ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

タグ: 大菩薩湖

富士山とダムを堪能するツーリング

すこし山が色づいてきた10月末

奥多摩→奥多摩周遊道路→青梅街道→柳沢峠→大菩薩上日川線→上日川ダム→大菩薩湖北岸展望広場→中日川峠→フルーツライン→青梅街道→柳沢峠→小河内ダムの経路でツーリングに行ってきました。記事をまとめるのが遅くなったので写真を中心に掲載。

奥多摩周遊道路月夜見第一駐車場から小河内ダム

ほんのり紅葉の奥多摩と小河内ダム
ほんのり紅葉の奥多摩と小河内ダム

柳沢峠 紅葉と富士山、空、雲

柳沢峠から富士山方面(2022年10月)
柳沢峠から富士山方面(2022年10月)

柳沢峠から富士山アップ

柳沢峠から富士山アップ(2022年10月)
柳沢峠から富士山アップ(2022年10月)

青梅街道上でNC750Sと富士山

青梅街道上でNC750Sと富士山(2022年10月)
青梅街道上でNC750Sと富士山(2022年10月)

この場所の撮影は午前中早い時間がベストショットになります。そこまでやるのは大変ですけどね。

上日川峠から北岳方面を望む

上日川峠から北岳方面を望む(2022年10月)
上日川峠から北岳方面を望む(2022年10月)

手前が甲府盆地、兜山。鳳凰山から高谷山に至る稜線。北岳ー農鳥山の稜線。雲、空。

富士山、大菩薩湖、NC750S

上日川ダム手前の撮影スポットから(2022年10月)
上日川ダム手前の撮影スポットから(2022年10月)

富士山が見えています。木の陰になっていますが大菩薩湖。手前にNC750S。

上日川ダムから富士山を望む

上日川ダムから富士山を望む(2022年10月)
上日川ダムから富士山を望む(2022年10月)

上日川ダムからはタイミングが良ければ富士山が良く見えますがもれなく鉄塔が付いてきます。

大菩薩嶺の風景

上日川ダムの取水口(2022年10月)
上日川ダムの取水口(2022年10月)

手前に見えるのは上日川ダムの導水口。葛野川ダムに繋がっているはずです。(葛野川ダムは手前で通行止めで到達できないのが残念。)

大菩薩湖北岸からの風景

大菩薩湖北岸展望所から富士山、上日川ダム、大菩薩湖(2022年10月)
大菩薩湖北岸展望所から富士山、上日川ダム、大菩薩湖(2022年10月)

ピントが中途半端だ。

中日川峠手前の紅葉

中日川峠手前の紅葉(2022年10月)
中日川峠手前の紅葉(2022年10月)

中々綺麗だった。ただ落ち葉が凄くて慎重な運転が必要でした。

中日川峠の絶景スポット

中日川峠から富士山+NC750S(2022年10月)
中日川峠から富士山+NC750S(2022年10月)

この場所で撮影するベストな時間は夕方です。でも山の中なのであまり夕方に通過したくないのが本音。

この日二回目の柳沢峠

夕焼け少し前の富士山ー柳沢峠から(2022年10月)
夕焼け少し前の富士山ー柳沢峠から(2022年10月)

少し夕焼け気味。

多摩川第一発電所

小河内ダム(2022年10月)
小河内ダム(2022年10月)

紅葉気味です。

夕焼けに映える奥多摩湖

夕焼けの奥多摩湖(2022年10月)
夕焼けの奥多摩湖(2022年10月)

小河内ダムで夕焼け。

因みにこの記事の作成が遅くなったのは、忙しかったのと写真が多くてどうまとめるか考えているうちに…忘れてたから。

次回は車検の話題。

上日川ダム ダムツーリング

週末には温泉旅行を楽しんだその後の火曜日は祝日でお休み。天気はちょっと曇りがち…でも降水確率0%、ツーリングに行かない手はありません。目的地は柳沢峠で富士山の様子をみて、見えているようなら上日川ダム、見えないようなら…どうしようで出発しました。

柳沢峠は雲隠れ気味の富士山

柳沢峠から雲に隠れ気味の富士山(2021年11月)
柳沢峠から雲に隠れ気味の富士山(2021年11月)

東京都心を出る頃は空は一面の雲でした。更に奥多摩は「キリ」。こりゃダメかなと思って奥多摩湖まで降りてくると青空がのぞいてきました。日頃の行いが良いからねっ!と勝手なことを思いつつ柳沢峠。うーん、雲が多いなあ…こんな時は↓

柳沢峠で麦とろ定食(2021年11月)
柳沢峠で麦とろ定食(2021年11月)

雲の流れが速いので少し時間を置いたらどうだろうと思って、腹ごしらえにします。柳沢峠名物麦トロロ。結構ボリュームがあり、完食したらちょっと胃にもたれた…年のせいか?

待てば海路の日和ありというが

柳沢峠からみる富士山(2021年11月)
柳沢峠からみる富士山(2021年11月)

待ったかいあって、雲が良い感じに切れて富士山が良く見えるようになっていました。全く雲がない様子も魅力的ですが、雲と富士山との対比も悪くはありません。

富士山をバックにNC750Sの記念撮影(2021年11月)
富士山をバックにNC750Sの記念撮影(2021年11月)

ちゃんと富士山が見えているうちに記念撮影を…と思って撮影している間にも雲のかかり具合が変わって上の写真よりかなり雲がかかってしまいました。かろうじて頂上が見えています。

記念撮影を終えて、この分なら上日川ダムからもある程度は見えるだろうことを想定して大菩薩ラインを下って塩山停車場大菩薩嶺線に入って上日川峠方面に上っていきます。この道はやや狭いのと急カーブが多い上にたまに不慣れな4輪車が車線を膨らんでくることがあるので警笛を鳴らしまくって警戒しながら走ります。

上日川峠手前の絶景

上日川峠の手前の絶景(2021年11月)
上日川峠の手前の絶景(2021年11月)

上日川峠の手前で植林したばかりで植栽が低く見晴らしが良い場所があります。ここからは大菩薩湖、上日川ダム、富士山が良く見え私のお気に入りポイントの一つです。写真下に見えている水面が大菩薩湖、その奥の壁が上日川ダムの堤体です。

大菩薩湖北岸展望所もなかなか良い

大菩薩湖北岸展望所から富士山を望む(2021年11月)
大菩薩湖北岸展望所から富士山を望む(2021年11月)

上日川ダムにそのまま向かわず、一旦大菩薩初鹿野線をそれて北岸展望所に向かいます。北岸展望所は大菩薩湖湖畔にあり湖と富士山の風景の組み合わせが絶景です。

ススキ、大菩薩湖、富士山(2021年11月)
ススキ、大菩薩湖、富士山(2021年11月)

単なるススキも湖と富士山をバックに撮影すると気が利いたもののように見えます。

上日川ダムから富士山を望む(2021年11月)
上日川ダムから富士山を望む(2021年11月)

そして上日川ダムに到着し、ダムの天端を左岸から右岸に歩く途中で撮影したのが上の写真。高圧電線の鉄塔が邪魔と見るか、揚水発電の上池をなす上日川ダムから見るのであればそれも味があるとみるか…。まあ、普通前者ですね。でも絶景には違いありません。

NC750Sの記念撮影

最後にNC750Sの記念撮影(2021年11月)
最後にNC750Sの記念撮影(2021年11月)

そして最後に記念撮影をして帰途につきます。ダムの駐車場から出口に走っていると右側から突然小動物が走ってきました。で、こちらに気づいて右側に戻って行きました。何だろうと思って足音を忍ばせ戻って行った方を見ると褐色の長い尾羽根が見えました。どうやら、メスのキジだったようです。写真撮影したかったのですが、気配を察せられたのか飛んで行ってしまいました。コンドルは飛んで行くならぬキジは飛んでいく。

帰りは大月から中央自動車道に乗るつもりでしたが大月手前の国道20号線で事故があり通行止め。712号線を都留方面に迂回します。712号線は都留市街地方面に東富士五湖道路の都留入り口がありますが、なぜか私は反対側に進みました。どこかに通じるだろうと思っていたら…林道へ。

暗くなってきたし夕方から林道を走るほど無謀ではないので素直に引き返して都留から中央自動車道へ。相変わらずの大渋滞でした。

全行程約300km、平均燃費30km/l丁度で給油して帰宅しました。富士山を飽きるほど楽しんだ一日になりました。

○○○○世界一 上日川ダム ダムツーリング(小河内ダムと上日川ダム)後編

上日川ダムに到着

上日川ダムの石碑(2021年6月)
上日川ダムの石碑(2021年6月)

上日川ダムに到着です。上日川ダムの入り口は大菩薩初鹿野線沿いにあって大菩薩嶺側からアプローチすると見落としやすいので注意が必要です。また手前で大菩薩北岸展望所に分かれる道がありますがこちらに行くとダム堤体にはたどり着けませんので注意してください。(こちらのルートも風景が良く、通行止めになっていなければ駐車場から更に奥に進む林道も絶景が期待できます。こちらでご覧いただけます。

上日川ダム周辺の風景

  • 上日川ダム下流側堤体(2021年6月)
    上日川ダム下流側堤体(2021年6月)
  • 上日川ダムから大菩薩湖を望む(2021年6月)
    上日川ダムから大菩薩湖を望む(2021年6月)
  • 上日川ダムの洪水吐と遠景(2021年6月)
    上日川ダムの洪水吐と遠景(2021年6月)
  • 大菩薩湖の白化した流木(2021年6月)
    大菩薩湖の白化した流木(2021年6月)

上日川ダムは非常に景色の良いダムと言えます。特に下流側は日川沿いの谷の上が開けてその先に富士山がある絶景です。勿論、天気に恵まれないと富士山は見えません。大菩薩ラインの柳沢峠からみるより数km近くになりますがそれでも40km弱離れていますからね。

上日川ダムの上流側は大菩薩湖。上日川ダムは葛野川ダムとのコンビで日本有数の揚水発電所の上池(大菩薩湖)ー下池(松姫湖)をなしています。この揚水発電所の特徴は水量より高度差で有効落差714mは世界最大。但し貯水容量は1,147万立方mとあまり大きくはありません。揚水発電所の特性上、一日のピーク消費電力需要を賄う時間分だけ発電が継続できれば十分という考え方かもしれません。ちなみに前々回の小河内ダム(奥多摩湖)の総貯水量は18,900万立方mで一桁大きい値です。

更に特徴的なのが湛水面積の狭さ。51haと奥多摩湖の20分の1です。1/10の体積で1/20の湛水面積なので単純計算だと2倍深いことになります。また揚水式発電所であることから水の上下が激しく、最大21m!の変化があります。激しい。このことから湖水面へのアプローチは全面的に禁止されていて遊泳やボート、釣りなど一切禁止です。

なお2枚目のスライドの右側に見えているのが葛野川発電所への導水口と思われます。

上日川ダムの洪水吐

  • 上日川ダムの自然越流式の洪水吐(2021年6月)
    上日川ダムの自然越流式の洪水吐(2021年6月)
  • 上日川ダムの洪水吐スロープ部(2021年6月)
    上日川ダムの洪水吐スロープ部(2021年6月)
  • 上日川ダムの洪水吐減勢工(2021年6月)
    上日川ダムの洪水吐減勢工(2021年6月)

上日川ダムはご覧の通り中央土質遮水型ロックフィルダムなのでダム堤体にはゲート類はなく、ダムの右岸に洪水吐があります。この自然越流式の洪水吐ですが、洪水吐の流路と減勢工が特徴的です。ダム左岸からダム天端を歩くとこの洪水吐の流路のコンクリートが万里の長城ならぬ百里の長城位に良く見えます。減勢工の後流が急カーブになっていて、水があふれないようにするためかその部分の流路壁が高くなっているのが造形として面白いです。

大菩薩湖は揚水発電による水の出入りがありますが、大規模ではないものの元の日川の水源からも流れ込みがあります。富士山が南側にあるとはいえ太平洋側の湿った空気が谷沿いに流れ込みやすい地形なので梅雨時期や台風の時は猛烈な雨が降ることがあります。そのような時に活躍するのでしょう。

そういえば初めて大菩薩湖を目指したツーリングでも「もーれつっ」な雨に降られたことがありました。大月の国道20号線が30cm程度、冠水しているのに気づかずNC750Sで突っ込んで、後からエンジンの調子が心配になったことがあります。(結局無事でしたが。)ダムツーリングには天気情報と上質な雨具が必要なことを実感した大菩薩初鹿野線でした。

NC750Sと記念撮影

上日川ダムとNC750S(2021年6月)
上日川ダムとNC750S(2021年6月)

上日川ダムの石碑の前で記念撮影して帰途につきます。大菩薩初鹿野線をそのまま国道20号向けに走って甲斐大和で合流。道の駅甲斐大和で休憩したあと、大月まで国道20号線、大月から中央自動車道で都心まで帰りました。

そうそう、上日川ダムの公衆トイレは閉鎖されてましたから注意した方が良いと思います。

このツーリングはこれでおしまい。次回は…小田原にするか?深城ダムにするか?迷ってます。

ダムツーリング(小河内ダムと上日川ダム)中編

フルーツラインからは富士山が望めた

富士山をバックにNC750S(2021年6月)
富士山をバックにNC750S(2021年6月)

小河内ダムから甲州街道を甲州方面に向かい、柳沢峠を通過しました。柳沢峠は富士山の絶景が期待できる場所ですが…この日は雲ばかり。撮影もせず通過です。

甲州市に入りフルーツラインを通って国道140号方面に向かい、お気に入りの撮影場所に向かいます。撮影を始めた当初は富士山は雲に隠れていましたが、果物の若い実を撮影している途中でほんの少しだけ見える時間帯がありました。その時間帯にNC750Sを富士山をバックにして撮影したのが上の写真です。

フルーツラインのフルーツたち

  • 柿の若い実の写真(2021年6月)
    柿の若い実の写真(2021年6月)
  • シャインマスカットの若い実(2021年6月)
    シャインマスカットの若い実(2021年6月)
  • 桃の実の写真(2021年6月)
    桃の実の写真(2021年6月)
  • 桃に日を当てるための工夫(2021年6月)
    桃に日を当てるための工夫(2021年6月)

甲州市のフルーツラインは文字通り果樹園の中を通って信号や交差点が少なくまた交通量も少ないのでツーリングルート向きです。信号が少ないことからサイクリングやジョギングコースとしてもアピールされています。

6月のこの時期はフルーツの花が終わって、若い実が付き始めていました。柿はまだ全く色づいておらず「緑」。シャインマスカットもまだ実が小さく、大きくなるのはこれからです。桃は何種類かあるのかあるいは花の時期が違ったのか、まったく熟れてない木と桃色に色づいてきている木が混在していました。

桃は日光が当たらないと色づかないため、木の下に白いシートを敷いて反射光が桃に当たるように工夫されています。いつも桃をみると美味しいけど高いんだよなーとか思ってしまいますが農家さんの苦労を目の当たりにするとちょっと高くても買って食べよう、と思った次第。

大菩薩初鹿野線からの風景

大菩薩初鹿野線から高芝山方面を望む(2021年6月)
大菩薩初鹿野線から高芝山方面を望む(2021年6月)

フルーツライン→甲州街道を引き返して塩山停留所大菩薩嶺線→大菩薩初鹿野線に向かいます。 塩山停留所大菩薩嶺線は特にタイトなカーブが多く道幅も狭いので注意が必要ですが、風景が良い場所があり好きなルートです。途中で山の中のループした橋が見えますがこれが甲州街道です。自分が通ってきた道を山向こうから見るというのもツーリングならではの乙な気分。

上日川峠までが塩山停留所大菩薩嶺線(県道201号)、峠を越えると大菩薩初鹿野線(県道218号)です。上日川峠の駐車場からは晴れている時は南アルプスが見えますがこの日はやっぱりだめ。通過して大菩薩湖方面に向かいます。

富士山はまた雲隠れだ

大菩薩初鹿野線から大菩薩湖を望む(2021年6月)
大菩薩初鹿野線から大菩薩湖を望む(2021年6月)

大菩薩初鹿野線から大菩薩湖を望みます。この向きには富士山が見えているはずですが…雲隠れです。大菩薩湖の左側に見えているのが導水口と思われます。大菩薩湖は揚水式発電の上池になっており、下池の葛野川ダムとの標高差約700mの落差を利用した葛野川発電所を支えています。

ちなみに上日川ダムは日本で3番目に標高が高い場所(1486m)にあるダムとしても有名です。

次回は上日川ダムへ。

林道から大菩薩湖を望む(ツーリング)

ちょっと以前に行ったダムの話が続いたので、最近の写真を掲載します。

大菩薩嶺周りの林道から大菩薩湖向きを撮影した写真。大菩薩湖は上日川ダムによってできた人工湖です。

手前の保護布がまかれているのは最近植林されたミズナラです。人工林で植林されるのはヒノキやスギのような材木になる針葉樹のイメージが強かったのですが広葉樹も植林されているのですね。どんぐりのイメージが強いミズナラは材木としても利用されるそうです。育った後のどんぐりは近辺の鹿、イノシシ、サルなど最近害獣扱いされている山の生き物の食料になるのでしょう。

林道なので回りはよく手入れされた人工林でした。間伐作業も行われていてその写真もいずれアップしようと思いますが、感じたことは「林業大変だあ」です。