ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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紅葉満喫ツーリング(十石峠まで)

黄葉と紅葉と落葉した木々

国道299号のまだ群馬県側広いあたり。もう少し進むと、大型車通行困難です。

国道299号と紅葉+NC750S(2023年11月)
国道299号と紅葉+NC750S(2023年11月)

紅葉と黄葉

国道299号の紅葉ー1(2023年11月)
国道299号の紅葉ー1(2023年11月)

更に紅葉と黄葉

国道299号の紅葉ー2(2023年11月)
国道299号の紅葉ー2(2023年11月)

紅葉を中心に

国道299号の紅葉ー3(2023年11月)
国道299号の紅葉ー3(2023年11月)

遠景の紅葉をバックに

国道299号の紅葉ー4(2023年11月)
国道299号の紅葉ー4(2023年11月)

十石峠到着

十石峠の展望台+NC750S(2023年11月)
十石峠の展望台+NC750S(2023年11月)

おまけ 三波石峡の渋い流水音

満喫。次は古屋ダム

紅葉満喫ツーリング(三波石峡)

東京から埼玉、群馬、長野、山梨を経て東京に帰ってくるツーリング。関越練馬から本庄児玉、国道299号に入って神水ダム→三波石峡→下久保ダム。更に299号を西進し群馬ー長野県境十石峠。

美しい紅葉を見ながら佐久穂まで。佐久往還(国道141号)にでて八ヶ岳を望みながら南進。須玉からは中央自動車道。右手に南アルプス、左手に富士山を望みながら勝沼ICまで。

勝沼ICからはフルーツラインを経由し青梅街道(国道411号)を東京方面へ。柳沢峠の富士山を堪能して帰る400kmのツーリングです。

まずはこの風景を目指して…

三波石峡・下久保ダムまでの見どころ

神水ダムとNC750S(2023年11月)
神水ダムとNC750S(2023年11月)

神水ダム下久保ダムの放流の調整をになっている中小型のダムです。高知県の筏津ダムと似た風情です。どちらも好きなダムです。

紅葉の三波石峡と銘石

紅葉の三波石峡(2023年11月)
紅葉の三波石峡(2023年11月)

三波石峡は緑の石が特に印象的。バックの紅葉と相まって美しい。

三波石峡から下久保ダムの補助ダムを望む

少し長い動画ですが11分30秒辺りで管理人が水切に成功します、飛ばしてみて下さい。

下久保ダムの角を下から望む

下久保ダムの「角」とNC750S(2023年11月)
下久保ダムの「角」とNC750S(2023年11月)

下久保ダムの角は角付近は駐停車禁止。なので下からNC750Sと撮影してみました。

下久保ダム堤体正面

下久保ダム堤体とNC750S(2023年11月)
下久保ダム堤体とNC750S(2023年11月)

下久保ダム(リンクは下久保ダム公式HP)堤体正面です。三波石峡への放流は左側の少し紅葉した緑の下にあるゲートから行われていると思われます。

下久保ダムも訪問したかったのですが長い道のり。後ろ髪をひかれつつ、次の目的地十石峠に向かいます。

八ッ場ダムツーリング(嬬恋、野反ダムなど)

八ッ場ダムを出発して長野県の上田方面に向かいます。その途中で「野反湖」の標識を見つけて、そちらに向かいます。が、意外と距離がありました。

野反湖に到着すると展望所があり、トレッキングを楽しんでいる人たちで賑わっていました。そしてその展望所の脇にはニッコウキスゲ。どうやらこの花を目当てに来ている人も多かったようです。

ニッコウキスゲ@野反湖畔(2023年7月)
ニッコウキスゲ@野反湖畔(2023年7月)

野反湖、野反ダム

野反湖と面白い雲(2023年7月)
野反湖と面白い雲(2023年7月)

野反湖は野反ダムのダム湖です。野反ダムができたのが1953年。長い年月を経て、もう一つの自然になっています。なお、この写真の中央、野反湖の奥にダムがあります。雲の様子が不思議。

八間山と青い空、白い雲(2023年7月)
八間山と青い空、白い雲(2023年7月)

美しい空の青、雲の白、林の緑。トレッキングを楽しむ人たちが小さく映り込んでいます。

野反湖をバックに野反ダム天端でNC750S(2023年7月)
野反湖をバックに野反ダム天端でNC750S(2023年7月)

野反ダムの天端。野反ダムは堤高44mのロックフィルダムです。ただし遮水方式が珍しく鉄筋コンクリートフェイシングです。

鉄筋コンクリートフェイシングの野反ダム(2023年7月)
鉄筋コンクリートフェイシングの野反ダム(2023年7月)
野反ダム堤体(2023年7月)
野反ダム堤体(2023年7月)

嬬恋といえばキャベツ

浅間山と嬬恋のキャベツ畑(2023年7月)
浅間山と嬬恋のキャベツ畑(2023年7月)

小学校の社会の授業で嬬恋村のキャベツについて習ったのはいつの日か(遠い目…)今でも嬬恋はキャベツ畑がたくさん。奥には育ったキャベツ、手前は植え付け前の畑です。

浅間山を反対の小諸から

剣ヶ峰と浅間山、NC750S(2023年7月)
剣ヶ峰と浅間山、NC750S(2023年7月)

浅間山の北の嬬恋から、上田を経由して小諸。北向きに見える浅間山とNC750S。この日はとにかく空が美しかった。

ちなみに総走行距離ちょうど500km。日帰りツーリングの途中で給油しないと明らかに足りなかったのは初めてかもしれません。

次回は奥多摩の記事の予定。

八ッ場ダムツーリング(八ッ場ダム後編)

八ッ場ダム堤体下から

八ッ場ダム堤体と副ダム(2023年7月)
八ッ場ダム堤体と副ダム(2023年7月)

最近竣工したダムだけに一般の訪問者が堤体周りのあちこちを無料で行き来できます。ダム堤体には監査廊へ続くエレベーターがありますが、通常は監査廊階を除いて止まる運転で自由に乗ることができます。

エレベータを降りて吾妻峡レールバイク アガッタンに向かう途中振り向いて撮影したのが上の写真です。廃線になったJR吾妻線の線路を一部使用して新しくできたもので興味深々ですが…二人乗りで一人では乗れなそうです。残念。

ダム堤体や赤い八ッ場もみじ橋、副ダムなどが見えていますがダム堤体を天守閣に見立てると城郭の三の丸から見たような風景にも見えます。

残された吾妻峡の風景(7:10から ※その前はダム横の小滝)
ダム堤体下から見る吾妻峡(2023年7月)
ダム堤体下から見る吾妻峡(2023年7月)

ダム建設は当初現在より500m程度下流に予定されていました。が、地元の強い要望により吾妻峡の風景を少しでも多く残すために現在位置に建設されました。もし、当初案ならダム湖の底に沈んだはずの風景です。残されるだけの美しい風景、秋の紅葉はなお格別と思われます。

吾妻峡展望台からの風景

吾妻峡の風景(2023年7月)
吾妻峡の風景(2023年7月)

ダム建設前から残る、渓流の風景です。渓流といえば釣りですが、吾妻川本流は近隣から湧出する温泉が多く流れ込み元来強い酸性でした。これが理由で魚類はほとんど住んでいなかったそうです。釣りも温泉も好きな管理人ですが、意外な「害」があることに初めて気づきました。

現在では下流の利根川の水質保持や吾妻川そのものの利水のため、酸性が特に強い支流で酸性水の中和が行われ、一部では水棲生物も見られるようになったとか。もちろん八ッ場ダムの水も上水道、農業用水、工業用水に使用されています。

VRでのダム紹介が今時

八ッ場ダムVRによる展示(2023年7月)
八ッ場ダムVRによる展示(2023年7月)

立派な展示館の2階にはVRによるダムの紹介があります。悪くはなかったのですが、音声があるともっと良かったかも。

長野原町「もっと前へ。」

もっと前への長野原町ポスター(2023年7月)
もっと前への長野原町ポスター(2023年7月)

ダム建設で多くの地区がダム湖に沈んだ長野原町のポスターです。ダム建設の補償の一環として温泉地の再開発を含め様々なアトラクションも設置されました。その一つ、ダム建設に伴って高く架け替えられた八ッ場大橋からのバンジージャンプをモチーフにした「もっと前へ。」(洪水調整で水位が低い時期の営業)

小河内ダム建設時の移転はダムから離れた場所に移転した人々が大半でしたが、八ッ場ダムの場合は新たに建設された高台にコミュニティを維持した形で移転されています。ダム建設がなければ橋もなくバンジーもなく…。水没した地域に住んでいた方々の気持ちは複雑なのではと思い遣られます。

八ッ場ダムは以上、次回は予定していなかった、もう一つのダムに向かいます。

八ッ場ダムツーリング(八ッ場ダム前編)

八ッ場ダムに行こう

夏至を過ぎましたがまだまだ日の長いこの時期でないと日帰り出来ない場所を狙って地図を眺めて八ッ場ダムを目的地にしました。

非常に激しい建設反対運動があり、建設までの妥結まで非常に時間がかかった上に、建設途中で政権が変わり建設が一時中断、さらに政権が変わって建設が継続され令和2年にやっと竣工した八ッ場ダム。

八ッ場ダム堤体を下流正面から望む(2023年7月)
八ッ場ダム堤体を下流正面から望む(2023年7月)

竣工したばかりのダム堤体はほとんど汚れておらず白さが眩しいくらいです。白いといえば石灰岩質の多いロックフィルダム南相木ダムも白いですが八ッ場ダムは重力式コンクリートダムなので雰囲気がまた随分違います。

八ッ場ダムの諸元

八ッ場ダム 諸元表示(2023年7月)
八ッ場ダム 諸元表示(2023年7月)

写真の諸元には記載がありませんが、八ッ場ダムの目的はFNWIPです。特に洪水調整は重視されていて公式HPで総貯水量の半分以上が洪水調整に充てられていることが確認できます。

2019年の台風19号が関東地方に接近した際にはまだ湛水試験が始まったばかりの八ッ場ダムが1日でほぼ満水になったのが話題になりました。(外部サイト その時のまとめ記事)八ッ場ダムがなかったら洪水被害が大きくなっていた可能性もありました。

八ッ場ダムはゲートが多い

八ッ場ダムを上流側から望む(2023年7月)
八ッ場ダムを上流側から望む(2023年7月)

八ッ場ダムにはクレストゲートが4門、コンジットゲートが3門設置されています。最近の重力式コンクリートダムでは非常洪水吐は自然越流式にしてクレストゲートが省略されるケース(宮ヶ瀬ダム湯西川ダムなど)がありますが八ッ場ダムでは4門。

細かな流量調整を目的にしているのか、設計がこれらのダムよりも前にされていたのか事情は判りませんがダムらしい姿なのは間違いないです。

洪水調整の容量が大きいと言うことは

八ッ場あがつま湖の風景(2023年7月)
八ッ場あがつま湖の風景(2023年7月)

洪水期(7月ー10月5日)のダム湖は水位が非常に低く上の写真のような風景になります。水不足なのではなく容量を空けて洪水調整量を確保しています。

奥に見えるキノコのような特徴的な岩は丸岩と名付けられています。

八ッ場ダム右岸の風景

八ッ場ダム建設で移転された墓地(2023年7月)
八ッ場ダム建設で移転された墓地(2023年7月)

ダム左岸側にダム建設に伴って新しく付け替えられた国道145号が走り、駐車場があり管理事務所や展示施設などが建てられています。またダム天端中心近いところにエレベータがあり下流側に降りることができます。

このため、右岸側は人があまりいません。そんな静かな風景の中に移転された墓地がありました。合掌。

また人がほとんどいない中、鳥たちが鳴き交わす声がとても綺麗でした。動画でお楽しみください。

八ッ場ダム右岸の鳥たちの鳴き交わし

次回はダム下流の様子。

上野ダムツーリング(長戸沢ダム編)

御巣鷹の尾根の慰霊登山を終えて、駐車場に戻って帰途につきます。

険しい山の中に作られた道なので…

NC750Sと駐輪場付近の様子(2023年6月)
NC750Sと駐輪場付近の様子(2023年6月)

この写真の右側が登山道入り口です。元々何もなかった御巣鷹の尾根に向かうために作られた道路で山を大きく削っていることもあり駐車場入り口の斜面が崩落していました。慰霊の場としての御巣鷹の尾根自体の維持も大変ですが、そこに向かう道路の維持もまた大変な事業です。

崩落があるということは土石流の可能性もあり

長戸沢ダム(砂防ダム)(2023年6月)
長戸沢ダム(砂防ダム)(2023年6月)

スゲノ沢は下流で別の沢と合流したところから長戸沢という大きめの沢になります。御巣鷹の尾根登山口の駐車場から少し下ったところに長戸沢ダムと名付けられた砂防ダムが建設されています。

ダムの標識によると完成は平成2年ですが、すでにダム上流は堆砂・堆石でかなり埋まっており砂防ダムとしての役割を果たすのは開口部の段差分しかなくなっています。とはいえ、浚渫するのも周辺の環境を考えると簡単ではなく、維持の難しさが伺えます。(砂防ダムは埋まると土石流を止める機能はなくなりますが、河床勾配を小さくして土石流が起こる可能性を下げるため埋まっていても意味はある とのこと 追記)

長戸沢ダムの標識(2023年6月)
長戸沢ダムの標識(2023年6月)

この標識がなければダム名もわかりませんでしたが…。「建設省」の名前が懐かしい感じがします。

この後、国道299号→国道462号→関越自動車道経由で帰宅。途中の下久保ダム神水ダムは横目に見ながら通り過ぎたのは残念でした。総走行距離392kmで燃費は34.7km/l。

疲れもありましたが、御巣鷹の尾根を訪問したという点で非常に感慨深いツーリングでした。

御巣鷹の尾根

上野ダムから更に神流川上流に向かうと日本航空123便墜落事故の現場である、御巣鷹の尾根があります。「御巣鷹の尾根」は事故後、前回紹介した上野村の村長黒澤丈夫氏によって命名されました。

地図で見ると御巣鷹山と御巣鷹の尾根は沢を挟んで1km以上離れています。御巣鷹山の地下には神流川発電所がありますが、事故現場とは離れた場所です。

慰霊登山の入り口

御巣鷹の尾根、慰霊登山の入り口(2023年6月)
御巣鷹の尾根、慰霊登山の入り口(2023年6月)

当然ですが、登山を楽しむ…というような雰囲気ではありません。ただ、事故現場であったとはいえ、沢の音や虫や動物の鳴き声、木々の緑など豊かな自然に囲まれて好ましいといえる場所です。

昇魂之碑

御巣鷹の尾根 昇魂之碑(2023年6月)
御巣鷹の尾根 昇魂之碑(2023年6月)

事故後、ご遺体または所縁の品が見つかった場所に建てられたと思われる数々お墓に頭を下げながら登っていくと昇魂之碑があります。この先が墜落した機体の機首が損壊し散乱した場所です。振り返ると123便の機体が触れてしまった手前の尾根が見えます。

案内は座席番号

御巣鷹の尾根 案内板(2023年6月)
御巣鷹の尾根 案内板(2023年6月)

案内板の表示は座席番号が使われています。おそらく事故後に発見された場所が反映されているものと思われます。

進んでいくと多くのお墓。それも若い人のものが多く、ほとんどが今の管理人よりも若い。いろいろ思うことはあります。突然不合理な形で先の人生を絶たれた人々の無念を思えば、些か年を取ってくたびれてきた管理人も「今一度ちゃんと生きなければならない」の感慨を覚えました。合掌。

今の穏やかな風景

現在のスゲノ沢(現場よりやや下流)

悲惨な事故の現場ですが、現在では沢は穏やかに、木々は緑で木漏れ日がまぶしい美しいといっていい場所です。事故の記憶と現在の様子の対比に感じる心の動きはこれまでの人生でもあまり体験したことのないものです。

帰途につきます。

上野ダムツーリング(上野ダム編)

上野ダムまでのトンネルは暗い

県道124号を東進して「しおじの湯 しおじや」の交差点で右折し南に向かいます。上野ダムまでは比較的近いのですが途中のトンネルが特徴的です。トンネル内のカーブが多くまた「暗い」です。トンネル内の照明が完全に消灯しているところもありNC750Sのヘッドライト頼り…なのはやや心細いです。

上野ダムの入り口は虎王トンネルを抜けてすぐ、長岩トンネル手前の数十メートルの間なので行きすぎないように注意しましょう。(管理人は行き過ぎ…かけました)

駐車場から堤体を望む

上野ダム堤体を駐車場から望む(2023年6月)
上野ダム堤体を駐車場から望む(2023年6月)

駐車場からは堤体の上流側が見えます。堤体はアーチしているように見えます。また水位はやや低く揚水発電の上池である南相木ダムに貯水されていることが察せられました。なお上野ダムのダム湖は奥神流湖と命名されています。

上野ダム「水の恵」碑(2023年6月)
上野ダム「水の恵」碑(2023年6月)

上野ダムには「水の恵」の碑があります。揚水発電の下池という奥神流湖の特性を考えるとやや唐突な感じがしないでもありませんが…。おそらく重要なのは揮毫の「黒澤丈夫(くろさわ たけお)」氏。

氏は昭和40年から平成17年の40年間に渡り上野村村長を務め、引退した時点で日本で最年長の首長でした。上野村の振興に務めただけではなく、村内の御巣鷹の尾根(これは事故後氏によって命名された地名)に墜落したJAL123便墜落事故での賞賛に値する対応したことでも有名です。

引退した年(当時91歳)に上野ダムは竣工しており、上野ダム関連の仕事は氏の村長としての最後の仕事だった可能性もあります。

上野村の主力産業の一つ木工

上野ダム管理事務所と記念オブジェ(2023年6月)
上野ダム管理事務所と記念オブジェ(2023年6月)

その木工を活かしたと思われるオブジェが管理事務所の壁に飾られています。上野の森に7人の小人がいます。右上の丸いのは…なんだろう。

管理事務所前からダム堤体を望む

上野ダム左岸から堤体を望む(2023年6月)
上野ダム左岸から堤体を望む(2023年6月)

上野ダムは堤高120mの重力式コンクリートダムです。左岸から見ると若干アーチしているように見えますが、手前と奥は副ダムで上の写真中央部の直線になっているのが主ダムです。

上野ダムは大小2つの沢を跨いで建設されており堤頂長350mで比較的長い堤体を持ちます。この構造を合理的に建設するため右岸側小さい方の沢と左岸側は主ダムに対して角度がついた副ダムとして建設し、中央に主ダムが配置されているためアーチしているように見えるのです。

上野ダムのダム湖は奥神流湖

奥神流湖と上野ダムのプレート?(2023年6月)
奥神流湖と上野ダムのプレート?(2023年6月)

上野ダムのダム湖は奥神流湖を名付けられています。ダム湖は「奥〇〇湖」が多いですね。矢木沢ダムの奥利根湖滝沢ダムの奥秩父もみじ湖小河内ダムの奥多摩湖など。

上野ダム天端の風景(2023年6月)
上野ダム天端の風景(2023年6月)

上野ダム天端左岸側にはトンネルがありますが、立ち入り禁止です。このトンネルどこかに繋がっているようには見えずダムの管理用ではないかと思われます。おそらく監査廊へのエレベーターなどがあるのではと思われますが、不詳です。

右岸からダム堤体を望む

上野ダム右岸から堤体を望む(2023年6月)
上野ダム右岸から堤体を望む(2023年6月)

上野ダム堤体を右岸から望みます。クレストゲートの洪水吐はローラーゲート2門、オリフィスゲートと放流用バルブがあるのですがこの写真では見えません。放流用バルブからは放水中でした。おそらく下流神流川の流量維持のためと思われます。上野ダムの目的はP(発電)のみでN(流水の正常な機能の 維持)は含まれませんが環境には配慮しているということでしょう。

次は…御巣鷹の尾根。

上野ダムツーリング(絶景の往路編)

よく晴れた6月の土曜日。日の長いこの時期、更に梅雨時にも関わらず雨の心配がないこの日は絶好の遠出のチャンスです。そこで取材できていなかった、上野ダムを目指すことにして出発。

経路は環八→中央自動車道調布I C→須玉IC→国道141号→県道124号→上野ダム・御巣鷹の尾根方面です。

八ヶ岳の絶景

八ヶ岳とNC750S(2023年6月)
八ヶ岳とNC750S(2023年6月)

佐久往還(国道141号)は須玉からアプローチすると正面に八ヶ岳がまず見えます。佐久方面に北上すると八ヶ岳の東側を通過しますがこの間の風景はまさに絶景です。

上の写真、最も高く見えるのが赤岳(2899m)その右側尾根に沿って横岳、更に少し右奥に向かって硫黄岳。写真で更に右奥、硫黄岳に隠れた夏沢峠を挟んで根石岳。夏沢峠を挟んで南八ヶ岳、北八ヶ岳と呼ばれ浸食作用で険しい稜線の南となだらかな稜線の北の対比が特徴的です。

手前の白く見えているのはレタス畑のビニールマルチです。国道141号の八ヶ岳東側野辺山高原は日本有数のレタス産地です。以前に紹介した清川村もレタスの産地でこの両方を含む長野県は都道府県単位で全体の30%以上のシェアを誇る日本一の産地です。

なお、写真の通り空気がとても澄んでいます。この特徴を活かした国立野辺山天文台も近くにあります…が今回は通過。

加和志湖の風景

加和志湖とNC750S(2023年6月)
加和志湖とNC750S(2023年6月)

国道141号を北上し小海で県道124号を東進します。しばらく走ると見えてくるのが加和志湖。なんでも長野県にしかいないシナノユキマスが釣れるポイントだとか。

なお湖と呼ばれていますが、正確には砂防ダムに堰き止められた相木川の一部です。長野県にはこのタイプの砂防ダムに堰き止められた湖的な川が多いようです。以前のあちばけ湖もその一つでした。

長野県、群馬県境のぶどう峠

ぶどう峠の碑(2023年6月)
ぶどう峠の碑(2023年6月)

この時期、県道124号はツーリングのバイクが多くよくすれ違いました。夏の時期、この周辺は涼しくツーリングには最高のロケーションです。長野県ー群馬県境はぶどう峠です。

ぶどうは葡萄🍇ではなくて武道です。残念ながら特に景色が良いという訳でもなく…草が少ない時期ならもしかすると…。

長野ー群馬県境のぶどう峠(2023年6月)
長野ー群馬県境のぶどう峠(2023年6月)

写真左側長野県の表示があるのが群馬県、群馬県の表示がある右側が長野県です。何故か看板の大きさの差が気になります。なおぶどう峠から群馬県側は特にカーブが多く運転に注意が必要です。(実際地形的にも難所で過去に崩落したことがあるそうです。)

更に県道124号を進んで上野ダムへ。

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