ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

投稿者: seasons-japan-admin (14ページ目 (39ページ中))

NC750Xは生産終了を免れるか?

VFR800F/X, CB400sf/sbが生産終了…

HONDAの発表によれば環境規制への対応の為で他にもGold Wing(リアトランクレスタイプ)、ベンリィ110が生産終了だそうですがこの2車種は理由が違うような…。

2020年に生産中止になったNC750Sと同様VFR800F/Xはリニューアルがなかったなど前兆がありましたが、人気車種のCB400sf/sbも含まれたのはやや驚きでした。VFR800*、CB400*共に精巧なメカニズムの4気筒エンジンを搭載し、今後の排ガス規制対応の投資が高額に及ぶためでしょう。難題解決をアイデンティティの一つにもつHONDAがやってできないことはないと思いますがそこはビジネスです。

もう一点、「エンジンの魅力」を訴求するバイク作りからHONDA全体として離れる必要があることも背景でしょう。いずれ2輪車も電化されるとすれば「エンジンの魅力ではない他の魅力」の訴求の仕方を今から実践する必要があります。

NC750SとCB750
NC750SとCB750 両車とも先に生産中止となってしまったNC750SとCB750。教習車コンビ。

別の意味でNC750Xは大丈夫か…

HONDAのADVENTURE系の日本でのラインナップは250ccはなく、400X、NC750X, CRF1100と350ccずつの排気量アップになっていて面白い。

米国、欧州ではCB500X, NC750X, CRF1100となっています。CB500XとNC750Xが近くパワーウェイトレシオがほぼ同じ2車種が並んでいてブランドマッピングがうまくないように見えます。

CB500XのエンジンはCB500Fと共通の基本設計で日本のCB400XとCB400Rのエンジンの関係と同じです。更に500と400の違いはストロークの違いで部品の共通点が多い兄弟と思われます。つまりこのシリーズのエンジンはかなりの数が生産されています。

近年HONDAは明らかにエンジンを共用してパッケージングの異なる車種をリリースする方針を強めています。例えばカブシリーズの125ccエンジンは、モンキー、GROM、DAXと共用ですしインド、中国、東南アジアまで含めると世界で最も多く生産されているエンジンです。

最近大人気GB350はインドで大人気Highness GB350と共有してますからエンジンの生産数は心配ありません。

大排気量ではCRF1100、レブル1100、NT1100の日米欧での展開です。一方NC750XのエンジンRH09EはX-ADVのRH10Eとほぼ同設計ですが、それ以上の展開が今のところありません。世界的に見ると現状で生産台数が多くなくニッチな750ccエンジン…大丈夫か?

NC750SとNC750X
NC750SとNC750X

カギはX-ADVとヨーロッパか?

2020年のタイミングでCB650Rを残してNC750Sを生産終了にし、StreetのミドルクラスはCB650RまたはCB500F(日本ではCBR400RがStreetを兼ねる?)です。近々に排気量の近いNC750XのOHC2気筒750ccエンジンをstreetに敢えて再展開するということはちょっとなさそうです。

そうするとX-ADVと共用しているとは言えこのエンジン少々生産数が少なそうです。規模の経済で利潤を上げるビジネスの観点から行けばこの2車種も安泰とは…。一方でV型二気筒750ccのモデル(SHADOW)が米国ではリリースされているので人気と必然性があれば残るものと思われます。

人気の点でいえば日本ではNC750Xは400Xのリリース以降やや下降線のように思われます。X-ADVも大人気と思えるほどは見かけません。米国ではX-ADVは販売されておらず、NC750Xのみのラインナップ。

一方、ヨーロッパでNC750XとX-ADVの立ち位置は独特です。免許が出力別でA(無制限)、A2(35kW=47ps以下)とクラス分けされています。日本仕様のNC750XとX-ADVは共に43kWでAクラスの免許が必要ですが、ヨーロッパ仕様の両車はECUの設定でA2対応可またAクラス免許を取得した後にパワーを戻すことが出来る仕様です。

これは非常に面白いですよね。まずはA2で愛車として乗っておいて、Aクラス免許を取得したら本来のパワーを楽しむ!免許制度が排気量別になっている日本では出来ない魅力です。これは人気が出ると思うのですが、ヨーロッパでこの2車種がどのくらい売れているか資料を見つけられず。

NC750S, PCX, Fusion
NC750S, PCX, Fusion 生産中止になったNC750S、現在でも大人気PCX、ビッグスクーターの人気に火をつけて発展的生産中止になったFusion。

もう一つの可能性

そうは書いたもののこの二車種だけで生産を続けていくだけの台数が出るかといえば少し疑問です。

となれば、NCとX-ADVのプラットフォームを使ってEV化して再リリースするということも想像(妄想)できます。現場の2輪のEV化は小型側から進んでいるのが現状ですが、バッテリーの価格や重さ、設計の自由度の面から見ればある程度の車格がある方が本来向いているように思えます。

この段階でNC-ES(ストリート)、NC-EX(アドベンチャー)、XE-ADV(クロスオーバー)でリリースして、750ccのエンジンは収束…とかありそうに思えますが如何でしょうか?

先走りすぎかもしれませんが、NC750Xの今後はエンジンの生産数から見ると意外な展開を見せるような気がしてなりません。

NC750Xで行った江の島
NC750Xで行った江の島 購入検討までしたNC750X(中古)で行った江の島。この時もNC750Xの写真を撮影しておらず…結果的に縁が薄い印象

小河内ダムツーリング

チェーンの交換後、とりあえず少し走ってから初期伸びの分を調整してもらうため夕方にはショップに着きたいのであまり遠出はできず。マムシグサの様子も気になっていたので小河内ダムにツーリング。

途中、青梅辺りでいい音で走っているVespaと遭遇。いい感じでしばらく並走するも青梅の山登り手前で信号待ち。私は右へ、Vespaは左へ。目礼してさようなら。

格好いいとはこういうことだと思う

と思ったら、小河内ダムの駐車場でカメラの準備をしているとVespa登場。思わず、ああっ!こんにちはとお互い声を掛け合いました。それからバイク四方山話。Vespa氏、30年位前のDucatiの750ccエンジンを積んだBimota (DB1)にも乗っているけどパーツないし何かあると大変なんで年に2〜3回くらいしか乗らずVespaを主に楽しんでいるそう。

Vespaもどう見ても聞いてもノーマルではないので聞いてみたらエンジン+マフラーは交換していて排気量も大幅アップしているとのこと。Vespa、Bimotaと言えばイタリア、4輪も?と思ったらこちらはドイツ車でした。

更に色々四方山話。Vespa氏、温泉好きで小菅の湯が目標とのこと。私は小河内ダムの取材なのでここでさよなら。乗り込んだVespaで立ち去る氏。格好良い大人ってこんなだなあって思った次第。

格好いいVespa使い
格好いいVespa使い

イワツバメが巣立ちの時期

大きくなったイワツバメ
大きくなったイワツバメ

小河内ダムの奥多摩湖に面して屋根のある休憩所がありますが、今年はたくさんのイワツバメがその梁に巣を作っています。もう巣立ちの時期でいくつかの巣は空で残っている子供ももう立派なイワツバメです。

多摩川第一発電所
多摩川第一発電所

この日の多摩川第一発電所は下流側の運転のようでした。新緑が水に映えて緑が濃いです。

小河内ダム右岸から堤体と洪水吐
小河内ダム右岸から堤体と洪水吐

最近の小河内ダムはいつもこの位の水位。随分水位が低いなあと思っていましたが、最近は慣れてきました。なおこれで貯水率70%程度です。渇水を心配するような状況では全くありません。ちなみに水位が高い時はこちら

小河内ダムの洪水吐をバックにNC750S
小河内ダムの洪水吐をバックにNC750S

時系列が反対になりますが、小河内ダムの洪水吐をバックにNC750S記念撮影。空の青、山の緑、コンクリートのグレー、NCの赤。何もかも色が濃いです。いい季節だ。

マムシ先生に挨拶してからショップへ

マムシグサのマムシ先生
マムシグサのマムシ先生

今回のツーリングの目的はマムシグサの様子観察も含まれます。小河内ダム奥の三頭山登山口近辺のマムシグサは一部は刈られたようでなくなっていました。が、残っていた個体については写真を撮影。

この後、去年から観察(去年の姿はこちらから)している檜原村倉掛のマムシグサの大きな個体(私の勝手な命名「マムシ先生」)に挨拶してショップに向かいます。

ショップでチェーンの張り具合を調整してもらい帰宅。この回はこれでおしまい。

NC750S オイル、チェーン交換

高知から東京に帰ってきてオイル交換の時期を過ぎていたのでまずはオイル交換です。ダメージの大きかったチェーン、スプロケの交換を翌日するよう部品の注文をお願いしました。お願いするのは、いつもの桜井ホンダピアさん。

NC750S オイル交換
NC750S オイル交換

オイルを抜いているところですが、実際のオイルの色より赤みがかっています…。交換するタイミングがなく3000km程度走った後にしては状態があまり良くはありませんでした。マニュアルによれば一年に一回または10000km走行毎の指示ですが…試してみる気にはなりません。

チェーン交換

交換前のチェーン
交換前のチェーン

そして、翌日チェーンの交換です。一度、錆びさせてしまいコマの動きが鈍かったり伸びやすくなっていました。一旦錆びさせてしまうと手入れしても元の状態にはならないので最近はマメにチェーン清掃、注油はしています。ただチェーンのメンテでセンタースタンドがないのがかなり不便。

カバーを外してドライブスプロケットを出したところ
カバーを外してドライブスプロケットを出したところ

チェーンカッターでチェーンを切って、クラッチペダルとカバーを外してドライブスプロケットを露出したところ。

リアホイールを外したところ
リアホイールを外したところ

チェーンとリアホイールを外したところ。泥除けやスイングアーム周りも汚れていますが、この後キレイに拭き上げていただきました。

ホイールダンパー
ホイールダンパー

ドリブンスプロケットを外してダンパーを露出させた状態。この後、ダンパーとホイールも丁寧に清掃。

新しいドリブンスプロケット
新しいドリブンスプロケット

新しいドリブンスプロケットの登場です。今回のチェーン交換は完全なリプレースです。スプロケの丁数やチェーンの型番も全く同じ。カラーチェーンとかどうですか?って提案あったのですが、耐久性重視で見送りました。

ドライブスプロケットを装着する前
ドライブスプロケットを装着する前

ドライブスプロケットを装着する前に周りを清掃。油や砂、泥、煤、サビがブレンドされてまあとても汚れています。

ドライブスプロケットを装着
ドライブスプロケットを装着

新しいドライブスプロケットを装着。写真の粒子が粗いのは私のスマホのカメラの性能の限界です。

リアホイール装着
リアホイール装着

リアホイール装着。前の写真に比べてスイングアームやホイールも綺麗になっていますね。あと、ドリブンスプロケットを固定するボルトを締める時のトルクレンチの「カッコン」っていう音が印象的です。

チェーンをかける途中
チェーンをかける途中

チェーンをかけていきます。新品のまだグリスがのったチェーンが目に眩しい。

カシメ工具でカシメて接続
カシメ工具でカシメて接続

チェーンにピンを通してカシメて接続します。

チェーン、前後スプロケ交換終了
チェーン、前後スプロケ交換終了

チェーンを接続した後、張り具合を調整して作業終了です。チェーンの初期伸びを見込んで少し張り気味に仕上げたとのこと。後日、少し走った後に調整に来てねーってことでお会計。

丁寧な仕事には価値がある

今回の作業をお願いして思ったこと。多分頭の中にあるスペック(例えばボルトの締め付けトルクとか)を一つ一つ確認しながら作業している様子には頭が下がりました。分解して清掃して観察して再度組み上げての作業ですが一つ一つがバイク愛が見て取れるほどに丁寧であるというのは大変なことです。

大手バイク用品ショップの工賃と比較すると若干高めの設定ですが、かけている時間、作業スペースの維持などを考えれば適正。というよりも、従業員さんの給料とかも考えると、「丁寧な仕事で、少しずつ高く」を目指し価格競争のレッドオーシャンで泳がないのが大事だと考える次第。

私としては常に確かな技術を持った同じ人に作業して貰えるというのは贅沢な話です。

基本を忘れない

いつもお世話になるのですが、タイミングを見計らってあちこち洗車してくれます。今回はリアタイヤを外したのでホイールやスイングアーム周りを「とても綺麗に」して頂きました。

「洗車」そのものは工賃に含まれず、時間をかければかける程「損」とも言えるのですが、本当に丁寧に作業してもらえました。フロントフォークの点サビも指摘して貰い、普段の手入れ不足を反省。整備の基本は清掃なのかも知れません。

そう言えば最初に来た時は古い店でしたが整理整頓、清潔感は行き届いていたことを思い出します。更に店舗改装し新しくなったあとは余計にその印象が強くあります。工場や作業場では整理整頓清潔が基本として重視されますが、その基本を実践しています。

基本を忘れず、愛を持ってバイクに接して貰える桜井ホンダピアは良い店だと思います。

高知から東京まで帰京ツーリング

連休が終わり、高知から東京まで帰京します。午前中、早い時間は四国地方雨が強く出発が少し遅め。東京で夜間走行しなくてよいように燃費はさておき、法定速度ペースを維持して800kmを平均約10時間で走る計画です。

お昼休みは宝塚北SAで

宝塚北SAの様子
宝塚北SAの様子

道のりの中間地点は新名神土山SA(外部サイト)付近ですが、出発が遅かったため手前の宝塚北SA(外部サイト)で休憩。給油は別途土山SAで行うことに。燃費は次の写真の通り。

宝塚北までのメーター
宝塚北までのメーター

高知~高松~淡路~神戸はアップダウンが多く燃費は伸びにくい行程。法定速度で33.5km/lは通常のミドルクラスなら十分良いと言えますがNC750Sとしては今一つです。

新名神からは燃費が良くなる

土山SAでのメーター
土山SAでのメーター

宝塚北を出発して土山SAで給油。適当に撮影したら見にくい写真になってしまいました。TRIP 431.5km AVG. 35.4km/lで宝塚北から100km程度で平均燃費が2km/l程度改善しています。新名神の区間はアップダウンが少なく、燃費が良いです。

長泉沼津で休憩

長泉沼津SAの風景
長泉沼津SAの風景

土山で給油した後、長泉沼津で休憩を取ります。浜松から御殿場までは120km/h区間。この区間はペースも法定速度に合わせます。メーターは撮影し忘れましたが34km/l程度の数字。ペースの割にはさほど悪化しませんでした。この時間帯は天気も良く風は弱く穏やかだったことも影響しているかもしれません。

東京到着

東京到着時のメーター
東京到着時のメーター

東京に到着し最寄りのガソリンスタンドでのメーター。行程398.8kmで平均燃費35.1km/l。10時間で走る予定でほぼ10時間、予定通りでした。

結論から言うと、やはりペースを上げた分前回の「東京→高知」に比べて平均燃費で3km/l程度悪化しています。とはいえ10%程度なのでさほど気にならないといえば気にならない程度です。

次回は長距離走ったのでいろいろメンテです。

仁淀川中流域の風景

桐見ダムに向かったはずが…

GW中とはいえ仕事に追われているある日、あまり遠出はできないので実家から比較的近い桐見ダムにツーリング…のはずが道に迷って行きつけず。結局国道56号に出て須崎→土佐市→いの町で帰宅することに。

途中八田堰(の跡)に立ち寄りダムに行けなかった悔しさを晴らしました。

土佐の名臣 野中兼山が建設を主導した八田堰(の跡)

八田堰(の跡)を下流左岸から望む
八田堰(の跡)を下流左岸から望む

八田堰は江戸時代初期、土佐藩の野中兼山が主導し建設され、昭和30年代に近代的な堰に改修されました。石組の堰は改修はされましたが堰の配置や形状は踏襲されている様です。特に流れの勢いを受け流すために流路に対して斜め(google mapへのリンク)に堰を作っているのはよく考えられているなあと思わされます。

野中兼山は学もあり謹直かつ実行力があり名臣と言って間違いないと思います。実際その功績で藩財政を好転させています。しかし多くの建設を行う上で農民に苦役を課したり、家臣に倹約を強いるなどの理由で罷免されてしまいます。

実際の理由は郷士を優遇したことが上士に妬まれたことだと管理人は思っています。優秀な人が有能だが身分の低い人を抜擢して能力の無い身分の高い人に恨まれるというのは古今東西小説の筋で出てきそうな話です。

罷免後、本人は数ヶ月後に病死。家族は気の毒なことに土佐藩西部宿毛に移され幽閉され子孫を残すことが禁じられました。ひどいなー。

南の谷排水機場

国交省南の谷排水機場
国交省南の谷排水機場

仁淀川中下流域は仁淀川自身が作った平野が広がり古くから田畑が開発されてきました。平野であるが故に低い土地が多く洪水による被害が多発してきました。

堤防を作り対策をしていますが、降雨時に水面が高くなると周囲から普段は流入している支流に逆流して支流側で洪水が発生します。そのため、支流の合流点に堰をつくって支流側の水をポンプで本流に流す設備が排水機場です。

仁淀川紙のこいのぼり

仁淀川紙のこいのぼり
仁淀川紙のこいのぼり

新型コロナの影響で2年間中断がありましたが、今年は仁淀川紙のこいのぼりが開催されました。国道33号線の仁淀川橋からその様子を撮影したのが上の写真。川の中にこいのぼりが泳いで(動画)います。

この場所、こいのぼりの時期はもちろんたくさんの人で賑わいますが、普段でもシーズンになればキャンプや水泳を楽しむ人々で賑わいます。いわゆる「仁淀ブルー」はこの場所よりだいぶ上流ですが、十分綺麗な水を楽しめます。

「紙の」の秘密

紙のこいのぼり
紙のこいのぼり

紙を水に泳がせたら溶けるのでは?と思いますよね。紙と称していますが、一般的には「不織布」と呼ばれているものです。製法が紙と近いのでそう呼んでいるのでしょう。なお高知県いの町は今でこそ「仁淀川」推しですが、平成の大合併以前は「紙の町」推しでした。そんな事情もあって「紙の」なんだと思います。

今回の記事を書くにあたって八田堰を調べているといの町関連のサイトでは「八田堰の跡」と表記されていました。現在も八田堰として運用されているので「の跡」は要らないように思うのですが事情をご存知の方教えて下さい。

次回はもう東京に帰ります。このGW、仕事に追われてあまりあちこちいけなかった。休み中の時間をあてにして日程立ててはいけませんね。

穴内川ダムツーリング

高知市街地から意外と近い穴内川ダム

穴内川ダムは高知市街地からは国道32号線を高松方面に向かい30km弱、穴内川にかかる繁藤橋を過ぎてすぐ県道268号線に入ってしばらく山に登った場所にあります。

国道32号線は幹線ですが、並行して高知自動車道があり比較的交通量が少なくバイクツーリングには最高です。県道268号線は…よくある山間部の県道なりに狭いです。が、意外と交通量があるので注意。

穴内川ダム到着

穴内川ダム到着
穴内川ダム到着

穴内川ダムは県道268号線沿いにあり絶対に見落とすことはありません。駐車駐輪場からダムのゲート設備までが最も近いダムの一つかもしれません。(そんなランキングはどこにもないと思いますが。)

駐車場スペースからもダムを愛でることが出来ますが…かなり高度感があります。ダム堤体だけでなく両岸もかなり切り立っていて、高所恐怖症気味の管理人にとってはかなり怖い感じです。

穴内川ダムは中空重力式コンクリートダム

穴内川ダムの構造・諸元
穴内川ダムの構造・諸元

穴内川ダムは全国に13基しか現存しない「中空重力式コンクリートダム」です。コンクリートが高価な時期(38年竣工)に建設されて、使用量を少なくするためにこのような構造が採用されました。バットレスダム丸沼ダムもコンクリートを節約するための構造ですが、竣工年は丸沼ダムの方がかなり早く昭和3年。ある程度の規模になるとバットレスダムは建設が難しいのだと思います。

ダムの目的はP(発電)のみ。当初、洪水調整機能も持たせるよう計画されていたようですが、利権調整がうまくいかず四国電力が単独で事業を進めたとか。いつの世もダム建設は物議を醸します。

高度感がある穴内川ダムの天端通路

穴内川ダムの天端通路
穴内川ダムの天端通路

コンクリートを節約するためかもしれませんが、穴内川ダムの堤体と天端は中空の天端の上にかさ上げの垂直の壁が追加されたような構造です。そして、天端が狭い。結果的に高度感が強いです。その上、ゲート部は写真のような橋が架かっていて、その橋の両端に階段があるという独特さ。この階段と橋が高度感があり正直ちょっと怖いです。

どこかで見たようなクレストゲート導流部

穴内川ダムのクレストゲート導流部
穴内川ダムのクレストゲート導流部

穴内川ダムのクレストゲート導流部です。スキージャンプ台に似た構造で、奥秩父の二瀬ダムの導流部に似ていると感じました。二瀬ダムの竣工年は昭和36年。当時の導流部の設計ではこのような形状が流行っていたのかもしれません。

穴内川ダム堤体を右岸から
穴内川ダム堤体を右岸から

狭い天端通路と切り立った堤体の様子がよく分かると思います。また天端通路近くと堤体本体の境界があるのが分かるでしょうか?上部の方が傾斜が強く、堤体本体でやや傾斜が緩くなってます。緩くといっても通常の重力式コンクリートダムより傾斜がきついように思います。

穴内川ダムのクレストゲートと堤体
穴内川ダムのクレストゲートと堤体

穴内川ダムのクレストゲートは2門のラジアルゲートが左岸側にかなり寄って設置されています。また中空式コンクリートダムの強度を持たせるためか、独特の堤面構造が見えています。

穴内川ダムを下流側から望む

穴内川ダム堤体を下流から
穴内川ダム堤体を下流から

穴内川ダムの堤体はダムに向かう道で直前の「行き止まり」表示されている分かれ道で左側に向かうと橋がありその橋を超えて少し行った場所でベストショットが撮影できます。手前は穴内川ですが水がある程度あるので、時々堤体下部に見える低水位放流施設から放流があるのでしょうか?明示された目的がPのみとはいえ、下流には畑もあり慣行利水権にはある程度配慮する必要があるように思えます。

穴内川ダムとNC750S
穴内川ダムとNC750S

NC750Sと穴内川ダム。この右側を下りていくと堤体直下の広場に行けそうです。が、チョットしたダートでNC750Sで進む気にはなれずここで撮影して終わりにします。

穴内川堤体から聞くウグイス

穴内川ダム堤体近くではウグイスがよく鳴いていました。またよく聞いているとキツツキの木を叩く音らしいのも聞こえてきます。少し音量低いので聞きやすい音量に調整してお楽しみください。

次回は仁淀川中流域を予定。

東京ー高知 一回給油のツーリング

NC750Sなら一回給油で行ける

東京から実家の高知まで帰省のツーリング。道のりは経路によって多少違いがあるものの800kmちょっと。タンク容量14lなので平均燃費30km/lで行けばギリギリ大丈夫。余裕をもって33.3km/lが目安です。

過去に同じトライをし余裕があることは確認済み。今回は「少しペースアップ」、「2年前との違い」などを検証してみます。

出発~港北PA~浜松SA

自宅から出発し浜松辺りで休憩の予定…だったのですが港北PAでトイレ休憩。ここまでは一般道含みなので燃費は32km/l程度。まあ、想定通りです。

少し時間ロスしたので今回はペースアップすることに…と思っていたら横浜青葉~海老名JCTまで渋滞。ひどい渋滞ではありませんでしたが更に時間ロス。海老名JCTを通過すると流れは順調。90~100km/hで流れに合わせてペース調整。

御殿場JCTで新東名に移り制限速度120km/h区間で100~110km/hにペースアップ。120km/hで巡行すると燃費が不安なので区間としてはやや抑え気味。またNC750Sは風防性は全く考慮されていないので120km/hの巡行は体力を消耗します。長距離乗る予定なので体力温存の意味も含めて自重。

浜松SAでの燃費表示は34.3km/l。ペースのわりにまあまあか?

浜松SA~土山SA(給油)

浜松SAを出発して間もなく120km/h区間終了。豊田東JCT辺りまで来ると交通量も増えて70~80km/hのペースで流れている状態。名港トリトンを渡り切ったあたりから燃費はどんどん良くなっていきます。この位の速度帯がNC750Sの燃費が良くなります。

前回は草津PAまで走りましたが、同じところで休むのも面白くないので一つ手前の給油ポイント土山SAで食事+給油をすることにします。

土山SA 黄金しょうゆラーメン
土山SAの黄金しょうゆラーメン

お昼は「黄金しょうゆラーメン」にしてみました。あっさりした味ですが、ちょっと塩気が強い感じがしました。SA, PAの食事って味付けがちょっと濃いものが多いのですが何故でしょう?

土山たぬき

土山たぬき
土山たぬき

土山SAのキャラクター土山たぬきです。信楽焼きのタヌキが甲賀の忍者コスプレしているようなキャラクターですね。

400X, GoldWingの団体
400X, GoldWingの団体

新東名の途中でGoldWingの団体に抜かれましたが、土山SAで追いつき先発しました。土山の手前のどこかで休憩を入れていたものと思われます。マスツーリングはどうしても休憩増えますからね。

給油。駐車場からガソリンスタンドに移動してサイドスタンドを出した瞬間にメーターがResv表示に変わりました。走行距離も丁度400km/l。平均燃費37.5km/hです。前回よりペースを上げていますがほぼ同じ数字です。もっとも走行時ペースは上がっているものの途中ストップが多かったり休憩長めなど時間的なペースは上がっていません。

給油量は10.66l、単価186円で支払額1983円。NC750Sに乗り始めて最も高いガソリン代でした。

妙に調子が良い後半の始まり

給油後、NC750Sの調子がとても良い感じになりました。エンジンのレスポンスもいいし、フロント・リアのサスペンションの動きも滑らかで走りやすい。今では死語かもしれませんが、全体的に「あたりが出た」感じです。

新名神の新しい舗装で京都までは全体的になだらかな下りになることも影響しているかもしれませんが燃費計が44km/l程度を示していました。尤も調子はともかく大阪を過ぎて地形のアップダウンがあると燃費自体は徐々に下がっていきました。

高松道経由で府中湖PAで休憩

明石海峡大橋、大鳴門橋を通過して四国上陸。ここから高知までは徳島道と高松道の選択肢があります。距離的には徳島道の方がやや短く、ただし法定速度低め。今回は高松道を経由することにします。トイレ休憩で府中湖PAで休憩します。

府中湖PAの風景
府中湖PAの風景

府中湖は府中ダムのダム湖ですが、このダムの特徴は目的がI(工業用水)のみという点です。府中湖PAからダム湖やあわよくばダムが撮影できないかと期待しましたが、「全く見えません」。残念。お土産を買って再出発。

後半の走行距離と燃費

土山SAから実家までの走行距離
土山SAから実家までの走行距離

実家まで土山SAから走行距離428.5kmで燃費が38.5km/lと表示されています。(最寄りのICを下りたところでResv表示になりました。)この日は事情があり給油できず翌々日+2kmくらい走った後、給油すると11lちょうど。満タン法の計算で39km/l。0.5km/l分の違いはどこからきたのか。恐らく給油時にどこまでいっぱいに入れたかの差で多分38.5km/lに近いのではないかと思われます。FIなので噴射量はかなり正確に測られていると思うので。

NC750Sの燃費 東京ー高知走行時

東京の自宅~新名神土山SA 距離400km 給油量10.66l
燃費37.5km/l(満タン法) ゲージ指示未記録

新名神土山SA~高知の実家 距離429km 給油量11.0l
燃費39.0km/l(満タン法) 38.5km/l(ゲージ)

前回は経路が少し違いますが前半が37.5km/l、後半が37.0km/lなのでほぼ同じか少し良いくらいです。今回の方が燃費をあまり気にせずペースを上げていますがこのような結果になったのは…色々理由は考えられますが一番大きいのはオイルの違い。

普段は10W-30ですがショップのキャンペーンでオイルが半額だったので少し高価な5W-30が今入っています。これが原因じゃないかなあ、とは言え微々たる違いですけどね。あと前回より少し(-5kg)位痩せたからか?NC750Sの全体的なコンディションも保たれていることも確認できました。

今回はこれでお終い。次は穴内川ダムです。

荒川ダム

小河内ダムに寄ってから荒川ダムにツーリング

この日のツーリングは小河内ダムに寄って、荒川ダムを目標にして出発しました。青梅街道→秋川街道→奥多摩周遊道路→青梅街道→小河内ダム→青梅街道(大菩薩ライン)→柳沢峠→青梅街道→山梨県道6号→県道104号→県道7号の経路です。

ダム以外でも柳沢峠、昇仙峡の風景はなかなかの見物でした。

小河内ダムの貯水率は70%前後の模様

月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む
月夜見第一駐車場から小河内ダムを望む

奥多摩周遊道路の月夜見第一駐車場から小河内ダムを望みます。前回来た時から雨が降った日もありましたが貯水率は大きく変化ないようで70%前後と思われます。この日の奥多摩周遊道路は自転車と4輪車が少なくバイクが多く、バイク群の最後尾を「良い」ペースでついていきました。

今回は下流側発電機が稼働中

小河内ダム天端から多摩川第一発電所を望む
小河内ダム天端から多摩川第一発電所を望む

小河内ダムの天端から多摩川第一発電所を見ると前回とは異なり、下流側の発電機が稼働しているようです。発電所建屋の減勢工側水路に注目です。

小河内ダムの右岸のマムシグサ

小河内ダムのマムシグサ
小河内ダムのマムシグサ

小河内ダムの右岸は御前山への登山口になっていますが、色々な植物や動物の観察が出来ます。特に春の芽吹き時にはしばしば新芽を食べるニホンザルを観察できます。この日はニホンザルはいませんでしたが、あちこちでマムシグサがその独特な仏炎苞を伸ばしていました。マムシグサにはマムシグサとカントウマムシグサがありますが仏炎苞が紫色で葉と仏炎苞が葉よりも先に成長している様子からマムシグサと思われます。

柳沢峠からは霞みつつも富士山

柳沢峠から富士山を望む
柳沢峠から富士山を望む

この日はまだ先が長いので、早めに小河内ダムを切り上げて大菩薩ラインで甲府方面に向かいます。途中、柳沢峠で定番の富士山観察。かなり霞んでいましたが、雪をかぶった富士山の姿を見ることが出来ました。

柳沢峠は前回来た時には雪が残っていましたが今回は雪は一切残っておらず初夏が一歩一歩近づいてきていることを実感。

昇仙峡をバックにNC750S
昇仙峡をバックにNC750S

柳沢峠から一気に甲府市街地まで走り、県道6号、104号を経由して県道7号で昇仙峡へ。昇仙峡手前の県営無料駐車場にNC750Sを停めて記念撮影。日本一の渓谷美を自称するだけあって、この時期はダイナミックかつ魁偉な岩と新緑の対比が非常に美しい。ダムよりも一般的にはこちらの方が目的地になる名所です。

それでも私はダムに行く

荒川ダム堤体を下流側右岸から望む
荒川ダム堤体を下流側右岸から望む

昇仙峡の素晴らしい風景を見ながら更に県道7号を先に進むと風景はやや普通の山道となって少々残念。そして右手側に荒川ダムが見えてきます。「荒川」というと葛西臨海公園が河口の荒川を思い浮かべますが、荒川ダムの荒川は富士川水系です。(笛吹川に合流しその後、釜無川と合流して富士川となります。)

荒川ダムは山梨県営ダム

荒川ダムの取水設備と洪水吐
荒川ダムの取水設備と洪水吐

荒川ダムは目的がFNWPの山梨県営多目的ダムです。構造は中央遮水壁型ロックフィルダムで堤高は88m。山梨県営ダムの中では最も堤高の高いダムです。

山梨県営ダムは6基あり深城ダム広瀬ダム琴川ダムはこのサイトでも紹介しています。残りは大門ダム、塩川ダム…近日訪問予定。

荒川ダムのダム湖は能泉湖

能泉湖と荒川ダム
能泉湖と荒川ダム

荒川ダムのダム湖は能泉湖と名付けられています。この名前、調べてみたのですが今一つ由来が分かりません。ご存知の方、コメントで教えていただけるととても嬉しいです。

帰路で絶景を撮影

昇仙峡の覚円峰
昇仙峡の覚円峰

荒川ダム付近を撮影していると時間は既に16時過ぎ。夜間走行は避けたいのでそろそろ帰途につきます。時間に余裕がないとはいえ、昇仙峡の絶景は是非撮影したく、往路でチェックしておいた絶景ポイントで覚円峰を撮影。

昇仙峡の絶景が望めるポイントでは道沿いにちょっとした駐車スペースが設けられています。逆に駐車スペースがあるところは絶景ポイントともいえ、なかなか気が利いています。

撮影後、双葉スマートICから中央自動車道に乗って、高井戸環八出口まで。この日はひどい渋滞もなく比較的順調に帰りつきました。

走行距離は奥多摩で倉掛林道入口に寄ったりしたので400km弱。給油量11l。燃費は36.4km/l。往路で渋滞がなく、帰路で燃費を気にしながら90km/h巡行を意識した結果です。また環八の渋滞が全くなかったのも大きい点。

次回は東京→高知帰省の旅です。

琴川ダム 1日3ダムツーリング

久々に天候に恵まれた朝。少し早く起きてダムツーリングに出かけることにします。目的地は白丸調整池ダム小河内ダム→琴川ダムです。

柳沢峠の雪景色とNC750S

柳沢峠の雪とNC750S
柳沢峠の雪とNC750S

柳沢峠の公共駐車場奥、三窪高原入り口は完全な雪景色。敢えてNC750Sを前に停めて記念撮影。雪の量を見るとおよそバイクでツーリングする時期には見えませんが、実際には雪が残っているところを選んで撮影しています。

多くのところは雪は解けていて、特に道路上は雪が残っているところはなく、凍結もありませんでした。勿論、「万が一」に備えてかなり安全運転でした。

フルーツラインから見る富士山

フルーツラインから富士山とNC750S
フルーツラインから富士山とNC750S

この日の最終目的地は琴川ダムですが、青梅街道(国道411号ー大菩薩ライン)を甲州市側に抜けた後、フルーツラインを経由する経路を選びました。フルーツラインのいつもの場所で記念撮影。真っ白な富士山とNC750Sです。フルーツラインの果樹園は桃の花が少し咲いている程度で、見ごろはこれからという感じでした。

琴川ダムまでは意外と遠い

琴川ダムに到着
琴川ダムに到着

フルーツラインから国道140号→県道219号を経由して琴川ダムに向かいましたが、意外と遠いです。初めての経路なのと交通量が少なく物寂しいのとが相まって余計に遠く感じました。その上、更に寒いです。それもそのはず琴川ダムは日本で最も海抜が高い(ダム天端1464m)多目的ダムなのです。(揚水発電のダム湖を含めると南相木ダム(外部サイト)上日川ダムの方が高い)

琴川ダムは中型の重力式コンクリートダム

琴川ダムの堤体を左岸から望む
琴川ダムの堤体を左岸から望む

琴川ダムの目的はFNWPです。かなり新しい中型の重力式コンクリートダムで、クレストゲートはなく自然越流式になっているのが最近のダム(宮ケ瀬ダム保台ダム)らしい特徴です。奥に展望台が見えていますが残念ながら2022年4月時点では入り口にロープが張られて立ち入り禁止でした。

琴川ダムの乙女湖
琴川ダムの乙女湖

琴川ダムのダム湖は乙女湖と名付けられています。ロマンティックな名前ですが、その名の由来は明治初頭から昭和50年代まで続いた水晶鉱山「乙女鉱山」の名前です。水晶ー乙女の関連かと思ったら、鉱山の最盛期には乙女も男性鉱夫に交じって鉱石を運んでいたとか…黒くなってきたな。

琴川ダムは絶景ダムと言ってよいと思う

琴川ダムから大菩薩嶺方面を望む
琴川ダムから大菩薩嶺方面を望む

琴川ダムの天端から下流側を望むと大菩薩嶺方向です。写真奥の山は左から高芝山、奥に少しとがっているのが大菩薩嶺、更に奥黒い長い稜線が小金沢山と思われます。(ちょっと自信ない。)正しければ小金沢山の手前には上日川ダムがあるはずです。

琴川ダムとNC750S
琴川ダムとNC750S

絶景を楽しんだ後は記念撮影して帰途につきます。なお、琴川ダム「寒い」です。標高が1500m近くあるのに加え15:00を過ぎて日が陰ってくるとひんやりを通り越して「寒かった」。乙女湖の周囲には「氷に登らないでください」の立て看板があり厳冬期は結氷することが分かりました。実際、この付近寒い時は氷点下20度を記録するとか…。冷凍庫の中です。

帰りは、国道140号まで県道219号を戻り、フルーツライン経由で中央自動車道勝沼ICへ。都心方面、渋滞を覚悟していましたが大きな渋滞なく順調に帰りました。寒いところをあちこち歩いたせいか身体が冷えました。4月はまだまだ油断が出来ませんね。

次回は、奥多摩だったのですがカメラにSDメモリが入っていなく…。スマホカメラの写真で行くか一回飛ばして葛西臨海公園か?あれ後者はダムじゃないな。では、お楽しみに。

小河内ダム 1日3ダムツーリング

久々に天候に恵まれた朝。少し早く起きてダムツーリングに出かけることにします。目的地は白丸調整池ダム→小河内ダム→琴川ダムです。

青梅街道をひたすら奥多摩方面に向かい白丸調整池ダムを取材後、更に直進。奥多摩町の市街地を抜けて小河内ダムに向かいます。なお、奥多摩駅から小河内ダムは結構な距離がありバスを使うのが賢明です。

小河内ダムの洪水吐は見ごたえがある

小河内ダムの洪水吐
小河内ダムの洪水吐

国道411号を奥多摩湖方面に向かって進み、小河内ダムの直前で洪水吐が良く見えます。洪水吐と言っても中型のダム位の規模があり、減勢工下流の副ダム?も小型の重力式コンクリートダムより大規模です。

NC750Sと小河内ダムの洪水吐
NC750Sと小河内ダムの洪水吐

小河内ダムはとても素晴らしいダムですが、残念ながら堤体とバイクを一緒に撮影できる場所は一般的にはないと思います。仕方がないので洪水吐の前で記念撮影。堤体本体でなくても十分、ダム感がありますね。

小河内ダム到着

洪水吐ゲートを枠に見立てて鶴峠方向を望む
洪水吐ゲートを枠に見立てて三頭山方向を望む

枠に見えているのは5門ある洪水吐ゲートのうちの一つを枠に見立てて三頭山方面を撮影したのが上の写真。よく見ると奥の山の上の方は白く…雪?この後国道411号を柳沢峠に向けて走りますが、雪で間違いありませんでした。

小河内ダム天端から多摩川第一発電所を望む
小河内ダム天端から多摩川第一発電所を望む

小河内ダム天端から多摩川第一発電所を撮影。春まだ浅く下流の渓流の木々は葉がありません。初夏の写真はこちらから。この日も運転している発電機は2台あるうちの1台のみの運転のようで、2系統ある排水口の一方だけに水が流れています。

貯水率約70%の奥多摩湖
貯水率約70%の奥多摩湖

このところ小河内ダムの水位が低めなのは洪水調整の協定の影響?でもこの協定、あくまでも洪水が予想されるときの事前放流なので今は関係ないような…。

満水位から比べると10m以上下がっています。ちなみにここ数年では一番低い推移になっています。とても低く見えますがこれでも貯水率は約70%。奥多摩湖はダム近辺の水深があるので少ないように見えても結構な貯水量なのですね。

そして柳沢峠へ

柳沢峠から雪の富士山
柳沢峠から雪の富士山

小河内ダムを一回りして、国道411号を直進し柳沢峠に到着…。雪です。そして富士山方面を見ると、ちょっとかすみ気味でしたが雪の富士山が見えていました。

次回は琴川ダムに向かいます。

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