ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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近場ツーリングー利根大堰編

古墳群公園から利根川に向かうとそこが利根大堰

古墳群公園から利根大堰までは県道306号線を北上します。この経路は多くの場所で武蔵水路に沿っており、武蔵水路の様子を眺めながらの移動です。田舎の水路とは異なり、かなり大規模でかつ開放水路なのでこれはこれで見ものです。(撮影しておけばよかった)

利根大堰は埼玉県道20号線が通過しています。この道路結構な幹線で交通量もかなり多いです。更にこの日は堰の上で大型トラックが故障で立ち往生。片側交互通行で大渋滞になっていました。右岸側から左岸にわたって撮影できそうな場所へ。なお右岸は埼玉県、左岸は群馬県で県境にもなっています。

利根川大堰を左岸上流から望む(2022年9月)
利根大堰を左岸上流から望む(2022年9月)

左岸上流の堰が見えるところから撮影した利根大堰。よくみると、水面にボートのコーナー浮きが浮いているのが見えます。このあと4艇のボートが走行していました。どうやらアマチュアボートレースが盛んなようです。

左岸下流側は立ち入りが大変

利根川大堰左岸の砂地から(2022年9月)
利根川大堰左岸の砂地から(2022年9月)

もうすこし水に近いところで撮影できないかと考え左岸下流側に移動しますが行き止まりになります。ただし釣り人?が歩いた踏み跡がしっかり残っていて立ち入っていくと左岸の砂地にたどり着けます。

好きずきの蓼かと思いましたが…

利根川大堰左岸砂地のイヌタデ(2022年9月)
利根大堰左岸砂地のイヌタデ(2022年9月)

蓼の仲間が生えていました。場所柄蓼食う虫も好き好きのタデ(ヤナギタデ)かと思いましたがどうやらイヌタデのようです。両種にていますがイヌタデはピリッとする蓼の風味がなくあまり役に立たないことから「イヌ」タデと命名されたとか…。可愛らしい花ですけどね。

利根大堰を見るのは右岸がお勧め

利根大堰とNC750S(2022年9月)
利根川堰とNC750S(2022年9月)

左岸は川に近づくのが大変なうえに見所があまりありません。利根大堰は右岸からみるのがお勧めです。堰は2段構えになっていて写真右側で水が白く流れているところは消波ブロックが斜面状に組まれて上流側に水が溜まるようになっています。更に写真左側の堰で水を堰き止めて水位を確保するようになっています。

利根川はサケの遡上の南端

利根大堰付近の禁漁表示(2022年9月)
利根大堰付近の禁漁表示(2022年9月)

利根川はサケの遡上の南端です。古くはサケ漁も行われていたそうですが、昭和30年代には激減。同じ時期に関東地方の大渇水「東京砂漠」の発生があり利根大堰が計画され、昭和40年代初頭に堰が運用開始になりましたがその頃はサケに関しては多分壊滅的な状況だったのではないかと想像。

遡上は10月から始まることが多いが…

利根大堰の魚道(2022年9月)
利根大堰の魚道(2022年9月)

昭和57年から放流事業が始まり10000尾を超える遡上があった年もありましたが、現状では観測が困難なほどに激減。全国的にサケが減っていることもある上に南限の利根川は水温が少しでも上がると遡上したくなくなるのかもしれません。今年はどうでしょう。

なおサケの禁漁期間は1月1日から12月31日…全面禁漁です。また2010年ごろは遡上数も多く、遡上の様子を観察できる魚道観察設備がありますが2022年9月時点で閉鎖されています。(廃止ではないので復活してほしいですね)

利根大堰のゲート

利根川大堰のゲート(2022年9月)
利根川大堰のゲート(2022年9月)

利根大堰のゲートを右岸から見るとこんな感じです。水が流れている奥のゲートと手前で高さが違います。ゲートの途中で上部が折れ曲がることで高さが調整できるようになっているようです。

利根大堰の機械室群

利根川大堰の右岸上流から機械室を望む(2022年9月)
利根川大堰付近の禁漁表示(2022年9月)

番号が振られている機械室が規則正しく並んでいるのはなかなかの壮観です。橋脚と機械室の基礎部分は共用する構造になっているのが分かります。

利根大堰の取水口から樋管→各用水への分岐

利根川大堰の取水口(2022年9月)
利根大堰の取水口(2022年9月)

堰で堰き止められた水を取水口で取水して

須加樋管のゲート(2022年9月)
須加樋管のゲート(2022年9月)

堤防の下を水を通す樋管を通って

各用水路への分岐点(2022年9月)
各用水路への分岐点(2022年9月)

各用水に導水されます。写真左から邑楽用水路、埼玉用水路、武蔵水路、見沼代用水路と書かれています。この分岐の水量を見ていると関東地方で使用されている上水道、農業用の水の膨大さが思いやられます。

利根大堰編はここまで。ここから往路の渋滞を鑑みて経路を変更して東京に帰ることにします。利根川に沿って北西向きに走り、関越自動車道本庄児玉ICから練馬まで走り環八で自宅近辺まで。

この日は走行距離は短かったものの歩いた距離が長かったので少々疲れました。がそれだけに充実したツーリングでした。

次回は日本一のダムへ。

人生初長野県を含むツーリング(塩沢ダム 編)

古谷ダムから塩沢ダムまで

国道299号線は古谷ダムを過ぎたあたりから道幅も狭く、タイトなカーブが多くなります。十国峠の展望台はこの時期は木々の葉に囲まれてあまり見晴らしが…と思われたのでパス。

しばらく林道雰囲気の道が続きます。とはいえ、舗装はきれいですし崩れている場所などはなく「酷道」というほどではないと感じました。

塩沢ダムに到着

塩沢ダムに到着(2022年7月)
塩沢ダムに到着(2022年7月)

塩沢ダムは群馬県営の中規模な重力式コンクリートダムです。目的はFNW。県道46号線沿いにあります。書き忘れていましたが十国峠は長野ー群馬県境で分水嶺でもあります。長野県側は信濃川水系、群馬県側は神流川水系(下流に下久保ダム、神水ダム)になります。

塩沢ダムのダムカード(2022年7月)
塩沢ダムのダムカード(2022年7月)

国道299号線側からアプローチするとダムの堤体入り口の少し先に駐車場とダムカード撮影設備?があります。塩沢ダムの堤体を上流側から撮影することになります。ゲート操作室の建物のデザインが独特です。また少し汚れていますが、奥に「こいのぼり」「どんどん焼き」「鮎の里祭り」などを盛り込み「夢と郷愁を清き流れに感じて」と題された稲川庫太郎さん寄贈の壁画が見えています。

塩沢ダムの親水公園(2022年7月)
塩沢ダムの親水公園(2022年7月)

塩沢ダムの上流は親水公園として整備されているようです。勿論大雨が降って水位が上がった時には「浸水」公園になってしまいますが…。なお奥に見える橋は県道46号線で北上すると富岡に抜けるルートです。

県道46号から塩沢ダムの堤体を望む

塩沢ダムの堤体を県道46号からみる(2022年7月)
塩沢ダムの堤体を県道46号からみる(2022年7月)

山の木々の葉が多いこの時期、ダム堤体は道路から見ることが難しくなりますが塩沢ダムもその一つ。県道46号は木々に囲まれていて、視界が遮られていますが一か所だけチラッと堤体が見える場所を確認しておきました。そこから、邪魔になっている杉の枝を足で抑えて強引に撮影したのが上の写真。近くに見えますが200mm望遠での撮影です。

まあまあの写真を撮ろうとしていつもそこそこ苦労してます。

日本一名前のインパクトが強いダム湖

蛇神湖の由来(2022年7月)
蛇神湖の由来(2022年7月)

塩沢ダムのダム湖は「蛇神湖」です。最初「じゃしんこ」と勘違いしてなんとまあインパクトの強い名前だろうと思っていましたが正しくは「へびかみこ」です。まあどちらにしても強烈なインパクト。日本一ではなかろうかと思う次第。ちなみに親水公園の奥に見える橋は蛇神橋と名付けられています。

インパクトはともかく蛇や竜などが含まれる地名は古くから水害が多かった場所が多いと言われますが、塩沢ダムのある塩沢川も昔から水害が多かった…だから治水ダムとして塩沢ダムが建設されたのですね。

次回は奥多摩→小菅→城山ダム→城山湖修行のツーリングです。

バットレスダム 丸沼ダム

11月下旬、日頃の疲れを癒すべく企画してもらった温泉旅行へ。今回はNC750Sではなく4輪で移動です。ダムツーリングではなくダムドライブ。もっともダムが主目的ではなく温泉だったのですが私の希望でダムまで足を延ばすことにしました。目的地はこれまで訪問したことのない形式のバットレスダムである丸沼ダムです。

珍しい現役のバットレスダム 丸沼ダム

丸沼堰堤の天端(2021年11月)
丸沼堰堤の天端(2021年11月)

丸沼ダムへのアクセスは関越自動車道沼田ICから120号線をひたすら日光方面に走ります。途中で薗原ダムへの入り口もありますが今回はパス。いくつかのスキー場(まだ営業していません)を通り過ぎて、控えめな丸沼ダムの標識があり到着です。車から降りると…寒い。標高1500m近くあり内陸の日本海側に近いロケーションですから東京と比べれば当然です。

上の写真はダム天端入り口手前から撮影した写真です。残念ながら天端は立ち入り禁止です。

ダム堤体を正面から

丸沼堰堤の堤体前面(2021年11月)
丸沼堰堤の堤体前面(2021年11月)

ダムの堤体正面を撮影したのが上の写真です。垂直面ではなく曲線になっています。この理由は丸沼ダムがバットレスダムだからですが、この下の写真でそれがとてもよく分かります。

バットレスダムだ

丸沼堰堤を下流側から望む(2021年11月)
丸沼堰堤を下流側から望む(2021年11月)

天端入り口から駐車場近くの遊歩道入り口からダム正面に降りることが出来ます。そこから撮影したのが上の写真です。「バットレス」は壁面を支える構造のことで番号が付いている縦方向から奥方向に向かって三角形状に支えている構造がバットレスに相当します。更に横部材を追加して強度を増しているものと思われます。

堤体正面が垂直ではなく斜面になっていたのもこの写真を見れば理由が良く分かります。垂直面をバットレスで支えるのは重力に対して強度を持たせにくいために、堤面を傾けて三角形の構造で水圧を垂直側に逃がしながら支えています。よくできています。

晩秋の丸沼

晩秋の丸沼(2021年11月)
晩秋の丸沼(2021年11月)

何週間か前に来れば紅葉が素晴らしかったと思われる丸沼の周りの山々は既に完全に落葉でした。肌寒いではなく寒いだったのでもう何週間もせずに雪が降り始めるだろうと思わせるそんな丸沼ダム近辺でした。

この後、温泉を満喫。

次回予告は最近別の内容を書いていることが多いですが…上日川ダムを予定しています。

奥利根3ダムツーリング 奥利根ゆけむり街道編

奥利根の名の通り利根川上流域の渓谷

奥利根の渓流(2021年7月)
奥利根の渓流(2021年7月)

奈良俣ダムでダムカレーを堪能した後は奥利根ゆけむり街道を東に向かいます。途中から大型車は進入禁止となり、道幅がぐっと狭くなります。この辺りから利根川水系片品川上流のいわゆる「渓流」の風景が楽しめます。よそ見注意で時々NC750Sから降りて風景を楽しんだり撮影したり。その一枚が上の写真です。

照葉峡はリラックス度特Aの景勝地

照葉峡の標識(2021年7月)
照葉峡の標識(2021年7月)

更に進むと目立つ滝があり、降りて確かめると「照葉峡」という景勝地。人生史上初めてリフレッシュ度という言葉を聞きました。照葉峡は「特A」。なんだかお米の品質のようです。緑に囲まれていて滝があって水音に包まれている環境は確かにリラックスできます。

さらに標柱を見るとなんとマイナスイオン値4060個/cm^3!これでリラックスできないはずがありません。…いやマイナスイオン値の基準が良く分からないのですが多分、タウリン1000mgよりは凄いと思います。

この時は照葉峡の滝は水の脇まで降りることができました。折角なので手で水をすくって二口三口。勿論美味しかったのですが、東京の水源のダムの更に上流の渓流で飲んでいると思うとなお美味しいものです。

時間をかけて沼田まで

沼田から赤城山を望む(2021年7月)
沼田から赤城山を望む(2021年7月)

照葉峡を過ぎてから片品で国道401号線に合流するまでの道は狭くカーブも急で正直そんな長距離ではないにもかかわらず距離感があります。大丈夫かなー、道間違ってないかなーとか思いつつ進んで401号線に合流し120号線で沼田ICに向かいます。

その途中、沼田市内でNC750Sを停めて撮影したのが上の一枚。赤城山と夏の雲が印象的です。手前に植わっている作物のアップが下の写真。何か分かりますか?

コンニャクの若株(2021年7月)
コンニャクの若株(2021年7月)


どうやらこれコンニャクの若い株のようです。コンニャクってかなり栽培に手がかかって同じ芋を3年から4年毎年植えて大きくするのだそう。現在では国産のコンニャクは珍しいそうです。

茎がマムシグサに似てるなあと思ったら両方ともサトイモ科なので遠い親戚筋みたいなものなのですね。もっともマムシグサは毒で食べられませんが。

須田貝ダムから始まり、矢木沢ダム奈良俣ダムを周ったツーリングもこれでおしまい。沼田ICから東京に向けて帰宅しました。走行距離は400kmを超えて燃料のリザーブ表示になっていました。それでも1タンクで一日楽しめるNC750Sよ、ありがとうです。

奥利根3ダムツーリング 人生初ダム○○○ 奈良俣ダム編

奈良俣ダムは突然現れる

奈良俣ダムの堤体(2021年7月)
奈良俣ダムの堤体(2021年7月)

奈良俣ダムは群馬県道63号を走っていると突然堤体が現れます。この場所からは歩いてダム堤体に上ることが出来る遊歩道が整備されているようでした。が、歩きません。奥野ダムでダムを徒歩で上り下りするのは懲りました。シンプルな直線の洪水吐が潔さ?を感じさせます。車両で堤体に上る登り口は県道63号をもう少し片品方面に走り龍洞を超えた所を左折します。

奈良俣ダムのあれこれ

NC750Sと奈良俣ダムの碑(2021年7月)
NC750Sと奈良俣ダムの碑(2021年7月)

奈良俣ダムの石碑の前でNC750Sの記念撮影。奈良俣ダムはいろいろと話題があります。その1、ダムは「奈良俣」ダム、川は「楢俣」川、ダム湖は「ならまた」湖。なぜこんなに表記を分けたのでしょう。その2、前々回の須田貝ダムは楢俣ダムと命名されていた。しかし奈良俣ダムが出来る際に須田貝ダムに名称が変更された。へーです。

奈良俣ダムの堤体を左岸から望む(2021年7月)
奈良俣ダムの堤体を左岸から望む(2021年7月)

奈良俣ダムは堤頂高158mでロックフィルダムでは日本で3番目の高さを誇ります。高さだけでいえば矢木沢ダムよりも高いのですが高度感はありません。ただスケールの大きさに圧倒されます。なお洪水調整やかんがい、上水道利水などの目的を持つ多目的ダムです。

多目的の中でも水道水の供給が多く、群馬県2.435t/秒、茨城県0.179t/秒、埼玉県0.951t/秒、千葉県2.41t/秒、東京都2.07t/秒が供給されています。群馬県自身が使用する量より他都県に供給する量の方が多いのです。矢木沢ダムには東京都民が頭が上がりませんでしたが、奈良俣ダムには都民に加え千葉、埼玉、茨城県民も感謝せねばなりません。東京首都圏を利根川上流域の雪解け水が支えている構図がここでも見て取れます。

発電は12,800kWの発電能力であまり大きくはありません。この記事の一番最初の写真の右側にあるのが発電所です。

突然男性の裸像(2021年7月)
突然男性の裸像(2021年7月)

奈良俣ダムの最も特徴的なのは男性裸像かもしれません。由来、来歴はよくわかりませんが夏の青い空と雲、巨大なダム堤体に男性裸像。「なぜだ」と心の中で呟きました。

奈良俣ダムの洪水吐(2021年7月)
奈良俣ダムの洪水吐(2021年7月)

下から見てまっすぐな洪水吐は上から見てもまっすぐです。そりゃそうだ。下流側左手に発電所があり奥に見えている道路が群馬県道63号です。目立った減勢工がありませんでしたが、流れ落ちた場所の水深が深そうなので護岸された水深の深い減勢工になっているのかもしれません。(推測です。)

奈良俣ダムの周りは小ダムがたくさん

  • 奈良俣ダムから見える小ダムの一つ。やや広めの自然越流式洪水吐が特徴的。
  • 奈良俣ダムから見える小ダムの一つ。狭くて高さのある自然越流式洪水吐が特徴的。
  • イヌの顔のように見える堤体が可愛らしい。でも泣きながら吐いているようにも見えます。ちょっとかわいそう。
  • ピンボケでごめんなさい。ダムの奥の植物がかなり育ってダム堤体の上の方まで来ています。かなり土砂で埋まっている様子です。

奥利根のダムの特徴は接する山から直接雪解け水が流れ込むことです。奈良俣ダムもそうで、各所からの土砂流入を防ぐためと思われる小ダムが各所にあります。確認できただけでも4基あってそれぞれデザインが特徴的でした。

奈良俣ダムの洪水吐ゲート(2021年7月)
奈良俣ダムの洪水吐ゲート(2021年7月)

奈良俣ダムの洪水吐ゲートです。このゲート中々面白い構造になっていて、低水位を維持する場合中央のゲートを上げてゲートの下から放流します。中くらいの時ゲートをおろしてゲートの窓から放流します。更に洪水になると自然越流式になり左右から越流する仕組みのようです。面白いですね。

人生初はダムカレー

人生初のダムカレー(2021年7月)
人生初のダムカレー(2021年7月)

タイトルの○○○は「カレー」でした。あちこちのダムには行くのですが、ツーリング中にあまり食事をしないのとカレーそのものがそこまで好きなわけではないのでこれまで食べたことがありませんでした。この日は須田貝ダムから始まり矢木沢ダムを歩き回り、奈良俣ダムでまた歩き回り写真撮影。朝食も食べていなかったので思い切ってダムカレーに挑戦(大袈裟)。

注文してしばらくして出てきたのがこれです。奈良俣ダムのロックフィル感と洪水吐を福神漬けで表現しているところが中々良いです。またロックフィルダムからカレーが漏れないようにライスは結構硬めに成形しているところなど中央遮水土を彷彿とさせます。管理人にはご飯がみっちり成形されていた分ちょっと多かったかもですが味は上々。

満腹の後は、奥利根ゆけむり街道を走破します。

奥利根3ダムツーリング 見どころが多い矢木沢ダム編

流石に大きい矢木沢ダム

矢木沢ダムは堤体高131mのアーチダムです。東電の管理用道路を進むと堤体が見えてきますが、道路とダムの位置関係からほぼ正面からみることになるのでアーチがあまり感じられません。この橋を越えて直進すると発電所(但し一般車進入禁止)、左折して一気にダム堤体高分を登って駐車場に至ります。

管理用道路から見る矢木沢ダム(2021年7月)
管理用道路から見る矢木沢ダム(2021年7月)

矢木沢ダムのダム湖は「奥利根湖」

奥利根湖の表示と奥利根湖(2021年7月)
奥利根湖の表示と奥利根湖(2021年7月)

駐車場にNC750Sを停めて、管理事務所を抜けてダム湖側に出ると「奥利根湖」の表示があります。奥利根湖は小河内ダムの奥多摩湖と比べると少し多い貯水量を持ちます。特徴的なのは地図で見ると非常にギザギザとした形をしています。これは周囲の山地からの雪解け水がそのまま小さな谷をつくりながら流れ込むことが原因と考えられます。奥多摩に比べると奥利根は圧倒的に積雪量が多い豪雪地帯です。

水はすべての生命 ー 瑞雪

水はすべての生命(2021年7月)
水はすべての生命(2021年7月)

瑞雪とは何かの吉兆として降る雪のことです。実際、奥利根湖の水は所在する群馬県だけではなく東京都にも供給されており我々の生活になくてはならないものです。このようなダムを寿ぐ碑や掲示は四国の早明浦ダムにもあります。その言葉は「四国の○○ ○ 」。期せずして似ています、リンク先でご覧ください。

洪水吐と余水吐

矢木沢ダムの洪水吐(2021年7月)
矢木沢ダムの洪水吐(2021年7月)

矢木沢ダムの洪水吐のゲートです。矢木沢ダムの目的に洪水調整が含まれているので洪水吐と呼んでよいはずです。ところがゲートの製造者三菱重工業によるプレートには「矢木沢ダム余水吐ゲート」と記載があります。ダムの公式HPやパンフレットには洪水吐。あまり厳密に分けられていないのか?

ウィングダムとわきダム

矢木沢ダムの洪水吐とウイングダム(2021年7月)
矢木沢ダムの洪水吐ー下流側から(2021年7月)

矢木沢ダムはアーチダムとして有名ですが左岸側は地質上の問題でコンクリートの重さでダム端部を支えています。上の写真の洪水吐が見えている部分がそれにあたります。このような構造はウィングダムと呼ばれ、有名な黒部ダムは両岸にウィングダムがあるそうです。

ウィングダムの手前に土手が見えていますが、はしダムと呼ばれダムの一部になっています。奥利根湖は二つの谷をせき止めて出来ているようで大きな谷をアーチダムとウィングダムでせき止め、小さな谷をはしダムでせき止めて一つの大きな湖を形成したものです。なおはしダムの上が駐車場になっています。

設計者はひょっとして○○がお好き?

矢木沢ダム洪水吐のバンク(2021年7月)
矢木沢ダム洪水吐のバンク(2021年7月)

矢木沢ダムの洪水吐ははしダムでせき止められた方の谷に誘導されています。この流路を見るとカーブしているところでバンクが付けられています。流れの外側にこぼれにくくするための措置だと思いますが…直感的には必要か?と感じてしまいました。ひょっとすると設計者が競輪好きでバンクを付けたかったのではと思ってしまいました。

右岸から矢木沢ダムの堤体を望む

右岸から望む矢木沢ダムの堤体(2021年7月)
右岸から望む矢木沢ダムの堤体(2021年7月)

右岸から矢木沢ダムの堤体を望みます。横長ではカメラのフレームに収まりません。高さ131mで非常に高度感があります。高さだけではなくダムの3次元的なアーチの影響で足元も見渡せることも大きく影響しています。重力式コンクリートダムの斜面の堤体を見るときとはかなり違う感覚です。

矢木沢ダム天端から洞元湖を望む

矢木沢ダム天端から下流を望む(2021年7月)
矢木沢ダム天端から下流を望む(2021年7月)

矢木沢ダムの天端から下流を望むと奥に前回の須田貝ダムのダム湖である洞元湖の北端部が見えます。宮ケ瀬ダム石小屋ダムも上流側のダムから下流側のダムが見えるケースですが、これだけ大規模なダムのダム湖が上流側から見えるのは珍しいような気がします。

矢木沢ダムを左岸から望む

矢木沢ダム右岸から堤体を望む(2021年7月)
矢木沢ダム右岸から堤体を望む(2021年7月)

先ほどの左岸からの写真と同様、独特の高度感があります。ダム堤体に沿って検査・保守用の通路が設置されています。簡単な手すりが付いているようですが高所恐怖症の管理人にはおよそ歩ける気がしません。更に一部不気味にさびてますし…。写真下に見えているのは水力発電所への導水管と思われます。矢木沢ダムの目的の一つは「発電」で、240,000kWの大規模な揚水発電を行います。発電所は写真左下に見切れていますが、送電設備の碍子が見て取れます。

30名近い犠牲があったそうです

矢木沢ダム慰霊碑(2021年7月)
矢木沢ダム慰霊碑(2021年7月)

ダムといえば「危険な現場」の印象が強いですが、昭和30年代に起工された矢木沢ダムも例外ではなかったようです。一方で矢木沢ダムには「移転を余儀なくされた人々」関連の記念碑などはありません。1軒だけ移転者があり、東京電力の保養所だったとのこと。そりゃあ、記念碑は立ちません。

奥利根湖とダム管理事務所(2021年7月)
奥利根湖とダム管理事務所(2021年7月)

奥利根湖をダム左岸から望みます。アーチダムの本体ダム、重力式コンクリートダムのウィングダム(洪水吐のある辺り)、フィルダム(管理棟から奥)位置関係がよくわかる一枚です。矢木沢ダムは3形式のダムが一度に見られる興味深い場所です。

なお矢木沢ダムの水は7割弱が群馬県の農業用水、2割弱が東京都の水道水(毎秒4t!)、残りは群馬県の水道水として使用されています。群馬県の農産物の多くが東京に出荷されることを考えると、矢木沢ダムは東京都を支えているといっても過言ではありません。東京都の水の多くは日本海側の豪雪地帯で降った雪の雪解け水なのです。東京都民は矢木沢ダムには頭が上げられないのです。

記念撮影をして次の目的地へ

奥利根湖をバックにNC750S(2021年7月)
奥利根湖をバックにNC750S(2021年7月)

奥利根湖をバックに記念撮影。撮影中、大型バイクでツーリングしているグループの一人の方とお話し。先週は下久保ダムに行っていたそう。ツーリング情報を交換し、挨拶して私は出発。ところが、帰路の国道120号線で撮影中にばったり会うという奇遇。面白いものです。

東京を支える矢木沢ダムを離れて、関東を支える奈良俣ダムに向かいます。

奥利根3ダムツーリング 須田貝ダム編

須田貝ダムへのアプローチ

少し眠れないことが多く朝早く目が覚めた夏の日。都内の天気は曇り…といって家で悶々と過ごすのは嫌なので早い時間を活かして少し遠出することに。そういえば矢木沢ダムを目指したことがありましたが、手前の藤原ダムで雨と寒さで帰ってきたことがありました。

ということで、メインの目的地は矢木沢ダムとして、須田貝ダム→矢木沢ダム→楢俣ダム→奥利根ゆけむり街道を走るツーリングに出かけました。須田貝ダムまでのアプローチは環八→関越練馬IC→水上IC→国道291号→群馬県道63号で途中で左折し矢木沢ダムの東京電力管理用道路の途中に須田貝ダムがあります。ダムは道路からよく見えて、こんな感じです。

なお今回のツーリングで藤原ダムにも寄ることを考えたのですが…一度取材済みだったので矢木沢ダム到着を最優先しました。群馬県道63号を水上側から進むと藤原ダムの藤原湖西岸(こちらが矢木沢ダム近道)ー東岸(こちらが県道63号)の分岐があります。東岸を選ぶと藤原ダムの天端を通過できるのですが、今回は西岸ルート。

須田貝ダム全景(2021年7月)
須田貝ダム全景(2021年7月)

須田貝ダムは意外と日本初が多い

須田貝ダムは比較的大きな、重力式コンクリートダムですが見た目にはあまり特徴はありません。割とオーソドックスな姿です。一方で日本で初めてダムのコンクリート材料にフライアッシュ(石炭燃焼時の灰)を使用したり、地下に発電所を設置する(これも日本初)などの技術的なチャレンジがされているのが特徴です。

地下に発電所を設置するのは、割と多く下久保ダムの下久保発電所上日川ダムの葛野川発電所なども地下に発電所が建設されています。地下に発電所を建設するのは大変なように思えますが、ダム湖との標高差を稼いで発電量を増やすことが出来たり、豪雪地帯では雪の影響を受けないなどメリットがあるようです。そういえば、須田貝ダムのある奥利根地方は典型的な豪雪地帯です。

須田貝発電所の変電所(2021年8月)
須田貝発電所の変電所(2021年8月)

発電所は建屋がありませんが、変電所は地上にあります。送電はやはり高圧電線なので地上が有利なのでしょう。

須田貝ダムのダムカード?

須田貝ダムのダムカード?(2021年7月)
須田貝ダム全景(2021年7月)

須田貝ダムのダムカード?です。ダムカード風の枠があって本物のダムを枠に入れて撮影するとダムカードの出来上がりです。右上のPは須田貝ダムの目的が発電(Power generation)であることを示しています。多くのダムは一つの目的だけではなく複数の目的がある多目的ダムですが、須田貝ダムは発電専用です。

また右下のGはダムの形式を表していて重力式(コンクリート)ダム(Gravity dam)を意味しています。他の重力式コンクリートダム以外の重力式ダムは、HG – 中空重力式コンクリートダム、GA – 重力式アーチダムなどで表されます。中空重力式コンクリートダムは未取材ですが、重力式アーチダムといえば秩父湖の二瀬ダムが有名ですね。

東京は曇りでしたが良い天気でご機嫌

須田貝ダムの駐車場で撮影したNC750S(2021年7月)
須田貝ダムの駐車場で撮影したNC750S(2021年7月)

出発した時は曇りでしたが水上ICを降りたあたりから日が差し始め、須田貝ダムではすっかり夏の日差し。でも、さすがは奥利根、涼しいのですよ。それにカラッとしていて夏のツーリングには最適なんじゃない?と気づきましたが、それはこの後でも証明されました。

須田貝ダムを出発してさらに進むと…初めての場所なので結構な距離あるように感じましたが、橋の手前から今回のツーリングの目玉である矢木沢ダムが見えてきます。

そして矢木沢ダム(2021年7月)
そして矢木沢ダム(2021年7月)

なお県道63号から矢木沢ダムの東京電力管理用道路に入ると一切民家や店舗はなくなります。が、流石は有名な大ダム、結構観光やツーリングで訪問している方も多く、必然的に交通量が結構ありました。是非安全運転で行きましょう。

次回は矢木沢ダム。

下久保ダムツーリング(後編)

下久保ダム右岸駐車場から角方向を望む(2021年6月)
下久保ダム右岸駐車場から角方向を望む(2021年6月)

下久保ダムの天端は国道から城峯公園に繋がる道路になっています。天端を通って右岸駐車場にNC750Sを停めてダムの角側を撮影したのが上の写真です。ダム堤体のゲートのある面を主ダム、山波石峡に面した面を補助ダムと呼んでいます。補助ダムは遠くから見ると直線のように見えましたが、実際には少し湾曲していて、右岸駐車場から直接角を見ることが出来ませんでした。

6月の梅雨入り前後で水位を下げている時期でゲートを含めダムの設備が良く見えています。まず主ダム中心水面から2つの放流口が半分覗いているのが主ゲート、その上に2門格子状のゲートが見えているのが補助ゲート、その両脇縦長のゲートが非常ゲートです。ゲートの右側に建物を伴っている設備は表面取水設備です。農業用水などあまり水温が低いと問題が発生する場合に暖まったダム湖表面の水を取水するために稼働します。

下久保ダムの角に歩いて向かう

  • 下久保ダムから神流湖を望む
    下久保ダムから神流湖を望む
  • 下久保ダムのダムマンガ(2021年6月)
    下久保ダムのダムマンガ(2021年6月)
  • 下久保ダムの石碑(2021年6月)
    下久保ダムの石碑(2021年6月)

下久保ダムの補助ダム天端を角に向かって歩きます。左手に神流湖、右手には山波石峡の風景が楽しめます。天端の道路は歩道もしっかり整備されていて普通の道路と変わりありませんが、欄干部分に近隣の観光案内やダムマンガのイラストがあるなどちょっと楽しいです。ダムマンガは文字通りダムを愛する主人公を中心にしたマンガですが下久保ダムの角をストーリーの中で取り上げたことがあり下久保ダムには縁の深いマンガです。

下久保ダム角にダムの記念碑があります。当然角なので90度のカーブになっています。カーブを示す矢印の看板が両方に立っていますが、記念碑と合わせたちょっとしたデザインを意識しているのは間違いないでしょう。記念碑が良く目立ちます。補助ダムも主ダムも天端の広さは同じなので、記念碑のスペース分道路が狭くなるはずですが道幅は一定です…それはまた後で。

下久保ダムの角の風景

  • 下久保ダム諸元(2021年6月)
    下久保ダム諸元(2021年6月)
  • 下久保ダム角の標柱(2021年6月)
    下久保ダム角の標柱(2021年6月)
  • 下久保ダムの角を直上から望む(2021年6月)
    下久保ダムの角を直上から望む(2021年6月)

ダムの記念碑の裏側にはダムの簡単な諸元がまとめられています。立ち退きになった方々の名前や献辞、慰霊の言葉などが書かれている場合もありますが、下久保ダム角の記念碑はシンプルです。おそらく、別にこれらを書いた碑があるものと思われます。

ダムの角には旧建設省による「標柱3号」が立っています。3号があるということは1号と2号があります。この二つは神流湖上流側の両岸にあって、1号と2号を結ぶ線よりダム堤体側は船舶が極スローで航行しなければならない場所になっています。(ダム堤体近くは進入禁止)

ダムの角上からダムの角直下を見ることが出来ます。写真では分かりにくいですが、当然高度感が凄いです。およそ乗り出して写真撮影する気にはなりません。ダムの角は直角に建てられているわけではなく傾斜を持って堤体の底の方が少し厚くなっています。これに反りが付いていれば熊本城の武者返しに似ているのですが…ダムを角を登れる人間はいないのでそんな凝った設計は不要でしょう。

下久保ダムの角の内側

  • 下久保ダムの内側の角遠景(2021年6月)
    下久保ダムの石碑(2021年6月)
  • 下久保ダムの内側の角やや遠景(2021年6月)
    下久保ダムの内側の角やや遠景(2021年6月)
  • 下久保ダムの内側の角アップ(2021年6月)
    下久保ダムの内側の角アップ(2021年6月)

下久保ダムの補助ダムは湾曲があり右岸側からは角の内側は見にくいです。逆に主ダムはまっすぐなので左岸側からは角が良く見えます。左岸駐車場から角を見ると…プールの角というか水が少ないのでお風呂の角のようにも見えます。

左岸には山側に展望場所も準備されていますが…夏にかけての時期はあまり登ると木々の葉っぱで堤体は良く見えません。むしろ上っている途中の場所から角の内側を見るのが様子が分かりやすいです。なおダムの内側に見える黒い筋は道路上の水を排水した跡と思われます。

角をアップで見るとゲートなどの配置が良く分かりますが、それに加えて角の内側で道路を通すスペース分だけ広くなっているのが分かります。角の記念碑スペースの分、内側を拡げて道路が狭くならないようにしたのですね。

下久保ダム堤体上の県境

下久保ダム堤体上の県境(2021年6月)
下久保ダム堤体上の県境(2021年6月)

下久保ダムは「角」が特徴ですが、補助ダムを含めた堤体長日本一という特徴もあります。またそれらに加えてダムの中心が埼玉県と群馬県の県境になっています。つまり私がNC750Sを停めた右岸駐車場は埼玉県、左岸駐車場は群馬県です。

なお下久保ダムの水で発電を行う下久保ダムは群馬県にあります。埼玉県のダムは非常に開放的なところが多いのですが、群馬県のダムは一部を除くとツンデレ?利根川水系は大ダムが多くダム好きにはたまらない場所ですが埼玉県ほど観光地化されていない印象です。

この後は、道の駅上州おこしに寄って都心に帰京しました。道の駅上州おこしは「下久保ダム推し」で全国のダムカード展なども企画されていました。(が…COVID-19の影響で中途半端な感じでした。)

「角」、「堤体長日本一」、「堤体中心が県境」、見どころの多い下久保ダム。再訪を心に誓って、この記事をおしまいにします。

下久保ダムツーリング(前編)

神水ダムも見どころの一つ

神水ダムを上流側から望む(2021年6月)
神水ダムを上流側から望む(2021年6月)

神水ダムは下久保ダムの下流にあり下久保ダム下流の水位を調整しながら、併設された鬼石発電所で小規模ながら発電をしています。大ダムではありませんが写真左の船の艦橋を思わせる階段の様子や発電用利水路のゲートとクレストゲートの組み合わせが造形的に面白いです。

「日」の字が4つ並んだ形になっていますが下がゲートの上部、中央が天端、上が保守管理用の通路になっており、天端は重量5.5t以下の自動車は通行できます。(但し人と自転車優先の上狭いので通行はおすすめはしません。)

下久保ダムまでの風景

  • 鬼石発電所の放流の様子(2021年6月)
    鬼石発電所の放流の様子(2021年6月)
  • 下久保ダムを三波石峡から望む(2021年6月)
    下久保ダムを三波石峡から望む(2021年6月)

神水ダム天端からは鬼石発電所の放流が良く見えます。最大許可出力は790kWですので小規模水力発電に分類されますが、発電時の流量は意外と多く神流川に放流される様子は力を感じさせます。水力発電の場合、流量が小さくても高低差で発電量が多いケースがありますが、鬼石発電所はダム堤体分の高低差しかないようです。

下久保ダム堤体下流に向かう途中は三波石峡です。ここから見えるのは下久保ダムの補助ダムです。補助ダム堤体の右側に小さく見えているのが主ダムに設置された取水設備でこの角度からは唯一見えるダムらしい設備です。三波石峡の風景も素晴らしいのですがダムツーリングなので先に進みます。

下久保ダム主ダム堤体を下流側から望む

下久保ダム堤体を下流側から望む(2021年6月)
下久保ダムを三波石峡から望む(2021年6月)

三波石峡の駐車場を更に奥に進んで下久保ダム堤体直下に到着です。下久保発電所がこの写真の右手手前の見えない位置にあります。全体的に人工的に作られた流路が多く、またダム直下で流路が90度曲がっているのも特徴的です。

ゲート配置は上からクレストゲート、オリフィスゲート、コンジットゲートが2門ずつ備えられているオーソドックスな配置です。

下久保ダム直下~補助ダム天端まで

  • 下久保ダムを三波石峡から望むー全景(2021年6月)
    下久保ダムを三波石峡から望むー全景(2021年6月)
  • 下久保ダムから462号線に戻る急坂(2021年6月)
    下久保ダムから462号線に戻る急坂(2021年6月)
  • 下久保ダムから三波石峡を望む(2021年6月)
    下久保ダムから三波石峡を望む(2021年6月)
  • 下久保ダム補助ダムの堤体(2021年6月)
    下久保ダム補助ダムの堤体(2021年6月)

下久保ダム直下は観光客が楽しめるような施設は一切整備されておらず、案内板が設置されている程度です。発電所は勿論堤体側への立ち入りも出来ないので堤体を存分に楽しんだら、国道462号線に戻ってダムの天端に向かいましょう。

ちなみに下久保発電所から国道462号線に戻るには奥に進む形で山を登るルートと三波石峡を引き返すルートの選択肢があります。前者は途中で斜度23%スリップ注意の表示がある急坂でちょっとした恐怖感があります。スキー中級者向けゲレンデを登るイメージです。乗用車の方や小型二輪の方には引き返すルートをお勧めします。(上の写真はまだ序の口です。)

国道462号線に戻り更に神流湖方面に向かい、トンネルを抜けて直後、左側に下久保ダム天端に向かう道路があります。トンネルからすぐなので見落とさないように気を付けましょう。左側に曲がってしばらく進むとダム手前の公衆トイレと駐車場が見えてきます。駐車場はダムの天端を渡って補助ダムの奥にもあります。(但しこちらはトイレはない)ダムの管理事務所も補助ダムの奥にありますが特に展示などを行っている風ではなく、むしろ道の駅上州おこしがその役割を果たしている印象です。

補助ダム天端からは通過してきた三波石峡が良く見え、また少し手すりから顔を出してみると特徴的な堤体も観察できます。補助ダム天端を歩いて下久保ダムの最大の特徴「角」に向かいます。

次回は角の様子などを掲載予定。

下久保ダムに向かうツーリング3 – 下久保ダムの堤体を望んで…

下久保ダムに到着…できず

下久保ダムを下流側から望む(2021年5月)
下久保ダムを下流側から望む(2021年5月)

山波石峡から国道まで引き返して下久保ダムに向かいますが…時間切れになってしまいました。この日は都内のバイクショップでタイヤ交換を予定していたのでそろそろ引き返さなければなりません。途中の下久保ダムが良く見える場所でダム堤体を撮影。ダム堤体の左端に珍しい「角」が見えています。この角の向こう側の辺が山波石峡から見えていたことになります。

後から調べると山波石峡から引き返す必要はなく更に進むとダム堤体の下流側に出られた模様。余計な回り道で残念なことになってしまいました。下久保ダムが大場所であることはよくわかったので再訪を心に決めて引き返します。

道の駅 上州おこしの廃校跡

道の駅上州おこしの廃校跡(2021年5月)
道の駅上州おこしの廃校跡(2021年5月)

山波石峡を結構歩いたのでのどが渇きました。暑くなってくる時期脱水症状には気を遣います。道の駅上州おこしによって水分補給とトイレ休憩。この道の駅は小学校の廃校跡に作られており建物の一部は残されています。確かに小学校っぽい建物で左端に「職員室」って書いているのが雰囲気があります。

そういえば房総半島の猟師工房も小学校の廃校跡に出来ています。少子化+過疎化のせいで全国で小学校の廃校が増えているのだと思います。廃校跡が活用されるのは良いことですが、根本的に子供が少なくなるのは寂しいですね。

上州の麦(2021年5月)
上州の麦(2021年5月)

下久保ダムへの道々、国道17号線や国道462号線の周りは麦畑が収穫の時期を迎えていました。埼玉県から群馬県にかけてのこの地域は麦の栽培が盛んなようです。埼玉県でははだか麦、六条大麦、二条大麦、小麦が栽培されているそうですが…作付面積から見るとこの写真は小麦?麦に詳しい人教えてください。

この後は関越自動車道で東京まで戻り、バイクショップへ。次回はタイヤ交換の様子を掲載予定です。

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