入野海水浴場から足摺岬を望む

入野の浜から足摺岬を望む(2020年12月)
入野の浜から足摺岬を望む(2020年12月)

四国最南端足摺岬へのツーリングに行ってきました。高知から足摺岬のある土佐清水市まではE55→国道55号→国道321号を経由して約130km、土佐清水市の市街地から足摺岬までいくつかのルートがありますが約20km。距離的にはまずまずですが、渋滞がないので全線非常に快適に走ることが出来ます。但しE55区間は山間部を通りトンネルも多く眺望は今一つ。E55の終点四万十中央ICから国道55号になってしばらく走行、土佐黒潮鉄道の土佐佐賀駅を超えたあたりで海岸線に出ます。この海岸線にあるのが入野の浜。

ここから南西向きを望むと目的地の足摺岬が見えます。

四万十市内の四万十川

市内域の四万十川(2020年12月)
市内域の四万十川(2020年12月)

清流四万十川の中流域のイメージが強いですが下流域は大きい川の様相を呈してきます。四万十川の河口域は現在四万十市になっていますが、中村市でした。この中村市は管理人出生の地でもあります…これは余談。

更に余談ですが、四万十市になったのは2005年のことで県内でもこの地名が定着しているとは言えません。道路標識でも「四万十市 旧中村市」の表記がされています。全国的にメジャーになった名前にあやかって市名を変更したものの…いずれは定着するのでしょう。

逆に今は四万十川が有名になっていますが本来この川は「渡川」と呼ばれていました。名前が四万十川に変わっていった経緯はあまり明らかではないようです。

四万十川は日本有数の漁獲量を誇った

四万十川と後川の合流点(2020年12月)
四万十川と後川の合流点(2020年12月)

四万十川は下流域で後川、中筋川と合流します。この場所は昔から船溜まりとして使われてきた場所で今も現役のようです。漁獲物はアユが有名ですがコイ、ウナギ、手長エビなども漁獲され青のり(スジアオノリ)も名物の一つです。が…全国の川漁師と同じく高齢化や資源の減少などで水揚げ高は減少の一途を辿っているとのことです。

なおこの辺りでは川の堤防の天端が道路として使用されており、景観に優れツーリングにお勧めのルートです。

明日は足摺の手前の臼碆を紹介します。読めますか?読みも明日。