ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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白丸調整池ダム 1日3ダムツーリング 

久々に天候に恵まれた朝。少し早く起きてダムツーリングに出かけることにします。目的地は白丸調整池ダム→小河内ダム→琴川ダムです。

青梅街道をひたすら奥多摩方面に向かうと白丸調整池ダムがあります。ここに到着するポイントは奥多摩湖南岸道路を経由せず、ひたすら国道411号を直進することです。

411号から見る白丸調整池ダム

国道411号から見る白丸調整池ダム
国道411号から見る白丸調整池ダム

国道411号からは一瞬、ダムの堤体を確認することが出来ます。見える角度はほんのわずか。上の写真はダムの駐輪場にNC750Sを停めて徒歩で見える場所まで歩いてます。よそ見はダメダメ。

大規模な魚道が特徴

白丸魚道入口
白丸魚道入口

白丸調整池ダムの特徴は比較的大規模な魚道が整備されており、それが間近で見学できる点です。特定の時期に建設された堤高が低いダムで魚道は珍しくなく例えば筏津ダム加枝ダムなどで全体をよく見ることができます。但し、白丸調整池ダムはそれらに比べるとダムの堤高が高く魚道も大規模です。

らせん階段がかっこいいけど…

魚道に向かうらせん階段
魚道に向かうらせん階段

魚道入口からは上の写真のらせん階段。なかなか見ごたえがあり思わず「おーっ!」ってなりますが、降りたら上ることを考えると「えーっ!」でもあります。が、上りはらせん階段ではなく坂と階段の組み合わせです。まあ上るのには違いなく、運動不足は解消できます。前回の訪問も渓流に降りて登って這う這うの体でした。

魚道を間近に

魚道を下流側から望む
魚道を下流側から望む

道なりに下って下っていくと魚道の下流に到着します。最下流手前から撮影したのが上の写真。越流式魚道と呼ばれるもので両脇に流れがあり中央に流れがない、魚の休憩スペースがあります。残念ながら登っている魚の姿は確認できませんでした。

最下流にはダム堤体側に降りていく通路がありますが、ここは施錠され通ることが出来ません。魚道沿いに下ってきた通路を登って引き返します。

システムはWindowsで動いているらしい

白丸魚道管理システム
白丸魚道管理システム

魚道の流量などを管理しているシステム画面を見ることが出来ました。見る限り古いバージョンのWindowsで動作しているようです。らせん階段や魚道、ゲートの配置が分かりやすいです。上の写真は、この画面の右上の方に相当します。

魚道の入り口から折り返しまで

白丸調整池ダムの天端から魚道を望む
白丸調整池ダムの天端から魚道を望む

白丸調整池ダムの天端から下流を望むと魚道が見えます。手前から登って行って写真奥で折り返して、手前に戻ってきて先ほどの施設屋内最下流部に繋がっています。かなり登ってます。

遊歩道から白丸調整池ダムを望む
遊歩道から白丸調整池ダムを望む

天端を渡って右岸。右岸の上流側には遊歩道が整備されていて、奥多摩駅まで歩けるようです。足元にはタチツボスミレミツバツツジが咲いていました。花の撮影も魅力的に感じましたが、管理人既に結構歩いた+まだ先があるので途中まで行ってダム堤体を撮影して引き返します。

あ、そういえば鳩ノ巣方面の遊歩道は崩落があったらしく、2022年4月時点で白丸調整池ダムからは通行止めになっていたのでご注意ください。

駐車場まで戻り、一休みした後、小河内ダムに向かいます。次回は小河内ダム。

有間ダム、白丸調整池ダム、小河内ダムをめぐるツーリング(7)-白丸調整池ダム~小河内ダム

白丸調整池ダムの水は主に多摩川第三発電所へ

白丸調整池ダムの取水設備(2020年11月)
取水された水は多摩川第三発電所に送られます

白丸調整池ダムの取水設備です。ここで取水された水は下流の多摩川第三発電所に送られ発電に使用されます。取水口手前に金属の網があり漂流物や落葉が水に混じらないようになっています。ここに溜まった落葉などは時々、引っ掛ける板が下から上に上がって奥に捨てるようになっているようです。取水口の下三分の一くらいの位置に落葉を引っ掛けて板が上がっているところです。

運動不足にとどめをさされる

白丸調整池ダムの階段(2020年11月)
渓谷から上がってきた足の筋肉にとどめをさす階段

駐車場に戻る直前に階段があります。渓谷に下りて登ってきた私の下半身の筋肉はとどめをさされました。1週間たった今はやっと普通に歩けるようになりました。

秋も終わりか…

小河内ダムの洪水吐(2020年11月)
小河内ダムの洪水吐には落葉が溜まっていました

色々あった白丸調整池ダムを出発して小河内ダムに向かいます。小河内ダムの洪水吐には落葉が溜まっていました。秋ももう最終盤、紅葉も終わりかな…と思いつつこの後奥多摩周遊道路経由で帰宅。紅葉の風景は素晴らしく紅葉の落葉が凄かった。

ただ、そのせいか走っている自動車がよそ見運転だったりノロノロ運転なのは閉口しました。人のふり見て我が振りを気を付けようと思います。

明日から次のツーリングの写真掲載します。

有間ダム、白丸調整池ダム、小河内ダムをめぐるツーリング(6)-鳩ノ巣渓谷

白丸調整池ダムの下流は鳩ノ巣渓谷

紅葉と白丸調整池ダム(2020年11月)
渓谷に降りるとダムの堤体が少し見えます

白丸調整池ダムの下流の渓谷に降りてきました。上流側を望むとモミジの向こうにダムの堤体が見えています。この渓谷は鳩ノ巣渓谷という名前です。JR奥多摩線に「鳩ノ巣」駅があり至近です。

鳩ノ巣渓谷の雲仙橋(2020年11月)
渓谷に降りて下流に向かって歩くと雲仙橋が見えます

しばらく下流向きに歩くと橋が見えてきます。この橋は雲仙橋(うんせんばし)と名付けられていて鳩ノ巣渓谷散策の起点でもあります。鳩ノ巣駅はこの橋から青梅街道を渡ってすぐのところです。多くの人が紅葉狩りを楽しんでいますが…鳩ノ巣側からのアプローチは楽なのですが、白丸調整池ダム側に抜けようとすると例の階段を上らないといけません。

この辺りで川に降りることが出来て、あまりの喉の渇きに(ツーリング時は寒さと風に備えて厚着なので階段とか結構キツイ)川の水を手で掬って口にする事3回。周りの人の注目をちょっと浴びてしまいました。川の水をそのまま飲むのはそんなに珍しい?…まあ東京では珍しいか。

鳩ノ巣渓谷の上流側を望む(2020年11月)
鳩ノ巣渓谷の上流側が白丸調整池ダムですが岩に隠れて見えません

そのまま鳩ノ巣川に抜けるか引き返すか迷いましたが引き返すことにしました。白丸調整池ダムの堤体をどこかから撮影したかったので…。でも、結局全体が綺麗に見える場所はありませんでした。更に、例の階段を登って戻った時には息が切れてしばらくその辺のベンチに座って休憩しました。

明日は駐車場に戻って小河内ダムに向かいます。

有間ダム、白丸調整池ダム、小河内ダムをめぐるツーリング(5)-白丸調整池ダム渓谷に降りる階段

白丸調整池ダムには魚道があります

白丸調整池ダムの魚道(2020年11月)
ダムに魚道があるのは珍しい

白丸調整池ダムの堤頂から下流側を撮影した写真です。特徴的なのは中央左側の魚道です。この魚道は奥(写真上)が上流になっていて、写っている一番奥で折り返してダムの堤体側に上ってくるという大変大規模なものです。魚道はいわゆる「堰」(15m以下)ではよく見かけますが、「ダム」では初めて見ました。有間ダムの洪水吐といいこの日は珍しいものが多い日でした。

渓谷への階段

渓谷に降りる階段(2020年11月)
渓谷に降りる階段です。予想通り…

天国への階段(Stairway to Heaven)というのはLed Zeppelinでしたが、これは渓谷への階段。かなり下の方に川が見えています。運動不足を省みず、下まで降りていきましたが予想通り太ももの筋肉が天国に上りそうでした。筋肉痛が2~3日後にピークに達しました。

階段の途中のアジサイ

白丸調整池ダム渓谷のアジサイ(2020年11月)
結局アジサイは種類によっては厳冬期を除いて年中咲くものもあるらしい

渓谷に下る階段の途中にはアジサイが咲いていました。色々調べてみると、厳冬期を除いて種類によっては年中花をつけるようです。へーです。

明日は渓谷下を散策します。