ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

月: 2022年9月

奥多摩→柳沢峠→上日川ダムツーリング 後編

天気さえ良ければ絶景の見込める上日川ダムを目指します。とはいえ、雲が晴れる様子はなく期待薄ですが。

雲は多いもののまずまずの風景

塩山停車場大菩薩線から国道411号を望む(2022年8月)
塩山停車場大菩薩線から国道411号を望む(2022年8月)

写真中央に411号の橋が見えています。おそらく左側が高芝山、右は無名峰?雲の奥にかすんでいるのが倉掛山か。この場所も風景の良いところですが雲が多いのはやや残念。そういえば柳沢峠で一緒になった親子ツーリングのバイクもここで記念撮影していました。

塩山停車場大菩薩線でNC750S(2022年8月)
塩山停車場大菩薩線でNC750S(2022年8月)

NC750Sの記念撮影。別になんてことはない写真なんですけど光の具合で見える色味が好みなので掲載。

曇っているので上日川峠は通過して…

大菩薩湖を望む(2022年8月)
大菩薩湖を望む(2022年8月)

上日川峠からは天気が良い時は南アルプスの山々を望むことが出来ますが、曇り加減から無理だろうと考えて通過します。上日川峠を越えて少しすすむと大菩薩湖を見下ろせる場所があります。天気が良ければ富士山も…ですがそれは無理でした。

大菩薩湖の湖面が下がっているのが良く分かります。夏の電力需要が大きい時期だったので揚水発電が稼働していたものと思われます。

そして上日川ダム到着

上日川ダムの取水口(2022年8月)
上日川ダムの取水口(2022年8月)

左奥の山が大菩薩嶺、一つ手前の山の裏手を通って、写真中央奥の山の左側が大菩薩峠。大菩薩嶺、大菩薩峠、そして大菩薩湖の共演です。

湖面がだいぶ下がっているのが分かると思いますが、写真からは規模感が分かりにくいと思います。管理人の目分量で赤土の見えている高さが10m位あるのでは?という感じでした。斜面になっているので今一つ高さは分かりにくいのですが…。

上日川ダムの碑の前で記念撮影(2022年8月)
上日川ダムの碑の前で記念撮影(2022年8月)

記念撮影をして上日川ダムを後にします。この後、大菩薩湖北側から林道経由で降りていく経路もあるのですがこの日は天気も悪く何となく気乗りせずそのまま国道20号へ。

うーん、ヘビの呪いか?すまんヘビ。

という訳で、この回のツーリング終了次回は利根川に向かいます。

おまけ

NC750Sとツワブキの花(2022年8月)
NC750Sとツワブキの花(2022年8月)

季節柄か道路わきには黄色いツワブキが良く咲いていました。

奥多摩→柳沢峠→上日川ダムツーリング 前編

8月最後の土曜日、天気はいま一つさえないものの久々のツーリングに出かけます。少々、夏バテか疲れが溜まっていたので長距離は避けて、涼しい奥多摩→柳沢峠→上日川ダムのツーリングに決定。

入間白岩林道は復旧していましたが…

入間白岩林道入り口でNC750S(2022年8月)
入間白岩林道入り口でNC750S(2022年8月)

このところずっと閉鎖になっていた入間白岩林道は復旧して、藤原地区側のゲートも空いていました。NC750Sの右側に見えている黄色いのがゲートです。

スーパーカブのライダーが登って行ったあと戻ってきました。話を聞くと落石が多く、一部水が越流している場所があったので戻ってきたとのこと。コンディションはあまり良くないようです。

ミヤマカラスアゲハが沢山いました

奥多摩のミヤマカラスアゲハ(2022年8月)
奥多摩のミヤマカラスアゲハ(2022年8月)

しばらく林道入り口で植物や昆虫の撮影。この日はミヤマカラスアゲハが水場に水を飲みにたくさん飛んできていました。意外と動きが素早くなかなか撮影が出来ませんでしたが偶々、まずまずに撮影できたのが上の写真です。羽の色が非常に独特でおそらく構造色の一種と思われます。

撮影が終わり、林道に進むべきか否か迷いましたがヤバそうだったら引き返すことにしてとりあえず進みます。

進むことしばらく…路上に木の枝が重なっているようで避けて通ろうとしたら、進路上に伸びてきました…。乗り越えた時にタイヤから伝わるグリっという感触、ミラーで後方確認するとのたうっている様子…。ヘビでした。引き返して状態や種類を確認する気にもなれず「すまんヘビ」を頭の中で繰り返しながら進みました。

結局越流と落石はそんなに酷くなかった

月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2022年8月)
月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2022年8月)

なお入間白岩林道の越流と落石はそこまでひどくはなく通過することが出来ました。但し、泥がはねたので後日の洗車の大変さが思い遣られましたが…。数馬まで抜けて奥多摩周遊道路で月夜見第一駐車場へ。

小河内ダムは余水吐きゲートの直下まで水位があり、おそらく貯水率70%以上と思われます。一時は余水吐きゲート前の三角形のコンクリートから更に10m近く水位が下がっていたのは敢えて下げていたのか?事情をご存じの方教えてください。

そろそろ秋の雰囲気

月夜見第一駐車場の赤とんぼ(2022年8月)
月夜見第一駐車場の赤とんぼ(2022年8月)

ダムを撮影していると目の前に赤とんぼが止まりました。そろそろ秋の気配です。

今一つ天候に恵まれなかった

富士山が見えない柳沢峠(2022年8月)
富士山が見えない柳沢峠(2022年8月)

青梅街道の道の駅たばやま手前通行止めはまだ開通していないので県道18号線を経由して青梅街道(大菩薩ライン)へ。柳沢峠で富士山を見ようとしますが…。全く見えません。

こんな時は、食事で時間稼ぎ…してもやっぱり見えません。上の写真で薄く稜線が見えているのは富士山の手前、黒岳の尾根です。

気を取り直して、上日川ダム方面に向かいます。

外房ツーリング

天気は今一つ冴えないものの、夏の時期には直射日光がなくて丁度良い8月某日。最近、行っていなかった房総方面にツーリングに行くことにしました。

浮島ICからアクアラインで木更津金田まで高速区間。その後、一般道で外房方面に向かいますが途中で袖ヶ浦フォレストレースウェイに立ち寄って雰囲気を確認。その後、更に東に向かい外房に向かいます。

国道128号を進むと太東海水浴場辺りで海

国道409号から国道128号を通過して外房に。この区間、房総半島に典型的な農耕地と山地が組み合わさった風景のなだらかな道路をトコトコとのんびりツーリングするのに向いていると思います。

ツーリングなので海水浴場はパスして太東崎灯台へ。

太東崎灯台の駐車場(2022年8月)
太東崎灯台の駐車場(2022年8月)

ちょっとした山道を登って灯台の駐車場へ。意外と道が狭く4輪車の離合は難しい場所があります。4輪で行く方はご注意を。

太東崎から水平線を望む(2022年8月)
太東崎から水平線を望む(2022年8月)

この頃そんなに大雨があった記憶はありませんが、海が濁っています。太東岬のすぐ南に夷隅川の河口があるのでその影響でしょう。

夷隅川は千葉県最大の河川で生物相の豊かさが特徴です。また流域には荒木根ダムや多数の堰が建設されて上水道、農業用水を供給する重要な水源にもなっています…。ダムツーリングなのにダムに寄ってない、管理人を許してください。

太東崎灯台、広場と灯台(2022年8月)
太東崎灯台、広場と灯台(2022年8月)

太東崎灯台の駐車場の横は広場になっており、ちょっとした売店があります。上の写真では少し分かりにくいですが、テーブルと椅子の左側に記念撮影用のアマビエ様の像が飾ってありました。コロナのご時世を感じさせます。

波の伊八解説板(2022年8月)
波の伊八解説板(2022年8月)

またボランティアと思しき方が「波の伊八」を観光客に解説していました。彫刻師で波の様子を彫らせたら抜群だったとか。

外房、南総には敵機探知の施設が点在した

太東崎の電波探知機跡(2022年8月)
太東崎の電波探知機跡(2022年8月)

海側をぐるっと一回りして駐車場に戻る途中に太平洋戦争時の電波探知施設跡がありました。外房、南房はその位置関係から太平洋戦争時に敵機を探知するための施設が多数ありました。関東地方最南端の野島崎にもその影響かと思われるモノが祀られていました。かなり趣は違いますが…。(野島崎の厳島神社には趣が一緒の慰霊碑もあります。)

灯台前でNC750Sの記念撮影

太東崎灯台とNC750S(2022年8月)
太東崎灯台とNC750S(2022年8月)

灯台の前でNC750Sの記念撮影をして国道128号に戻ります。現在の太東崎灯台は2代目(2基目?)で岬の少し奥まったところに設置されています。調べてみるともっと海側にあったのですが海岸侵食で倒壊の恐れがでたので電波探知機と同じ運命になることを避け、今の場所に建て直されたとか。

御宿浜海水浴場と岩和田海水浴場

大原海水浴場とNC750S(2022年8月)
岩和田海水浴場とNC750S(2022年8月)

御宿浜海水浴場と岩和田海水浴場は小さな川を挟んで隣接しています。御宿浜海水浴場側には月の沙漠記念館があり、2頭の駱駝と王子様、お姫様からなる月の沙漠記念像が建てられています。

月の沙漠記念像(2022年8月)
月の沙漠記念像(2022年8月)

御宿の海岸が月の沙漠のモチーフとなったとされてこの一帯月の沙漠推しです。その辺りの事情はウィキペディア「月の沙漠」でご覧ください。

この後、鴨川まで走り猟師工房に寄ろうかと思いましたが、暑い時期。ジビエを購入しても傷みそうなので寄らずに県道34号を保田へ。国道127号をのんびり走りながらアクアラインに向かいますが渋滞表示。そのまま進むと渋滞のピークに当たりそうだったので君津で軽い晩御飯。

アクアラインは海ホタルまで渋滞しましたが、アクアトンネル内で解消。アクアトンネルの速度誘導灯はかなり効果が挙がっていると思います。できればアクア連絡道にも同じようなのが欲しいなあ。

というわけで、ダムには行かないツーリングでした。

次回はダムに行きます。