ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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NC750Sと奥多摩で出会う!

2台のNC750S

NC750S 2019年式と2018年式(2024年3月)
NC750S 2019年式と2018年式(2024年3月)

2012年NC700Sとしてリリースされたころは大人気でした。すこしずつ人気が落ち、管理人の愛車2019年モデルで生産終了となってしまったNC750S。後期型は人気がなかった分、ツーリング中に出会うことがほとんどありませんが、ついにこの日が来ました。2018年モデルですが後期型。

いつもの奥多摩周遊道路、月夜見第1駐車場に入った瞬間にお互い気づき、声をかけていただきました。元はもっと大きなバイクからのNC750Sだそうで「ヒラヒラと軽く乗れるのがよい」のコメントは印象的でした。どちらかといえばユッタリ感が指摘されるNC750Sですが50kg以上軽くなれば確かにヒラヒラでしょう。

常用域のパワーも問題ないし、気に入っているとのこと。わが意を得たりです。

NC750S 2018年式と2019年式(2024年3月)
NC750S 2018年式と2019年式(2024年3月)

ほとんど違いがないと思っていましたが、意外と違いがあります。

2019年式2018年式
ブレーキABSモデルのみABSあり/なし
クラッチレバー近くなっている遠い
マフラー樹脂装飾あり円筒管
テールランプユニットシンプルになっているちょっとかっこいい

またカスタムはメーターバイザーを大型のバイザーに変更+エンジンガードが装着されていました。またリアサスは抜けて交換されたそうです。

しばし、NC談義を交わしたあと2018年式の方は都民の森方面へ2019年式は小河内ダム方面へ。

ツーリングのレポートはまた後日。

CT125ハンターカブ(2023年)インプレ/レビュー

デザイン ★★★★★   ずばり管理人好み ±0
エンジン ★★★★   中速域がとても良い!(法定速度からは非力…) +2
ブレーキ ★★★★   このバイクの速度域で十分 ±0
ミッション★★★★   ギヤ比が改善された…感じがした +1
使い勝手 ★★★★★  平坦で広大な荷台は唯一無二の魅力 ±0
コスト  ★★★★★  一日走り回っても燃料代500円以下 素晴らしい ±0
価格   ★★★    他車種も高くなってきたし据え置きは好感 +1

※コメント後ろの数値は前回レビューからの比較です。

CT125ハンターカブ 2023年モデルはエンジンがよくなった

結論から言うと、エンジン回りの調整がとてもよく55km/h以下の巡行が非常に快適になりました。前モデルのレビューでは「非力さが目立って巡行に気を遣う」点を指摘しましたがこの点は完全に改良されていました。

この速度域のパワーUP+トルク特性とギヤ比の組み合わせの妙でしょう。風やちょっとした傾斜を気にせずに巡行が可能です。(ただし法定速度+αでの出力は下がっているようで55km/hからの伸びは前モデルに及びません。)

法定速度で走る限り、2023年モデルでの改良はCT125の魅力を大幅にUPさせたのは間違いありません。

追加されたメインフレームの左右を接続するリム(2023年12月)
追加されたメインフレームの左右を接続するリム(2023年12月)

2023年モデル 出力特性 6.7kW(9.1PS) / 6,250rpm
2020年モデル 出力特性 6.5kW(8.8PS ) / 7000rpm

なおスペックを比較すると圧縮比も変わっているので、実際エンジンはかなり改良が加えられています。

走行距離777kmの新車をレンタル

レンタルした新車CT125(2023年12月)
レンタルした新車CT125(2023年12月)

今回オートショップチャレンジさんでレンタルしたのはまだ走行距離1000km以下のピカピカの新車。また細かい改良点ですが、シート下の六角レンチが取れやすくなっていました。前にレンタルした個体は六角レンチが取れずヘルメットホルダーが使えなかったので、この点も好感。

メーター類の表示などは全く変わっていませんが、メーターの右オフセットが大きくなっていると感じたのは気のせいか?リアサスは変更になっているらしくその効果かレンタルして乗っている範囲では極端な突き上げ感とかは感じませんでした。

燃費は体感では違いを感じられませんでした。実燃費50km/l程度は走ります。

基本形状はほぼ変更なしだが明確に良くなった!

昨年レンタルしたときは(当時の大絶賛もあってか)やや厳しめにレビューしました。2023年モデルは見た目の変更はほとんどありませんが、走りの部分で明らかに良くなりました。管理人ならよほど価格差(80,000円位?)がない限りは少し待っても2023年モデルを購入しますね。

高速道路に乗れないという点で管理人の購入対象には今はなりませんが、もし同じコンセプトで高速に乗れて、航続距離が長いモデルが販売されたら…やばいです。

2023年型 CT125@花街道ー高知県(2024年)
2023年型 CT125@花街道ー高知県(2024年)
2020年型 CT125@花街道ー高知県(2023年)
2020年型 CT125@花街道ー高知県(2023年)

余談 同じ場所で撮影したCT125、2023年モデルと2020年モデル。バイクの形状は変わっていませんが、背景には消波ブロックが追加されています。後ろに見えている防波堤は管理人お気に入りの釣りポイントだったのですが…入るのが難しくなってしまいました。(レビューから脱線お詫び)

余談その2 カスタムパーツがたくさんあって、その意味でも楽しめるCT125ですが「付けるとメンテしにくくなる」ものもあります。管理人が目撃したのはオイルのドレンボルトに取り付けたカスタムパーツが干渉し、全部取り外さないとオイル交換ができないケースがありました。自分で全部作業するなら問題ありませんが…ショップでは困るでしょう。ショップでのメンテを活用するならあらかじめ相談してみるのもよいと思います。

比較
2020年モデルのスペック
2023年モデルのスペック

珍車 HONDA CLIQ110 レビュー

デザイン ★★★★    パッっと見て格好いい
エンジン ★★★    懐かしのキャブ仕様
足回り  ★★★    通常の速度域で十分 フロントサスが渋かった
使い勝手 ★★     シート下は意外と積載性が低い
価格   ー      海外向けの絶版車に日本で乗る珍しい体験!

XL883nの車検を2輪館和光店にお願いした時の代車はHONDA CLIQ110でした。この車体、国内では販売されておらず、海外の車体が持ち込まれたもののようです。

パッと見でちょっと格好良い

HONDA CLIQ110全体像(2023年10月)
HONDA CLIQ110全体像(2023年10月)

典型的なスクーターのルックスですが青ー白のデザインは端的に格好いいです。またキックスターターが左側についています。試しにキックして…使われていないのか固着感があり断念。返すバイクに余計なことをしてキックレバー曲げたとか嫌ですから。

走りは110スクーターなりです。車体は若干大柄な割にエンジン出力は出ていないようで「軽快な」とは言い難いですが、普通に走っていても回したら回した分のエンジンのレスポンスが楽しめました。

そう、懐かしのキャブ仕様です

HONDA CLIQ110メーター周り(2023年10月)
HONDA CLIQ110メーター周り(2023年10月)

HONDA CLIQ110はキャブ仕様でチョークレバーがついています。返却に行く朝もさほど寒い日ではなかったにも関わらずなかなか始動せず、チョークを一杯に引いて何回か目でやっと始動しました。

始動してからも温まるまではアイドリングが怪しく、またアクセルを急に操作するとカブリ気味になる感覚はかなり懐かしいものでした。

このあと燃料表示がほぼEになったので給油。2.1Lしか入らずあれって思いました。タンク容量3.5Lに対して2.1Lだとちょうど60%。40%残っていてほぼEは早すぎないかと思いますが、ガス欠予防のため安全側の設定になっているということにしましょう。

久々のキャブ車の感覚は楽しいものでした。

燃費40km/lを達成(NC750S)

高知に帰省しました。今回は中央自動車道経由で名神多賀で昼食+給油。明石海峡大橋大鳴門橋経由で高知までの予定でしたが…。

多賀SAちゃんぽん亭(2023年8月)
多賀SAちゃんぽん亭(2023年8月)

今回は昼食+給油。昼食はちゃんぽんにします。このちゃんぽん宿泊の時はコンビニで食事を買ったので食堂は使っていないのに見たことがあると思ったら新名神土山SAでした。(但しこの時は別メニュー)

北岳や八ヶ岳連峰は雲を被ってました

中央自動車道 八ヶ岳連峰の表示(2023年8月)
中央自動車道 八ヶ岳連峰の表示(2023年8月)

東京の自宅から多賀までは430km程度。14lの燃料タンクに2lの余裕を持たせて12lで走るとすると燃費は35.8km/l。アップダウンの多い中央自動車道ではまずまず厳しい数字です。そこで巡航速度90km/h(メーター読み)をひたすら守って多賀まで。風景は諏訪湖を超えて駒ヶ岳付近が最高でした。

NC750Sで40km/lを達成

自宅~多賀SAの道のりと燃費(2023年8月)
自宅~多賀SAの道のりと燃費(2023年8月)

かなりアクセルワークに気を付けながら、かつ流れに乗ることを留意して多賀までの道のりで40.1km/lを達成しました。その分、到着時間は予定より30分以上遅れましたが…。

多賀SAのレストイン(2023年8月)
多賀SAのレストイン(2023年8月)

多賀は最初にNC750Sで帰省した時に寄ったことがあり2度目。但し、この時は新東名経由で道を間違え湾岸長島まで行ってしまい、かなり遠回りしました。この時はレストイン多賀で宿泊しました。このレストインは休憩だけではなくて「宿泊」が可能な点で重宝します。

権現湖PAで小休止

小休止の権現湖PA(2023年8月)
小休止の権現湖PA(2023年8月)

お尻が痛くなってきたので痛み止めを飲むために権現湖PAで小休止。ついでに水分補給+トイレに行って後半の道のりに備えます。

後半、瀬戸大橋ではかなり風が強く、緊張感がありました。ペースを落としタンクに伏せて風の影響をやり過ごしました。その後、四国に上陸し川之江JCTを過ぎたあたりから天気が悪くなってきます。繁藤トンネル付近から前が見にくいほどの豪雨。ここでもペースを落としてずぶ濡れになりながらも無事到着。(雨具は持っていましたがもうすぐ到着だったので使用しませんでした。)

100mくらい前まで41.0km/lだったのにー

多賀SAから実家までの道のりと燃費(2023年8月)
多賀SAから実家までの道のりと燃費(2023年8月)

結局燃費は40.9km/l。前半と同じく90km/hペースを維持する予定でしたが、瀬戸大橋の強風、高知道の豪雨でペースを落としたため、結果的に燃費が向上しました。燃費を左右する要素は色々あるけど結局80~90km/hペースなら40km/lが見込めるという結果でした。冬の寒い時期グリップヒーターを使用するとどうなるかも興味深く、機会があったらトライしようと思います。

ちなみに燃費は良かったものの到着時間は予定より2時間遅れ。ペースを落とした分仕方ないですけど、これにはちょっと参った。

ベルハンマーゴールド効果は如何に?

東京→高知1回給油の帰省ツーリング

東京→高知の帰省ツーリングもすでに数回目。これまでは1回給油で少し余裕をもって問題なかったのですが、このところ普段のツーリングでの燃費が体感できるレベルで低下。

1回給油の場合、余裕を見ると35km/lを目指す必要があります。そこでYoutubeなどで紹介されているベルハンマーゴールドを購入。チェーン・ドリブンスプロケ清掃+注油した上で1週間放置。そして出発。前半は自宅から新名神土山SA、後半は土山SAから高知道伊野IC最寄りの一般道GSです。

経路の見どころ動画

富士山ー名港トリトンー姫路城?ー瀬戸大橋ー讃岐富士など

連休前というのにあちこち渋滞した前半

出発してすぐの環八から渋滞。東名にはいって綾瀬バス停前後からまた渋滞。当然、燃費は伸びません。海老名SAを過ぎたあたりから渋滞解消90km/h走行のトラックにペースメーカーをお願いして(単に車間とってついていっただけですが)燃費を稼ぎます。

新東名区間は110km/h前後で巡行します。ここでやはり燃費は伸びなくなりむしろ32.5km/l程度まで悪化します。そして伊勢湾岸自動車道へ。この区間は燃費には最も有利な70~80km/hで流れるので素直に流れに乗ります。そして前半中継地点土山SAへ。SA直前数百メートルでリザーブ表示に変わりました。

東京→土山SAの走行距離と燃費(2023年4月)
東京→土山SAの走行距離と燃費(2023年4月)

前回はSAで休憩後、給油直前にResv表示になったので燃費もほぼ同じはずですが…。今回の燃費は35.6km/l。前回を確認すると燃費は約2km/lよくて37.5km/l。あれー?なんでだろ。

渋滞なく順調に走行した後半

土山SAで食事+給油した後出発。ちなみに給油量は10.97L@186円で2,040円。NC750Sで2,000円越えは初めてかも。

土山SAからは緩やかな下りが続き、京都→神戸の区間は90km/lペースなので燃費は伸び38km/l程度で走行できます。神戸から瀬戸中央道まではほぼこの燃費を維持しますが、上り下りの多い四国に入ると燃費が徐々に悪化します。立川PA過ぎたあたりでResv表示に変わりました。(「たちかわ」ではなく「たぢかわ」と読みます)前回は最寄りICでResv表示だったので誤差ではなくはっきりした手前。

土山SA→伊野IC(最寄りのGS)の燃費と走行距離(2023年4月)
土山SA→伊野IC(最寄りのGS)の燃費と走行距離(2023年4月)

今回の燃費は36.4km/lで前回は38.5km/l。結局、前後半共に2km/l程度燃費が悪化しています。ベルハンマーゴールド効果は「ない」のか…。

ベルハンマーゴールド効果はあると思う

ただ、実際に走っているときのチェーンのばたつき感軽減取り回し時に感じる重さは軽くなっています。なので、燃費も向上しそうなのですが寄せる年波にはNC750Sも勝てないのか…。詳しく調べるため前々回からデータをまとめると

2021年GW 前半 37.5km/l 後半 37.0km/l 平均 37.25km/l
2022年GW 前半 37.5km/l 後半 38.5km/l 平均 38.0km/l
2023年GW 前半 35.6km/l 後半 36.4km/l 平均 36.0km/l

2022年GW時はオイルが5W-30だったので10W-30の2021年GWと比較するのが妥当。2021年GW前半は土山SAではなく一つ先の草津PAで給油しているのでその分燃費が伸びています。平均で比較すると1.25km/lの違い。

2021年GWは渋滞はなくペースは今回より遅いです。今回は少し遅く出発し渋滞があったので燃費はほとんど同じと考えてよいと思います。

2022年GWに関してはペースはほぼ一緒ですが、一点重要なことを忘れていました。2022年→2023年で管理人5kg以上10kg以下の範囲で太りました。というか前回が色々あって痩せていました。オイル+体重違いで2km/lの燃費変動は可能性としてはあり得ますね。

燃費比較では数値的には明確な結果は出せませんでしたが、経年劣化分を改善し、体感出来る部分の効果はあるということで今回の結論としておきます。

人生初ハーレー

色々準備をして…

友人のハーレー、しばらく乗れないからメンテ兼ねて乗らせてもらうことに。まずはNC750Sの任意保険に他車運転特約を追加。前週に車体の状態確認すると案の定というか…バッテリーが上がってセルが回らない状態。そして昨日。

バッテリー電圧確認

IRON883Nのバッテリー上がり(2023年4月)
IRON883Nのバッテリー上がり(2023年4月)

とても苦労してシートを外し、バッテリーの電圧測定。9.88Vではまあセルが回らないのも当然です。メーター周りのインジケータも点滅状態になっていて、10Vを切るとそうなる仕様か?

ジャンプスターター

BUTUREのジャンプスターター(2023年4月)
BUTUREのジャンプスターター(2023年4月)

今回使ったのはBUTUREという中国メーカーの製品(BUTURE ジャンプスターター 12800mAh )。若干安っぽいデザインでスマホの充電器で充電する(充電器が付属していないので手持ちのUSB充電器で充電してくださいという割り切り仕様)と時間が掛かるのが弱点ですが、作りそのものはしっかりしています。肝心のジャンプスタートも1回目はんっ?という感じでしたが2回目で無事始動。

車載バッテリー充電のため20分ほどアイドリング。乗り出してエンスト、始動できないは避けたいですからね。その間に電圧測定すると13.8V。ジェネレーター含む発電周りは問題なさそうで一安心。

充電できた頃を見計らって一旦エンジンを切り、車載バッテリーで再始動。ある程度暖まっていることもあって一発始動。念の為、シートを固定するリアフェンダー裏のネジは締め付けずに出発。

夕焼けになってしまった

夕日をバックにIRON883N(2023年4月)
夕日をバックにIRON883N(2023年4月)

懸念していた燃料系のトラブルはなさそうですし、エンジンは問題なし。オイルが温まるまでニュートラルが出にくかったですが、これもしばらくすると解消。燃料ランプが点灯したので給油。ハイオク指定なので結構掛かるかなあと思っていたら給油量そのものが少ない(タンク容量12.5l)ので大した金額にはなりませんでした。

小河内ダムあたりまで行きたかったのですが、シートを外すのに午前中いっぱいかかってしまい出発が遅くなりました。結局、青梅街道を瑞穂あたりまで走って引き返すことにしました。

IRON883Nインプレ

好印象を持った点
・低速トルクが太くて使いやすいエンジン特性
・ギヤがワイドかつクロスレシオでギヤチェンジが少なくてすむ
・基本低回転なのでクラッチを握らずにギヤチェンジできる
・乗ってみると低速のドコドコが中速域になると滑らかなVツインぽくなる
・好ましいカムの機械音、吸気音が新鮮

ここはちょっと…
・取り回しは大変。ステップを畳んでも結構幅があって足に当たります。重さはそんなに気になりませんでした
・リアブレーキが車重に対して能力不足では?
情報量少ないです(車速と総走行距離のみ)切り替え式でトリップ、時間、シフト+RPMの表示可能。更に自己診断機能付き。(2023年5月修正)
・クラッチはすごくではないですがそれなりに重いので街乗りはジワジワ左手が疲れる

全体的にみると魅力が圧倒的にまさります。また機会をみて乗せてもらおっと♪

CT125ハンターカブ インプレ/レビュー

デザイン ★★★★★   ずばり管理人好み
エンジン ★★     非力。向かい風、傾斜で気を遣います
ブレーキ ★★★★   このバイクの速度域で十分
ミッション★★★    ペダルの幅が広い、インジケーター欲しい
使い勝手 ★★★★★  平坦で広大な荷台は唯一無二の魅力
コスト  ★★★★★  一日走り回っても燃料代500円以下 素晴らしい
価格   ★★     PCX125より10万円高、GSX125と同じくらい…

2022年の年末、2023年の年始にかけてCT125ハンターカブをレンタルしてあちこち乗っているのでレビューします。

デザインはずばり管理人好み

和食ダムの文字とCT125(2022年12月)
和食ダムの文字とCT125(2022年12月)

CT125です。「どこかに遊びに行こうよ!」と語りかけてくるようなデザインは管理人のずばり好み。ハンドル回りもシンプルでライトからメーター回りもよくデザインされていると思います。

広く平坦な荷台はデザイン的に野暮になりそうですが黒基調でまとめられたリアサスやチェーンカバーも相まって安っぽさはありません。また車体も軽く、取り回しがとても楽でセンタースタンドがついているのは駐輪・駐車スペースに制限がある場合に大きなアドバンテージになります。

強いて文句をつけるならフレームの前部のカバー(シートの前)の高さが割とあるので短足かつ股関節の固い管理人はまたぐときに「よっこらしょ」感があります。

走り始めると…いろいろと言いたくなる

CT125と室戸岬入口(2022年12月)
CT125と室戸岬入口(2022年12月)

魅力的なルックスに誘われて遠乗りすると…難が見えます。まず、エンジンが決定的に非力です。出力は他の125ccに比べて遜色ありませんが、カウルなし、前傾0で空気抵抗が大きいので向かい風になると50kmを少し超えたくらいのペースだと明らかにアクセル余分に回さないと減速します。また傾斜にも敏感でペースの維持にはまあまあ気を遣う必要があります。

ゆっくり走れば良いのですが、125㏄で幹線道路の流れに乗るために頑張らないといけないのは減点ポイントです。傾斜の多い山も気を遣います。管理人が太って重いから…という声も聞こえそうですが割と平均的な体型です。

…ルックスは一杯荷物積んで、海に山に遊びに行こうよ!なのですが、風の強い海岸線、傾斜の多い山を遠乗りするのは正直疲れます。

足回りもちょっと文句が言いたい

またシフトインジケーターがないので一旦迷子になるとペダルを数回踏んでNを出して1速への操作も煩わしい点です。慣れれば大丈夫なのか、500km以上走っても慣れない管理人が変なのか。

CT125ハンターカブのメーター(7777km)
CT125ハンターカブのメーター(7777km)

サスペンションも難があります。きれいな舗装道ではコーナーでも自然に動きますが、少し舗装が荒れているような場所だとすべての衝撃が体に伝わってきます。タイヤの接地感も薄く安定しているとは言えません。ダートやオフロードっぽいルックスですがサスのストロークは大きくないので向いてないように感じます。

ブレーキは速度域が低いので十分だと思います。気になるのは、調整できると思いますが、リアブレーキのペダルのつま先側の高さが低いです。踵のあるバイクシューズで踏もうとすると足を延ばして踏み込む感じになります。もっと気軽にスニーカーで楽しんでくださいということ?

決して安価とは言えない価格

タイプが異なりますがライバルを見るとGSX125が453,200円、PCX125が357,500円、PCX160が407,000円。そしてCT125は440,000円で決して安くはありません。その上、走りでGSX125、価格でPCX125、高速道路走行が可能な点でPCX160に明らかに劣っているのですが…

唯一無二の魅力を持っているのも事実

CT125@高知県七子峠(2022年12月)
CT125@高知県七子峠(2022年12月)

走りに関して?なCT125ですが、ハンドリングは素直なのでその点は好感が持てます。また右側から車体を見たときに特徴的な排気マフラー(実際はカバー)ですが温度が上がりにくいのでその点は心配ありません。

写真では見にくいですがキックスターターがついています。セルがあるので使う必要もないのですが、管理人使ってしまいます。FIなのでチョークレバーで調整…などは必要なく下死点からの圧縮を確認してエイヤッと踏み込んでやれば割と簡単に始動できます。出先でバッテリー上がってもキックスタートで大丈夫!なのかは確認していませんが…。

燃費は50km/lはまず問題なくクリアできます。ガソリン代が高い昨今燃費が良いのは助かります。全くの余談ですが、CT125をレンタルしている高知県は日本でもガソリンが高いことで有名です。(レギュラー1l 176円@2023年1月)

様々なアクティビティにもってこいの荷台、魅力的なデザインとギミック(荷台、キックスタートとか)は他の性能面を抜きにしても唯一無二ではないかと思われます。

走る前(デザイン性、カスタム)と走った後(キャンプなどのアクティビティ、維持費)は最高で走りに難があるCT125というのが管理人の総評です。

CT125をお勧めできる人

・背が平均より高めで(足つきそんなに良くない、跨ぐ高さが高い)
・走りよりアクティビティ優先(走らないけど、積載性唯一無二)
・短中距離の移動が主体(長距離は走りの問題から結構疲れる)
です。

CT125と中岡慎太郎像(2022年12月)
CT125と中岡慎太郎像(2022年12月)

以上、管理人の独断と偏見によるレビューでした。

NC750Sの車検について

11月で丸3年でした

NC750Sを契約(リンク先は契約後にMT-25でツーリングに行った記事)、納車されて3年。そろそろ車検だなーと思ってショップに持ち込みました。車検切れまでの期間が意外と少なく少々驚きました。走行距離は30000kmを少し超えた位。タイヤは18000km位で一度前後交換しているのでまだ大丈夫。チェーンは25000kmで交換したばかり。

という訳で、見積を取って預けて後日受け取り。その時に思ったことなどを…。

まあまあ費用がかかりましたが…

結局、車検時の法定費用や代行費用を除くと7万円強かかりました。内容はこまごまとあり、フロントブレーキパッド、エアクリーナー、プラグ、フルード類交換など。

交換したブレーキパッド(2022年11月)
交換したブレーキパッド(2022年11月)
NC750Sのエアクリーナー(2022年11月)
NC750Sのエアクリーナー(2022年11月)
交換したプラグ(2022年11月)
交換したプラグ(2022年11月)

特に高価な部品はないので部品代や油脂代を合わせて25,000円弱。その他は工賃が50,000円位。〇APSとか〇輪館とかに比べると部品、工賃共に高めだと思います。一方で実際にかかっている時間や使用している機材の維持などを考えるとこの位の金額を設定しないと経営的にはやっていけないでしょう。

昨今の企業努力の名のもとになされるサービスの低価格化は従業員の給与の低下に結びついてしまいます。企業はその逆、高付加価値の前提となる、従業員訓練とモラール向上、ブランドイメージの訴求と高付加価値に見合う料金をユーザーに気持ちよく支払ってもらい、従業員に少しでも多くの給与を支払うために努力しなければなりません。

その点、お世話になった桜井ホンダピアさんは頑張っているのではと思います。(給料は分かりませんが…。技術と対応は確かですが爪が伸びてます。切ってね。)受け取りの時に話したことは
・NC750Sは重心が前にあるのでどうしても前のタイヤ、ブレーキから減る
・ステムベアリングは次回車検時には交換になりそう
・プラグを見るかぎりエンジンは全く問題なさそう
あと
・3年30000kmはよく走る方だ
とのこと。自分自身ではあまり走れていないつもりなのですが、最近ではあまり遠乗りをする人は少なく年間1000km位のひともいるとか。ま、人それぞれです。

受け取り後乗り出して気づいたこと。フロントブレーキの遊びが減っていました。逆にこれまでフロントブレーキの遊びが増えていたのに気づいていなかったのですね。また次の車検までダムツーリングを楽しむことにします。

富士山とダムを堪能するツーリング

すこし山が色づいてきた10月末

奥多摩→奥多摩周遊道路→青梅街道→柳沢峠→大菩薩上日川線→上日川ダム→大菩薩湖北岸展望広場→中日川峠→フルーツライン→青梅街道→柳沢峠→小河内ダムの経路でツーリングに行ってきました。記事をまとめるのが遅くなったので写真を中心に掲載。

奥多摩周遊道路月夜見第一駐車場から小河内ダム

ほんのり紅葉の奥多摩と小河内ダム
ほんのり紅葉の奥多摩と小河内ダム

柳沢峠 紅葉と富士山、空、雲

柳沢峠から富士山方面(2022年10月)
柳沢峠から富士山方面(2022年10月)

柳沢峠から富士山アップ

柳沢峠から富士山アップ(2022年10月)
柳沢峠から富士山アップ(2022年10月)

青梅街道上でNC750Sと富士山

青梅街道上でNC750Sと富士山(2022年10月)
青梅街道上でNC750Sと富士山(2022年10月)

この場所の撮影は午前中早い時間がベストショットになります。そこまでやるのは大変ですけどね。

上日川峠から北岳方面を望む

上日川峠から北岳方面を望む(2022年10月)
上日川峠から北岳方面を望む(2022年10月)

手前が甲府盆地、兜山。鳳凰山から高谷山に至る稜線。北岳ー農鳥山の稜線。雲、空。

富士山、大菩薩湖、NC750S

上日川ダム手前の撮影スポットから(2022年10月)
上日川ダム手前の撮影スポットから(2022年10月)

富士山が見えています。木の陰になっていますが大菩薩湖。手前にNC750S。

上日川ダムから富士山を望む

上日川ダムから富士山を望む(2022年10月)
上日川ダムから富士山を望む(2022年10月)

上日川ダムからはタイミングが良ければ富士山が良く見えますがもれなく鉄塔が付いてきます。

大菩薩嶺の風景

上日川ダムの取水口(2022年10月)
上日川ダムの取水口(2022年10月)

手前に見えるのは上日川ダムの導水口。葛野川ダムに繋がっているはずです。(葛野川ダムは手前で通行止めで到達できないのが残念。)

大菩薩湖北岸からの風景

大菩薩湖北岸展望所から富士山、上日川ダム、大菩薩湖(2022年10月)
大菩薩湖北岸展望所から富士山、上日川ダム、大菩薩湖(2022年10月)

ピントが中途半端だ。

中日川峠手前の紅葉

中日川峠手前の紅葉(2022年10月)
中日川峠手前の紅葉(2022年10月)

中々綺麗だった。ただ落ち葉が凄くて慎重な運転が必要でした。

中日川峠の絶景スポット

中日川峠から富士山+NC750S(2022年10月)
中日川峠から富士山+NC750S(2022年10月)

この場所で撮影するベストな時間は夕方です。でも山の中なのであまり夕方に通過したくないのが本音。

この日二回目の柳沢峠

夕焼け少し前の富士山ー柳沢峠から(2022年10月)
夕焼け少し前の富士山ー柳沢峠から(2022年10月)

少し夕焼け気味。

多摩川第一発電所

小河内ダム(2022年10月)
小河内ダム(2022年10月)

紅葉気味です。

夕焼けに映える奥多摩湖

夕焼けの奥多摩湖(2022年10月)
夕焼けの奥多摩湖(2022年10月)

小河内ダムで夕焼け。

因みにこの記事の作成が遅くなったのは、忙しかったのと写真が多くてどうまとめるか考えているうちに…忘れてたから。

次回は車検の話題。

東京ー高知帰省ツーリングー瀬戸大橋ルート(瀬戸大橋与島PA以降)

与島PAに降りていきます

与島PAで瀬戸大橋を堪能する

北備讃瀬戸大橋のケーブル(2022年8月)
北備讃瀬戸大橋のケーブル(2022年8月)

与島PAに降りてNC750Sを駐輪。ほぼ同時に到着した若者とあいさつ。福岡から来たという話から大学の学部まで一緒だったことが分かり思わぬところで後輩に出会いました。ちょっと驚き。もしこのブログ見てたらコメントもらえると嬉しいな。

という訳で、瀬戸大橋を眺められる築山に向かう途中にある北備讃瀬戸大橋のケーブルの模型。模型と言っても実物の予備と思われ寸法材料共に実物同様とのこと。横に人影があるので大きさが分かると思いますが、ケーブルの直径が丁度1mです。あれだけ巨大な橋を支えているケーブル、やっぱり太いと見るか意外と細いとみるか人によって意見が分かれそうです。

北備讃瀬戸大橋の与島側主塔(2022年8月)
北備讃瀬戸大橋の与島側主塔(2022年8月)

一部が与島を跨ぐ北備讃瀬戸大橋の与島側主塔です。高さ175mです。本州側から見ると瀬戸大橋は全体的に南備讃瀬戸大橋の最高到達点に向かって登ってそこから四国に下る形になっています。また2階建ての橋の上に自動車道、下が鉄道が通っています。

とても見どころの多い写真

与島から瀬戸大橋を望む(2022年8月)
北備讃瀬戸大橋の与島側主塔(2022年8月)

与島PAの展望築山から四国側を望みます。手前から北備讃瀬戸大橋の四国側主塔、4Aアンカレイジ、南備讃瀬戸大橋の本州側主塔(194m)、四国側主塔(186m)、7Aアンカレイジ。

対岸、左側は番の州臨海工業団地(コンビナート)。橋を挟んで右側手前に番の州高架橋。その奥、左側やや低い山が角山、右側高く見えているのが飯野山(通称 讃岐富士)。手前のやや低く見えているのが聖通寺山です。

PC橋の与島高架橋には主塔がありません

与島から与島ICを望む(2022年8月)
与島から与島ICを望む(2022年8月)

展望築山から本州側を見ると与島高架橋と与島ICが見えます。与島高架橋はPC橋なので主塔はありません。与島ICのカーブしながら降りてくる道路の様子が面白いですね。その左奥に岩黒島橋の主塔上部が見えています。

一つつながりの橋ですがそれぞれの場所で個性があります。

世界最長の鉄道道路併用橋

列車通過中の北備讃瀬戸大橋(2022年8月)
与島から与島ICを望む(2022年8月)

瀬戸大橋の特徴は世界一長い鉄道道路併用橋であることです。なので与島PAで散策している最中にも時々列車が通過します。上の写真は左から右へ通過中なのですが角度的に少し見にくいですね。

瀬戸大橋は鉄道路線「本四備讃線」に含まれていてこの区間は複線で全線電化されています。ただ、四国内は電化されていない区間(の方)が多くそれらの区間から直通する気動車の特急列車が通過します。

そろそろ与島PAを出発して高知へ。残りは100km強、もう少しです。

到着

到着ー給油時メーター表示(2022年8月)
到着ー給油時メーター表示(2022年8月)

到着時のメーターは上の写真の通り。平均燃費38.3km/lは流石です。淡路島経由よりもアップダウンが少ないせいか燃費が少しよくなっています。

これで東京ー高知の帰省ツーリング編終了。次回は過去にさかのぼって記事化出来ていなかったツーリングを紹介します。

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