国道33号線から見えるこじんまりとしたダム
筏津ダムから愛媛県方面にしばらく走るとこじんまりとしたダムが見えます。これが加枝ダム。重力式コンクリートダムですがダム堤体よりゲートの方が高く見えます。加枝ダムは水力発電用の取水に特化しています。発電所はダム近辺にはなく下流側に導水されて認可出力9700kWの加枝発電所で使用されます。ダムの規模に比べて発電量が多いのは下流に導水することで有効落差を大きくしているためと思われます。
手書きの管理事務所看板
駅には「無人駅」が良くありますが、加枝ダムは「無人ダム」のようです。大規模なダムでは職員さんがいらっしゃいますが、こじんまりの加枝ダムは無人。ダム堤体も通行は出来るようになっていますが施錠されており、通行する場合は連絡してくださいというメッセージと電話番号が掲示されていました。それにしても近所の大工さんにお願いしたような看板がプリティ。
加枝ダムにも魚道がありました
筏津ダムにもありましたが加枝ダムにも魚道がありました。途中で折り返してダム堤体側に流れるのは特徴的だと思います。地形を見る限りまっすぐに作ることも出来たと思うのですが…設計者の感性?でしょうか。
ところで「加枝ダム」は「かえダム」と読むようです。念のため。
次回は本命大渡ダムに到着します。
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