目的地は高滝ダム

久々のツーリングでリハビリが必要(大袈裟?)というわけで、ワインディングは避けてのんびり走れる房総半島、これまで行ったことのない高滝ダムを目指します。

経路は環八→第一京浜→アクアライン浮島IC→アクアライン木更津金田ICで降りて一般道。千葉県あるあるで、内陸部の道がとてもわかりにくいです。なだらかな山間部を通り、時々集落があって…という風景が続きます。基本ナビは使いたくない管理人ですが、県道168号線に出るまで調べながらのツーリングでした。県道168号を高滝方面に進むと高滝湖にぶつかり、左折して高滝ダム資料館がすぐ見えます。

市民に愛される高滝ダム

高滝ダムの天端
高滝ダムの天端

高滝ダムの天端は地元の小学生が書いた絵が描かれ、資料館の対岸にはライブも出来そうな広場がありフレンドリーな感じです。千葉県のダムの特徴で、ダム湖が観光資源として高度に開発されており、ダムより少し上流に釣り客、観光客向けの貸しボートやキャンプ場などが充実しています。

高さ24.5mの重力式コンクリートダム

高滝ダムを左岸下流側から望む
高滝ダムを左岸下流側から望む

高滝ダムは堤高24.5mの重力式コンクリートダムです。小さなダムの多い千葉県の中でも堤高でいえば小さい方に属します。高滝ダムの文字がローラーゲートの機械室前後に描かれているのと、写真左側の植え込みが「たかたきダム」になっています。ちなみに高滝は右岸側の地名です。左岸は市原市養老、水系は養老川水系です。

しかし千葉県で2番目の貯水量を誇る

高滝ダム感謝の碑
高滝ダム感謝の碑

高滝ダムは堤高が24.5mと小さいダムのように感じられますが、有効貯水量は千葉県のダムの中では亀山ダムについで2番目の規模です。堤高が低いにも関わらず、貯水量が多いということは…堤長が長く(379m)またダム湖の面積が広いのです。現地で見るとそんなに長く感じませんが、両岸の広場はダムの一部になっています。

そしてダム湖の面積が広いということは沈んだ世帯や畑も多かったということです。感謝の碑が左岸広場の比較的目立つ場所にあります。感謝。

高滝湖と高滝ダムの風景

高滝ダムを上流側から望む
高滝ダムを上流側から望む

高滝ダムを上流側から望むとこんな感じです。ダムのゲート類の右岸側にダム堤体が伸びているのが分かります。千葉県自体がなだらかな地形で開けた場所が多いですが、高滝ダムはその中でも特に開けています。山間部にある小河内ダム滝沢ダムとは周囲の風景が大きく異なります。なお高滝ダムの目的はFNW(洪水調整、流水の正常な機能の維持、上水道)です。

機能の詰まったレイアウト

高滝ダムを上流側から望む
高滝ダムを上流側から望む

高滝ダムは写真左から非常用洪水吐のローラーゲート4門、取水口、利水ゲートがコンパクトにまとまっています。保台ダム片倉ダムはあまり「色」を感じませんでしたが、高滝ダムは「水色」でデザインされています。

春がやっと来たか

高滝ダム左岸のオオイヌノフグリ
高滝ダム左岸のオオイヌノフグリ

今シーズンの冬は寒かったですね。管理人は元々寒さが苦手でまた色々あったためにちょっと体力落としてました。少し暖かくなって回復中。ツーリング先で見るちょっとした野草(写真はオオイヌノフグリ 外部サイト)も春の訪れを感じさせて良いものですよねえ。(この頃3月中旬)

NC750Sと記念撮影して次の目的地へ

高滝ダムとNC750S
高滝ダムとNC750S

高滝ダムとNC750Sの記念撮影をして次の目的地に向かいます。この日は残念ながらあまり天気が良くありませんでしたが、晴天であれば更に良い写真が撮れそうなダムでした。

次の目的地は鴨川経由、猟師工房。ジビエ購入に向かいます。次回はダム関係ない話題です。…多分。