ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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ツーリングには行けなかった夏休み

管理人久々に海水浴など

今年の夏休みは実家に家族が勢ぞろいしたり、台風が来てどこにも行けなかったりツーリングに行かずに終わってしまいました。その中でも印象的なのは20年以上ぶりに海水浴に行ったこと…。

元々はそこそこ泳いだり潜ったり出来たのですが、立ち泳ぎしているだけで足が疲れてくる始末で体力の衰えを感じました。というわけで、近所で草木や動物の写真などを撮影。一部を紹介します。

近所の畑で咲いていた野菜の花です

オクラの花(2023年8月@高知)
オクラの花(2023年8月@高知)

高知県はオクラの生産量が多いですが、家庭菜園で自家用に栽培している方も多くいますそのうちの一本です。」

東京では珍しいハグロトンボ

ハグロトンボ(2023年8月@高知)
ハグロトンボ(2023年8月@高知)

昆虫のことは詳しくありません。ハグロトンボと思われるトンボです。東京では珍しいらしいですが、高知ではあちこちで飛んでました。

基本的に害虫の幼虫

セスジスズメの幼虫(2023年8月@高知)
セスジスズメの幼虫(2023年8月@高知)

セスジスズメという蛾の幼虫です。この蛾の成虫がどこかに停まっているときの羽は旅客機の後退翼に似ています。蛾の目はモスアイ構造というナノ構造になっていて光を反射せず夜行動したときに天敵から見つかりにくくなっているというのは有名です。(本当か?)

となりのトトロの皿

トトロ皿(2023年8月@高知)
トトロ皿(2023年8月@高知)

よく見るとこのトトロなりは映画に出てきた成獣?と思われますが、木の葉や実の大きさからみてかなり小さいです。

この花が何の花か分かったら花博士の称号を

落花生の花(2023年8月@高知)
落花生の花(2023年8月@高知)

差し上げたい。落花生の花です。すでにかなりの数が落花して地中で実が育っているようでした。この初秋に収穫できるといいなあ。(栽培は初めてです。)

そして夏休みが終わってしまった。

奥多摩ツーリング

小河内ダム+奥多摩湖は奥多摩ツーリングの定番

小河内ダムの湧水(管理人は飲みますが飲用可かどうかは不明)

奥多摩ー小河内ダム+奥多摩湖のツーリングは定番中の定番。そのまま直行するのも悪くはありませんが、ちょっと林道に寄ってみるのも楽しいです。

奥多摩の林道某所(2023年7月)
奥多摩の林道某所(2023年7月)

ニホンカワラトンボ@奥多摩

ニホンカワトンボの雄で無色翅型の成熟個体(2023年7月)
ニホンカワラトンボの雄で無色翅型の成熟個体(2023年7月)

林道の付近では昼なのにヒグラシが鳴いていました。またニホンカワトンボは近寄っても逃げず撮影に応じてくれました。

最近の小河内ダムは洪水調整を意識

小河内ダム堤体と洪水吐(2023年7月)
小河内ダム堤体と洪水吐(2023年7月)

「東京砂漠」と呼ばれた渇水があったころ小河内ダムは東京の主力の水がめでした。基本的に上水確保が優先され意図的に水位を下げることはなかったはずです。

翻って現在、東京都の水がめは利根川水系に移行し水不足が懸念される状況はかなり解消しています。逆に近年、水害の可能性が高くなったことから小河内ダムも多摩川の洪水調整を行う協定が結ばれています。

そのため、水位はこの時期高くても70%程度です。この位だと洪水吐前のテラスが見えています。

小河内ダムを右岸から(2023年7月)
小河内ダムを右岸から(2023年7月)
小河内ダムを右岸展望所から(2023年7月)
小河内ダムを右岸展望所から(2023年7月)

ちなみにこの展望台、春先は間近でニホンザルが観察できるスポットです。

また奥多摩ニホンザルが増えているのかこんな風景も(4月の左岸)。

ニホンザルの親子@奥多摩(2023年4月)

ちょっとブログ書くのが大変になってきたので編集方針変えました。それではまた次回!

かつうら海中展望塔ツーリング

前々から気になっていたかつうら海中展望塔

外房の国道128号は何度かツーリングで通過したことがあり、海岸沿いの素晴らしい風景を楽しんだことがありました。その中で気になりながら訪問することが出来ていなかったかつうら海中展望塔を目指してツーリングに出発。

アクアラインを渡って千葉県を外房に向かって東向きに走ります。最初に海が見えたのが一宮。

一宮海水浴場の砂浜の風景

一宮海水浴場の砂浜とNC750S(2023年2月)
一宮海水浴場の砂浜とNC750S(2023年2月)

冬にもかかわらずサーフィンを楽しんでいる人が多くいました。なお国道から海水浴場は少し入った場所にあり、国道沿いには道の駅兼駐車場のようなスペースがあります。そこには

芥川龍之介愛の碑(中央)と上田広文学碑(右)

芥川龍之介愛の碑と上田広文学碑(2023年2月)
芥川龍之介愛の碑と上田広文学碑(2023年2月)

がありました。芥川龍之介は知っていますが一宮海岸との関連は全く知らず、上田広は名前すら知りませんでした。芥川は周りの反対にあきらめざるを得なかった悲恋の痛手を癒すためこの一宮に滞在したとか。上田はこの土地出身の小説家で鉄道に関する著作が多かったそう。

海中展望塔

かつうら海中展望塔に向かう(2023年2月)
かつうら海中展望塔に向かう(2023年2月)

国道128号を南下し、鵜原付近で左折しかつうら海中展望塔に向かいます。千葉県立中央博物館 分館海の博物館に駐輪し、徒歩で海中展望塔に向かいます。写真の橋は行き止まりで右側にあるトンネルからアプローチします。

かつうら海中展望塔から八幡岬方面を望む

かつうら海中展望塔から八幡岬方面を望む(2023年2月)
かつうら海中展望塔から八幡岬方面を望む(2023年2月)

奥に見えているのが八幡岬でその中ほどに勝浦漁港が見えます。手前には遺構が残っていますがいけすや追い込み漁で使っていたとのことです。

こ、怖いっす。に、逃げるっス

洒落の利いたシマアジ(2023年2月)
洒落の利いたシマアジ(2023年2月)

海中展望塔内部には様々な展示がありますが、このポスターは思わず笑ってしまいました。残念ながら、人間を恐れて逃げてしまったのか展望塔からはシマアジは確認できませんでした。展望塔から見えた魚たちはこちらから

展望塔ならではの風景

メジナの群れ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
メジナの群れ@かつうら海中展望塔(2023年2月)

餌箱がおろされるとメジナが群がります。ここで釣りしたら釣れるだろーなー。

かつうら海中展望塔からみる海食崖

かつうら海中展望塔からみる海食崖(2023年2月)
かつうら海中展望塔からみる海食崖(2023年2月)

12万年前頃まで銚子が小さな島だったのは前回のツーリング記事で紹介しましたが、房総半島の南部は大きめの島でした。したがって年代的には屏風ヶ浦の海食崖と同じような年代の海食崖が勝浦でも見られているものと思います。

風景を堪能した後は鴨川まで南下し猟師工房でジビエ(鹿、猪)を購入して帰途につきます。このところ、キョンは取れていないようで在庫がほとんどありませんでした。

帰りもアクアライン経由ですが、渋滞が始まっていました。以前に比べるとトンネル内の誘導灯の効果か少し緩和しているようにも思えます。

今回のツーリング記事はこれでおしまい。

かつうら海中展望塔の魚たち

先日、ツーリングで訪ねたかつうら海中展望台の魚たちを紹介します。

メジナ

メジナ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
メジナ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

関西ではグレ、九州ではクロと呼ばれる磯釣りの好対象魚。味は個体差があるものの冬の海藻を多く食べて太った個体は「寒ぐれ」として好まれる。刺身、タタキ、焼き魚、煮つけなど様々に調理して美味。

また薄く出汁をひいた鍋に豆腐や野菜を入れて煮たてた上に切り身を入れて加熱しポン酢などで食べる水炊きは絶品。火が通ると崩れやすいので、煮立った鍋に入れて火が通ったらすぐに食べるのがコツ。

スズメダイ

スズメダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
スズメダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

スズメダイは磯釣りのエサ取りとして有名。そのままリリースされることが多いですが実はかなり美味。特に大きめの個体を刺身にすると旨味の乗ったもっちりとした味わいが楽しめます。尤も、大きめとは言え片身2~3切れしか取れませんが…。

また塩をして焼いたものも美味しく、九州ではアブッテカモとして喜ばれる。骨が多いですが香ばしく焼きあがった身が何とも美味。

ハコフグ

ハコフグ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
ハコフグ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

フグの名前がついていますが、筋肉(所謂「身」)には毒がなく食べられます。とはいえ少し特殊な体の構造をしていてあまり身は取れません。が白身が美味しい魚です。

身に毒はありませんが皮膚(所謂「皮」)から人間には毒性がなく、魚には毒性がある物質を出す特徴があります。この物質はいつも出しているわけではなくストレスがかかった時の避難用らしいです。(実際、他の魚とよく泳いでいます。)

クロダイ(チヌ)

クロダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
クロダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

関東でクロダイ、関西ではチヌの名前で呼ばれます。関東/関西で釣りの好対象魚。雑食で味はかなり個体差があります。きれいな海で取れた個体は概ね美味。刺身、焼き魚、ムニエルなど幅広い料理に向きます。

雑食と書きましたが、草食性があり海藻も食べますが、普通の野菜、例えばレタスなども食べることがあります。三浦半島ではスイカを使ったクロダイのポカン釣りというのもあり食性の幅広さが伺えます。(奥にいるのはハコフグ、毒は出していないのでしょう。)

アイゴホンソメワケメベラ

アイゴとホソワケメベラ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
アイゴとホソワケメベラ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

少し見にくいですが画面中央大きめの魚がアイゴです。この魚ヒレに毒があり指などを刺されると酷く痛みます。アイゴは内臓と血液に独特の臭いがありこれをうまく処理できれば非常に身質のよい魚です。刺身、焼き魚、煮つけなどで。流通することがないので、食べるのは釣り人の特権ですが、毒のあるヒレを処理し、キレイに血抜きして内臓を処理してという手間をかけてまで特権行使しようという人が少ないのが現実です。

食性は強い草食性でこのところあちこちの磯で増えてしまい磯の海藻がなくなってしまう「磯焼け」の原因魚ともされていますが、魚には罪はありません。

アイゴのえらに挟まっているのがホソワケメベラ。他の魚のえらや表皮をクリーニングして共存する特徴的な生態を持っています。(たべたことはありません。)

イシダイ(コウロウ)

イシダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
イシダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

高知県ではイシダイの事をコウロウと呼びます。この魚、貝やカニ、ヤドカリのような甲殻類を特に好んで食べるグルメです。なので口がものすごく硬くニッパーのようになっています。美味しいものを食べている魚は美味しいのが一般的ですがこのイシダイもその例に漏れません。美味しいです、というかかなりの高級魚です。

どう調理しても美味しいですが、皮をひいて少し炙り、刺身に合わせて食べるのは管理人のお気に入りです。またこの魚、小さくても意外と身が多く味も良いのが特徴です。見かけたら是非購入検討です。(お財布と相談してください。)

ブダイ(エガミ)

ブダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
ブダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

ブダイは高知県や関西ではエガミと言います。ブダイの由来は姿から武骨だから武鯛か?エガミは特徴的な歯をいがみ合っている様子に見立てての事でしょう。写真の個体は産卵後の為かやや元気がない様子で痩せています。

冬のブダイは伊豆地方では特に好まれちり鍋で食べるのがご当地流です。刺身も食べられなくはないですが水分が多く旨味に欠けます。管理人としても鍋にするのがお勧めです。食性は強い草食性で海藻を好んで食べます。美味しい海藻が多い時期と地域の個体は美味しいはずです。

タカノハダイ

タカノハダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
タカノハダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

タカノハダイは胴体のよこしまと尻尾の水玉模様が特徴的です。個体差がかなりありますが、ちゃんと血抜きして適切に調理されたものであれば身質は良く美味しいです。血液に癖があるのと鱗が非常に引きにくく、意外と歩留まりも良くないので好んで食べる人は少ないかもしれません。

釣り人にとっては寒い時期、水温が低く他の魚の活性が低い時に大きめのタカノハダイがかかるとそれなりの引きをするので「おっ!」と期待するのですが顔を見ると残念がられます。が、魚には罪はありません。

シラコダイ

シラコダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
シラコダイ@かつうら海中展望塔(2022年2月)

シラコダイは如何にも熱帯魚風な見た目で食べられるのか?と思うかもしれませんが食べられます。また個体によってはかなり美味しいです。かなり締まった身質で刺身で食べるのが良いと思います。

以上、かつうら海中展望塔で撮影した魚たちでした。なお、このほかにもブリニザダイキュウセンなどの姿が見えていました。

2023年最初のツーリング(銚子屏風ヶ浦)

東関道を終点まで行くと

男体山の屏風岩を調べていると屏風〇〇と呼ばれる地名やものが割と多いことに気づきこの日は銚子市の屏風ヶ浦を目指します。

東関道の終点は潮来ICです。難読地名ですが昭和の歌謡曲のタイトルになって有名。「潮来の伊太郎〜♪」です。「いたこ」。さらに東進すると鹿島があります。まずは鹿島神宮を目指して走ると神宮橋の鳥居が見えてきて盛り上がってきます。

このあたりでハーレーの集団と出会います。どうやら鹿島神宮を目指している模様。ついていくと神宮手前で止まってしまいましたが、私は追い越して参道を神宮方面へ。現れたのが私営の有料駐車場に呼び込み誘導する人々…。神宮の参道で多くの参拝客を迎えて商売をするのが一般的で皆さんも生計を立てるためとはいえ何か興醒め。駐車スペースを参道から少し離して参道は徒歩でアプローチできるようにした方が…と思いつつ鹿島から銚子方面へ。

屏風ヶ浦経由、犬吠埼灯台のはずが…

気づくと犬吠埼灯台を行きすぎていました。犬吠埼灯台は一度行ったことがありますが九十九里側からだったのを忘れていました。灯台も行きたかったのですが今回は屏風ヶ浦を優先して記念撮影だけ。

犬吠埼灯台とNC750S(2023年1月)
犬吠埼灯台とNC750S(2023年1月)

写真の右側に海岸に降りる階段が見えていますが、これを下っていくと灯台まで繋がる遊歩道があり灯台まで徒歩で散歩できます。結構人気のようで撮影中にも数人の方が登ってきたり降りて行ったりしていました。

屏風ヶ浦到着

屏風ヶ浦とNC750S(2023年1月)
屏風ヶ浦とNC750S(2023年1月)

屏風ヶ浦に到着です。海岸の入り口に千葉科学大学があります。ここの学生は夏は泳ぎ放題だなとか思いつつ駐車場にNC750Sを停めて撮影。特徴的な海食崖がよく見えます。

銚子は富士山可視のほぼ東端

富士山可視東端の記念碑(2023年1月)
富士山可視東端の記念碑(2023年1月)

銚子は富士山が見えるほぼ東端だそうで、伊能忠敬が観測したという記念碑が立っています。この碑のちょうど向こうが富士山方向のようですが、この日は…残念ながら見えませんでした。

東側で一番遠いのは福島県の山の上らしく、数年前に実際に撮影まで出来た一番遠く福島県内の地点が更新されたというのがニュースになっていたような記憶があります。

昔、銚子は島だった…らしい

各年代の火山灰が堆積して出来た地層(2023年1月)
各年代の火山灰が堆積して出来た地層(2023年1月)

屏風ヶ浦の名前の由来とも言える海食崖です。現地の案内板によると古代地層が押し上げられた上にある銚子は12万年前頃まで周りは海で島だったとか。なのでこの海食崖も海中で堆積したものではなく地上で火山灰が堆積したものでしょう。

上の赤がかっている部分が有名な関東ローム層。写真中心辺りの白い部分が220万年前ごろの地層。この地層はあまり硬くないので海食の影響で一年に1mも後退していたそうですが、現在では防波堤で保護されています。(そのためかも知れませんが下の方には雑草が見えます)

銚子マリーナ海水浴場

銚子マリーナ海水浴場から刑部岬方面を望む(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場から刑部岬方面を望む(2023年1月)

現在、屏風ヶ浦の海食崖は防波堤で保護されていますが、その防波堤上が散策道になっています。そしてその海側は海水浴場として整備されています。(おそらく)人工海水浴場ですが、海食崖+防波堤(散策道)+人工砂浜が上手く調和して人工感を感じさせない良い風景です。写真で見えているのは九十九里浜の東端と言える刑部岬です。雲がなければ富士山も…。

いい風景だー

銚子マリーナ海水浴場の様子(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場の様子(2023年1月)

海水浴場ではSUPボードを楽しんでいる人がいました。風車、SUPボード、青鷺の砂浜です。このサイトならアオサギが「あーワシもやってみたいなーSUPボード…」と言っていそうな雰囲気です?

海食崖の遠景

屏風ヶ浦の海食崖(2023年1月)
屏風ヶ浦の海食崖(2023年1月)

海水浴場には突堤が突き出していてそこから海食崖をやや遠くから観察することが出来ます。堤防の上、散策道を歩いている人の大きさと比べると海食崖の規模がよく分かると思います。

この突堤、砂浜の砂流出を防ぐ意味で作られていると思うのですが、海食崖の観察にも一役買っています。よく出来ているぞ、銚子マリーナ海水浴場!

そして帰途に

銚子マリーナ海水浴場全景とNC750S(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場全景とNC750S(2023年1月)

青空、青い海、海食崖、浜辺に映り込んだ青空、アオサギなど素晴らしい風景・風物を楽しんで帰途につきます。鴨川まで南下して猟師工房でジビエを…と思っていましたが少し時間がタイトになってきたので東金から千葉方面に向かい、京葉道路で都心方面へ。

渋滞が嫌いな管理人は京葉道路→環七がこれまで定番のルートでしたが、敢えて都心ルートで帰宅…意外と空いていて今後こちらが定番になりそうです。

次回は…また千葉方面へ。だって、山側寒いし。

房総半島へ小旅行3ーマザー牧場の動物たち

マザー牧場は内房の観光名所の一つです

バリカンの跡が残る羊(2021年6月)
バリカンの跡が残る羊(2021年6月)

マザー牧場は房総半島の内房地方では有名な観光地の一つです。内房の海岸沿いから県道93号線を鹿野山に向けて走るとすぐ鹿野山の手前に位置しています。東京からも渋滞がなければ1時間30分程度で到着できます。

飼育されているのは「牧場」の名の通り羊、ヤギ、牛、馬、豚など典型的な家畜を中心にマーラなどの小動物も飼育されています。上の写真は毛を刈られたばかりでバリカン後の残る羊です。羊の毛刈ショーと題してそのままのショーが開催されていたので出演直後の姿かもしれません。

ヤギは唐突に橋を渡る

突如橋を渡るヤギ(2021年6月)
突如橋を渡るヤギ(2021年6月)

園内にはヤギもいますが、ヤギがいるところには必ず細めの橋が架かっていました。自然では天敵を避けるために断崖絶壁に住んでいることがありますが、その野生の血が騒ぐのでしょうか?むしろ積極的に細くて高いところをうろうろしているようにも見えました。(こちらに動画もあります。)

牛は橋はわたりません

駐車場の前の牛(2021年6月)
駐車場の前の牛(2021年6月)

上のヤギの柄に似た牛です。柄は似ていますが大きさは全く異なり、500kgを超えるそうです。何食べてそんなに大きくなったんだって、そりゃあ牧草です。写真では放牧中に草を食べている様子を撮影していますが、実際には餌のほとんどはホールクロップサイレージ(Whole Crop Silage)と呼ばれる穀物の全草をサイレージ(嫌気的に保存して乳酸発酵させたもの)が主体のようです。

政策の一環である作物転換の一環で補助金も出て、千葉県でも栽培に取り組んでいる農家があるようです。マザー牧場の牛が食べているのが千葉県産かどうかは…確認することが出来ませんでした。ちなみにWCSは単なる麦わらに比べて手がかかっている分、牛が良く食べ、肥育が良く、健康に育つメリットがあるそうです。畜産技術もどんどん進んでいるようです。

次回はもう少しマザー牧場。

ご母堂は小林家(住宅)から嫁入りされたそう

ヤマザクラの道の上のお家は有形文化財

ヤマザクラの上のお家(2021年4月)
ヤマザクラの上のお家(2021年4月)

ヤマザクラとNC750Sを撮影していると反対側のお家のお父さんから声をかけられました。「家、文化財登録されてるからみていかない」とのお誘い。管理人こういうお誘いにめっぽう弱い。ハイハイハイっと坂を上ってお宅を撮影させてもらいました。特徴的なのが屋根。屋根裏を広くとっていてここでお蚕を育てていたそうです。

かつては斜面に桑畑が広がっていた

お家から上を見る(2021年4月)
お家から上を見る(2021年4月)

勿論、お蚕の話はすぐに分かったわけではなくお父さんが説明してくれました。建物のことやこの近所の昔からのことなど様々。いくつか挙げると
・お父さんは70年来ここに住んでいるが、日野で働いていた
・この近辺は田んぼは出来ないので麦を植えていた
・今、道路が通っているところも麦畑だった
・周りの斜面はお蚕の桑を植えていた(が今は切ってしまった)
・収入源はお蚕で八王子まで(馬で)運んで現金化していた
・上の写真の手前は馬小屋で馬と牛がいた
・周囲のヤマザクラは天然ではなくてお父さんが植えたもの
・冬場は30cm位雪が積もることもあるけど除雪がしっかりしているので生活には困らない
などなど。

極めつけは「お父さんのお母さんの実家はモノレールで登っていくので有名な小林家」とのことでした。

数十年前には周辺である程度の集落になっていたが、最近も一人なくなってしまった。と、寂しそう。実際、周囲には他に民家はあまりなくいわゆる限界集落の一つでもあるようです。しかし、春には山桜が美しく、秋には紅葉が素晴らしいこの豊かなロケーションは私から見ると羨ましくもあります。

豊かさと便利さの兼ね合いが近年間違っているのかもしれないと強く思いました。

セキレイもいました

檜原村のキセキレイ(2021年4月)
檜原村のキセキレイ(2021年4月)

話しているとキセキレイがやってきました。さほど珍しい鳥ではないようですが、都心では絶対に見ることが出来ない鳥です。すぐに飛んで行ってしまいましたけどね。

名残を惜しみつつ次の目的地に移動しようと準備していたら、お父さん家に入ってから追いかけてきたと思ったら板チョコ貰っちゃいました。話してもらった上に有難う。多いに手を振って、次の目的地に出発しました。

次回は入間白岩林道の様子を掲載します。

人生で初めて○○を食す

小型の鹿の仲間で台湾では高級食材

キョンのステーキ(2021年2月)
キョンのステーキ(2021年2月)

先日内房にツーリングに行った際のお土産に買ってきたジビエを夕食に頂きました。今回買ってきたのは「キョン」と「イノシシ」。イノシシは割とメジャーですがキョンは珍しいと思います。

そのお味は…身質がしっとりとして繊細な味の濃い鹿肉という感じでなかなか美味でした。但し、キョンは小型なので肉の単価が高いのが残念。

去年の今頃は…

伊豆大島に行っていたらしい(正確には次週)

伊豆大島の神崎大島とメジロ(2020年2月)
伊豆大島の神崎大島とメジロ(2020年2月)

最近の写真が在庫切れになってきたので去年の振り返り。去年のこの時期は写真で振り返ってみると伊豆大島でした。桜は寒咲大島、メジロがいるのがわかるでしょうか?

伊豆大島は釣行がメインで訪問していましたが、釣りに使えるレンタカーがなくなってしまって今後どうなることやらです。釣りはなくても都立大島公園椿園は最高です。椿専門サイト「写真の椿園」もおすすめです。

https://www.tsubaki-db.net/

管理人一緒なのは内緒?

今年最初の関東地方ツーリングー小河内ダム天端~展望広場の風景

東京都水道局の文字がはっきりと

小河内ダムのヘルメット(2021年1月)
小河内ダムのヘルメット(2021年1月)

国内の大規模なダムは国土交通省管轄のものが多いですが、小河内ダムは東京都水道局の管轄です。もともと東京都心部の水源として開発された経緯が今も残っています。小河内ダム天端には2つ建屋がありますが、右岸側は展望台ですが左岸側は一般の人立ち入り禁止でおそらくメンテナンス用の建物になっています。東京都水道局のヘルメットが並んでいるのが壮観ですが、時々横に並べているときもあったり見てみると面白いです。

水力発電機は2基

小河内ダム堤体と発電所(2021年1月)
小河内ダム堤体と発電所(2021年1月)

小河内ダムにある発電所は多摩川第一発電所(写真右下)で2基の発電機で19000kWの電力を発電します。2基なので変電・送電設備も2つあるのが見えています。

ヒヨドリさんこんにちは

小河内ダム近辺のヒヨドリ(2021年1月)
小河内ダム近辺のヒヨドリ(2021年1月)

冬場の小河内ダム近辺は実のなる木が少ないので小鳥の類は多くはないのですが、この日はヒヨドリに会いました。春は近いか?

次回はこのツーリングの最終回にします。

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