このページでは愛車ならではの左ハンドルとかメーターとかヘルメットホルダーとか、細か―いインプレッションをお届けします。NC750Sの全体的なインプレッションは下のページをご覧下さい。

ハンドル周り(左手)

NC750Sの左ハンドル
NC750Sの左ハンドル、スイッチ類の右側に見えているのはアクションカムのステーです

左ハンドル周りです。ハンドルユニットの一番左側にあるのがグリップヒーターのスイッチ。右に向けてライトのハイロー切り替え、ハザード。下に向かってクラクション、ウィンカー。ウィンカーとクラクションの位置が多くのバイクと反対でグリップヒーターを除いたユニットを採用したNC750Lを使っている教習所でも最初に「反対だから気を付けてねー」って言われます。普段乗っている人ほどウィンカーを出すときに「ピー」ってやっちゃいます。

またハイロー切り替えが結構大きくってちょっとした拍子にハイビームになることがあるのでちょっと注意です。私は手が小さいのでハザードを使うのがちょっと辛いです。あまり使う必要もないですが…。クラッチ、ブレーキ共に遊び量をハンドル側で調整できます。ブレーキレバーはレバー距離を調整することも出来て、この辺は細かいところですが気が利いてます。

メーター周り

NC750Sメーター周り
シンプルかつ分かりやすいですが色気はあまりありません

メーターはデジタルモニターです。機能的にはほぼ問題ありませんが、ABSやオイルのランプ類の横にある突起はデザインではなくボタンです。左側が表示切替など(オドメーター)、右側が長押しでTRIPのリセット(トリップメーター)です。他にも組み合わせて時間の設定やディスプレイの明るさ調整などが出来ます…、使ったことありません。管理者はそもそもアナログメーターの方が好きなのでこのメーターは残念。とは言え、最近は完全アナログの車種の方が少ないのです。

ヘルメットホルダー

ヘルメットホルダーを使ってみた
NC750Sの独特のヘルメットホルダー

NC750Sにはヘルメットホルダーが標準装備です。が…意外と気づきにくい上に割と独特な使い方をするのが個性的です。ヘルメットのDリングに専用のワイヤーループを通して片側をタンデムシートのハンドルの下を通して給油口後ろのフックに掛ける。この状態でタンデムシートを下せば鍵がかかっているので安心なホルダーです。

ヘルメットホルダーのワイヤー
工具袋に入っていて意外と気づきません

ヘルメットホルダーワイヤーです。よく見るとループの大きさが異なります。ヘルメットのDリングにまず通してから小さいループを大きいループに通します。その小さいループをヘルメットホルダーのフックに掛けてタンデムシートを閉じれば出来上がり。

慣れれば便利ですが、ヘルメットホルダーワイヤーを渡されて「これがヘルメットホルダーです」と言われてもかなり戸惑うと思います。が、使い慣れるとこれがなかなか使いやすい。NC750Sのラゲッジスペースにはヘルメットが入るのですが荷物を入れているときは入れ替えるのは面倒ですからね。NC750Sの全部入りぶりは大したものなのです。

マフラーカバーが意外と良い

NC750Sのマフラーカバー
マフラー周りのデザインは好みが分かれそうですが…

NC750Sのマフラーは右側の一本出しで、エンジンに近い部分は樹脂製のカバーがかかっています。このカバーは勿論装飾も兼ねていますが一番の機能は高温部の露出を減らすことです。当然高温の排気が通るのでマフラーは高温になるのですが、比較的温度の高い位置にカバーをする事でうっかり触って火傷するなどのことを防いでいます。火傷はしなくてもカバーをかけようとした時に意外な高温でカバーが溶けるケースがありますがその心配がほとんどありません。(最近のカバーは耐熱性が高くなっているので大抵は大丈夫ですけどね。)

結局、まあ良くできているなあと…

愛車である贔屓目であることは間違いないのですが、まあ製品として良くできてます。遠乗りするにも荷物スペースがありますし燃費はよい。ETCはついていて、寒い時期はグリップヒーターも標準装備。足として乗っても比較的低重心で取り回しが楽ですし、音も静かめで街中でも気になりません。でも何故か人気がありません。まあ、いっか。あと十年もすれば人気がなかったが良くできた往年の名車って言われると贔屓目管理人は思っています(ちょびっとね)。

NC750S (2020年1月3日)
2020年1月3日の愛車NC750S。奥は先行されていた方のCB750。よく考えると大型教習用のベース車先代と現役。CBシリーズも乗ってみたいなあ。