ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: ツーリング (5ページ目 (24ページ中))

南相木ダムツーリング 到着まで編

10月に入った某日。東京は今一つさえない天気ですが、山梨県北から長野県南にかけては好天の天気予報。そこでこれまで行ったことのない南相木ダムに行くことにしました。琴川ダムが自然流入ダムで日本一高い場所にありますが、揚水発電の上池を含めると南相木ダムが日本一。今のうちに行かないと寒いですからね。

が、中央自動車道が調布入口から渋滞。先が思いやられましたが、八王子からは渋滞解消し韮崎ICまで。そのあとは国道141号線を北上します。

道の駅 南きよさと の青空

道の駅南きよさとの青空(2022年10月)
道の駅南きよさとの青空(2022年10月)

昼頃には南相木ダムに到着したかったのですが、渋滞の影響で遅れ。結構手前の道の駅南きよさとで昼食にします。それにしてもなんときれいな青空でしょう。国道141号線から少し入ったところに野辺山宇宙電波観測所がありますがやはり澄んだ空気がポイントなのでしょうね。

道の駅南きよさとからは富士山も見えます

道の駅南きよさとの風景(2022年10月)
道の駅南きよさとの風景(2022年10月)

道の駅南きよさとの風景です。池を作って周りは散策路になっています。池には渡り鳥が何羽か浮かんでいました。手前に見えている稜線は斑山(まんどりやま)と思われます。そしてその奥に富士山が頭をのぞかせていました。

佐久往還(国道141号線)は山の風景が素晴らしい

NC750Sと赤岳、槍ヶ岳、蓼科山(2022年10月)
NC750Sと赤岳、槍ヶ岳、蓼科山(2022年10月)

佐久往還(国道141線)の東側には男山、西には上の写真の赤岳の連峰。澄んだ空気とよく晴れた青空に相まって山々の風景が美しい。渋滞も信号も少なく夏場のツーリングコースとしては最高です。ただし冬はとても寒いでしょう。

ウズマク広場から南相木ダム堤体を望む

ウズマク広場から南相木ダム堤体を望む(2022年10月)
ウズマク広場から南相木ダム堤体を望む(2022年10月)

南相木ダムは佐久往還から東に入り南相木川に沿ってかなり上流に昇った場所にあります。地図で見てもわかる通りかなり距離はありますが、ところどころに名所の滝やそれらを目当てにした観光客を受け入れる旅館などがあり走っていて不安になるような感じではありません。

とはいえ、ダムに近づくにつれて人の気配は少なくなってきます。ウズマク広場方面の標識に従って進むとまず洪水吐の急スロープが見えてその奥に白亜の南相木ダム堤体が見えてきます。

ウズマク広場は特徴的

ウズマク広場の案内板(2022年10月)
ウズマク広場の案内板(2022年10月)

南相木ダム堤体の下流側はウズマク広場として整備されています。なんというか渦をテーマに設計された公園で渦部分も流れ部分も自由に立ち入れるのですが…なんとも個性的な公園です。

次回はウズマク広場から南相木ダム周辺を愛でます。

近場ツーリングー利根大堰編

古墳群公園から利根川に向かうとそこが利根大堰

古墳群公園から利根大堰までは県道306号線を北上します。この経路は多くの場所で武蔵水路に沿っており、武蔵水路の様子を眺めながらの移動です。田舎の水路とは異なり、かなり大規模でかつ開放水路なのでこれはこれで見ものです。(撮影しておけばよかった)

利根大堰は埼玉県道20号線が通過しています。この道路結構な幹線で交通量もかなり多いです。更にこの日は堰の上で大型トラックが故障で立ち往生。片側交互通行で大渋滞になっていました。右岸側から左岸にわたって撮影できそうな場所へ。なお右岸は埼玉県、左岸は群馬県で県境にもなっています。

利根川大堰を左岸上流から望む(2022年9月)
利根大堰を左岸上流から望む(2022年9月)

左岸上流の堰が見えるところから撮影した利根大堰。よくみると、水面にボートのコーナー浮きが浮いているのが見えます。このあと4艇のボートが走行していました。どうやらアマチュアボートレースが盛んなようです。

左岸下流側は立ち入りが大変

利根川大堰左岸の砂地から(2022年9月)
利根川大堰左岸の砂地から(2022年9月)

もうすこし水に近いところで撮影できないかと考え左岸下流側に移動しますが行き止まりになります。ただし釣り人?が歩いた踏み跡がしっかり残っていて立ち入っていくと左岸の砂地にたどり着けます。

好きずきの蓼かと思いましたが…

利根川大堰左岸砂地のイヌタデ(2022年9月)
利根大堰左岸砂地のイヌタデ(2022年9月)

蓼の仲間が生えていました。場所柄蓼食う虫も好き好きのタデ(ヤナギタデ)かと思いましたがどうやらイヌタデのようです。両種にていますがイヌタデはピリッとする蓼の風味がなくあまり役に立たないことから「イヌ」タデと命名されたとか…。可愛らしい花ですけどね。

利根大堰を見るのは右岸がお勧め

利根大堰とNC750S(2022年9月)
利根川堰とNC750S(2022年9月)

左岸は川に近づくのが大変なうえに見所があまりありません。利根大堰は右岸からみるのがお勧めです。堰は2段構えになっていて写真右側で水が白く流れているところは消波ブロックが斜面状に組まれて上流側に水が溜まるようになっています。更に写真左側の堰で水を堰き止めて水位を確保するようになっています。

利根川はサケの遡上の南端

利根大堰付近の禁漁表示(2022年9月)
利根大堰付近の禁漁表示(2022年9月)

利根川はサケの遡上の南端です。古くはサケ漁も行われていたそうですが、昭和30年代には激減。同じ時期に関東地方の大渇水「東京砂漠」の発生があり利根大堰が計画され、昭和40年代初頭に堰が運用開始になりましたがその頃はサケに関しては多分壊滅的な状況だったのではないかと想像。

遡上は10月から始まることが多いが…

利根大堰の魚道(2022年9月)
利根大堰の魚道(2022年9月)

昭和57年から放流事業が始まり10000尾を超える遡上があった年もありましたが、現状では観測が困難なほどに激減。全国的にサケが減っていることもある上に南限の利根川は水温が少しでも上がると遡上したくなくなるのかもしれません。今年はどうでしょう。

なおサケの禁漁期間は1月1日から12月31日…全面禁漁です。また2010年ごろは遡上数も多く、遡上の様子を観察できる魚道観察設備がありますが2022年9月時点で閉鎖されています。(廃止ではないので復活してほしいですね)

利根大堰のゲート

利根川大堰のゲート(2022年9月)
利根川大堰のゲート(2022年9月)

利根大堰のゲートを右岸から見るとこんな感じです。水が流れている奥のゲートと手前で高さが違います。ゲートの途中で上部が折れ曲がることで高さが調整できるようになっているようです。

利根大堰の機械室群

利根川大堰の右岸上流から機械室を望む(2022年9月)
利根川大堰付近の禁漁表示(2022年9月)

番号が振られている機械室が規則正しく並んでいるのはなかなかの壮観です。橋脚と機械室の基礎部分は共用する構造になっているのが分かります。

利根大堰の取水口から樋管→各用水への分岐

利根川大堰の取水口(2022年9月)
利根大堰の取水口(2022年9月)

堰で堰き止められた水を取水口で取水して

須加樋管のゲート(2022年9月)
須加樋管のゲート(2022年9月)

堤防の下を水を通す樋管を通って

各用水路への分岐点(2022年9月)
各用水路への分岐点(2022年9月)

各用水に導水されます。写真左から邑楽用水路、埼玉用水路、武蔵水路、見沼代用水路と書かれています。この分岐の水量を見ていると関東地方で使用されている上水道、農業用の水の膨大さが思いやられます。

利根大堰編はここまで。ここから往路の渋滞を鑑みて経路を変更して東京に帰ることにします。利根川に沿って北西向きに走り、関越自動車道本庄児玉ICから練馬まで走り環八で自宅近辺まで。

この日は走行距離は短かったものの歩いた距離が長かったので少々疲れました。がそれだけに充実したツーリングでした。

次回は日本一のダムへ。

近場ツーリングー埼玉古墳群編

9月某日、少し疲れもありあまり遠出する気分にならず、でもどこかには出かけたい気分。そこで利根川大堰に行ってみることにします。

利根川大堰は環七から国道122号線で向かうのが最短で、この経路を選択しましたがこれは失敗。都心から蓮田までの区間はE4東北自動車道の出入り口が複数あるために自動車道に比べてキャパシティの小さい国道側はとても渋滞します。今後は近寄るまいと心を決めて進むと加須あたりから「埼玉古墳群」「忍城」「古代蓮の里」などへの標識が立っています。

のぼうの城で映画化されていた「忍城」に向かうことにしましたが、その手前に埼玉古墳群があったのでそちらに先に寄ります。

埼玉古墳群は「さきたま古墳公園」として整備

されています。また比較的近隣の水城公園と忍城を合わせた「ぎょうだ歴史・文化の旅」コースや古墳を巡る「ぎょうだ古墳巡りの旅」コースなどが紹介されていて、歴史の町として行田市をアピールしています。さきたま古墳公園はその両方の拠点ともいえます。

駐車場でNC750Sと公園案内図(2022年9月)
駐車場でNC750Sと公園案内図(2022年9月)

駐車場から古墳群方面に歩きます。古墳がそれなりに大きいので古墳群を歩くのは結構な運動になります。

石田堤と丸墓山古墳(2022年9月)
石田堤と丸墓山古墳(2022年9月)

丸墓山古墳につながる小高く盛り上がった小路は豊臣秀吉配下の石田三成が忍城を水攻めにするために築いた「石田堤」の一部です。「堤」=堤防の印象とのぼうの城で築いていた「堤」が結構高かったのでもっと高さのあるものをイメージしていました。当時のものがそのまま残っているわけではないでしょうが、さほど「高い」わけでもなかったようです。

奥は丸墓山古墳。てっぺんに石田三成が陣を張ったとか。

昭和14年に史蹟として一度整備

昭和14年の埼玉村古墳群碑(2022年9月)
昭和14年の埼玉村古墳群碑(2022年9月)

されたようで、その当時の石碑が立っています。(もちろん新しい石碑もたっています。)内容をかいつまんでみると「この地域は古来から人口稠密で栄えていて古墳も多く残っている。昭和13年には周辺の9基の古墳を合わせて古墳群として文部省の指定を受けた。丸墓山古墳は豊臣秀吉がこの地域を制圧しようとしたとき派遣した石田三成が陣を張った… 云々」です。

昭和13年は皇紀2600年。日本の歴史を掘り起こし国民の意識向上の意図もあったか?と勘繰りますが、年号は昭和で記されているので勘繰りすぎか?

丸墓山古墳から忍城方向を望む

丸墓山古墳から忍城を望む(2022年9月)
丸墓山古墳から忍城を望む(2022年9月)

丸墓山古墳から忍城方向を見たのが上の写真。肉眼では復元天守がギリギリ確認できるくらいです。(年齢のせいで視力が落ちた…)確かに水攻めにしたくなるほど平らな土地です。が、かなりの広さがあり、管理人の印象だと「水攻めするには広すぎないか」でした。

丸墓山古墳から稲荷山古墳を望む(2022年9月)
丸墓山古墳から稲荷山古墳を望む(2022年9月)

左手前が稲荷山古墳、右奥が将軍山古墳です。稲荷山古墳は前方後円墳ですが全方部が昭和12年に干拓工事用の用土として使用されてしまいました。現在では残っていた写真などを基に復元されています。昭和13年の史蹟指定は更なる破壊を危惧したのかもしれません。

稲荷山古墳の発掘後の展示

稲荷山古墳石榔の復元図(2022年9月)
稲荷山古墳石榔の復元図(2022年9月)

稲荷山古墳は115文字という多くの文字が象嵌された鉄剣が出土したことで有名です。古墳に上ることができて、鉄剣出土の石榔の配置が写真のように展示されています。

石榔に加えて粘土榔もあってこの古墳が複数人を埋葬したものであろうことが分かっています。更にこの二つの埋葬跡の配置から考えて中央部に埋葬された中心人物がいることが予想され、実際まだ発掘されていない遺跡がある模様です。そうであれば、埋葬者の真上を歩いていることになりちょっと「ごめんくださいね」って感じもします。

将軍山古墳は小型の博物館として整備

将軍山古墳(2022年9月)
将軍山古墳(2022年9月)

されています。入場料はメインの博物館である「さきたま史蹟の博物館」と共通で大人200円。安価なので内容が大したことないのではないかと思われるかもしれませんが、絶対そんなことありません。自信をもってお勧めできます。

将軍山古墳の埋葬状態の復元

将軍山古墳の埋葬復元(2022年9月)
将軍山古墳の埋葬復元(2022年9月)

優れているなあと思ったのが古墳内部で埋葬石室内部を再現展示している点です。乗馬の将軍復元像を見た後、階段を上がっていくとこんな感じで再現石室が現れます。かなりリアルでドキッとします。

ただし、かなり復元時に要素は追加されていて実際の出土品は金属製品と土器のみだったようです。遺体や木などの有機物は分解されていたそうです。

埼玉県名発祥之碑

埼玉県名発祥之碑(2022年9月)
埼玉県名発祥之碑(2022年9月)

大きな碑の右に埼玉県の名前の由来が書かれています。内容をかいつまんでみると、埼玉という地名は律令制の最初期(726年)には存在していたことが確認されていて埼玉、前玉(さきたま)などと記載されていました。古墳群内に古来から前玉神社があることからこの地名の表す地域の中心がこの周辺だったと考えられます。

埼玉県の成立は明治になって埼玉県と入間県が設置されいくつかの変遷を経て明治9年に現在の埼玉県の県域ができたとのこと。

さきたま史蹟の博物館はなかなか良い

鳥形埴輪(2022年9月)
鳥形埴輪(2022年9月)

古墳群で出土した出土品を展示しているのがさきたま史蹟の博物館。この博物館「フラッシュは禁止だが撮影はOK」という嬉しい展示方針です。埴輪、鉄剣、馬具など様々な出土品がありますが管理人のお気に入りは可愛らしい顔の鳥形埴輪。

稲荷山古墳出土鉄剣の実物も展示!

稲荷山古墳出土鉄剣(2022年9月)
稲荷山古墳出土鉄剣(2022年9月)

そして有名な稲荷山古墳出土金錯銘鉄剣の実物が展示されています。金象嵌の文字は現在でもきれいに判読できてかなり感動します。この鉄剣の出土で「獲加多支鹵(ワカタケル)」と示されおり、第21代雄略天皇(若健、幼武 ともにワカタケルとよめる)の実在が強く支持されるようになったのは有名です。

この鉄剣「辛亥年」(=471年)に制作されたと書かれていて、1550年前のもの、それに書いた文字をいま自分の目で読んでいると思うと感慨深い。ぜひ実際にいって鉄剣の金文字を目に焼き付けてみてください。感動請け合いです。

そろそろ目的地へ…

駐車場でNC750Sと公園案内図(2022年9月)
駐車場でNC750Sと公園案内図(2022年9月)

最初に掲載したこの写真。実は一番最後、公園を離れるときに撮影したものです。水城公園+忍城も比較的近いのですが、古墳群公園が意外と大規模で見どころも多かったのでまたの機会にすることにしました。

利根川大堰に向かいます。(長文、読んでいただき拝謝。それだけ「さきたま古墳群公園」いいです。)

奥多摩→柳沢峠→上日川ダムツーリング 前編

8月最後の土曜日、天気はいま一つさえないものの久々のツーリングに出かけます。少々、夏バテか疲れが溜まっていたので長距離は避けて、涼しい奥多摩→柳沢峠→上日川ダムのツーリングに決定。

入間白岩林道は復旧していましたが…

入間白岩林道入り口でNC750S(2022年8月)
入間白岩林道入り口でNC750S(2022年8月)

このところずっと閉鎖になっていた入間白岩林道は復旧して、藤原地区側のゲートも空いていました。NC750Sの右側に見えている黄色いのがゲートです。

スーパーカブのライダーが登って行ったあと戻ってきました。話を聞くと落石が多く、一部水が越流している場所があったので戻ってきたとのこと。コンディションはあまり良くないようです。

ミヤマカラスアゲハが沢山いました

奥多摩のミヤマカラスアゲハ(2022年8月)
奥多摩のミヤマカラスアゲハ(2022年8月)

しばらく林道入り口で植物や昆虫の撮影。この日はミヤマカラスアゲハが水場に水を飲みにたくさん飛んできていました。意外と動きが素早くなかなか撮影が出来ませんでしたが偶々、まずまずに撮影できたのが上の写真です。羽の色が非常に独特でおそらく構造色の一種と思われます。

撮影が終わり、林道に進むべきか否か迷いましたがヤバそうだったら引き返すことにしてとりあえず進みます。

進むことしばらく…路上に木の枝が重なっているようで避けて通ろうとしたら、進路上に伸びてきました…。乗り越えた時にタイヤから伝わるグリっという感触、ミラーで後方確認するとのたうっている様子…。ヘビでした。引き返して状態や種類を確認する気にもなれず「すまんヘビ」を頭の中で繰り返しながら進みました。

結局越流と落石はそんなに酷くなかった

月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2022年8月)
月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む(2022年8月)

なお入間白岩林道の越流と落石はそこまでひどくはなく通過することが出来ました。但し、泥がはねたので後日の洗車の大変さが思い遣られましたが…。数馬まで抜けて奥多摩周遊道路で月夜見第一駐車場へ。

小河内ダムは余水吐きゲートの直下まで水位があり、おそらく貯水率70%以上と思われます。一時は余水吐きゲート前の三角形のコンクリートから更に10m近く水位が下がっていたのは敢えて下げていたのか?事情をご存じの方教えてください。

そろそろ秋の雰囲気

月夜見第一駐車場の赤とんぼ(2022年8月)
月夜見第一駐車場の赤とんぼ(2022年8月)

ダムを撮影していると目の前に赤とんぼが止まりました。そろそろ秋の気配です。

今一つ天候に恵まれなかった

富士山が見えない柳沢峠(2022年8月)
富士山が見えない柳沢峠(2022年8月)

青梅街道の道の駅たばやま手前通行止めはまだ開通していないので県道18号線を経由して青梅街道(大菩薩ライン)へ。柳沢峠で富士山を見ようとしますが…。全く見えません。

こんな時は、食事で時間稼ぎ…してもやっぱり見えません。上の写真で薄く稜線が見えているのは富士山の手前、黒岳の尾根です。

気を取り直して、上日川ダム方面に向かいます。

外房ツーリング

天気は今一つ冴えないものの、夏の時期には直射日光がなくて丁度良い8月某日。最近、行っていなかった房総方面にツーリングに行くことにしました。

浮島ICからアクアラインで木更津金田まで高速区間。その後、一般道で外房方面に向かいますが途中で袖ヶ浦フォレストレースウェイに立ち寄って雰囲気を確認。その後、更に東に向かい外房に向かいます。

国道128号を進むと太東海水浴場辺りで海

国道409号から国道128号を通過して外房に。この区間、房総半島に典型的な農耕地と山地が組み合わさった風景のなだらかな道路をトコトコとのんびりツーリングするのに向いていると思います。

ツーリングなので海水浴場はパスして太東崎灯台へ。

太東崎灯台の駐車場(2022年8月)
太東崎灯台の駐車場(2022年8月)

ちょっとした山道を登って灯台の駐車場へ。意外と道が狭く4輪車の離合は難しい場所があります。4輪で行く方はご注意を。

太東崎から水平線を望む(2022年8月)
太東崎から水平線を望む(2022年8月)

この頃そんなに大雨があった記憶はありませんが、海が濁っています。太東岬のすぐ南に夷隅川の河口があるのでその影響でしょう。

夷隅川は千葉県最大の河川で生物相の豊かさが特徴です。また流域には荒木根ダムや多数の堰が建設されて上水道、農業用水を供給する重要な水源にもなっています…。ダムツーリングなのにダムに寄ってない、管理人を許してください。

太東崎灯台、広場と灯台(2022年8月)
太東崎灯台、広場と灯台(2022年8月)

太東崎灯台の駐車場の横は広場になっており、ちょっとした売店があります。上の写真では少し分かりにくいですが、テーブルと椅子の左側に記念撮影用のアマビエ様の像が飾ってありました。コロナのご時世を感じさせます。

波の伊八解説板(2022年8月)
波の伊八解説板(2022年8月)

またボランティアと思しき方が「波の伊八」を観光客に解説していました。彫刻師で波の様子を彫らせたら抜群だったとか。

外房、南総には敵機探知の施設が点在した

太東崎の電波探知機跡(2022年8月)
太東崎の電波探知機跡(2022年8月)

海側をぐるっと一回りして駐車場に戻る途中に太平洋戦争時の電波探知施設跡がありました。外房、南房はその位置関係から太平洋戦争時に敵機を探知するための施設が多数ありました。関東地方最南端の野島崎にもその影響かと思われるモノが祀られていました。かなり趣は違いますが…。(野島崎の厳島神社には趣が一緒の慰霊碑もあります。)

灯台前でNC750Sの記念撮影

太東崎灯台とNC750S(2022年8月)
太東崎灯台とNC750S(2022年8月)

灯台の前でNC750Sの記念撮影をして国道128号に戻ります。現在の太東崎灯台は2代目(2基目?)で岬の少し奥まったところに設置されています。調べてみるともっと海側にあったのですが海岸侵食で倒壊の恐れがでたので電波探知機と同じ運命になることを避け、今の場所に建て直されたとか。

御宿浜海水浴場と岩和田海水浴場

大原海水浴場とNC750S(2022年8月)
岩和田海水浴場とNC750S(2022年8月)

御宿浜海水浴場と岩和田海水浴場は小さな川を挟んで隣接しています。御宿浜海水浴場側には月の沙漠記念館があり、2頭の駱駝と王子様、お姫様からなる月の沙漠記念像が建てられています。

月の沙漠記念像(2022年8月)
月の沙漠記念像(2022年8月)

御宿の海岸が月の沙漠のモチーフとなったとされてこの一帯月の沙漠推しです。その辺りの事情はウィキペディア「月の沙漠」でご覧ください。

この後、鴨川まで走り猟師工房に寄ろうかと思いましたが、暑い時期。ジビエを購入しても傷みそうなので寄らずに県道34号を保田へ。国道127号をのんびり走りながらアクアラインに向かいますが渋滞表示。そのまま進むと渋滞のピークに当たりそうだったので君津で軽い晩御飯。

アクアラインは海ホタルまで渋滞しましたが、アクアトンネル内で解消。アクアトンネルの速度誘導灯はかなり効果が挙がっていると思います。できればアクア連絡道にも同じようなのが欲しいなあ。

というわけで、ダムには行かないツーリングでした。

次回はダムに行きます。

修行ツーリング 城山湖テニスコート裏付近 編

疲れて道を間違えたら

城山湖畔まで歩いたので帰りもNC750Sを置いていたテニスコートの裏側の山の斜面を下っていました。引き返さなければなりませんが…滅茶苦茶虫(小型のハエ)が多い。

鶯が美しく鳴いていた

という訳で鳴き声も保存すべく動画撮影…。動画が揺れているのは手持ちでかつコバエを追い払いながらの撮影なので。でも鳴き声はきれいに採れてます。是非再生して聞いてみてください。

管理人の好きなマムシグサの仲間

マムシグサ(2022年7月)
マムシグサ(2022年7月)

(恐らく)マムシグサです。実が非常に充実しています。ちなみにマムシグサは虫媒花で受粉しないと実がなりません。そんな残念なマムシグサはこちらからご覧ください

ミミガタナンテンショウ?(2022年7月)
ミミガタナンテンショウ?(2022年7月)

(恐らく)ミミガタナンテンショウです。マムシグサとの違いは花である仏炎苞の両脇が耳状に大きく開く点です。が、実がなっているので花は分かりませんね。もう一つの違いが葉に白い班が入ることが多いのでミミガタナンテンショウと考えています。

この日はヤマユリもよく咲いていました。

それにしても、「雨」、「暑い中の徒歩」、「虫」と修行要素の多い一日でした。

次回は海に行きます。

修行ツーリング 城山発電所ー城山湖 編

城山発電所付近2輪乗り入れ禁止!

城山発電所付近は2輪の乗り入れが禁止になっています。仕方なく城山湖テニスコート前にNC750Sを停めて野鳥観察休憩所まで歩きます。狭山湖周辺も2輪車限定で乗り入れ禁止区域がありますが、あの時代は過ぎたと思います。そろそろ解禁にしませんか?

さておき

城山発電所管理事務所(2022年7月)
城山発電所管理事務所(2022年7月)

こんな風景や

東芝製の真空遮断器?(2022年7月)
東芝製の真空遮断器?(2022年7月)

こんな風景を見て「東芝」大丈夫かなあとか思ったり

日立製の真空遮断器?(2022年7月)
日立製の真空遮断器?(2022年7月)

こんな風景を見ながら歩いていきますが、急坂+暑い7月の気温で苦行です。そしてやっと、城山湖が見えます。

城山湖と本沢ダム(2022年7月)
城山湖と本沢ダム(2022年7月)

休憩所まで這う這うの体でたどり着いて撮影。本沢ダム側へのアプローチをする気にもならず…。本沢ダムは諸元によると堤高73mのロックフィルダムとのことなので右側が堤体。「しろやまこ」と書かれた山の向こうに洪水吐ゲートがあるようです。

本沢ダムはダムとしてはあまり大きくはありませんが、城山発電所は揚水式発電所として1965年に稼働した当時は国内で有数の発電能力(認可出力25万kW)でした。現在では100万kWを超える発電能力を有する揚水発電所(上日川ダムー葛野川発電所等)もあるので大規模とは言えませんが、数次の改修を経て現役です。

体力切れで、帰途につきます。

バタフライバルブ@城山発電所(2022年7月)
バタフライバルブ@城山発電所(2022年7月)

こんな風景や

フランシス水車@城山発電所(2022年7月)
フランシス水車@城山発電所(2022年7月)

こんなフランシス水車を横目にテニスコートに下っていきます。

城山発電所から城山ダムを望む(2022年7月)
城山発電所から城山ダムを望む(2022年7月)

更に揚水発電の下池、津久井湖と城山ダムを撮影して下っていきますが…一向に到着しません。スマホで地図確認…道間違ってました。徒歩で戻ります。トホホ。

次回は引き返す途中に撮影した写真など。

修行ツーリング 奥多摩ー深城ダムー城山ダム 編

奥多摩~柳沢峠~大菩薩方面~上日川ダムの予定が…

時はやや遡って7月下旬。少し曇りがちでしたが天気予報は晴れ時々曇り。久々に上日川ダムに行ってみようと出発。

まずは奥多摩で

奥多摩のサルナシ(2022年7月)
奥多摩のサルナシ(2022年7月)

こんな写真や

奥多摩の苔の写真(2022年7月)
奥多摩の苔の写真(2022年7月)

こんな写真を撮影してから、奥多摩周遊道路を奥多摩湖方面に向かいます。少し曇りがちでしたがこの時点ではまだ晴れ間がありました。

しかし、都民の森公園を通過した瞬間、大雨!雨具は勿論持参していましたがそれを取り出して着る間もなくびしょびしょ。7月とは言え奥多摩は涼しく…濡れた身で走行するのはハッキリ言って寒い状況。

青梅街道はがけ崩れの影響で通行止め、県道18号を迂回する必要がありあまりの雨と寒さに心が折れました。南向きは少し明るかったので小菅方面から国道139号で深城ダム方面に逃げることにします。

松姫トンネルがめちゃ寒かった

深城ダム手前で休憩(2022年7月)
深城ダム手前で休憩(2022年7月)

国道139号の峠は松姫峠です。現在では松姫トンネルが出来てルートは大幅に短縮されています。なにより、雨が降らないのが良い…のですがトンネル内えらく涼しく…というか寒く体力を消耗します。因みに松姫トンネル、山梨県の国道トンネルでは雁坂トンネルの次に長い3066m。いや寒かった。

せめて、トンネルの向こうで雨が止めば…と思っていたら、やみました。日頃の行いが良いおかげです。深城ダムの手前で休憩。シャツを絞った水がNC750Sの下に…濡れた加減が分かると思います。水行かと思うほどの雨でした。

深城ダムの堤体側は行ったことがあるので、展望台方面に向かい展望台からダム堤体を撮影。

展望台から見る深城ダム(2022年7月)
展望台から見る深城ダム(2022年7月)

あまり高い展望台ではありませんが、これまでの成り行きで少し体力を使っていたせいか少々疲れましたが良い写真が撮影出来ました。

深城ダムのゲート(2022年7月)
深城ダムのゲート(2022年7月)

常用洪水吐からの放流中。下流の減勢工が良い音を出していることが想像出来ました。が、この日はダム湖右岸を通って国道139号へ。ちょっと疲れたのでこのまま帰ろうかと思いましたが、天気も回復してきたのでこれまでに行けていない城山湖・本沢ダムに向かいます。

城山ダムのダム湖は津久井湖

津久井湖と城山ダム(2022年7月)
津久井湖と城山ダム(2022年7月)

城山ダムのダム湖は津久井湖。本沢ダムのダム湖は城山湖。珍しい名前の入れ替え具合かと思います。城山ダムは下流左岸側に展望台が設置されていてダム堤体を堪能することが出来ます。この展望台はあまり高くなくて体力使いません。

イタドリの花と城山ダム(2022年7月)
イタドリの花と城山ダム(2022年7月)

展望台にはイタドリが生い茂っていました。この時初めてイタドリに雄花と雌花があることに気づきました。美しい雄花の写真はこちらに掲載しました。

そして城山湖方面に…これが結果的に修行part2になります。

東京ー高知帰省ツーリングー瀬戸大橋ルート(瀬戸大橋与島PA以降)

与島PAに降りていきます

与島PAで瀬戸大橋を堪能する

北備讃瀬戸大橋のケーブル(2022年8月)
北備讃瀬戸大橋のケーブル(2022年8月)

与島PAに降りてNC750Sを駐輪。ほぼ同時に到着した若者とあいさつ。福岡から来たという話から大学の学部まで一緒だったことが分かり思わぬところで後輩に出会いました。ちょっと驚き。もしこのブログ見てたらコメントもらえると嬉しいな。

という訳で、瀬戸大橋を眺められる築山に向かう途中にある北備讃瀬戸大橋のケーブルの模型。模型と言っても実物の予備と思われ寸法材料共に実物同様とのこと。横に人影があるので大きさが分かると思いますが、ケーブルの直径が丁度1mです。あれだけ巨大な橋を支えているケーブル、やっぱり太いと見るか意外と細いとみるか人によって意見が分かれそうです。

北備讃瀬戸大橋の与島側主塔(2022年8月)
北備讃瀬戸大橋の与島側主塔(2022年8月)

一部が与島を跨ぐ北備讃瀬戸大橋の与島側主塔です。高さ175mです。本州側から見ると瀬戸大橋は全体的に南備讃瀬戸大橋の最高到達点に向かって登ってそこから四国に下る形になっています。また2階建ての橋の上に自動車道、下が鉄道が通っています。

とても見どころの多い写真

与島から瀬戸大橋を望む(2022年8月)
北備讃瀬戸大橋の与島側主塔(2022年8月)

与島PAの展望築山から四国側を望みます。手前から北備讃瀬戸大橋の四国側主塔、4Aアンカレイジ、南備讃瀬戸大橋の本州側主塔(194m)、四国側主塔(186m)、7Aアンカレイジ。

対岸、左側は番の州臨海工業団地(コンビナート)。橋を挟んで右側手前に番の州高架橋。その奥、左側やや低い山が角山、右側高く見えているのが飯野山(通称 讃岐富士)。手前のやや低く見えているのが聖通寺山です。

PC橋の与島高架橋には主塔がありません

与島から与島ICを望む(2022年8月)
与島から与島ICを望む(2022年8月)

展望築山から本州側を見ると与島高架橋と与島ICが見えます。与島高架橋はPC橋なので主塔はありません。与島ICのカーブしながら降りてくる道路の様子が面白いですね。その左奥に岩黒島橋の主塔上部が見えています。

一つつながりの橋ですがそれぞれの場所で個性があります。

世界最長の鉄道道路併用橋

列車通過中の北備讃瀬戸大橋(2022年8月)
与島から与島ICを望む(2022年8月)

瀬戸大橋の特徴は世界一長い鉄道道路併用橋であることです。なので与島PAで散策している最中にも時々列車が通過します。上の写真は左から右へ通過中なのですが角度的に少し見にくいですね。

瀬戸大橋は鉄道路線「本四備讃線」に含まれていてこの区間は複線で全線電化されています。ただ、四国内は電化されていない区間(の方)が多くそれらの区間から直通する気動車の特急列車が通過します。

そろそろ与島PAを出発して高知へ。残りは100km強、もう少しです。

到着

到着ー給油時メーター表示(2022年8月)
到着ー給油時メーター表示(2022年8月)

到着時のメーターは上の写真の通り。平均燃費38.3km/lは流石です。淡路島経由よりもアップダウンが少ないせいか燃費が少しよくなっています。

これで東京ー高知の帰省ツーリング編終了。次回は過去にさかのぼって記事化出来ていなかったツーリングを紹介します。

東京ー高知帰省ツーリングー瀬戸大橋ルート(瀬戸大橋まで)

瀬戸大橋ルートで東京から高知まで走ってみる

与島PAから北備讃瀬戸大橋を望む(2022年8月)
与島PAから北備讃瀬戸大橋を望む(2022年8月)

東京ー高知は帰省で何度か走りましたがこれまで本州→明石海峡大橋→淡路島→大鳴門橋→四国の経路ばかりでした。今回は本州→瀬戸大橋→四国のルートを選択しました。

NC750Sの弱点、荷物積載時の給油が面倒ということから今回も1回給油が前提です。淡路島ルートだと丁度800km、瀬戸大橋ルートだと約830kmの道のりです。なお淡路島ルートの本州→四国区間の料金(ETC、平日、軽自動車等)は2,710円、瀬戸大橋ルートは1,880円で瀬戸大橋ルートの方が安いです。

悪天候につき途中の写真なし

東京を出発して、東名高速環八入口→御殿場ICから新東名→新東名静岡SAで休憩して、給油は草津PAです。走行距離439km、res 0.9L(給油11.6L)で平均燃費燃費36.8km/l程度。前回よりも少し良くなっているのは体重が減ったせいか…いや違うな流石NC750S

瀬戸大橋へのアプローチ

神戸から150kmの表示(2022年8月)
神戸から150kmの表示(2022年8月)

山陽自動車道倉敷ICで神戸から150kmの表示があり、左側ー早島 坂出、瀬戸中央自動車道方面に向かい少し進みます。

ようこそ瀬戸中央道へ(2022年8月)
ようこそ瀬戸中央道へ(2022年8月)

しばらくすると瀬戸中央道への標識。瀬戸大橋まで21km。山陽自動車道は地図で見ると瀬戸内海沿いを走っているように見えますが、瀬戸大橋の本州側は少し半島状に瀬戸内海に張り出していて意外と距離があります。

水島、児島、坂出の表示(2022年8月)
水島、児島、坂出の表示(2022年8月)

更に進むとコンビナートで有名な水島、瀬戸大橋の本州側 児島(共に倉敷市)と瀬戸大橋の四国側 坂出の距離表示。四国の地名が見えてくると「橋に近づいている!」と実感できます。

太平洋から150kmの看板(2022年8月)
太平洋から150kmの看板(2022年8月)

太平洋まで150kmの看板です。ということは700km弱走って目的地まで150km程度。思えば遠くにきたもんだ。

日本海と太平洋の中間点(2022年8月)
日本海と太平洋の中間点(2022年8月)

管理人にあまり縁のない日本海ですが太平洋と日本海の中間点が瀬戸中央自動車道上に。意外と近いな日本海。最寄りの日本海は鳥取県米子市辺りか。長年お付き合いいただいている会社の本社があります。

児島 坂出 高松の距離表示(2022年8月)
児島 坂出北 高松の距離表示(2022年8月)

さらに進むと児島、坂出北、高松の距離表示。本州側の地名が減って四国側が増えて四国に近づいていることを実感します。

児島 鷲羽山の表示(2022年8月)
児島 鷲羽山の表示(2022年8月)

さらに進んで児島 鷲羽山の表示。鷲羽山というと好角家であれば1980年代に活躍した力士を思い出すでしょう。しこ名は彼の出身地、児島のこの山にちなんでつけられたもの。また景観に配慮して山を切り開かずにトンネルを通して瀬戸大橋に接続しています。

瀬戸大橋手前の信号(2022年8月)
瀬戸大橋手前の信号(2022年8月)

瀬戸大橋の手前には信号があります。恐らく強風や豪雨時の通行止めの際に使用されるものと思います。ゲートもあるはずですが場所を確認できませんでした。

鷲羽山の上に主塔が見える(2022年8月)

さらに進んで鷲羽山トンネル直前。与島PAまでの距離表示と鷲羽山の上に主塔が見えます。来た来たーっ!という感じ。

次回はついに瀬戸大橋を走行します。

«過去の 投稿 新しい 投稿 »