ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

月: 2020年2月

外房ソロツーリング(NC750Sで)

あまり天気の良くない土曜日でしたが、東京~千葉~大網白里~勝浦~鴨川~鹿野山~木更津~アクアライン~環七経由でソロツーリングに行ってきました。

冬の白里海岸
冬の白里海岸 風景は素晴らしいものの人気は少なく寂しい感じがしました。

この日は高速道路を使わず千葉経由で鴨川に向かうつもりでしたが、「大網白里」という初めて見る魅力的な地名に惹かれて白里海岸を第一目標にしました。白里海岸は風の強い、冷たい曇天にもかかわらず素晴らしい風景でした。

美しい貝殻@冬の白里海岸
美しい貝殻@冬の白里海岸 白里海岸で足元を見ると美しい貝殻がたくさん落ちていました。砂と貝殻(の破片)の混じった砂浜でした。

九十九里浜の雰囲気は管理人の育った高知県にある大岐の浜を思い出させました。貝殻交じりの砂の砂浜が見渡す限り広がっている風景を前に初めての白里海岸でしたがいくらか懐かしい気がしました。

冬の御宿町中央海水浴場
冬の御宿町中央海水浴場 九十九里浜一帯は日本でも有数のサーフスポットです

白里海岸から少し走って大原を過ぎて岩和田の岬を回ると御宿町中央海水浴場があります。駐車場から海まで数十秒という好ロケーションで、冬にもかかわらず多くのサーファーが楽しんでいました。風景も素晴らしく、これで晴れていたら最高のツーリングロードだと感じました。

鹿野山山頂から房総スカイライン方面を望む
鹿野山山頂から房総スカイライン方面を望むとあまり高くない山が折り重なる独特の風景を望めます。

御宿で15:00。そろそろ帰りの経路を考えないといけません。結局、鴨川まで南下しそこから久留里経由でアクアラインを使うことにしました。ほんの少しだけ余裕があったので鹿野山のワインディングに寄っていくことにしました。
鹿野山の下りは県道163号を通りました。ここはやや狭いもののワインディングが楽しい経路ですが昨年の台風被害以降2020年2月の段階でも路面が一部荒れていたり、路肩が崩れています。注意しながら下って、アクアライン~環七の経路で帰宅しました。

NC750S@冬の白里海岸
NC750S@冬の白里海岸 こうやって見るとキャスター角は確かに大きいのが分かります。

今日のNC750S インプレッション

東京から千葉の一般道はいつも渋滞しています。COVID-19の影響で人出が少なく少しは走りやすいかと思いましたが国道357号は渋滞。信号も多く燃費も25km/l程度でインプレッションどころではありません。
千葉を超えると渋滞は解消。やや住宅地が多いものの順調に走って白里海岸まで。NC750Sはカウルやウィンドスクリーンはついていないので砂や雨模様の時は若干ヘルメットのバイザーに気を使う必要があります。
白里海岸は海岸の直前に駐車場があります。国道からそこまでは舗装されていますが、オフシーズンの今頃は一部砂に埋もれているところもあります。そういったところではNC750Sの低重心はやや不利で オフローダーのように意図的に滑らせる形ではなく砂にタイヤを取られる感じがありました。管理人の経験不足ももちろんあります。
白里海岸以降は順調に走り鹿野山の展望公園へ。その後はアクアライン~環七経由で自宅についたころには平均燃費は30km/lを超えていました。この点はNC750Sの絶対的なアドバンテージですね。

ジェットフォイルで伊豆大島へ

3連休は伊豆大島へ釣りと都立大島公園の椿祭りを楽しみに行ってきました。

都立大島公園椿園

釣りの記事は写真がないので割愛。帰る日の午前中から午後にかけては都立大島公園椿園で写真を撮影しました。この椿園は恐らく世界でも最高レベルの椿園で非常に多くの種類の椿が咲き誇っていました。 それぞれの画像をクリックすると、「写真の椿園」の詳細ページをご覧いただけます。

交通手段は東京竹芝桟橋から東海汽船の運行するジェットフォイル(水中翼船)。途中館山に寄港して120分で大島岡田港に到着します。乗り心地は抜群で多少の波は感じない上に「早い」というのは何よりの魅力です。

  • ジェットフォイル アイランド愛
    ジェットフォイル アイランド愛 時速80kmで航行する米国Boeingが開発したジェットフォイルBoeing929です。愛はBoeing社製ですが同型の新しい船は川崎重工製です。
  • 東京湾のガントリークレーン
    竹芝桟橋を出るとガントリークレーンが見送ってくれます。(見送っているのではなく働いているのですが…)
  • 館山港と館山城
    今回乗船の便は館山港寄港。館山城が見えていました。
  • ジェットフォイルから洲崎灯台
    館山港を出てすぐ、ジェットフォイルから洲崎灯台を見たところ。

伊豆大島内の移動はレンタカーです。釣りをする場合には伊豆大島の場合「釣り専用車」をレンタルします。今回のレンタカーはスズキエブリーバン。

スズキ エブリーバン( 1999–2005 )

スズキ エブリーバン インプレッション

実用第一の軽バンですからインプレといっても…。今回の車はタイヤが新しく一度スタック経験のある場所も問題ありませんでした。尤もこれは車のインプレではありませんね。
第一印象はNA657ccのエンジンのパワー不足。マニュアルだと良いかもしれませんがAT仕様。大人三人乗って、Dレンジのままチョットした坂道に差し掛かるとアクセルをべた踏みしないと加速しません。全体的に「ゆっくり」な伊豆大島でも後ろに迷惑にならないよう少し気を遣いました。
実用には問題ありませんでしたので十分とするべきでしょう。

奥多摩へ単独ツーリング(NC750Sで)

暖かい土曜日は路面凍結の心配が少ないので奥多摩の小河内ダム+奥多摩湖に単独ツーリングに行ってきました。

奥多摩湖と小河内ダム
この時期は山の落葉樹は葉が落ち風景のいろどりは春までお預けです

写真の様に山は木の葉が落ちていろどりがありません。一方でだからこその楽しみが「アニマルウォッチング」。奥多摩は鹿やニホンザルが多いようですがそれでも木が茂っている時期は見つけるのは困難です。上の写真の2つの塔の奥側の右に山が開けているスペースがありますが、そこには…。

奥多摩湖のニホンザル
奥多摩湖のニホンザル

これだけ近ければ木の葉が茂っていても見えそうなものですが、そのような時期は山の上にも食べ物があって見やすいところにはいないのだろうと想像しました。

奥多摩湖の慰霊碑
奥多摩湖の慰霊碑

奥多摩湖と小河内ダムはその建設に際しては87名の方が犠牲になり、1000世帯近くの移転を伴ったそうです。 現在、安定した東京の水がめの一つであり四季の行楽地でもあることは 先人への感謝に堪えません。

小河内ダムー水道局の皆さん
小河内ダムは東京都水道局が管理しています。ヘルメットの「東京都水道局」の文字がその証明です。

本日のNC750Sインプレッション
久々の奥多摩湖で道を間違えました。往復とも奥多摩周遊道路を使うつもりでしたが往路で都道5号から国道411号経由で奥多摩湖まで。
帰りは奥多摩周遊道路経由。楽しいワインディングが続き、暖かいので凍結の心配はないとはいえ速度控えめ安全運転。 コーナリング のきっかけはカーブ前の減速が終わりブレーキをリリースして重心が後輪に戻るタイミングで良かったんだっけ?と考えながら走りました。反射神経で運転できるほど若くはありません。
コーナーで切れ込む特性がないのは何故だろうと色々調べていると全長(2215mm)がCB1300(2200mm)より長いことに気づきました。NC750xと共通設計なのでこのような設定なのでしょう。全長長くて低重心といえばクルーザーですから、確かに「切れ込む」特性ではないことは頷けます。

NC750Sと奥多摩湖近辺
言われてみればホイールベースが長いかも。エンジンの前傾を大きくしたのも一因か?

城ケ崎海岸へツーリング(NC750S)

最近の休日はスキーやワカサギ釣りに自動車や新幹線で行っていたので久々のNC750Sでのツーリング。行き先は迷った末に、小室山公園椿園でツバキ撮影が良いかと思い環八→東名→小田原厚木→135号経由で伊東まで行ってきました。
この時期、熱海-梅まつり、河津-河津桜まつりと伊豆半島の各所でイベントが多く小田原厚木道路→西湘バイパスの小田原側出口石橋ICは大渋滞。私は石橋ICの手前で降りて渋滞を回避。熱海から網代を過ぎて川奈・富戸辺りまで走ると道路わきで満開の河津桜を楽しめました。途中で気が変わり目的地を城ケ崎海岸に変更。

この時期の伊豆半島は河津さくらが満開です。というか、少し散り加減でした。

城ケ崎海岸は「海岸」の名前からはイメージしにくい、ごつごつとした岩でできた磯場が続く独特の地形です。遊泳には向きません。案内看板は城ケ崎海岸の中心近くにあるいがいが根駐車場に設置されたもので、この駐車場から海岸に出るには10分程度山道を歩きます。海岸に出ると視界が開け目の前に伊豆大島を見ることが出来ます。

城ケ崎海岸の案内看板。ジオパークの認定がされてから新しい看板が整備されました。
伊豆大島が見えていました が少しかすみ気味でした
  • 河津桜
    河津桜は伊豆半島の河津を産地として1月下旬から2月にかけて咲く極早咲きの桜です。ソメイヨシノに比べるとピンクが濃いのが特徴です。
  • 梅(城ケ崎にて)
    梅も満開でした。
  • 太郎冠者(城ケ崎にて)
    太郎冠者はツバキの中でもメジャーな品種で「侘助」と呼ばれる椿の元となった品種です。
  • ヤブツバキ(城ケ崎)
    海岸近くの林に自生しているヤブツバキが綺麗な花をつけていました。

また、この時期は太郎冠者やヤブツバキなどが満開で美しい花を咲かせていました。梅、(河津)桜、椿を同時に鑑賞できるのはこの時期の伊豆半島の楽しみです。

NC750S(城ケ崎)
NC750S エンジン・シート下燃料タンク・リアの足回りがほぼ同じ高さに配置されているのがよくわかります。

今日のNC750Sインプレッション
3週間程度間が空いて久々にエンジンを掛けるときは少々不安もあったものの順調にエンジンスタート。排気の触媒が暖まるまでアイドリングの回転数が高いのもいつも通りですが、寒さのせいかいつもより余計に回転数が高い時間が長い印象。
しばらく走っているうちに手が冷たくなってきてグリップヒーターをつけ忘れていることに気づきました。エンジンを切るたびにOffになる仕様ですが切った時の状態に戻すの方が便利じゃないかと思うところです。
城ケ崎まで片道150km程度で変な渋滞さえなければ給油なしで往復できます。燃費の良さはこういう便利さにもつながります。
湯河原から真鶴に抜けるには真鶴道路、国道135号、県道740号の代表的な3ルートがあります。往路は無難に国道135号、復路は県道740号を選びました。県道740号は適度なワインディングの楽しいルートです。前輪の挙動を邪魔しないことをテーマに自分のペースで走って前後に他車がいない時間帯が多く久々に楽しめました。
往復の燃費は31km/l程度でした。