奥多摩周遊道路の月夜見第一駐車場から道路側を見るとこんな感じです。多くのツーリングの人たちがコーナー通過中。いつ来ても本当に楽しんワインディングロードですが事故も少なくありません。
いわゆるバイクだけではなくて自転車の事故も多いです。本当に楽しい道なので安全運転で楽しみましょう。
ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します
奥多摩周遊道路の月夜見第一駐車場から道路側を見るとこんな感じです。多くのツーリングの人たちがコーナー通過中。いつ来ても本当に楽しんワインディングロードですが事故も少なくありません。
いわゆるバイクだけではなくて自転車の事故も多いです。本当に楽しい道なので安全運転で楽しみましょう。
青梅街道を小河内ダムを過ぎて奥多摩湖沿いに進むと浮橋がかけられていて、散策がてら奥多摩湖を歩いて渡ることが出来ます。この浮橋は留浦(とずら)浮橋と名付けられています。周りには駐車場やトイレもありちょうどよい休憩場所でもあります。今回のツーリングで初めてこの浮橋に寄った時の写真です。
浮橋から南側を見ると真っ青な空に雲が浮かんでいる長閑な風景。見えている山の向こうに小河内ダムがあります。また左手前の山すそに走っているのが青梅街道(国道411号)です。小河内ダムからだと左手に山、右手に奥多摩湖を見ながらのツーリングです。
浮橋から北を望むと山に囲まれた谷にかかった橋が見えます。この橋の谷を流れているのは多摩川支流の小袖川で、多摩川の本流はこの写真の左側に上流があります。紅葉にはまだ少し早いものの、十分に美しい風景。紅葉の時期は多分最高でしょう。(人も多きかもしれませんが。)
大菩薩ラインを柳沢峠から下ってくるとヨウシュヤマゴボウが目立っている場所がありました。枯れた草やススキの中で赤黒く身を付けている姿はなかなかのものです。ブドウのような房状になっていますがブドウの仲間ではなくナデシコ目ヤマゴボウ科だそうです。
ヨウシュヤマゴボウは全草に毒があるという説と完熟果には毒がないという説があります。もっとも食欲をそそるかどうかは感性次第というか…そそりません。
美しい紅葉も秋の色彩ですが、ヨウシュヤマゴボウのそれはそれは目立つ赤~赤紫色も秋の色彩といえるかもしれません。
奥多摩湖を抜けて大菩薩ラインを走っているとだんだんと紅葉した木が増えてきました。写真撮影をするために見通しの良い場所にNC750Sを停めてカメラを準備。右手の山の上に見える紅葉を撮影する前に、目の前のアジサイに気づきました。この時期にアジサイ?と思いましたが、葉を見ても花を見てもアジサイ(ヤマアジサイ)です。この木だけでなく少なくない数咲いていたので狂い咲きという訳ではないと思います。
ヤマアジサイは様々な栽培品種の原種となっています。山野草の中でさほど珍しいという訳ではありませんが、この時期に咲いているのは…不思議な気がします。よく観察すると同じアジサイでも葉が小さいものがありました。明らかに別の種類です。
葉が小ぶりで赤みがかった茎が見えているので野生のアマチャの一種と思われます。この写真の奥に大きな葉のヤマアジサイが見えています。アマチャは「花まつり(灌仏会)」で仏さまにかけるあのアマチャの原料です。チャと名前がつきますが茶ではなくアジサイ(Hydrangea)の一種です。
栽培されている花のように整ったものばかりではありませんが、虫食いがあったり葉が切れていたりしながらも花をつけている姿は可憐でもあり力強くもあります。ツーリングでは思わぬ出会いがあるものです。
昨日、大菩薩ライン近辺の写真をと書きましたが、この写真はだいぶ手前。奥多摩周遊道路に向かう日野原街道沿いで撮影したものです。日野原街道沿いは秋は紅葉が美しくツーリング時はよそ見注意です。川の名前も秋川、やはり秋の美しさを愛でてのことでしょう。春はあけぼの、秋はあきがわです。(枕草子は「秋は夕暮れ」)
紅葉がかなり進んでいる一方でススキの穂はまだ硬そうでした。日野原街道は奥多摩周遊道路に向かって登っていきますが、この写真を撮影したのはまだあまり登っていない場所(350m位)です。下の月夜見第一駐車場で撮影したススキに比べるとその差が分かります。月夜見第一駐車場は標高が900mを超えますので気温は3~4℃違います。これだけ違えば体感でも分かりますし、ススキはさらに敏感なのでしょう。
この前の週も全く同じ場所から撮影していますが、それに比べても明らかに季節は進んで秋が深まりつつある印象です。
東京から見ると青梅街道(国道411号)は東京都心から青梅までつながっている印象が強いですが終点は甲府です。青梅を抜けて奥多摩湖畔にいたりそこから更に山に向かって登っていき、甲府盆地に向けて下ります。奥多摩湖畔から大菩薩峠入り口までの上り下りの経路は「大菩薩ライン」と命名されています。
この大菩薩ライン、緩いカーブが続いたかと思うと突然ヘアピンカーブが登場するなどリズムの変化が楽しいワインディングで実際ツーリングの名所でもあります。奥多摩から山を登りきったところが柳沢峠です。上の一枚はその柳沢峠から富士山を望んだ風景です。普段から風景の良い場所ですが、空気が澄んでいるときでないとここから富士山を望むことはできません。この時は「最高」といっていいコンディションでした。
明日以降、大菩薩ライン近辺の秋の風景を掲載しようと思います。
都会から離れて奥多摩まで来ると自然が豊かさが感じられます。とはいえ、珍しい動植物が沢山あるかといえばそんなことはありません。上の写真は様々な山野草に囲まれて花を付けている「キツネノマゴ」。管理人は山野草に詳しいわけではありませんが、比較的ありふれたもののようです。名前が面白いですね。
花の周りには小さなアリが沢山いて、せっせと働いていました。管理人アリにも詳しいわけではありませんが、トビイロシワアリではないかと思われます。これも関東地方ではありふれた種類のようです。ツーリングに出かけるとありふれたものにも目がいくようになるのか、目に入ってくる色々なものを撮影しています。
キツネノマゴはシソ科の山野草ですが、以前紹介したナギナタコウジュもシソ科でした。それぞれの花の形は似ていますが、花の付き方が大きく違いますね。
奥多摩の秋は早いといっても紅葉にはまだまだです。とはいえ山桜は一部が紅葉、大部分が緑。紅葉が目立つように撮影した一枚です。奥多摩湖や小河内ダムの近辺は紅葉が有名ですが、春の桜(ソメイヨシノ、ヤマザクラなど)も美しいです。春は桜、夏は水面、秋は紅葉。冬はといえば…管理人の印象はニホンザル。このブログでも紹介しました。
都会から離れて田舎に来ると、本当に都会には何もないことに気づきます。木も花も虫も水も山も川も湖もそしてニホンザルも。そんなことを考えるのは管理人がそもそも田舎育ちであることが影響しているのかもしれません。管理人にとって週末のツーリングは息のつけるひと時です、少しでもその気分を共有できれば幸い。
奥多摩周遊道路の月夜見第二駐車場でNC750Sを撮影しました。紅葉はまだまだ始まったばかりで色づいた木がぽつぽつみられる程度でした。思い返せば今年の春から夏はコロナ騒ぎに紛れていましたけど、梅雨は長いし、夏が短い何か変な1年の前半でした。
コロナ騒ぎの間にもNC750Sでソロツーリングはあちこち行ってました。時期によっては奥多摩も「来るな」アピールが凄まじい時期がありました。でも、初夏辺りからは逆にお客さん大歓迎な雰囲気。皆さん生活が懸かっていますから長期の自粛なんて無理なのが当然ですね。
そういえば、夏休み期間の後半、キャンプ客の車がものすごく多くて普段閑散としている道路が渋滞して驚いたこともありました。そんな夏は終わって初秋です。
10月になると奥多摩周遊道路近辺はかなり秋の気配が濃くなってきます。まだ紅葉には早いとはいえ落葉が始まりますし、ススキの穂がきれいに出そろってきます。奥多摩周遊道路はいろいろな見どころがありますが、月夜見第二駐車場からの風景は代表的なものの一つです。小河内ダムの堤体(右上の直線状のコンクリート)、洪水吐(左上の5つの水色の門)が良く見えまた奥多摩湖を一望できます。
全く同じ場所でススキにピントを合わせて撮影したのがこの写真。ススキの穂も出始めの硬い穂ではなくだんだん種が飛び始めています。ここは管理人の好きな場所の一つです。
月夜見第二駐車場は奥多摩周遊道路で東京から向かう際の絶好の休憩所です。ただしトイレや自動販売機のような施設は一切ないので都民の森駐車場で済ませておくか、少し我慢して小河内ダム近辺まで降りる必要があります。
© 2024 ダムツーリング
Theme by Anders Noren — 上へ ↑