ツーリングに出かけた先で見るものは、日常的にありふれているものでも少し違って見えるものです。今日の写真は奥多摩湖畔で撮影したゲンノショウコ。この不思議な名前はこの植物は古くから薬草として用いられ、特に胃腸薬としての効能が確かなことから「験の証拠」と名付けられたとか。
都心でもちょっとしたところには生えているのを見かけますが、あえて写真撮影しようという気持ちが起きないのは何故なのでしょう。むしろ、ツーリング先の非日常感が普段疲れている目を癒して風景が奇麗に見えるのが特別なのかもしれません。
ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します
ツーリングに出かけた先で見るものは、日常的にありふれているものでも少し違って見えるものです。今日の写真は奥多摩湖畔で撮影したゲンノショウコ。この不思議な名前はこの植物は古くから薬草として用いられ、特に胃腸薬としての効能が確かなことから「験の証拠」と名付けられたとか。
都心でもちょっとしたところには生えているのを見かけますが、あえて写真撮影しようという気持ちが起きないのは何故なのでしょう。むしろ、ツーリング先の非日常感が普段疲れている目を癒して風景が奇麗に見えるのが特別なのかもしれません。
管理人のツーリングルートの一つの拠点が小河内ダムです。まず小河内ダムまで行ってそれから気分次第でどこに行こうか決めるということもしばしばあります。そもそもスマホも所有していませんし、ナビもありませんから行こうと決めた所に到着できるとは限らないという事情もあります。
季違いご容赦。秋になって天気が悪い日が増えてきました。山の天気は変わりやすいといいますが奥多摩はまさにその典型です。特に小河内ダムは東側に堤体が向いており、多摩川は谷を東流します。この谷に沿って東から湿った風が吹いてくるとかなり高い確率で雨が降ります。湿った風がダムの堤体や山の斜面で一気に100m以上駆け上がるのですから雲が出来るのも必然です。
山の天気は油断大敵。皆様も是非お気を付けて。
大菩薩嶺周りの林道の植物をしばらく紹介してきたので、少し趣を変えて昆虫の写真を公開。今年の9月中旬に奥多摩湖畔で撮影したカラスアゲハ(と思う)の写真です。全国的に分布し珍しい種類ではないようですが、羽のデザインの個体差地域差が大きいそうです。
この時は花から花へ忙しく蜜を吸いに回っているところでした。おそらく産卵期を迎えて最後の腹ごしらえでしょう。産卵後は親は死んでしまい、子は蛹で越冬。一般的に蝶の幼虫は農作物の葉を食害し、大型の蝶の蛹が食べる量はかなりなものですから、農家には嫌われます。が、Wikipediaによると「栽培種のミカンなどは好まない」とあってへーって思いました。
ちなみにこの日のツーリング、この後は大菩薩ラインを通ってフルーツラインから20号。20号側から大菩薩湖に向かうつもりでしたが入り口を見落としたので甲斐大和の道の駅でシャインマスカットを買って大月から中央道で帰りました。
都内から小河内ダムへの経路は主に2つで青梅から国道411号または都道45号を多摩川沿いに上流に向かう経路。これが幹線でかつ最短。もう一つの経路は青梅から秋川街道を通って五日市に至り東京唯一の村、檜原村から奥多摩周遊道路で奥多摩湖畔まで向かう経路です。その日の体調や気分で経路を選べるのも良いところです。
この日は奥多摩周遊道路を経由して小河内ダムに到着。ツーリングと思しき何台かのバイクが既に駐輪していました。隣の黄色のバイクはモンキー125。実はNC750Sを購入する前に購入寸前まで行ったバイクですが…訳あってNC750Sを購入しました。
奥に見えているのは「奥多摩水と緑のふれあい館」で中には多摩地方の歴史を展示するコーナーやお土産物屋さん、食堂などがあります。ここの展示はなかなか秀逸です。
小河内ダムの最も大きな役割は水道水源です。建設が計画されたのは戦前(昭和初期)で戦争による中断などをはさみながら19年の年月をかけて1957年に竣工しました。当時は東京の水道の大きな部分を小河内ダムでできた奥多摩湖から賄っていました。その後、東京の人口増に伴って利根川水系の水源が開発されたことから都内の水道に占める割合は低下しているようですが、依然として重要な役割を担っています。(上の写真は去年撮影)
ちなみに都道府県が管理しているダムでは堤頂高さで日本一、ダム湖の貯水量で北海道の静内ダムについて日本で二番目の規模を誇ります。
近隣の森や林も水源林として管理が行き届いているおかげか…、蛍が飛んできました。(触角の大きさから察するにオバホタルか?)ホタルは清流に住んでいるイメージがありますがオバホタルの幼虫は陸生でミミズとかを食べているのだそうです。奥多摩湖の水が美しいからホタルがいる…という訳ではないようです。
初夏の小河内ダムは放流もあり水量豊かで周りの緑が映えてとても美しいです。美しい川で水遊び…という訳にはいかず上の写真の辺りは残念ながら立ち入り禁止です。この風景は秋は紅葉、冬は木の葉が落ちて動物ウォッチングが楽しめます。ニホンザル、鹿、ツキノワグマなどが冬の動物ウォッチングで見られるようです。ニホンザルは私も以前に撮影しました。
小河内ダムの洪水吐は特徴的でメインのダム堤体の横に堰のように造られています。この形式は重力式コンクリートダムとしては割と珍しいのではないかと思います。この洪水吐は国道411号線からこんな感じで良く見えます。国道から見ると如何にもダムの構造体らしくダイナミックな景観で堤体本体と勘違いしてしまいそうなスケールです。
小河内ダムの次は国道139号経由で山梨県営深城ダムに向かいます。 続きます。
某日奥多摩にソロツーリングに行ってきました。季節は晩春、渓谷や山の萌黄色が印象的でした。
川は秋川、奥に見えているのが奥多摩の山々です。渓谷も美しいですが山の折り重なっている風景も印象的でした。ここから国道411号を奥多摩方面に向かい、奥多摩湖手前から小河内ダムが見えてきます。
国道からはダム本体ではなくダムの横に建設された洪水吐が良く見えます。写真では分かりにくいですがスケールの大きさが感じられます。小河内ダムを過ぎれば奥多摩湖畔。この時期名残のヤマザクラがチラホラ見えていました。
萌黄色の風景と名残のヤマザクラを楽しんでこの日は帰宅しました。
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