結局オイル交換の際にショップがサービスでやってくれてます。感謝。

タイヤ交換の費用は…もっと安いところはあります。タイヤ自体の値引きは少ないですし、規定工賃が決まっていますから。でもブレーキ周りの鉄粉除去、チェーンの注油、細かい洗車サービスなどなど工賃メニューに必ずしも含まれない作業の中でバイクへの愛を見てしまうとリーズナブルな価格だと本当に思いました。ひょっとすると愛犬、愛猫を動物病院で見てもらっている気分ってこんな感じかも。

ちなみに新しいタイヤでまだどこにも行けていません。しかし帰宅の道のりだけでも交換前は接地感が薄い割にノイズはがっちり拾っていましたが、接地感とロードノイズのバランスがとてもよくなったことは分かりました。

タイヤ慣らしも兼ねてどこか出かけたいのですが雨の日が続き恨めし顔で空を仰ぐ日が続いています。タイヤ交換後最初のツーリングはどこにするか?お預け状態の下久保ダム、冬場は行くことが難しい利根川上流域、新しいタイヤをのんびり慣らしやすい房総方面か迷ってます。

というか晴れろ晴れろ晴れろーっ!

次回から房総に小旅行に行った写真など。

下久保ダムに向かうツーリング3 – 下久保ダムの堤体を望んで…

下久保ダムに到着…できず

下久保ダムを下流側から望む(2021年5月)
下久保ダムを下流側から望む(2021年5月)

山波石峡から国道まで引き返して下久保ダムに向かいますが…時間切れになってしまいました。この日は都内のバイクショップでタイヤ交換を予定していたのでそろそろ引き返さなければなりません。途中の下久保ダムが良く見える場所でダム堤体を撮影。ダム堤体の左端に珍しい「角」が見えています。この角の向こう側の辺が山波石峡から見えていたことになります。

後から調べると山波石峡から引き返す必要はなく更に進むとダム堤体の下流側に出られた模様。余計な回り道で残念なことになってしまいました。下久保ダムが大場所であることはよくわかったので再訪を心に決めて引き返します。

道の駅 上州おこしの廃校跡

道の駅上州おこしの廃校跡(2021年5月)
道の駅上州おこしの廃校跡(2021年5月)

山波石峡を結構歩いたのでのどが渇きました。暑くなってくる時期脱水症状には気を遣います。道の駅上州おこしによって水分補給とトイレ休憩。この道の駅は小学校の廃校跡に作られており建物の一部は残されています。確かに小学校っぽい建物で左端に「職員室」って書いているのが雰囲気があります。

そういえば房総半島の猟師工房も小学校の廃校跡に出来ています。少子化+過疎化のせいで全国で小学校の廃校が増えているのだと思います。廃校跡が活用されるのは良いことですが、根本的に子供が少なくなるのは寂しいですね。

上州の麦(2021年5月)
上州の麦(2021年5月)

下久保ダムへの道々、国道17号線や国道462号線の周りは麦畑が収穫の時期を迎えていました。埼玉県から群馬県にかけてのこの地域は麦の栽培が盛んなようです。埼玉県でははだか麦、六条大麦、二条大麦、小麦が栽培されているそうですが…作付面積から見るとこの写真は小麦?麦に詳しい人教えてください。

この後は関越自動車道で東京まで戻り、バイクショップへ。次回はタイヤ交換の様子を掲載予定です。

下久保ダムに向かうツーリング2 – 三波石峡の風景2

銘石がゴロゴロと…

三波石の写真(2021年5月)
三波石の写真(2021年5月)

山波石峡の名前の下になった山波石。石に白い縞模様が細かく入るのが特徴とのことです。赤や緑、白などの色は含有している鉱物によって違い、全体的には緑が多いようです。なお岩として生成したのはジュラ紀末~白亜紀初頭…と言っても…1億5000万年前位だそうです。その頃はまだ地表には出ていなかったことでしょう。

渓流は復活したものらしい

山波石峡の流れ(2021年5月)
山波石峡の流れ(2021年5月)

山波石峡を流れる山波川の水が少なく岩に苔が付いていたと先日書きましたが、流れているだけ良くてダム竣功直後は流れが途切れていたこともあるそうです。今ではそうならないよう最低限度の放流が実施されるとともに、持ち去られていた山波石の一部が有志によって戻されて以前の風景を取り戻しつつあるようです。ダムを見に行くツーリングで枯れた川や水量が少ない様子を見るのは複雑な心境です。

山波石は持ち出しが禁止されているので

山波石の石積み(2021年5月)
山波石の石積み(2021年5月)

山波石峡は全体が天然記念物で石の持ち出しは違法です。なのでこんなお遊びで石を楽しみましょう。なお、積んだのは私ではありません。下と奥の緑の石に白い筋が細かく入っていて山波石の特徴が良く分かります。色違いの石や全く性質が異なる石も混じっていて石を見るだけでこれだけ楽しめるとは思いませんでした。(地質学とかはあまり興味が…ないのですが楽しめます。)

これで山波石峡を後にして下久保ダムに向かいますが…。次回お楽しみに。

下久保ダムに向かうツーリング2 – 三波石峡の風景

下久保ダムを下流から望もうと…

三波峡へ続く道(2021年5月)
三波石峡へ続く道(2021年5月)

下久保ダムをまずは下流側から見てみようと思い、三波石峡方面へ進みます。舗装はされていますがやや状態が悪く、狭いところもありました。とりあえずNC750Sと記念撮影。ただ堤体は見えているもののゲートや機械室などのダム要素が全く見えず変だなーと思いましたが…これは下調べ不足。後から事情が分かりました。

三波石峡の風景

三波石峡の駐車場にNC750Sを停めて、石峡の遊歩道を歩いてみます。遊歩道に入ってすぐの所に橋が架かっており、そこから上流側を撮影したのが下の写真。どう見てもダムというよりは刑務所の壁のように見えます。渓流の風景は綺麗でしたが若干流量不足か石には苔がついていました。

下久保ダムを三波石峡から望む(2021年5月)
三波峡へ続く道(2021年5月)

三波石峡の天然記念物指定記念碑

三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)
三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)

遊歩道の入り口、橋の手前には天然記念物指定を記念した碑があります。記念碑に「採石植物採取をしてはならない」「紙くづ等を散らし美観を傷つけてはならない」って書いているのも珍しい様な気がします。石碑の下部には三波石峡の様子が彫られています。この石峡では特徴的な石には一つ一つ名前が付けられており48あるとされています。この碑に彫られている渓流の様子はこの48の石石をそれぞれ表しているようです。

次回はもう少し三波石峡。

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