御巣鷹の尾根の慰霊登山を終えて、駐車場に戻って帰途につきます。
険しい山の中に作られた道なので…

この写真の右側が登山道入り口です。元々何もなかった御巣鷹の尾根に向かうために作られた道路で山を大きく削っていることもあり駐車場入り口の斜面が崩落していました。慰霊の場としての御巣鷹の尾根自体の維持も大変ですが、そこに向かう道路の維持もまた大変な事業です。
崩落があるということは土石流の可能性もあり

スゲノ沢は下流で別の沢と合流したところから長戸沢という大きめの沢になります。御巣鷹の尾根登山口の駐車場から少し下ったところに長戸沢ダムと名付けられた砂防ダムが建設されています。
ダムの標識によると完成は平成2年ですが、すでにダム上流は堆砂・堆石でかなり埋まっており砂防ダムとしての役割を果たすのは開口部の段差分しかなくなっています。とはいえ、浚渫するのも周辺の環境を考えると簡単ではなく、維持の難しさが伺えます。(砂防ダムは埋まると土石流を止める機能はなくなりますが、河床勾配を小さくして土石流が起こる可能性を下げるため埋まっていても意味はある とのこと 追記)

この標識がなければダム名もわかりませんでしたが…。「建設省」の名前が懐かしい感じがします。
この後、国道299号→国道462号→関越自動車道経由で帰宅。途中の下久保ダムや神水ダムは横目に見ながら通り過ぎたのは残念でした。総走行距離392kmで燃費は34.7km/l。
疲れもありましたが、御巣鷹の尾根を訪問したという点で非常に感慨深いツーリングでした。
標識の台座が、堰堤の形をしているらしいと気が付くまで、首をひねっていました。
実は、私の裏山、比良山もあれ佐波が多く、いくつも砂防ダムがあります。どれも、堰堤の高さまで、埋まってきていますが、
流れを緩める効果はあるとの解説、フムフムです。
俺にしても、梅雨時に入りたい沢ではありませんが。
元虫さんコメントありがとうございます。
ダムを含む土木に関しては素人で砂防ダムが埋まって役に立つというのは調べて初めて知りました。(https://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/jigyo/sabo/yoku/yoku_hat.html)
土砂災害が発生する前にそろそろ梅雨が明けて欲しいものです。