マザー牧場は内房の観光名所の一つです

バリカンの跡が残る羊(2021年6月)
バリカンの跡が残る羊(2021年6月)

マザー牧場は房総半島の内房地方では有名な観光地の一つです。内房の海岸沿いから県道93号線を鹿野山に向けて走るとすぐ鹿野山の手前に位置しています。東京からも渋滞がなければ1時間30分程度で到着できます。

飼育されているのは「牧場」の名の通り羊、ヤギ、牛、馬、豚など典型的な家畜を中心にマーラなどの小動物も飼育されています。上の写真は毛を刈られたばかりでバリカン後の残る羊です。羊の毛刈ショーと題してそのままのショーが開催されていたので出演直後の姿かもしれません。

ヤギは唐突に橋を渡る

突如橋を渡るヤギ(2021年6月)
突如橋を渡るヤギ(2021年6月)

園内にはヤギもいますが、ヤギがいるところには必ず細めの橋が架かっていました。自然では天敵を避けるために断崖絶壁に住んでいることがありますが、その野生の血が騒ぐのでしょうか?むしろ積極的に細くて高いところをうろうろしているようにも見えました。(こちらに動画もあります。)

牛は橋はわたりません

駐車場の前の牛(2021年6月)
駐車場の前の牛(2021年6月)

上のヤギの柄に似た牛です。柄は似ていますが大きさは全く異なり、500kgを超えるそうです。何食べてそんなに大きくなったんだって、そりゃあ牧草です。写真では放牧中に草を食べている様子を撮影していますが、実際には餌のほとんどはホールクロップサイレージ(Whole Crop Silage)と呼ばれる穀物の全草をサイレージ(嫌気的に保存して乳酸発酵させたもの)が主体のようです。

政策の一環である作物転換の一環で補助金も出て、千葉県でも栽培に取り組んでいる農家があるようです。マザー牧場の牛が食べているのが千葉県産かどうかは…確認することが出来ませんでした。ちなみにWCSは単なる麦わらに比べて手がかかっている分、牛が良く食べ、肥育が良く、健康に育つメリットがあるそうです。畜産技術もどんどん進んでいるようです。

次回はもう少しマザー牧場。