ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

タグ: 相模ダム

相模ダムから山中湖ツーリング

相模ダムを上流側から望む

相模ダムを上流から望む
相模ダムを上流から望む

相模ダムは都心からツーリングするには手軽な場所です。甲州街道(国道20号)を真っ直ぐ西に向かえば着きますし、渋滞を避けるなら中央自動車道を使えばすぐです。相模ダムの標識は出ていませんが、国道20号線からは相模湖公園方面(国道412号線)に降って、公園を通り過ぎるとすぐにダムが見えてきます。

相模ダムの上流至近に相模湖大橋が架かっており、そこからじっくりとダムを確かめることができます。5門のローラーゲートは非常洪水吐で6本のピアにロゴと「神奈川県」、「相模ダム」と掲示しているのが面白いです。そう言えば道志ダムも同じような掲示があったような記憶が。巨大な宮ヶ瀬ダムにはなかったな。

相模ダムはリニューアル計画がある

相模ダムの天端
相模ダムの天端

多くの犠牲を出しながらも竣功し、以来、電力、水道水、工業用水を供給してきて70年以上経った相模ダム。傷んでいるところもある様で、リニューアルが計画されています。

計画では相模湖の水位に影響しないよう、降水の少ない時期に施工し、ゲートを一門づつ、現在のゲートの下流側に新しいラジアルゲートを作るという方法で進めるそうです。(外部サイト 参考 相模ダムリニューアル計画

相模ダム天端からの風景ー相模発電所

相模発電所
相模発電所

相模ダムのリニューアルはゲートの交換だけにとどまらず、下流の両岸の補強や減勢工の追加なども予定されているそうです。現在は設計と調査が行われていて着工は2024年度予定。完成は時期が限定されることや一門ずつの施工であることから2038年度予定。それまでこのサイトを継続しているか?

相模ダムの後は、前回道を間違えて山中湖に行き着けなかった道志道に向かいます。が…

雨の山中湖の白鳥の湖

山中湖の白鳥の湖
山中湖の白鳥の湖

残念ながら道志道の途中から霧雨になってきて、山中湖畔に着いた頃には「雨」。たまたま山中湖の白鳥の湖(上の写真の遊覧船の名前です)に出会いましたが、お尻を望遠で撮影するのがやっとでした。晴れていれば絶景のはずなのですが…。

国道138号を御殿場に抜けて東名高速自動車道、御殿場インターから都心に向けて帰宅しました。2週連続で天気に今ひとつ恵まれませんでしたが、富士五湖方面が意外と近いことを確認できました。

次回は奥多摩→柳沢峠→フルーツライン→初めてのダム です。

相模ダム、城山ダムを巡るソロツーリング(相模ダム編)

相模湖、相模ダムの入り口は割と目立たない

国道20号線(いわゆる甲州街道)をずっと下っていくと相模湖と相模ダムはあります。が、意外と入口が目立たずうっかり見落とすと大月方面に通り過ぎます。この日はそれを意識しすぎて手前の県道517号線に入ってしまい、相模ダムには右岸側から到着しました。道を間違えると不安なものですがランドマークが確認できると安心です。

相模発電所の変電所
褐色に塗装された真空遮断機と白いガイシ

県道517号から向かうと相模湖より前に、相模ダムにある相模発電所の変電所が見えてきます。褐色に塗装されているのは変電所には欠かすことのできない真空遮断機。白いガイシとの対比が印象的です。相模発電所は比較的大きな水力発電所なので変電所もそれなりの規模です。

相模ダムの堤体を右岸から望む

相模ダムの堤体を右岸から
相模ダムの堤体を右岸から望みます

相模ダムの下流域は残念ながらダム堤体を正面から見るように整備されていません。最近設計されたダムでは上下流にダムを望む広場が整備されている(埼玉県 滝沢ダム浦山ダムや神奈川県 宮ヶ瀬ダム等)ことも多いですが、1930年代に計画され1947年に竣工したこのダムではそのような「気遣い」はありません。残念。

相模ダムと発電所

相模ダム堤体から下流を望む
相模発電所と変電所が良く見えます
相模ダム上流から堤体と変電所を望む
右側に発電用の利水ゲート(多分)があります

相模ダムの堤体から下流を見ると変電所と発電所が良く見えます。またダムの少し上流にある相模湖大橋からはダムの堤体と変電所を一望することが出来ます。ダムの奥に見えている道路は中央自動車道(E20)の高架です。

ダムには黒い歴史がある

相模ダムの慰霊碑
相模ダムの建設時には明らかになっているだけで83名の方が亡くなりました

相模ダムは神奈川県の重要な水道水源と工業地帯の電源として建設され、現在でも水道水源として神奈川県にはなくてはならないインフラの一つです。計画・建設されたのは1930~1940年代、折しも第2次世界大戦の時期で軍部が非常に力を持った時代でもありました。多くのダム建設でそうであるように、ダム湖に沈むことになる集落では激しい反対運動が起こりましたが、それに対して軍部が圧力をかけたこともあったようです。またそのような状況下で建設現場は過酷で明らかになっているだけで83名の方が亡くなりました。引き継がれてきたインフラの恩恵を受けている何気ない日常で考えさせられる歴史です。

はたはたと 人を悼むか 黒蜻蛉

相模ダムのハグロトンボ
黒蜻蛉はハグロトンボの標準和名を持つ黒い羽とゆったりとした飛び方が特徴的なトンボです

相模湖大橋から相模湖を望む

相模湖大橋から相模湖を望む
相模湖大橋から相模湖を望む

相模湖大橋から相模湖を望むと湖面と石老山が良く見えます。相模湖の本体?は写真右側の奥で観光、レジャーの中心スポット相模湖公園があるのですが、橋からは直接見ることが出来ません。左側に見えている橋は県道517号線。この後ここを通って城山ダムに向かいます。

相模ダムでNC750Sの記念撮影
相模ダムでNC750Sの記念撮影

城山ダムに向かいます。続きます。