ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

タグ: 沈下橋

1日3ダムツーリング(桐見ダム)

桐見ダムは国道33号線から少し入ったところ

桐見ダムをバックにCT125(2024年1月)
桐見ダムをバックにCT125(2024年1月)

桐見ダムは高知県越知町にあり高知市側からアプローチする場合、国道33号線が坂折川を渡る橋の手前で左折し県道18号線を少し進んだところにあります。

桐見ダムの天端(2024年1月)
桐見ダムの天端(2024年1月)

ダムの天端は渡ることができて桐見ダムのダム湖である桐見湖を一周することができます。天端奥左から正面の少し上に見えているのが桐見ダム展望広場です。

桐見ダムを下流側から望む(2024年1月)
桐見ダムを下流側から望む(2024年1月)

桐見ダム右岸側からはダム直下に降りることができます。結果的にはCT125で降りられますが、降りてみるまで道路状況がわからなかったので念の為徒歩で折りました。

重力式コンクリートダムの堤体にはコンジットゲートと6つの窓がついたの機械室が正面にあり、右岸側にややオフセットしてコンジットゲートが見えています。クレストゲートはなく自然越流式の非常洪水吐が設置されています。

竣工は1988年。目的はFNです。建設された理由は下流にある越知町の集落が度々洪水に悩まされていたことと明記されているので、当初の目的は洪水調整ですが下流の農地への灌漑用水の補給のため「流水の正常な機能の維持」が加わっているものと思われます。なぜFAではないのかはわかりません。

なお桐見ダムは高知県営で県営ダムの中では4番目の貯水容量規模です。(堤高は69m)

謎の裸婦、裸男像?

桐見ダム展望広場の裸像(2024年1月)
桐見ダム展望広場の裸像(2024年1月)

ダムの右岸には展望広場があります。そこには謎の像が…実は謎ではなくダム竣工時に寄贈されたものだそうです。楢俣ダム同様、何故、裸婦、裸男なのかはやっぱり謎です。(経緯は手前の石碑に書いてありました)ちょっと傷んでいるようなので補修したほうが良いのでは…。

国道33号近くの名も無き沈下橋

坂折川の名も無き沈下橋(2024年1月)
坂折川の名も無き沈下橋(2024年1月)

実際結構小さいです。もちろんCT125なら余裕で渡れますが通常の乗用車では…農作業用の軽トラやトラクター用と思われます。

一旦、自宅に帰ってお昼を食べてから再出発。

沈下橋を巡るツーリング

沈下橋は関東では珍しいですが、管理人の実家の高知県ではあちこちにあります。実家の近くでも数か所あり、この日の午前中に3か所回ってきました。

名越屋沈下橋

名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

国道194号と国道33号の分岐から194号方面に向かって比較的すぐの名越屋沈下橋です。仁淀川にかかる沈下橋で最も下流にあります。(多分…)昔はさらに下流に八田堰下流にもっと長い沈下橋がありましたが現在は廃止され撤去されています。代わりに立派な橋がかけられました。詳しい周りの風景はこちらから

片岡沈下橋

片岡沈下橋遠景(2023年1月)
片岡沈下橋遠景(2023年1月)

仁淀川上流向きに194号線を北上し、上八川川と仁淀川の合流点を少し過ぎた所で仁淀川上流向きに西向きに進むと片岡沈下橋があります。橋の下流からの遠景ですが、写真左側右岸に白く見えているのは2022年12月の大雪の残りです。

片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

片岡沈下橋を渡って右岸側の風景はこんな感じです。雪が残っているのはともかくとして、山の影は結構道路が凍結していてドキドキしました。

浅尾沈下橋

浅尾沈下橋遠景(2023年1月)
浅尾沈下橋遠景(2023年1月)

「あさお」ではなく「あそお」沈下橋です。映画やドラマのロケで有名で近年ではアニメ「竜とそばかすの姫」で取り上げられたとか…。残念ながら現在架橋の補強工事中で車両通行止めでした。歩いて渡るのはOKでした。

浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

本来、風景の良いところですが工事中につきただの工事現場になっています。少し残念ですが、生活道として重要な橋なのでメンテナンスはとても大切です。

浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)
浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)

片岡沈下橋の建設に触発されて架橋された側面もあるとのこと。へーです。因みに片岡沈下橋まではバイクではすぐですが歩いていける距離では…ないと思います。(マラソン好きな方なら大丈夫でしょうが…)

帰りに鰹を買って帰る

サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)
サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)

帰りにサングリーンコスモスふれあい市で鰹を一本買って帰りました。2000円は実家の母に言うと「高い」の感想ですが、延べ7~8人前の刺身orタタキになったのでリーズナブルなんじゃないかなあ。

マイ釣りポイント

花街道の突堤(2023年1月)
花街道の突堤(2023年1月)

この後、桂浜の近くの花街道の様子を見てCT125を返却。2週間弱で800km程度の走行距離。あちこち走り有意義な休みを過ごせました。ありがとうCT125。

仁淀川をめぐるツーリング(2)ー名越屋沈下橋の下

下流側には苔がついてる

名越屋沈下橋の下の風景(2020年12月)
名越屋沈下橋の下の風景(2020年12月)

橋の姿が川面に写って美しい風景です。橋の下流側はコケが着いていたり汚れが目立つ一方で橋の底面や橋脚は汚れていません。やはり時々沈下して水が流れるので下流側以外は汚れが流されるのでしょう。水底に規則的に模様のように見えているのは護岸のブロックです。

上流側はやっぱりキレイ

名越屋沈下橋の上面(2020年12月)
名越屋沈下橋の上面(2020年12月)

確認のために橋の上流側が見える写真を再掲載。上流側はきれいですが、橋の端は少し苔が付いています。真ん中の方が流れが強くて端はあまり流れがないからでしょう。

沈下橋の下から上流側を望む

名越屋沈下橋の上流側(2020年12月)
名越屋沈下橋の上流側(2020年12月)

沈下橋の下から上流側を望んだ風景です。奥に工場のようなものが見えていますが、調べたところエコサイクル高知、産業廃棄物の最終処理場です。日本随一の清流のそばに最終処理場があるというのは感慨深いものがあります。

清流や沈下橋というと人里離れた田舎のイメージかもしれませんが、名越屋沈下橋は高知市内から30分程度。機会があればぜひ行ってみてください。私の下手な写真では伝えきれない心が洗われるスポットです。

次回は仁淀ブルーを。

仁淀川をめぐるツーリング(1)ー名越屋沈下橋

国道から沈下橋が見えます

名越屋沈下橋@仁淀川(2020年12月)
名越屋沈下橋@仁淀川(2020年12月)

国道33号線の仁淀川橋手前で分岐する国道194号線をしばらく北上すると沈下橋が国道からも見えます。これが名越屋沈下橋。高知県では四万十川の沈下橋が有名ですが、仁淀川にも数か所あります。最下流にあった沈下橋は平成年間に立派な橋にかけ替えられ、現在ではこの名越屋沈下橋が仁淀川再下流の沈下橋です。

沈下橋を通ってみる

名越屋沈下橋の上面(2020年12月)
名越屋沈下橋の上面(2020年12月)

国道194号側から日高村側に渡ったところから撮影しました。沈下橋はちいさく質素なイメージがありますが、名越屋沈下橋はある程度の大きさの自動車も通行するのでかなり頑丈に出来ている印象です。橋の向こうに向かって右側に所々出っ張ったところがありますが、歩行者(+自転車)と自動車の行交い用のスペースです。下流側に設置されていて越流時にものが引っかからないように工夫されています。

水清ければ魚棲まず、というけれど

仁淀川の鯉(2020年12月)
仁淀川の鯉(2020年12月)

そんなことはありません。仁淀川は水質(BOD)の上で日本一になるほどの清流ですがちゃんと鯉がたくさん泳いでいました。(この時期、アユはいません)。よく見ると体高が高く黒っぽい鯉と体高が低く白っぽい鯉が混じっています。体高が高いのは飼育系、低いのがノゴイ系とされていますが詳しいことは分かりません。ともかく、清流にも魚は棲むということです。

明日は沈下橋下の風景を掲載します。