広瀬ダムに到着

広瀬ダムの紅葉とNC750S(2020年11月)
広瀬ダムの紅葉とNC750S(2020年11月)

広瀬ダムは国道140号線沿いにある山梨県営の多目的(洪水調整、農業用水、上水道、発電)ダムです。このダムの特徴はとにかく周辺の紅葉が美しいこと。この時期、お勧めできるスポットの一つです。

景色も美しいですがダム周辺には紅葉が多く植えられておりそれらも綺麗です。今回はNC750Sを撮影し忘れたので、NC750Sの写真は昨年のものです、ごめんなさい。(今年も同様にキレイに紅葉していました。)

広瀬ダムはロックフィルダム

広瀬ダム右岸から国道140号を望む(2021年11月)
広瀬ダム右岸から国道140号を望む(2021年11月)

広瀬ダムは中央遮水壁型ロックフィルダムです。岩で覆われた堤体は国道140号線を甲州市側から秩父方面に向かう途中で良く見えます。私のツーリングでもこの時期は毎年一回は行っています。

紅葉に埋もれるように通過しているのが国道140号線、右下に見えているのは広瀬ダムの水を使った水力発電所(県営広瀬発電所)です。

この時期は洪水調整のため水が少なかった…

広瀬ダムの自然越流式洪水吐(2021年11月)
広瀬ダムの自然越流式洪水吐(2021年11月)

広瀬ダムの一番の役割は洪水調整です。ローラーゲートと自然越流式非常用洪水吐が見えています。

山梨県は内陸にあり山に囲まれた盆地が広がる地形です。内陸にあるため台風の直撃は受けにくいものの、山沿いでは豪雨が発生しやすく、あちこちの山々で降った雨は甲府盆地に一気に集まってきて洪水を引き起こします。山梨県の信玄堤が有名ですが逆に言えば堤が有名になるほど洪水が多かったとも言えます。

この時期の広瀬ダムは洪水調整の目的で水位が非常に下がっています。ただこれからの時期降水量は減るので春の雪解け水に備えているのか?とも思いますが、これは私の想像です。

洪水吐流路からも美しい紅葉が

広瀬ダムの洪水吐流路(2021年11月)
広瀬ダムの洪水吐流路(2021年11月)

洪水が起きた場合ダムは基本的に流量を調整しますが、完全に止めてしまう訳ではありません。流量調整した水を流す設備がローラーゲートと洪水吐で、この流路に流されます。時々、ゲートの動作確認のため試験放流が行われるようですが、私は行き当たったことがありません。是非見てみたいものです。

広瀬湖と木賊山

広瀬ダム天端から木賊山を望む(2021年11月)
広瀬ダム天端から木賊山を望む(2021年11月)

広瀬ダムの天端からは秩父連山が非常によく見え、正面には木賊山が見えます。晴れてよい時間帯だと空や雲、山々、紅葉が広瀬湖に映り込んで非常に美しい風景を楽しめます…今回はちょっと水量が少なすぎるような気がします。昨年撮影した絶景はこちらです。

広瀬ダム編終了、次回はこのツーリングの最終目的地滝山ダムを紹介します。