ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: ツーリング (4ページ目 (24ページ中))

鬼怒川4ダムのうち3ダムツーリング(五十里ダム編)

五十里ダム

五十里ダムを展望広場から望む(2023年4月)
五十里ダムを展望広場から望む(2023年4月)

五十里ダムは利根川水系男鹿川に建設され昭和31年の竣工当時堤体高日本最高の112mを誇る大ダムです。形式は重力式コンクリートダム目的はFNPの多目的ダムです。

ダム関連で「物部長穂」氏の名前はよく出てきますがこのダムも氏が発表した「河水統制計画」に当初から含まれていました。現在より下流に建設を予定しましたが、調査で多数の断層が発見され建設が断念されます。昭和16年には現在地での建設が検討されましたが、戦争で中断。同時期に計画され、五十里ダム竣工の翌年昭和32年に竣工した小河内ダムと経緯が似ています。

昭和31年には佐久間ダム 元(静岡)も竣工しており堤体高日本一の座は竣工すぐに譲ることになります。この時期は太平洋戦争で中断ー再開していた日本のダムインフラ開発の竣工が続きました。更にはこの年には黒部ダムが着工しており昭和31年は日本のダム史において重要な年です。

ダムの放流調整能力向上のため、いくつかの改良工事を経ています。大規模なのは旧クレストゲートの機能拡張と2つのコンジットゲートの新設です。上の写真で隠れていますが、天端直下のクレストゲート3門、旧コンジットゲートが元々の設備でしたが外見からも追加されたクレストゲート用の導水管が目立ちます。

旧コンジットゲートは流量調整ができないものであったために、ゲート奥にホロージェットバルブが追加(リンクは参照URL)されました。更に写真手前中段辺りに見える導水管と2門の新コンジットゲートを追加する大工事をダムを運用しながら行なって現在の姿になっています。

現在でも活躍しており、これについてはまたの機会に紹介します。

桜の前に水神碑、慰霊碑、竣工50年記念碑

五十里ダムの水神、慰霊碑、記念碑(2023年4月)
五十里ダムの水神、慰霊碑、竣工50年記念碑(2023年4月)

左から水神碑、慰霊碑、竣工50年記念碑です。水神碑はあるダムとないダムがありますが何かの基準があるのかはわかりません。

慰霊碑は新しいダムには少なくなりますが、建設中に殉職者を出したダムでは必ずあるものと思われます。特に昭和50年以前に竣工したダム(相模ダム小河内ダムなど)では建設中に多くの方が亡くなっているケースが多く五十里ダムもその一つです。

竣工が昭和31年(1956年)なので竣工50年は2006年。記事を書いているのが2023年で67年目、還暦を過ぎています。

なお奥に見えているゲートは新設された発電用の選択取水設備ではないかと思われます。五十里ダム、施設の追加工事が多くて他記事でも設備があったりなかったりです。

五十里ダム天端への入口

五十里ダムの天端入口(2023年4月)
五十里ダムの天端入口(2023年4月)

五十里ダムの標識と天端入口です。車両通行止めですが、徒歩での立ち入りは問題ありません。なお、手前+奥の山に雪が降っているのがわかると思います。4月中旬というのにこの日は寒かった。

五十里ダム天端から下流を望む

五十里ダム天端から下流を望む(2023年4月)
五十里ダム天端から下流を望む(2023年4月)

天端から下流を望むと副ダムが見えます。副ダム右側には遊歩道らしきものが見えています。一般立ち入り可能な場所ならダム堤体がよく見えそうですが、今回は残り時間のことも考えて後ろ髪を引かれながらも確認できず。

山に隠れて下流には川治温泉があります。奥に見えている山は高く見えますが標高約900mの(たぶん)無名峰です。標高の割に奥多摩や奥秩父より寒いです。

五十里ダム天端から五十里湖を望む

五十里ダム天端から五十里湖を望む(2023年4月)
五十里ダム天端から五十里湖を望む(2023年4月)

五十里ダムのダム湖は五十里湖と名付けられています。ダム湖面はかなり狭い印象で、この点は同じ利根川水系でも矢木沢ダムの奥利根湖奈良俣ダムの奈良俣湖の風景とやや異なります。実際、五十里ダムの貯水量はこの二つのダムと比較すると矢木沢ダムの4分の1強、奈良俣ダムの半分程度です。この弱点を補強するために、上流に建設されたのがこの後に訪問する湯西川ダムです。

ダム放流操作プレイができるダムコン模型

操作を体験出来るダムコン模型(2023年4月)
操作を体験出来るダムコン模型(2023年4月)

五十里ダムの管理事務所に併設された展示館にはダム放流操作を体感できるダムコン模型があります。放流操作を進めていくと実機と同じと思われる警告音が響きはじめ、ゲート開放操作をすると下のように放流映像が流れるというなかなか凝った仕様です。

ダムコン模型で放流操作をした時の映像(2023年4月)
ダムコン模型で放流操作をした時の映像(2023年4月)

雨量計の動作展示

五十里ダムの展示でもう一つ面白いのが雨量計です。本物の雨量計は計量マスが外枠の中に入っていて動きを見ることはできませんが、外枠を透明にして計量マスが左右に傾く様子を見える展示があります。

また小型のポンプを用いて水を循環させているのでスタートさせると計量マスが1mm毎の降水で傾く様子を連続的に確認できます。

この二つの展示はもしかするとダムの展示を担当した人が工作したのか?などと思ったり。

色々見所が多く全てを周り切れませんでしたが、次の湯西川ダムに向かいます。

鬼怒川4ダムのうち3ダムツーリング(小網ダム編)

鬼怒川流域の風景は最高

鬼怒川大滝の風景(2023年4月)
鬼怒川大滝の風景(2023年4月)

鬼怒川上流~中流付近の風景は奇岩や滝がたくさんあり風景を堪能することができます。この滝は国道121号にかかっている鬼怒岩橋から撮影したものです。一番奥に見えている雪をかぶっているのが芝草山、その右手前が狸原山か?この時点で寒かったのでさらに上るのかと思うとやや怯みました。

小網ダム

小網ダム堤体を左岸下流側から望む(2023年4月)
小網ダム堤体を左岸下流側から望む(2023年4月)

しばらく国道121号を進むと小型のダムが見えます。明らかに五十里ダムではありません。この時点ではダム名はわかりませんでしたが、調べてみると小網ダム。よく見ると仁淀川の筏津ダムによく似ています。

小網ダムはもともと五十里ダムから取水された水を使って発電する川治第一発電所とさらに下流の川治第二発電所間の流量調整を行っていたようですが、平成19年には小網ダムそのものにも発電設備が追加され小網発電所として運用されています。

寒さに怯んでいましたがダムが見えれば元気が出てきます。なおタイトルの「3ダム」には小網ダムは含まれません。ごめんね小網ダム。

国道121号から見る五十里ダム

国道からちらっと五十里ダム(2023年4月)
国道からちらっと五十里ダム(2023年4月)

国道121号を進んでいくとちらっと五十里ダムが右側に見えます。昭和31年に建設された当時は日本で最大の堤高112mを誇り、国道沿いで見落とす心配はありません。

ダムが見えても寒いことは寒い

国道121号の風景(2023年4月)
国道121号の風景(2023年4月)

上の写真を撮影した国道121号上でNC750Sを撮影。左側に雪が残っているのがわかると思います。今市市内の温度計が6℃を表していたのが1時間強前。日が昇ってきてやや暖かくなってきたとはいえ高度が上がっている分…トントンかな。まあまあ、寒いです。

が、勇躍、五十里ダムに向かいます。次回五十里ダム。

かつうら海中展望塔ツーリング

前々から気になっていたかつうら海中展望塔

外房の国道128号は何度かツーリングで通過したことがあり、海岸沿いの素晴らしい風景を楽しんだことがありました。その中で気になりながら訪問することが出来ていなかったかつうら海中展望塔を目指してツーリングに出発。

アクアラインを渡って千葉県を外房に向かって東向きに走ります。最初に海が見えたのが一宮。

一宮海水浴場の砂浜の風景

一宮海水浴場の砂浜とNC750S(2023年2月)
一宮海水浴場の砂浜とNC750S(2023年2月)

冬にもかかわらずサーフィンを楽しんでいる人が多くいました。なお国道から海水浴場は少し入った場所にあり、国道沿いには道の駅兼駐車場のようなスペースがあります。そこには

芥川龍之介愛の碑(中央)と上田広文学碑(右)

芥川龍之介愛の碑と上田広文学碑(2023年2月)
芥川龍之介愛の碑と上田広文学碑(2023年2月)

がありました。芥川龍之介は知っていますが一宮海岸との関連は全く知らず、上田広は名前すら知りませんでした。芥川は周りの反対にあきらめざるを得なかった悲恋の痛手を癒すためこの一宮に滞在したとか。上田はこの土地出身の小説家で鉄道に関する著作が多かったそう。

海中展望塔

かつうら海中展望塔に向かう(2023年2月)
かつうら海中展望塔に向かう(2023年2月)

国道128号を南下し、鵜原付近で左折しかつうら海中展望塔に向かいます。千葉県立中央博物館 分館海の博物館に駐輪し、徒歩で海中展望塔に向かいます。写真の橋は行き止まりで右側にあるトンネルからアプローチします。

かつうら海中展望塔から八幡岬方面を望む

かつうら海中展望塔から八幡岬方面を望む(2023年2月)
かつうら海中展望塔から八幡岬方面を望む(2023年2月)

奥に見えているのが八幡岬でその中ほどに勝浦漁港が見えます。手前には遺構が残っていますがいけすや追い込み漁で使っていたとのことです。

こ、怖いっす。に、逃げるっス

洒落の利いたシマアジ(2023年2月)
洒落の利いたシマアジ(2023年2月)

海中展望塔内部には様々な展示がありますが、このポスターは思わず笑ってしまいました。残念ながら、人間を恐れて逃げてしまったのか展望塔からはシマアジは確認できませんでした。展望塔から見えた魚たちはこちらから

展望塔ならではの風景

メジナの群れ@かつうら海中展望塔(2022年2月)
メジナの群れ@かつうら海中展望塔(2023年2月)

餌箱がおろされるとメジナが群がります。ここで釣りしたら釣れるだろーなー。

かつうら海中展望塔からみる海食崖

かつうら海中展望塔からみる海食崖(2023年2月)
かつうら海中展望塔からみる海食崖(2023年2月)

12万年前頃まで銚子が小さな島だったのは前回のツーリング記事で紹介しましたが、房総半島の南部は大きめの島でした。したがって年代的には屏風ヶ浦の海食崖と同じような年代の海食崖が勝浦でも見られているものと思います。

風景を堪能した後は鴨川まで南下し猟師工房でジビエ(鹿、猪)を購入して帰途につきます。このところ、キョンは取れていないようで在庫がほとんどありませんでした。

帰りもアクアライン経由ですが、渋滞が始まっていました。以前に比べるとトンネル内の誘導灯の効果か少し緩和しているようにも思えます。

今回のツーリング記事はこれでおしまい。

2023年最初のツーリング(銚子屏風ヶ浦)

東関道を終点まで行くと

男体山の屏風岩を調べていると屏風〇〇と呼ばれる地名やものが割と多いことに気づきこの日は銚子市の屏風ヶ浦を目指します。

東関道の終点は潮来ICです。難読地名ですが昭和の歌謡曲のタイトルになって有名。「潮来の伊太郎〜♪」です。「いたこ」。さらに東進すると鹿島があります。まずは鹿島神宮を目指して走ると神宮橋の鳥居が見えてきて盛り上がってきます。

このあたりでハーレーの集団と出会います。どうやら鹿島神宮を目指している模様。ついていくと神宮手前で止まってしまいましたが、私は追い越して参道を神宮方面へ。現れたのが私営の有料駐車場に呼び込み誘導する人々…。神宮の参道で多くの参拝客を迎えて商売をするのが一般的で皆さんも生計を立てるためとはいえ何か興醒め。駐車スペースを参道から少し離して参道は徒歩でアプローチできるようにした方が…と思いつつ鹿島から銚子方面へ。

屏風ヶ浦経由、犬吠埼灯台のはずが…

気づくと犬吠埼灯台を行きすぎていました。犬吠埼灯台は一度行ったことがありますが九十九里側からだったのを忘れていました。灯台も行きたかったのですが今回は屏風ヶ浦を優先して記念撮影だけ。

犬吠埼灯台とNC750S(2023年1月)
犬吠埼灯台とNC750S(2023年1月)

写真の右側に海岸に降りる階段が見えていますが、これを下っていくと灯台まで繋がる遊歩道があり灯台まで徒歩で散歩できます。結構人気のようで撮影中にも数人の方が登ってきたり降りて行ったりしていました。

屏風ヶ浦到着

屏風ヶ浦とNC750S(2023年1月)
屏風ヶ浦とNC750S(2023年1月)

屏風ヶ浦に到着です。海岸の入り口に千葉科学大学があります。ここの学生は夏は泳ぎ放題だなとか思いつつ駐車場にNC750Sを停めて撮影。特徴的な海食崖がよく見えます。

銚子は富士山可視のほぼ東端

富士山可視東端の記念碑(2023年1月)
富士山可視東端の記念碑(2023年1月)

銚子は富士山が見えるほぼ東端だそうで、伊能忠敬が観測したという記念碑が立っています。この碑のちょうど向こうが富士山方向のようですが、この日は…残念ながら見えませんでした。

東側で一番遠いのは福島県の山の上らしく、数年前に実際に撮影まで出来た一番遠く福島県内の地点が更新されたというのがニュースになっていたような記憶があります。

昔、銚子は島だった…らしい

各年代の火山灰が堆積して出来た地層(2023年1月)
各年代の火山灰が堆積して出来た地層(2023年1月)

屏風ヶ浦の名前の由来とも言える海食崖です。現地の案内板によると古代地層が押し上げられた上にある銚子は12万年前頃まで周りは海で島だったとか。なのでこの海食崖も海中で堆積したものではなく地上で火山灰が堆積したものでしょう。

上の赤がかっている部分が有名な関東ローム層。写真中心辺りの白い部分が220万年前ごろの地層。この地層はあまり硬くないので海食の影響で一年に1mも後退していたそうですが、現在では防波堤で保護されています。(そのためかも知れませんが下の方には雑草が見えます)

銚子マリーナ海水浴場

銚子マリーナ海水浴場から刑部岬方面を望む(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場から刑部岬方面を望む(2023年1月)

現在、屏風ヶ浦の海食崖は防波堤で保護されていますが、その防波堤上が散策道になっています。そしてその海側は海水浴場として整備されています。(おそらく)人工海水浴場ですが、海食崖+防波堤(散策道)+人工砂浜が上手く調和して人工感を感じさせない良い風景です。写真で見えているのは九十九里浜の東端と言える刑部岬です。雲がなければ富士山も…。

いい風景だー

銚子マリーナ海水浴場の様子(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場の様子(2023年1月)

海水浴場ではSUPボードを楽しんでいる人がいました。風車、SUPボード、青鷺の砂浜です。このサイトならアオサギが「あーワシもやってみたいなーSUPボード…」と言っていそうな雰囲気です?

海食崖の遠景

屏風ヶ浦の海食崖(2023年1月)
屏風ヶ浦の海食崖(2023年1月)

海水浴場には突堤が突き出していてそこから海食崖をやや遠くから観察することが出来ます。堤防の上、散策道を歩いている人の大きさと比べると海食崖の規模がよく分かると思います。

この突堤、砂浜の砂流出を防ぐ意味で作られていると思うのですが、海食崖の観察にも一役買っています。よく出来ているぞ、銚子マリーナ海水浴場!

そして帰途に

銚子マリーナ海水浴場全景とNC750S(2023年1月)
銚子マリーナ海水浴場全景とNC750S(2023年1月)

青空、青い海、海食崖、浜辺に映り込んだ青空、アオサギなど素晴らしい風景・風物を楽しんで帰途につきます。鴨川まで南下して猟師工房でジビエを…と思っていましたが少し時間がタイトになってきたので東金から千葉方面に向かい、京葉道路で都心方面へ。

渋滞が嫌いな管理人は京葉道路→環七がこれまで定番のルートでしたが、敢えて都心ルートで帰宅…意外と空いていて今後こちらが定番になりそうです。

次回は…また千葉方面へ。だって、山側寒いし。

沈下橋を巡るツーリング

沈下橋は関東では珍しいですが、管理人の実家の高知県ではあちこちにあります。実家の近くでも数か所あり、この日の午前中に3か所回ってきました。

名越屋沈下橋

名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

国道194号と国道33号の分岐から194号方面に向かって比較的すぐの名越屋沈下橋です。仁淀川にかかる沈下橋で最も下流にあります。(多分…)昔はさらに下流に八田堰下流にもっと長い沈下橋がありましたが現在は廃止され撤去されています。代わりに立派な橋がかけられました。詳しい周りの風景はこちらから

片岡沈下橋

片岡沈下橋遠景(2023年1月)
片岡沈下橋遠景(2023年1月)

仁淀川上流向きに194号線を北上し、上八川川と仁淀川の合流点を少し過ぎた所で仁淀川上流向きに西向きに進むと片岡沈下橋があります。橋の下流からの遠景ですが、写真左側右岸に白く見えているのは2022年12月の大雪の残りです。

片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

片岡沈下橋を渡って右岸側の風景はこんな感じです。雪が残っているのはともかくとして、山の影は結構道路が凍結していてドキドキしました。

浅尾沈下橋

浅尾沈下橋遠景(2023年1月)
浅尾沈下橋遠景(2023年1月)

「あさお」ではなく「あそお」沈下橋です。映画やドラマのロケで有名で近年ではアニメ「竜とそばかすの姫」で取り上げられたとか…。残念ながら現在架橋の補強工事中で車両通行止めでした。歩いて渡るのはOKでした。

浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

本来、風景の良いところですが工事中につきただの工事現場になっています。少し残念ですが、生活道として重要な橋なのでメンテナンスはとても大切です。

浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)
浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)

片岡沈下橋の建設に触発されて架橋された側面もあるとのこと。へーです。因みに片岡沈下橋まではバイクではすぐですが歩いていける距離では…ないと思います。(マラソン好きな方なら大丈夫でしょうが…)

帰りに鰹を買って帰る

サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)
サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)

帰りにサングリーンコスモスふれあい市で鰹を一本買って帰りました。2000円は実家の母に言うと「高い」の感想ですが、延べ7~8人前の刺身orタタキになったのでリーズナブルなんじゃないかなあ。

マイ釣りポイント

花街道の突堤(2023年1月)
花街道の突堤(2023年1月)

この後、桂浜の近くの花街道の様子を見てCT125を返却。2週間弱で800km程度の走行距離。あちこち走り有意義な休みを過ごせました。ありがとうCT125。

いろは坂ツーリング(2)

晩秋のいろは坂。登っていって明智平のロープウェイ、展望台の風景など。

明智平のロープウェイ

NC750Sと明智平のロープウェイ(2022年11月)
NC750Sと明智平のロープウェイ(2022年11月)

NC750Sとロープウェイ、奥に女峰山。この日はツーリングのバイクも多く、それも旧車が多かったです。なお明智平の駐車場は有料ですが、駐輪場は無料です。嬉しい。

展望台正面には中禅寺湖と華厳の滝

中禅寺湖、華厳の滝(2022年10月
中禅寺湖、華厳の滝(2022年11月)

絶景です。右側が男体山。中禅寺湖は男体山が噴火した時の溶岩が川をせき止めてできた堰止湖です。中禅寺湖と華厳の滝の間には中禅寺ダムがあり華厳の滝の流量を調整しています。中禅寺ダムはFNPの多目的ダムです。(但しダムとして扱われていますが堤高は6.4mしかなく厳密には堰)

男体山と中禅寺湖

男体山、中禅寺湖、華厳の滝(2022年11月)
男体山、中禅寺湖、華厳の滝(2022年11月)

男体山が噴火した時の溶岩が…というのが想像できる風景です。男体山のマグマは流動性が低く、噴出した溶岩はあまり流れず高い崖を形成しながら冷えていったために屏風岩などの特徴的な地形が残りました。

国際色豊かな若者たち

国際色豊かな若者たち(2022年11月)
国際色豊かな若者たち(2022年11月)

多国籍の若者たち。どこかの大学の研究室とか…と思ったらWEBで偶然集まって日本を旅行することになったそうで…。でも楽しそうだったので記念に撮影させてもらいました。

ロープウェイの下りの動画

下りのロープウェイです。見た目より高度感あります。

明智平から筑波山を望む

明智平から筑波山を望む(2022年10月)
明智平から筑波山を望む(2022年10月)

関東平野の北端から山に登った明智平からは関東平野の真ん中にある筑波山が見えます。

方等上流砂防堰堤

男体山、方等上流砂防堰堤、方等滝、NC750S(2022年11月)
男体山、方等上流砂防堰堤、方等滝、NC750S(2022年11月)

雲隠れの男体山、方等上流砂防堰堤、NC750Sです。上の写真で滝のように見えているのは砂防堰堤でその下が方等滝(下の写真で分かりやすい)です。今回のツーリングではダムに恵まれませんでしたが意外な場所で出会いました。

方等上流砂防堰堤と方等滝(2022年11月)
方等上流砂防堰堤と方等滝(2022年11月)

男体山の屏風岩

屏風岩、NC750(2022年11月)
屏風岩、NC750(2022年11月)

屏風岩と呼ばれる地形は全国各地に多くありますが、写真は男体山の屏風岩。男体山が噴火して流出した溶岩の内南側に流れた(全体の内のごく一部)が川をせき止めて中禅寺湖を作り、東南東側に流れた大部分が屏風岩を形成したのではないかというのが高度地図を見た管理人の推測です。

帰りは東北道を素直に都心まで走って環七に合流。渋滞もなく順調に帰宅しました。地理的にとても興味深い風景が楽しめたツーリングでした。

いろは坂ツーリング(1)

(この記事は2022年11月にツーリングした際の記事です)

ある晴れた11月末、これまでに行ったことの無い五十里ダムを目指してツーリングに出発。都心から東北道を北上します。秋の東北道は所々で紅葉が楽しめました。

途中から日光宇都宮道路を日光方面に向かい今市で降りて、五十里ダム方面へ…と思っていましたが途中で「中禅寺湖」の表示を見て目的地を中禅寺湖に変更しました。

黒髪平からの風景

黒髪平から見る女峰山・大真名子山(2022年11月)
黒髪平から見る女峰山・大真名子山(2022年11月)
黒髪平から見る女峰山とNC750S(2022年11月)
黒髪平から見る女峰山とNC750S(2022年11月)

いろは坂途中明智平手前からの風景

男体山、大真名子山、女峰山(2022年11月)
男体山、大真名子山、女峰山(2022年11月)

左側の雲に隠れているのが男体山。奥のとんがっているのが大真名子山、その右奥が女峰山ー赤薙山の稜線。

明智平の風景

明智平のロープウェイ遺構(2022年11月)
明智平のロープウェイ遺構(2022年11月)

昔はいろは坂の下の方から明智平に登るロープウェイがあったそうな。

明智平のロープウェイ出発所(2022年11月)
明智平のロープウェイ出発所(2022年11月)

ロープウェイの出発所。片道600円、往復1000円。片道が設定されているのは上から徒歩でトレッキングを楽しんでいろは坂に出るルートがあって割と楽しめるらしいです。管理人はNC750Sが待っているので勿論往復で戻ってきますが…。

次回はロープウェイで登った風景。

佐久間ダム(千葉県)

佐久間ダムと言っても大ダムじゃない方

ジビエを食べたくなって猟師工房に向かうことにしました。残念ながら天気は今一つですが、その道々撮影した道の駅保田小学校や佐久間ダム(千葉県)の写真を掲載します。佐久間ダムは静岡県に大規模な重力式コンクリートダムがありますが、そちらではなく佐久間ダム(千葉県)です。

道の駅保田小学校の一角(2022年10月)
道の駅保田小学校の一角(2022年10月)

道の駅保田小学校は廃校になった保田小学校の土地や校舎を改装して道の駅に仕立てています。「小学校」の名前の通り、往時のグッズがあちこちに残されています。が、今週の予定「ルービヒサア」はどうよ。

佐久間ダムのダム湖は「佐久間ダム湖」

佐久間ダム(千葉県)の堤体(2022年10月)
佐久間ダム(千葉県)の堤体(2022年10月)

佐久間ダム(千葉県)のダム湖はストレートに「佐久間ダム湖」と呼ばれているようです。ちなみに大ダムの佐久間ダム(静岡県)のダム湖は佐久間湖。ダム名は被っていますが、ダム湖の名前はせめて変えたのか?

佐久間ダム湖周辺は千葉県のダム湖らしく親水公園として整備されています。便数は多くはないもののJR内房線保田駅や安房勝山駅からバスが出ていて公共交通機関でもアクセスできます。南総一のサクラの名所…だそうですがこの時期は勿論咲いてません。春にまた来よう。

天地の恵ー佐久間ダム記念碑(2022年10月)
天地の恵ー佐久間ダム記念碑(2022年10月)

千葉県のダム名物、ダムの由来を掲げる碑。戸面原ダム保台ダム高滝ダムなど一枚石の碑です。よく見ると千葉県知事 沼田 武 さんの名前が出ていて、この時期に建設されたダムに共通して制作されたのかもしれません。

佐久間ダムの堤体を右岸から望む(2022年10月)
佐久間ダムの堤体を右岸から望む(2022年10月)

佐久間ダム(千葉県)は堤高25.5mのアースダムです。目的はA(農業用水)のみ。おそらく平成の灌漑事業の一環として前述の戸面原ダムなどと一緒に建設されたものです。規模的にはあまり大きくはありませんが、近隣の農業にとっては重要な水源です。

佐久間ダムの洪水吐(2022年10月)
佐久間ダムの洪水吐(2022年10月)

佐久間ダム(千葉県)の自然越流式の洪水吐です。見たところほぼ満水位に近い感じです。治水機能は期待されていないので、常に必要分のみ貯水する設計と運用かもしれません。「天地の恵み」碑では「楽農環境の実現」と謳われて手放しの評価がされています。

猟師工房に寄る

キョン@猟師工房(2022年10月)
キョン@猟師工房(2022年10月)

佐久間ダム(千葉県)から鴨川方面に抜け、県道24号を北上して猟師工房によってジビエを購入します。鹿、猪、キョンを購入。この時はキョンの在庫が豊富で、事情を聴いてみると今年はキョンが良く獲れているとか。また10月のこの時期は発情期のオス鹿の声が道路沿いでも聞こえてくるそうです。

まさに鹿鳴。ところで明治時代の鹿鳴館は発情期のオスが集まって…という訳ではなく「呦呦と鹿鳴き 野の苹を食む 我に嘉賓有り 瑟を鼓き笙を吹かん…」という漢詩の一節から命名されたとか。(参考 web国語の窓)どちらかというと秋の季節の賓客をもてなす主旨ですね。

次回は、富士山の風景を求めて…。

南相木ダムツーリング 帰途編

御巣鷹山トンネルは一般車通行禁止です

御巣鷹山トンネルとNC750S(2022年10月)
御巣鷹山トンネルとNC750S(2022年10月)

御巣鷹山トンネルは南相木ダムと上野ダムを結ぶ最短経路と思われますが一般車両通行禁止です。google mapだとトンネル名だけがあって道がない状態になっていますが、こういう事情があってのことです。トンネル名の表記があったと思われるトンネル上部にプレートの跡が残っています。

御巣鷹山トンネルのプレートとNC750S(2022年10月)
御巣鷹山トンネルのプレートとNC750S(2022年10月)

現在では東京電力関係者が南相木ダムと上野ダムを結ぶ水路(水管?)のメンテナンスを行う目的で使用されているものと思われます。JAL123便の事故で有名な御巣鷹の尾根や昇魂の碑は御巣鷹山トンネルとは尾根を挟んで反対側に位置し、南相木ダム側からはアクセスできません。

この後、比較的近くに見える県道2号線(川上佐久線)経由であちばけダムに向かうことにしましたが…。結構遠いです。馬越峠辺りは狭い場所も多く木々が道に迫っていて晩秋の夕方は薄暗く少し心細い。とはいえ、川上村に下ってくると風景が開けます。

農業用スプリンクラーの攻撃にさらされ

清川村の農業用スプリンクラー(2022年10月)
清川村の農業用スプリンクラー(2022年10月)

濡れました。農業用スプリンクラーが動作している様子ですが、写真右側光の反射で光っているのは一般道です。管理人も通過するのですが、バッチリスプリンクラーの攻撃を受けました。動画はこちらからご覧ください。

あちばけダムは阿知端下ダム

あちばけダム(2022年10月)
あちばけダム(2022年10月)

あちばけダムは脱ダム宣言の頃に建設された主目的が砂防のダムです。比較的規模も大きいので農業用水とかにも使っていそうですが?分かりません。2022年10月現在、マイクロ水力発電を行うべく発電所建屋と流路変更の工事が行われていました。やや拍子抜けしましたがそろそろ本格的に帰途につきます。

全行程460kmを超えるので途中で給油します。給油の時にNC750Sの給油口を見せた時のガソリンスタンドのオジサンの反応が面白かったです。バイクに後ろから給油するのは初めてだったそうで…。

浅間山の夕焼け

浅間山を佐久から望む(2022年10月)
浅間山を佐久から望む(2022年10月)

帰りは国道141号線まで戻り途中から中部横断自動車道で道の駅ヘルシーテラス佐久南へ。道の駅は通り過ぎて浅間山が見える場所で撮影を。この辺り、ある事情で少し土地勘がありますが、今となっては言う甲斐もなし。

とはいえ、風景は最高。中部横断自動車道に戻り上信越自動車道→関越自動車道→環八の長旅です。急いでも仕方ないのでペースを守って走りました。関越嵐山、高坂で少し渋滞したもののまずまず順調に帰宅。とはいえ、自宅に戻った時には完全な夜間走行でしたが…。

次回は番外編を予定しています。

南相木ダムツーリング ウズマク広場編

ウズマク広場のウズに登ってみる

ウズマク広場のウズとダム堤体(2022年10月)
ウズマク広場のウズとダム堤体(2022年10月)

流石にダム堤体は登らないように立ち入り禁止ですがウズマク広場は徒歩で自由に歩けます。Wikiによるとウズマク広場は自動車侵入可と書いていますが2022年時点で車両止めが設置され侵入不可です。ご注意を。

白いダム堤体が特徴的な南相木ダムですが、これはこの近隣でとれる石灰石を使用して建設されたためです。ウズマク広場の各所にも使われていて印象的です。

大スロープの洪水吐

南相木ダムの洪水吐(2022年10月)
南相木ダムの洪水吐(2022年10月)

南相木ダムの洪水吐はウズマク広場から良く見えます。一直線のスロープで下流側に減勢工があります。洪水吐から流れた水は南相木川に合流します。

南相木ダムはもともと南相木川が流れていた谷に水を貯めていますが、ダム建設時に南相木川はトンネルを通じて下流に流されるようになっています。つまり南相木ダムのダム湖の水は洪水吐を通過する以外、南相木川に通常は通じていません。

ではダム湖の水は…揚水発電の下池側の神流川の水です。南相木川の慣行利水権に配慮してこのような設計になっているとか。確かに南相木川沿いには滝などの景勝地が多くそのような判断に至ったことも首肯できます。

石灰岩の歌碑

丹治富美子さんの歌碑(2022年10月)
南相木ダムの洪水吐(2022年10月)

ウズマク広場の傍らに丹治富美子さんの歌碑があります。「悠久の時経し石の フィルダムは 造りし人の魂と輝く」が刻まれています。自然を称えつつも、それをいくらか奪いながら生きていく人類の営みに厳しくも同情する視線を忘れない氏の考え方が出ている歌のように思われます。(管理人の見方ですが詳しくないので違ってても怒らないで下さい。)

白石のダムの麓のウズの上 青空向けて一叫びする

ウズの天辺から見る風景(2022年10月)
ウズの天辺から見る風景(2022年10月)

影響されて一句読んでしまいました。ウズマク広場のウズの天辺から見た風景です。奥に見えるのは男山の稜線か?青空の爽快さに思わず一叫び。何を叫んだか…意味のある言葉ではありませんがストレス解消。

ウズマク広場を後にして

NC750Sと南相木ダム堤体+洪水吐(2022年10月)
NC750Sと南相木ダム堤体+洪水吐(2022年10月)

ダム堤体と洪水吐が良く見える場所にNC750Sを停めて記念撮影。NCの赤、周りの緑、空の青。光の三原色ですね。合わせてダム堤体の白になっていますね。狙って撮影したわけではないですが…。

次回はダムの天端の様子。

«過去の 投稿 新しい 投稿 »