ウズマク広場のウズに登ってみる
流石にダム堤体は登らないように立ち入り禁止ですがウズマク広場は徒歩で自由に歩けます。Wikiによるとウズマク広場は自動車侵入可と書いていますが2022年時点で車両止めが設置され侵入不可です。ご注意を。
白いダム堤体が特徴的な南相木ダムですが、これはこの近隣でとれる石灰石を使用して建設されたためです。ウズマク広場の各所にも使われていて印象的です。
大スロープの洪水吐
南相木ダムの洪水吐はウズマク広場から良く見えます。一直線のスロープで下流側に減勢工があります。洪水吐から流れた水は南相木川に合流します。
南相木ダムはもともと南相木川が流れていた谷に水を貯めていますが、ダム建設時に南相木川はトンネルを通じて下流に流されるようになっています。つまり南相木ダムのダム湖の水は洪水吐を通過する以外、南相木川に通常は通じていません。
ではダム湖の水は…揚水発電の下池側の神流川の水です。南相木川の慣行利水権に配慮してこのような設計になっているとか。確かに南相木川沿いには滝などの景勝地が多くそのような判断に至ったことも首肯できます。
石灰岩の歌碑
ウズマク広場の傍らに丹治富美子さんの歌碑があります。「悠久の時経し石の フィルダムは 造りし人の魂と輝く」が刻まれています。自然を称えつつも、それをいくらか奪いながら生きていく人類の営みに厳しくも同情する視線を忘れない氏の考え方が出ている歌のように思われます。(管理人の見方ですが詳しくないので違ってても怒らないで下さい。)
白石のダムの麓のウズの上 青空向けて一叫びする
影響されて一句読んでしまいました。ウズマク広場のウズの天辺から見た風景です。奥に見えるのは男山の稜線か?青空の爽快さに思わず一叫び。何を叫んだか…意味のある言葉ではありませんがストレス解消。
ウズマク広場を後にして
ダム堤体と洪水吐が良く見える場所にNC750Sを停めて記念撮影。NCの赤、周りの緑、空の青。光の三原色ですね。合わせてダム堤体の白になっていますね。狙って撮影したわけではないですが…。
次回はダムの天端の様子。