ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

タグ: アオサギ

紅葉満喫ツーリング(古谷ダム)

古谷ダムといえば(2022年7月)

古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)
古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)

去年はアオサギが巣を作っていました。

今年の古谷ダム(2023年10月)

空き家になったアオサギの巣(2023年11月)
空き家になったアオサギの巣(2023年11月)

どうやら空き家になっています。アオサギは本州では留鳥とされていますが、古谷ダムのある辺りは冬の最低気温が-10℃より低くなる日もあります(近くで標高の近い佐久のデータ)。

周りにもいる気配がなかったので、おそらく寒くなる前にどこか暖かいところに移動したのでしょう。来年の暖かい時期どうなってるか興味深いので再訪してみようと思ってます。

何故か堤体上立ち入り禁止になっている

立ち入り禁止の古屋ダム天端(2023年11月)
立ち入り禁止の古屋ダム天端(2023年11月)

長野県営ダムなので長野県が「立入禁止」というならまだしも、F通○○が書いているというところに今一つ納得がいかない。のですが、こだわっても仕方がないので古谷ダムを後に次の目的地に向かいます。

2023年最初のツーリング(銚子屏風ヶ浦)

東関道を終点まで行くと

男体山の屏風岩を調べていると屏風〇〇と呼ばれる地名やものが割と多いことに気づきこの日は銚子市の屏風ヶ浦を目指します。

東関道の終点は潮来ICです。難読地名ですが昭和の歌謡曲のタイトルになって有名。「潮来の伊太郎〜♪」です。「いたこ」。さらに東進すると鹿島があります。まずは鹿島神宮を目指して走ると神宮橋の鳥居が見えてきて盛り上がってきます。

このあたりでハーレーの集団と出会います。どうやら鹿島神宮を目指している模様。ついていくと神宮手前で止まってしまいましたが、私は追い越して参道を神宮方面へ。現れたのが私営の有料駐車場に呼び込み誘導する人々…。神宮の参道で多くの参拝客を迎えて商売をするのが一般的で皆さんも生計を立てるためとはいえ何か興醒め。駐車スペースを参道から少し離して参道は徒歩でアプローチできるようにした方が…と思いつつ鹿島から銚子方面へ。

屏風ヶ浦経由、犬吠埼灯台のはずが…

気づくと犬吠埼灯台を行きすぎていました。犬吠埼灯台は一度行ったことがありますが九十九里側からだったのを忘れていました。灯台も行きたかったのですが今回は屏風ヶ浦を優先して記念撮影だけ。

犬吠埼灯台とNC750S(2023年1月)
犬吠埼灯台とNC750S(2023年1月)

写真の右側に海岸に降りる階段が見えていますが、これを下っていくと灯台まで繋がる遊歩道があり灯台まで徒歩で散歩できます。結構人気のようで撮影中にも数人の方が登ってきたり降りて行ったりしていました。

屏風ヶ浦到着

屏風ヶ浦とNC750S(2023年1月)
屏風ヶ浦とNC750S(2023年1月)

屏風ヶ浦に到着です。海岸の入り口に千葉科学大学があります。ここの学生は夏は泳ぎ放題だなとか思いつつ駐車場にNC750Sを停めて撮影。特徴的な海食崖がよく見えます。

銚子は富士山可視のほぼ東端

富士山可視東端の記念碑(2023年1月)
富士山可視東端の記念碑(2023年1月)

銚子は富士山が見えるほぼ東端だそうで、伊能忠敬が観測したという記念碑が立っています。この碑のちょうど向こうが富士山方向のようですが、この日は…残念ながら見えませんでした。

東側で一番遠いのは福島県の山の上らしく、数年前に実際に撮影まで出来た一番遠く福島県内の地点が更新されたというのがニュースになっていたような記憶があります。

昔、銚子は島だった…らしい

各年代の火山灰が堆積して出来た地層(2023年1月)
各年代の火山灰が堆積して出来た地層(2023年1月)

屏風ヶ浦の名前の由来とも言える海食崖です。現地の案内板によると古代地層が押し上げられた上にある銚子は12万年前頃まで周りは海で島だったとか。なのでこの海食崖も海中で堆積したものではなく地上で火山灰が堆積したものでしょう。

上の赤がかっている部分が有名な関東ローム層。写真中心辺りの白い部分が220万年前ごろの地層。この地層はあまり硬くないので海食の影響で一年に1mも後退していたそうですが、現在では防波堤で保護されています。(そのためかも知れませんが下の方には雑草が見えます)

銚子マリーナ海水浴場

銚子マリーナ海水浴場から刑部岬方面を望む(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場から刑部岬方面を望む(2023年1月)

現在、屏風ヶ浦の海食崖は防波堤で保護されていますが、その防波堤上が散策道になっています。そしてその海側は海水浴場として整備されています。(おそらく)人工海水浴場ですが、海食崖+防波堤(散策道)+人工砂浜が上手く調和して人工感を感じさせない良い風景です。写真で見えているのは九十九里浜の東端と言える刑部岬です。雲がなければ富士山も…。

いい風景だー

銚子マリーナ海水浴場の様子(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場の様子(2023年1月)

海水浴場ではSUPボードを楽しんでいる人がいました。風車、SUPボード、青鷺の砂浜です。このサイトならアオサギが「あーワシもやってみたいなーSUPボード…」と言っていそうな雰囲気です?

海食崖の遠景

屏風ヶ浦の海食崖(2023年1月)
屏風ヶ浦の海食崖(2023年1月)

海水浴場には突堤が突き出していてそこから海食崖をやや遠くから観察することが出来ます。堤防の上、散策道を歩いている人の大きさと比べると海食崖の規模がよく分かると思います。

この突堤、砂浜の砂流出を防ぐ意味で作られていると思うのですが、海食崖の観察にも一役買っています。よく出来ているぞ、銚子マリーナ海水浴場!

そして帰途に

銚子マリーナ海水浴場全景とNC750S(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場全景とNC750S(2023年1月)

青空、青い海、海食崖、浜辺に映り込んだ青空、アオサギなど素晴らしい風景・風物を楽しんで帰途につきます。鴨川まで南下して猟師工房でジビエを…と思っていましたが少し時間がタイトになってきたので東金から千葉方面に向かい、京葉道路で都心方面へ。

渋滞が嫌いな管理人は京葉道路→環七がこれまで定番のルートでしたが、敢えて都心ルートで帰宅…意外と空いていて今後こちらが定番になりそうです。

次回は…また千葉方面へ。だって、山側寒いし。

人生初長野県を含むツーリング(古谷ダム 編)

余地ダムを3時に出発して古谷ダムに3時30分ごろ到着。古谷ダムはダムとして寄るというよりも国道299号の途中お手洗いによる人の方が多いかもしれません。古谷ダムは堤高48mの重力式コンクリートダムで新しく人工湖を作るというよりも元の川の水深をとても深くして広くしたような作り(直接流域上のダム)が特徴です。

国道299号から古谷ダムが見える

国道299号から古谷ダムを望む(2022年7月)
国道299号から古谷ダムを望む(2022年7月)

古谷ダムは抜井川に沿って走る国道299号沿いにあります。抜井川流域は通常は内陸高地性の気候で降水量が少なく水不足に悩まされてきました。一方で一旦降雨があると大雨になりやすく昔から氾濫がおおかったそうです。(長野県 古谷ダムパンフレットより

国道299号から古谷ダム天端へ(2022年7月)
国道299号から古谷ダム天端へ(2022年7月)

国道が天端を通過する城山ダムや県道が通過する道志ダム二瀬ダムは有名ですが、国道の歩道から何のアプローチもなく直接ダム天端に繋がっているのは珍しいと思います。

古谷ダムを右岸から望む(2022年7月)
古谷ダムを右岸から望む(2022年7月)

自然越流式洪水吐4門、常用洪水吐1門、低水放流施設が一つあり、この時は常用洪水吐から放流中でした。常用洪水吐の位置が堤体の比較的下にあるのは洪水時の放流調整を主眼に置いているからだと思われますが特徴的です。

しきりにアオサギが飛んでました…

古谷ダムのアオサギ(2022年7月)
古谷ダムのアオサギ(2022年7月)

古谷ダム堤体付近ではアオサギがしきりに飛んでいました。サギは巣を集団で作りサギ山を形成するので近くにあるのかもと思いつつ堤体を渡って左岸上流側から撮影したのが次の写真。

洪水吐と常用洪水吐ゲートがよく見える…あれ?

古谷ダム堤体を左岸上流側から望む(2022年7月)
古谷ダム堤体を左岸上流側から望む(2022年7月)

古谷ダム天端を渡って左岸上流側から堤体を望むとゲート類がよく見えますが、ゲートの上に何かある。上の写真では見にくいかもしれませんが、クリックして大きな写真を拡大すると分かるかも。

ゲートの上に巣がありました

古谷ダムゲートのアオサギの巣(2022年7月)
古谷ダムゲートのアオサギの巣(2022年7月)

レンズを望遠にして確認すると常用洪水吐ゲートの上にアオサギの巣がありました。さっき飛んでいたのはこの巣の住民(住鳥?)でしょうか?どうやらこの巣にいるのは巣立ち直前のお子様3羽のようです。

しかし、大雨が降って流量調整する時はこのゲート閉じるので完全に巣は水没してしまいます。人間にも彼らにも幸いなことに今年はそんな大雨になることがなかったのですね。よかった良かった。

なお、サギ山は別の場所、上流側にありました。このゲート上の巣は別荘か、隠し子を育てているのか…。

古谷ダム天端、NC750S

古谷ダム天端、奥にNC750S(2022年7月)
古谷ダム天端、奥にNC750S(2022年7月)

古谷ダムは国道299号の歩道から直接天端に繋がっていますが、国道を渡って反対側が管理事務所と駐車場+お手洗いになっています。

古谷ダム天端から上流を望む(2022年7月)
古谷ダム天端から上流を望む(2022年7月)

天端から上流を撮影したのが上の写真。爽快な青空で緑が映り込んだ貯水池の様子がとても美しかったです。ちなみに写真で言うとオレンジ色の網場の右端の少し上にサギ山があります。数羽のサギがいますがこの写真ではちょっと確認できないかも…。サギ山の下には鴨の親子がいてこれも子育て中。子育て世代が多くいる団地の風情でした。

古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)
古谷ダムゲートのアオサギの巣ー国道から(2022年7月)

そして国道299号から再度、ゲート上のアオサギの巣。やはり、子鳥と覚しいのが3羽。大きさから見るとそろそろ巣立ちの時期か。

巣立ちまで無事に過ごせることを祈りつつ、古谷ダムを出発。国道299号を東進します。次回は県境をこえて群馬県。

閑話休題のアオサギ

風にあおられるアオサギ(2021年1月)
風にあおられるアオサギ(2021年1月)

上の写真をクリックすると動きます。

高知で撮影したアオサギですが、風にあおられて謎ポーズになった瞬間をとらえました。動揺している様子とプイってしている様子の対比が面白いです。

清流ばかりでもない仁淀川水系

仁淀川水系でもこんなところも

チュウサギ、コサギ、オオバン(2020年12月)
チュウサギ、コサギ、オオバン(2020年12月)

清流として知られる仁淀川ですがその水系にはいわゆる「清流」とは言いかねる川もあります。その代表格「宇治川」。普段は水量が少なく生活排水も多いことからおよそ「清い」とは言いかねます。逆に生物は多くこの時も多くの鳥がお食事中でした。鳥は詳しくありませんが、真ん中で魚をくわえているのがチュウサギ、その前方小型の2羽がコサギ、後ろがオオバンと思われます。

アオサギもいました

アオサギ(2020年12月)
アオサギ(2020年12月)

この写真はアオサギ。他にもマガモやヒドリガモと思われる鳥も多数いました。(写真は撮り損ねました。)冬場の宇治川は流量が少ないことが多く、また生活排水のお蔭で水温高目+餌が多いで鳥たちに人気なのかもしれません。

アオサギとチュウサギは上手くいっていないのか?

アオサギとチュウサギのあっち向いてホイ(2020年12月)
アオサギとチュウサギのあっち向いてホイ(2020年12月)

近所の人の証言によるとアオサギとチュウサギはこの建物の屋根の上で日向ぼっこしていることが多いそうですが…なんか喧嘩してる夫婦みたく見えます。

次回から大橋ダム+長沢ダムツーリングの写真を掲載します。