ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: ダムツーリング (3ページ目 (7ページ中))

南相木ダムツーリング 帰途編

御巣鷹山トンネルは一般車通行禁止です

御巣鷹山トンネルとNC750S(2022年10月)
御巣鷹山トンネルとNC750S(2022年10月)

御巣鷹山トンネルは南相木ダムと上野ダムを結ぶ最短経路と思われますが一般車両通行禁止です。google mapだとトンネル名だけがあって道がない状態になっていますが、こういう事情があってのことです。トンネル名の表記があったと思われるトンネル上部にプレートの跡が残っています。

御巣鷹山トンネルのプレートとNC750S(2022年10月)
御巣鷹山トンネルのプレートとNC750S(2022年10月)

現在では東京電力関係者が南相木ダムと上野ダムを結ぶ水路(水管?)のメンテナンスを行う目的で使用されているものと思われます。JAL123便の事故で有名な御巣鷹の尾根や昇魂の碑は御巣鷹山トンネルとは尾根を挟んで反対側に位置し、南相木ダム側からはアクセスできません。

この後、比較的近くに見える県道2号線(川上佐久線)経由であちばけダムに向かうことにしましたが…。結構遠いです。馬越峠辺りは狭い場所も多く木々が道に迫っていて晩秋の夕方は薄暗く少し心細い。とはいえ、川上村に下ってくると風景が開けます。

農業用スプリンクラーの攻撃にさらされ

清川村の農業用スプリンクラー(2022年10月)
清川村の農業用スプリンクラー(2022年10月)

濡れました。農業用スプリンクラーが動作している様子ですが、写真右側光の反射で光っているのは一般道です。管理人も通過するのですが、バッチリスプリンクラーの攻撃を受けました。動画はこちらからご覧ください。

あちばけダムは阿知端下ダム

あちばけダム(2022年10月)
あちばけダム(2022年10月)

あちばけダムは脱ダム宣言の頃に建設された主目的が砂防のダムです。比較的規模も大きいので農業用水とかにも使っていそうですが?分かりません。2022年10月現在、マイクロ水力発電を行うべく発電所建屋と流路変更の工事が行われていました。やや拍子抜けしましたがそろそろ本格的に帰途につきます。

全行程460kmを超えるので途中で給油します。給油の時にNC750Sの給油口を見せた時のガソリンスタンドのオジサンの反応が面白かったです。バイクに後ろから給油するのは初めてだったそうで…。

浅間山の夕焼け

浅間山を佐久から望む(2022年10月)
浅間山を佐久から望む(2022年10月)

帰りは国道141号線まで戻り途中から中部横断自動車道で道の駅ヘルシーテラス佐久南へ。道の駅は通り過ぎて浅間山が見える場所で撮影を。この辺り、ある事情で少し土地勘がありますが、今となっては言う甲斐もなし。

とはいえ、風景は最高。中部横断自動車道に戻り上信越自動車道→関越自動車道→環八の長旅です。急いでも仕方ないのでペースを守って走りました。関越嵐山、高坂で少し渋滞したもののまずまず順調に帰宅。とはいえ、自宅に戻った時には完全な夜間走行でしたが…。

次回は番外編を予定しています。

南相木ダムツーリング ウズマク広場編

ウズマク広場のウズに登ってみる

ウズマク広場のウズとダム堤体(2022年10月)
ウズマク広場のウズとダム堤体(2022年10月)

流石にダム堤体は登らないように立ち入り禁止ですがウズマク広場は徒歩で自由に歩けます。Wikiによるとウズマク広場は自動車侵入可と書いていますが2022年時点で車両止めが設置され侵入不可です。ご注意を。

白いダム堤体が特徴的な南相木ダムですが、これはこの近隣でとれる石灰石を使用して建設されたためです。ウズマク広場の各所にも使われていて印象的です。

大スロープの洪水吐

南相木ダムの洪水吐(2022年10月)
南相木ダムの洪水吐(2022年10月)

南相木ダムの洪水吐はウズマク広場から良く見えます。一直線のスロープで下流側に減勢工があります。洪水吐から流れた水は南相木川に合流します。

南相木ダムはもともと南相木川が流れていた谷に水を貯めていますが、ダム建設時に南相木川はトンネルを通じて下流に流されるようになっています。つまり南相木ダムのダム湖の水は洪水吐を通過する以外、南相木川に通常は通じていません。

ではダム湖の水は…揚水発電の下池側の神流川の水です。南相木川の慣行利水権に配慮してこのような設計になっているとか。確かに南相木川沿いには滝などの景勝地が多くそのような判断に至ったことも首肯できます。

石灰岩の歌碑

丹治富美子さんの歌碑(2022年10月)
南相木ダムの洪水吐(2022年10月)

ウズマク広場の傍らに丹治富美子さんの歌碑があります。「悠久の時経し石の フィルダムは 造りし人の魂と輝く」が刻まれています。自然を称えつつも、それをいくらか奪いながら生きていく人類の営みに厳しくも同情する視線を忘れない氏の考え方が出ている歌のように思われます。(管理人の見方ですが詳しくないので違ってても怒らないで下さい。)

白石のダムの麓のウズの上 青空向けて一叫びする

ウズの天辺から見る風景(2022年10月)
ウズの天辺から見る風景(2022年10月)

影響されて一句読んでしまいました。ウズマク広場のウズの天辺から見た風景です。奥に見えるのは男山の稜線か?青空の爽快さに思わず一叫び。何を叫んだか…意味のある言葉ではありませんがストレス解消。

ウズマク広場を後にして

NC750Sと南相木ダム堤体+洪水吐(2022年10月)
NC750Sと南相木ダム堤体+洪水吐(2022年10月)

ダム堤体と洪水吐が良く見える場所にNC750Sを停めて記念撮影。NCの赤、周りの緑、空の青。光の三原色ですね。合わせてダム堤体の白になっていますね。狙って撮影したわけではないですが…。

次回はダムの天端の様子。

南相木ダムツーリング 到着まで編

10月に入った某日。東京は今一つさえない天気ですが、山梨県北から長野県南にかけては好天の天気予報。そこでこれまで行ったことのない南相木ダムに行くことにしました。琴川ダムが自然流入ダムで日本一高い場所にありますが、揚水発電の上池を含めると南相木ダムが日本一。今のうちに行かないと寒いですからね。

が、中央自動車道が調布入口から渋滞。先が思いやられましたが、八王子からは渋滞解消し韮崎ICまで。そのあとは国道141号線を北上します。

道の駅 南きよさと の青空

道の駅南きよさとの青空(2022年10月)
道の駅南きよさとの青空(2022年10月)

昼頃には南相木ダムに到着したかったのですが、渋滞の影響で遅れ。結構手前の道の駅南きよさとで昼食にします。それにしてもなんときれいな青空でしょう。国道141号線から少し入ったところに野辺山宇宙電波観測所がありますがやはり澄んだ空気がポイントなのでしょうね。

道の駅南きよさとからは富士山も見えます

道の駅南きよさとの風景(2022年10月)
道の駅南きよさとの風景(2022年10月)

道の駅南きよさとの風景です。池を作って周りは散策路になっています。池には渡り鳥が何羽か浮かんでいました。手前に見えている稜線は斑山(まんどりやま)と思われます。そしてその奥に富士山が頭をのぞかせていました。

佐久往還(国道141号線)は山の風景が素晴らしい

NC750Sと赤岳、槍ヶ岳、蓼科山(2022年10月)
NC750Sと赤岳、槍ヶ岳、蓼科山(2022年10月)

佐久往還(国道141線)の東側には男山、西には上の写真の赤岳の連峰。澄んだ空気とよく晴れた青空に相まって山々の風景が美しい。渋滞も信号も少なく夏場のツーリングコースとしては最高です。ただし冬はとても寒いでしょう。

ウズマク広場から南相木ダム堤体を望む

ウズマク広場から南相木ダム堤体を望む(2022年10月)
ウズマク広場から南相木ダム堤体を望む(2022年10月)

南相木ダムは佐久往還から東に入り南相木川に沿ってかなり上流に昇った場所にあります。地図で見てもわかる通りかなり距離はありますが、ところどころに名所の滝やそれらを目当てにした観光客を受け入れる旅館などがあり走っていて不安になるような感じではありません。

とはいえ、ダムに近づくにつれて人の気配は少なくなってきます。ウズマク広場方面の標識に従って進むとまず洪水吐の急スロープが見えてその奥に白亜の南相木ダム堤体が見えてきます。

ウズマク広場は特徴的

ウズマク広場の案内板(2022年10月)
ウズマク広場の案内板(2022年10月)

南相木ダム堤体の下流側はウズマク広場として整備されています。なんというか渦をテーマに設計された公園で渦部分も流れ部分も自由に立ち入れるのですが…なんとも個性的な公園です。

次回はウズマク広場から南相木ダム周辺を愛でます。

近場ツーリングー利根大堰編

古墳群公園から利根川に向かうとそこが利根大堰

古墳群公園から利根大堰までは県道306号線を北上します。この経路は多くの場所で武蔵水路に沿っており、武蔵水路の様子を眺めながらの移動です。田舎の水路とは異なり、かなり大規模でかつ開放水路なのでこれはこれで見ものです。(撮影しておけばよかった)

利根大堰は埼玉県道20号線が通過しています。この道路結構な幹線で交通量もかなり多いです。更にこの日は堰の上で大型トラックが故障で立ち往生。片側交互通行で大渋滞になっていました。右岸側から左岸にわたって撮影できそうな場所へ。なお右岸は埼玉県、左岸は群馬県で県境にもなっています。

利根川大堰を左岸上流から望む(2022年9月)
利根大堰を左岸上流から望む(2022年9月)

左岸上流の堰が見えるところから撮影した利根大堰。よくみると、水面にボートのコーナー浮きが浮いているのが見えます。このあと4艇のボートが走行していました。どうやらアマチュアボートレースが盛んなようです。

左岸下流側は立ち入りが大変

利根川大堰左岸の砂地から(2022年9月)
利根川大堰左岸の砂地から(2022年9月)

もうすこし水に近いところで撮影できないかと考え左岸下流側に移動しますが行き止まりになります。ただし釣り人?が歩いた踏み跡がしっかり残っていて立ち入っていくと左岸の砂地にたどり着けます。

好きずきの蓼かと思いましたが…

利根川大堰左岸砂地のイヌタデ(2022年9月)
利根大堰左岸砂地のイヌタデ(2022年9月)

蓼の仲間が生えていました。場所柄蓼食う虫も好き好きのタデ(ヤナギタデ)かと思いましたがどうやらイヌタデのようです。両種にていますがイヌタデはピリッとする蓼の風味がなくあまり役に立たないことから「イヌ」タデと命名されたとか…。可愛らしい花ですけどね。

利根大堰を見るのは右岸がお勧め

利根大堰とNC750S(2022年9月)
利根川堰とNC750S(2022年9月)

左岸は川に近づくのが大変なうえに見所があまりありません。利根大堰は右岸からみるのがお勧めです。堰は2段構えになっていて写真右側で水が白く流れているところは消波ブロックが斜面状に組まれて上流側に水が溜まるようになっています。更に写真左側の堰で水を堰き止めて水位を確保するようになっています。

利根川はサケの遡上の南端

利根大堰付近の禁漁表示(2022年9月)
利根大堰付近の禁漁表示(2022年9月)

利根川はサケの遡上の南端です。古くはサケ漁も行われていたそうですが、昭和30年代には激減。同じ時期に関東地方の大渇水「東京砂漠」の発生があり利根大堰が計画され、昭和40年代初頭に堰が運用開始になりましたがその頃はサケに関しては多分壊滅的な状況だったのではないかと想像。

遡上は10月から始まることが多いが…

利根大堰の魚道(2022年9月)
利根大堰の魚道(2022年9月)

昭和57年から放流事業が始まり10000尾を超える遡上があった年もありましたが、現状では観測が困難なほどに激減。全国的にサケが減っていることもある上に南限の利根川は水温が少しでも上がると遡上したくなくなるのかもしれません。今年はどうでしょう。

なおサケの禁漁期間は1月1日から12月31日…全面禁漁です。また2010年ごろは遡上数も多く、遡上の様子を観察できる魚道観察設備がありますが2022年9月時点で閉鎖されています。(廃止ではないので復活してほしいですね)

利根大堰のゲート

利根川大堰のゲート(2022年9月)
利根川大堰のゲート(2022年9月)

利根大堰のゲートを右岸から見るとこんな感じです。水が流れている奥のゲートと手前で高さが違います。ゲートの途中で上部が折れ曲がることで高さが調整できるようになっているようです。

利根大堰の機械室群

利根川大堰の右岸上流から機械室を望む(2022年9月)
利根川大堰付近の禁漁表示(2022年9月)

番号が振られている機械室が規則正しく並んでいるのはなかなかの壮観です。橋脚と機械室の基礎部分は共用する構造になっているのが分かります。

利根大堰の取水口から樋管→各用水への分岐

利根川大堰の取水口(2022年9月)
利根大堰の取水口(2022年9月)

堰で堰き止められた水を取水口で取水して

須加樋管のゲート(2022年9月)
須加樋管のゲート(2022年9月)

堤防の下を水を通す樋管を通って

各用水路への分岐点(2022年9月)
各用水路への分岐点(2022年9月)

各用水に導水されます。写真左から邑楽用水路、埼玉用水路、武蔵水路、見沼代用水路と書かれています。この分岐の水量を見ていると関東地方で使用されている上水道、農業用の水の膨大さが思いやられます。

利根大堰編はここまで。ここから往路の渋滞を鑑みて経路を変更して東京に帰ることにします。利根川に沿って北西向きに走り、関越自動車道本庄児玉ICから練馬まで走り環八で自宅近辺まで。

この日は走行距離は短かったものの歩いた距離が長かったので少々疲れました。がそれだけに充実したツーリングでした。

次回は日本一のダムへ。

奥多摩→柳沢峠→上日川ダムツーリング 後編

天気さえ良ければ絶景の見込める上日川ダムを目指します。とはいえ、雲が晴れる様子はなく期待薄ですが。

雲は多いもののまずまずの風景

塩山停車場大菩薩線から国道411号を望む(2022年8月)
塩山停車場大菩薩線から国道411号を望む(2022年8月)

写真中央に411号の橋が見えています。おそらく左側が高芝山、右は無名峰?雲の奥にかすんでいるのが倉掛山か。この場所も風景の良いところですが雲が多いのはやや残念。そういえば柳沢峠で一緒になった親子ツーリングのバイクもここで記念撮影していました。

塩山停車場大菩薩線でNC750S(2022年8月)
塩山停車場大菩薩線でNC750S(2022年8月)

NC750Sの記念撮影。別になんてことはない写真なんですけど光の具合で見える色味が好みなので掲載。

曇っているので上日川峠は通過して…

大菩薩湖を望む(2022年8月)
大菩薩湖を望む(2022年8月)

上日川峠からは天気が良い時は南アルプスの山々を望むことが出来ますが、曇り加減から無理だろうと考えて通過します。上日川峠を越えて少しすすむと大菩薩湖を見下ろせる場所があります。天気が良ければ富士山も…ですがそれは無理でした。

大菩薩湖の湖面が下がっているのが良く分かります。夏の電力需要が大きい時期だったので揚水発電が稼働していたものと思われます。

そして上日川ダム到着

上日川ダムの取水口(2022年8月)
上日川ダムの取水口(2022年8月)

左奥の山が大菩薩嶺、一つ手前の山の裏手を通って、写真中央奥の山の左側が大菩薩峠。大菩薩嶺、大菩薩峠、そして大菩薩湖の共演です。

湖面がだいぶ下がっているのが分かると思いますが、写真からは規模感が分かりにくいと思います。管理人の目分量で赤土の見えている高さが10m位あるのでは?という感じでした。斜面になっているので今一つ高さは分かりにくいのですが…。

上日川ダムの碑の前で記念撮影(2022年8月)
上日川ダムの碑の前で記念撮影(2022年8月)

記念撮影をして上日川ダムを後にします。この後、大菩薩湖北側から林道経由で降りていく経路もあるのですがこの日は天気も悪く何となく気乗りせずそのまま国道20号へ。

うーん、ヘビの呪いか?すまんヘビ。

という訳で、この回のツーリング終了次回は利根川に向かいます。

おまけ

NC750Sとツワブキの花(2022年8月)
NC750Sとツワブキの花(2022年8月)

季節柄か道路わきには黄色いツワブキが良く咲いていました。

奥多摩→柳沢峠→上日川ダムツーリング 前編

8月最後の土曜日、天気はいま一つさえないものの久々のツーリングに出かけます。少々、夏バテか疲れが溜まっていたので長距離は避けて、涼しい奥多摩→柳沢峠→上日川ダムのツーリングに決定。

入間白岩林道は復旧していましたが…

入間白岩林道入り口でNC750S(2022年8月)
入間白岩林道入り口でNC750S(2022年8月)

このところずっと閉鎖になっていた入間白岩林道は復旧して、藤原地区側のゲートも空いていました。NC750Sの右側に見えている黄色いのがゲートです。

スーパーカブのライダーが登って行ったあと戻ってきました。話を聞くと落石が多く、一部水が越流している場所があったので戻ってきたとのこと。コンディションはあまり良くないようです。

ミヤマカラスアゲハが沢山いました

奥多摩のミヤマカラスアゲハ(2022年8月)
奥多摩のミヤマカラスアゲハ(2022年8月)

しばらく林道入り口で植物や昆虫の撮影。この日はミヤマカラスアゲハが水場に水を飲みにたくさん飛んできていました。意外と動きが素早くなかなか撮影が出来ませんでしたが偶々、まずまずに撮影できたのが上の写真です。羽の色が非常に独特でおそらく構造色の一種と思われます。

撮影が終わり、林道に進むべきか否か迷いましたがヤバそうだったら引き返すことにしてとりあえず進みます。

進むことしばらく…路上に木の枝が重なっているようで避けて通ろうとしたら、進路上に伸びてきました…。乗り越えた時にタイヤから伝わるグリっという感触、ミラーで後方確認するとのたうっている様子…。ヘビでした。引き返して状態や種類を確認する気にもなれず「すまんヘビ」を頭の中で繰り返しながら進みました。

結局越流と落石はそんなに酷くなかった

月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2022年8月)
月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2022年8月)

なお入間白岩林道の越流と落石はそこまでひどくはなく通過することが出来ました。但し、泥がはねたので後日の洗車の大変さが思い遣られましたが…。数馬まで抜けて奥多摩周遊道路で月夜見第一駐車場へ。

小河内ダムは余水吐きゲートの直下まで水位があり、おそらく貯水率70%以上と思われます。一時は余水吐きゲート前の三角形のコンクリートから更に10m近く水位が下がっていたのは敢えて下げていたのか?事情をご存じの方教えてください。

そろそろ秋の雰囲気

月夜見第一駐車場の赤とんぼ(2022年8月)
月夜見第一駐車場の赤とんぼ(2022年8月)

ダムを撮影していると目の前に赤とんぼが止まりました。そろそろ秋の気配です。

今一つ天候に恵まれなかった

富士山が見えない柳沢峠(2022年8月)
富士山が見えない柳沢峠(2022年8月)

青梅街道の道の駅たばやま手前通行止めはまだ開通していないので県道18号線を経由して青梅街道(大菩薩ライン)へ。柳沢峠で富士山を見ようとしますが…。全く見えません。

こんな時は、食事で時間稼ぎ…してもやっぱり見えません。上の写真で薄く稜線が見えているのは富士山の手前、黒岳の尾根です。

気を取り直して、上日川ダム方面に向かいます。

修行ツーリング 城山発電所ー城山湖 編

城山発電所付近2輪乗り入れ禁止!

城山発電所付近は2輪の乗り入れが禁止になっています。仕方なく城山湖テニスコート前にNC750Sを停めて野鳥観察休憩所まで歩きます。狭山湖周辺も2輪車限定で乗り入れ禁止区域がありますが、あの時代は過ぎたと思います。そろそろ解禁にしませんか?

さておき

城山発電所管理事務所(2022年7月)
城山発電所管理事務所(2022年7月)

こんな風景や

東芝製の真空遮断器?(2022年7月)
東芝製の真空遮断器?(2022年7月)

こんな風景を見て「東芝」大丈夫かなあとか思ったり

日立製の真空遮断器?(2022年7月)
日立製の真空遮断器?(2022年7月)

こんな風景を見ながら歩いていきますが、急坂+暑い7月の気温で苦行です。そしてやっと、城山湖が見えます。

城山湖と本沢ダム(2022年7月)
城山湖と本沢ダム(2022年7月)

休憩所まで這う這うの体でたどり着いて撮影。本沢ダム側へのアプローチをする気にもならず…。本沢ダムは諸元によると堤高73mのロックフィルダムとのことなので右側が堤体。「しろやまこ」と書かれた山の向こうに洪水吐ゲートがあるようです。

本沢ダムはダムとしてはあまり大きくはありませんが、城山発電所は揚水式発電所として1965年に稼働した当時は国内で有数の発電能力(認可出力25万kW)でした。現在では100万kWを超える発電能力を有する揚水発電所(上日川ダムー葛野川発電所等)もあるので大規模とは言えませんが、数次の改修を経て現役です。

体力切れで、帰途につきます。

バタフライバルブ@城山発電所(2022年7月)
バタフライバルブ@城山発電所(2022年7月)

こんな風景や

フランシス水車@城山発電所(2022年7月)
フランシス水車@城山発電所(2022年7月)

こんなフランシス水車を横目にテニスコートに下っていきます。

城山発電所から城山ダムを望む(2022年7月)
城山発電所から城山ダムを望む(2022年7月)

更に揚水発電の下池、津久井湖と城山ダムを撮影して下っていきますが…一向に到着しません。スマホで地図確認…道間違ってました。徒歩で戻ります。トホホ。

次回は引き返す途中に撮影した写真など。

修行ツーリング 奥多摩ー深城ダムー城山ダム 編

奥多摩~柳沢峠~大菩薩方面~上日川ダムの予定が…

時はやや遡って7月下旬。少し曇りがちでしたが天気予報は晴れ時々曇り。久々に上日川ダムに行ってみようと出発。

まずは奥多摩で

奥多摩のサルナシ(2022年7月)
奥多摩のサルナシ(2022年7月)

こんな写真や

奥多摩の苔の写真(2022年7月)
奥多摩の苔の写真(2022年7月)

こんな写真を撮影してから、奥多摩周遊道路を奥多摩湖方面に向かいます。少し曇りがちでしたがこの時点ではまだ晴れ間がありました。

しかし、都民の森公園を通過した瞬間、大雨!雨具は勿論持参していましたがそれを取り出して着る間もなくびしょびしょ。7月とは言え奥多摩は涼しく…濡れた身で走行するのはハッキリ言って寒い状況。

青梅街道はがけ崩れの影響で通行止め、県道18号を迂回する必要がありあまりの雨と寒さに心が折れました。南向きは少し明るかったので小菅方面から国道139号で深城ダム方面に逃げることにします。

松姫トンネルがめちゃ寒かった

深城ダム手前で休憩(2022年7月)
深城ダム手前で休憩(2022年7月)

国道139号の峠は松姫峠です。現在では松姫トンネルが出来てルートは大幅に短縮されています。なにより、雨が降らないのが良い…のですがトンネル内えらく涼しく…というか寒く体力を消耗します。因みに松姫トンネル、山梨県の国道トンネルでは雁坂トンネルの次に長い3066m。いや寒かった。

せめて、トンネルの向こうで雨が止めば…と思っていたら、やみました。日頃の行いが良いおかげです。深城ダムの手前で休憩。シャツを絞った水がNC750Sの下に…濡れた加減が分かると思います。水行かと思うほどの雨でした。

深城ダムの堤体側は行ったことがあるので、展望台方面に向かい展望台からダム堤体を撮影。

展望台から見る深城ダム(2022年7月)
展望台から見る深城ダム(2022年7月)

あまり高い展望台ではありませんが、これまでの成り行きで少し体力を使っていたせいか少々疲れましたが良い写真が撮影出来ました。

深城ダムのゲート(2022年7月)
深城ダムのゲート(2022年7月)

常用洪水吐からの放流中。下流の減勢工が良い音を出していることが想像出来ました。が、この日はダム湖右岸を通って国道139号へ。ちょっと疲れたのでこのまま帰ろうかと思いましたが、天気も回復してきたのでこれまでに行けていない城山湖・本沢ダムに向かいます。

城山ダムのダム湖は津久井湖

津久井湖と城山ダム(2022年7月)
津久井湖と城山ダム(2022年7月)

城山ダムのダム湖は津久井湖。本沢ダムのダム湖は城山湖。珍しい名前の入れ替え具合かと思います。城山ダムは下流左岸側に展望台が設置されていてダム堤体を堪能することが出来ます。この展望台はあまり高くなくて体力使いません。

イタドリの花と城山ダム(2022年7月)
イタドリの花と城山ダム(2022年7月)

展望台にはイタドリが生い茂っていました。この時初めてイタドリに雄花と雌花があることに気づきました。美しい雄花の写真はこちらに掲載しました。

そして城山湖方面に…これが結果的に修行part2になります。

人生初長野県を含むツーリング(塩沢ダム 編)

古谷ダムから塩沢ダムまで

国道299号線は古谷ダムを過ぎたあたりから道幅も狭く、タイトなカーブが多くなります。十国峠の展望台はこの時期は木々の葉に囲まれてあまり見晴らしが…と思われたのでパス。

しばらく林道雰囲気の道が続きます。とはいえ、舗装はきれいですし崩れている場所などはなく「酷道」というほどではないと感じました。

塩沢ダムに到着

塩沢ダムに到着(2022年7月)
塩沢ダムに到着(2022年7月)

塩沢ダムは群馬県営の中規模な重力式コンクリートダムです。目的はFNW。県道46号線沿いにあります。書き忘れていましたが十国峠は長野ー群馬県境で分水嶺でもあります。長野県側は信濃川水系、群馬県側は神流川水系(下流に下久保ダム、神水ダム)になります。

塩沢ダムのダムカード(2022年7月)
塩沢ダムのダムカード(2022年7月)

国道299号線側からアプローチするとダムの堤体入り口の少し先に駐車場とダムカード撮影設備?があります。塩沢ダムの堤体を上流側から撮影することになります。ゲート操作室の建物のデザインが独特です。また少し汚れていますが、奥に「こいのぼり」「どんどん焼き」「鮎の里祭り」などを盛り込み「夢と郷愁を清き流れに感じて」と題された稲川庫太郎さん寄贈の壁画が見えています。

塩沢ダムの親水公園(2022年7月)
塩沢ダムの親水公園(2022年7月)

塩沢ダムの上流は親水公園として整備されているようです。勿論大雨が降って水位が上がった時には「浸水」公園になってしまいますが…。なお奥に見える橋は県道46号線で北上すると富岡に抜けるルートです。

県道46号から塩沢ダムの堤体を望む

塩沢ダムの堤体を県道46号からみる(2022年7月)
塩沢ダムの堤体を県道46号からみる(2022年7月)

山の木々の葉が多いこの時期、ダム堤体は道路から見ることが難しくなりますが塩沢ダムもその一つ。県道46号は木々に囲まれていて、視界が遮られていますが一か所だけチラッと堤体が見える場所を確認しておきました。そこから、邪魔になっている杉の枝を足で抑えて強引に撮影したのが上の写真。近くに見えますが200mm望遠での撮影です。

まあまあの写真を撮ろうとしていつもそこそこ苦労してます。

日本一名前のインパクトが強いダム湖

蛇神湖の由来(2022年7月)
蛇神湖の由来(2022年7月)

塩沢ダムのダム湖は「蛇神湖」です。最初「じゃしんこ」と勘違いしてなんとまあインパクトの強い名前だろうと思っていましたが正しくは「へびかみこ」です。まあどちらにしても強烈なインパクト。日本一ではなかろうかと思う次第。ちなみに親水公園の奥に見える橋は蛇神橋と名付けられています。

インパクトはともかく蛇や竜などが含まれる地名は古くから水害が多かった場所が多いと言われますが、塩沢ダムのある塩沢川も昔から水害が多かった…だから治水ダムとして塩沢ダムが建設されたのですね。

次回は奥多摩→小菅→城山ダム→城山湖修行のツーリングです。

人生初長野県を含むツーリング(古谷ダム 編)

余地ダムを3時に出発して古谷ダムに3時30分ごろ到着。古谷ダムはダムとして寄るというよりも国道299号の途中お手洗いによる人の方が多いかもしれません。古谷ダムは堤高48mの重力式コンクリートダムで新しく人工湖を作るというよりも元の川の水深をとても深くして広くしたような作り(直接流域上のダム)が特徴です。

国道299号から古谷ダムが見える

国道299号から古谷ダムを望む(2022年7月)
国道299号から古谷ダムを望む(2022年7月)

古谷ダムは抜井川に沿って走る国道299号沿いにあります。抜井川流域は通常は内陸高地性の気候で降水量が少なく水不足に悩まされてきました。一方で一旦降雨があると大雨になりやすく昔から氾濫がおおかったそうです。(長野県 古谷ダムパンフレットより

国道299号から古谷ダム天端へ(2022年7月)
国道299号から古谷ダム天端へ(2022年7月)

国道が天端を通過する城山ダムや県道が通過する道志ダム二瀬ダムは有名ですが、国道の歩道から何のアプローチもなく直接ダム天端に繋がっているのは珍しいと思います。

古谷ダムを右岸から望む(2022年7月)
古谷ダムを右岸から望む(2022年7月)

自然越流式洪水吐4門、常用洪水吐1門、低水放流施設が一つあり、この時は常用洪水吐から放流中でした。常用洪水吐の位置が堤体の比較的下にあるのは洪水時の放流調整を主眼に置いているからだと思われますが特徴的です。

しきりにアオサギが飛んでました…

古谷ダムのアオサギ(2022年7月)
古谷ダムのアオサギ(2022年7月)

古谷ダム堤体付近ではアオサギがしきりに飛んでいました。サギは巣を集団で作りサギ山を形成するので近くにあるのかもと思いつつ堤体を渡って左岸上流側から撮影したのが次の写真。

洪水吐と常用洪水吐ゲートがよく見える…あれ?

古谷ダム堤体を左岸上流側から望む(2022年7月)
古谷ダム堤体を左岸上流側から望む(2022年7月)

古谷ダム天端を渡って左岸上流側から堤体を望むとゲート類がよく見えますが、ゲートの上に何かある。上の写真では見にくいかもしれませんが、クリックして大きな写真を拡大すると分かるかも。

ゲートの上に巣がありました

古谷ダムゲートのアオサギの巣(2022年7月)
古谷ダムゲートのアオサギの巣(2022年7月)

レンズを望遠にして確認すると常用洪水吐ゲートの上にアオサギの巣がありました。さっき飛んでいたのはこの巣の住民(住鳥?)でしょうか?どうやらこの巣にいるのは巣立ち直前のお子様3羽のようです。

しかし、大雨が降って流量調整する時はこのゲート閉じるので完全に巣は水没してしまいます。人間にも彼らにも幸いなことに今年はそんな大雨になることがなかったのですね。よかった良かった。

なお、サギ山は別の場所、上流側にありました。このゲート上の巣は別荘か、隠し子を育てているのか…。

古谷ダム天端、NC750S

古谷ダム天端、奥にNC750S(2022年7月)
古谷ダム天端、奥にNC750S(2022年7月)

古谷ダムは国道299号の歩道から直接天端に繋がっていますが、国道を渡って反対側が管理事務所と駐車場+お手洗いになっています。

古谷ダム天端から上流を望む(2022年7月)
古谷ダム天端から上流を望む(2022年7月)

天端から上流を撮影したのが上の写真。爽快な青空で緑が映り込んだ貯水池の様子がとても美しかったです。ちなみに写真で言うとオレンジ色の網場の右端の少し上にサギ山があります。数羽のサギがいますがこの写真ではちょっと確認できないかも…。サギ山の下には鴨の親子がいてこれも子育て中。子育て世代が多くいる団地の風情でした。

古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)
古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)

そして国道299号から再度、ゲート上のアオサギの巣。やはり、子鳥と覚しいのが3羽。大きさから見るとそろそろ巣立ちの時期か。

巣立ちまで無事に過ごせることを祈りつつ、古谷ダムを出発。国道299号を東進します。次回は県境をこえて群馬県。

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