ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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四国最南端を目指すツーリング(2)-鵜の岬展望台の風景

足摺半島に到着

鵜の岬展望台からウスバエ方面を望む(2020年12月)
鵜の岬展望台からクロハエ方面を望む(2020年12月)

足摺岬は高知県土佐清水市の足摺半島先端です。足摺半島南部は黒潮が数々の磯を洗う絶景の地です。絶景は足摺岬だけではなく、例えば上の写真の鵜の岬展望台からの風景もその一つです。この写真は昨日予告した臼碆周辺です。「臼碆」は「ウスバエ」と読み、アクセントが「ウ」にあります。臼碆はこの近辺の地名でもあり、オキウス、ウス1、ウス2等沖磯の名称としても使われています。

臼碆の臼?

ウスバエのウス(多分)(2020年12月)
ウスバエのウス(2020年12月)

ウスバエの明神岬の臼っぽい岩です。結構大きい。手前の小さな磯に釣り人がいるのが分かりますね。この近辺は日本でも有数の磯釣りのメッカです。管理人も釣りをしますが、一度はこういう大場所で竿を出してみたいものです。

鵜の岬は確かに鵜っぽい

鵜の岬展望台から鵜の岬を望む(2020年12月)
鵜の岬展望台から鵜の岬を望む(2020年12月)

写真中央のなだらかに海に下っているが鵜の岬です。確かに鵜の頭からくちばしのような形です。手前の沖磯にも釣り人がいます。やはり有数の名所。

NC750Sと記念撮影

NC750Sと鵜の岬(2020年12月)
NC750Sと鵜の岬(2020年12月)

ちなみに鵜の岬展望台は道から100mほど整備された階段を下りてたどり着く、本当に展望台しかない穴場スポットです。一人で太平洋の風景を満喫するには最高の場所です…が至近には駐車場はありません。ゆっくり楽しめるのはバイクツーリングの特権かもしれません。

四国最南端を目指すツーリング(1)-四万十川の風景

入野海水浴場から足摺岬を望む

入野の浜から足摺岬を望む(2020年12月)
入野の浜から足摺岬を望む(2020年12月)

四国最南端足摺岬へのツーリングに行ってきました。高知から足摺岬のある土佐清水市まではE55→国道55号→国道321号を経由して約130km、土佐清水市の市街地から足摺岬までいくつかのルートがありますが約20km。距離的にはまずまずですが、渋滞がないので全線非常に快適に走ることが出来ます。但しE55区間は山間部を通りトンネルも多く眺望は今一つ。E55の終点四万十中央ICから国道55号になってしばらく走行、土佐黒潮鉄道の土佐佐賀駅を超えたあたりで海岸線に出ます。この海岸線にあるのが入野の浜。

ここから南西向きを望むと目的地の足摺岬が見えます。

四万十市内の四万十川

市内域の四万十川(2020年12月)
市内域の四万十川(2020年12月)

清流四万十川の中流域のイメージが強いですが下流域は大きい川の様相を呈してきます。四万十川の河口域は現在四万十市になっていますが、中村市でした。この中村市は管理人出生の地でもあります…これは余談。

更に余談ですが、四万十市になったのは2005年のことで県内でもこの地名が定着しているとは言えません。道路標識でも「四万十市 旧中村市」の表記がされています。全国的にメジャーになった名前にあやかって市名を変更したものの…いずれは定着するのでしょう。

逆に今は四万十川が有名になっていますが本来この川は「渡川」と呼ばれていました。名前が四万十川に変わっていった経緯はあまり明らかではないようです。

四万十川は日本有数の漁獲量を誇った

四万十川と後川の合流点(2020年12月)
四万十川と後川の合流点(2020年12月)

四万十川は下流域で後川、中筋川と合流します。この場所は昔から船溜まりとして使われてきた場所で今も現役のようです。漁獲物はアユが有名ですがコイ、ウナギ、手長エビなども漁獲され青のり(スジアオノリ)も名物の一つです。が…全国の川漁師と同じく高齢化や資源の減少などで水揚げ高は減少の一途を辿っているとのことです。

なおこの辺りでは川の堤防の天端が道路として使用されており、景観に優れツーリングにお勧めのルートです。

明日は足摺の手前の臼碆を紹介します。読めますか?読みも明日。

吉野川PAの風景

吉野川中流域は徳島県

吉野川の中流域(2020年12月)
吉野川の中流域(2020年12月)

鳴門から高知県に向かうには高知道(E32)を徳島県→愛媛県→高知県の順に下っていきます。徳島県内のE32は吉野川PAの先まで吉野川に沿っています。吉野川PAで小休憩を取ったのでその際の写真。吉野川中流域ですが既に大きな川の雰囲気があります。

寒椿が満開だ

吉野川PAの寒椿(2020年12月)
吉野川PAの寒椿(2020年12月)

時期的に寒椿が満開でした。日本各地のPAやSAでも寒椿が咲いていましたが吉野川PAの寒椿は正に満開でした。

やはり少し暖かいのかな?

吉野川PAから見る一部紅葉(2020年12月)
吉野川PAから見る一部紅葉(2020年12月)

関東地方では山々は落葉しているところが多くなっていますが、吉野川PA周りの山は紅葉から落葉の間位の状態でした。関東より四国の方が少しだけ暖かいことも影響しているかもしれません。

明日からは高知に到着後、ショートツーリングに行った際の写真を主に掲載します。

鳴門大橋で四国に渡る

鳴門大橋の全景

鳴門大橋全景(2020年12月)
鳴門大橋全景(2020年12月)

名神多賀で一泊し実家の高知に帰省する途上、明石大橋ー淡路島ー鳴門大橋の経路で本州から四国に渡りました。渡った直後、お茶園展望台に上って鳴門大橋の全景を撮影しました。この近辺は渦潮を観光する施設等多くありましたが、帰省途上なので寄らずに撮影のみにしました。ちょっと残念。極至近に大塚国際美術館もあります。

渦潮を…巻いてないな

淡路大島と渦潮観察船(2020年12月)
淡路大島と渦潮観察船(2020年12月)

渦潮を撮影…と思いましたが巻いていません。残念。潮回りによって一つの大きな渦が巻いたり、小さな渦が沢山出来たり、早瀬のように流れたりいろいろパターンがあるようです。このタイミングは早瀬パターンのよう。

船も方向転換時には流される

鳴門大橋の渦潮を観察するための観光船は多く運行されています。そのうちの一隻が渦に近づこうとして方向転換していますが…早い潮に流されている様子がよく分かる動画です。船は横には進めませんから潮が横向きに当たるとその間は流されます。方向転換も一苦労です。

明日は吉野川PAに行きます。

今年最後の大菩薩ライン~小河内ダムツーリング(4)

小河内ダム近辺も初冬の景色

小河内ダムの洪水吐(2020年12月)
小河内ダムの洪水吐(2020年12月)

寒ーい柳沢峠を下って小河内ダムに到着。小河内ダムの洪水吐の向こうにある小山も葉が全部落ちて…ニホンザルの頭みたいになっています。下の方がコンクリートでメカっぽくってメカニホンザル?

トンビがピーヒョロロ

小河内ダムのトンビ(2020年12月)
小河内ダムのトンビ(2020年12月)

この日の小河内ダムはダム堤体の直上でトンビが近づいてきてくれました。90mmのレンズではちょっと限界がありますが、それでも近づいてきてくれたトンビのおかげでまあまあ格好良く撮影できました。

ライバル登場!?

トンビの空戦@小河内ダム(2020年12月)
トンビの空戦@小河内ダム(2020年12月)

撮影していると後ろの下側から別トンビ登場!後ろを取った方が勝ち…という訳ではないでしょうが勝ち誇る上のトンビ、後ろ目線の前トンビの構図でした。もう少し腕が良ければ緊迫感に溢れる空戦をお伝えできたのに…残念。

次回はこのツーリング報告の最終回にします。

今年最後の大菩薩ライン~小河内ダムツーリング(3)

寒いと思ったらやっぱり

大菩薩ラインの温度計(2020年12月)
大菩薩ラインの温度計(2020年12月)

柳沢峠から大菩薩ラインを下る途中の温度計です。昼過ぎ、一番気温の高い時間帯ですが氷点下2℃。そういえばグリップヒーターを一番強くしても、指先がつめたーいなと思いました。凍結注意の表示がありますが、凍結防止剤のまかれていない路肩は明らかに凍結しています。普段から安全運転ですが、なお安全運転に徹しました。

寒い中、働いている

この寒い中間伐材の収集作業が進んでいました。吹き流しが置いてある理由は下の動画を是非ご覧ください。

KAMAN K-1200 K-MAX

縦長の画角がフレームに収まらなかったので90°回った動画でごめんなさい。首を傾けてご覧ください。

二重反転ローターと非常にスマートな機体が特徴的です。このヘリコプターはKAMAN K-1200 K-MAXという機体で貨物輸送に特化して設計されているそうです。今日の貨物は間伐材。えらくコストのかかる作業ですが、それでも一番経済的だということですね。林業本当に大変。

次回は小河内ダムに向かいます。

今年最後の大菩薩ライン~小河内ダムツーリング(1)

談合坂サービスエリアは晩秋の雰囲気

談合坂サービスエリア(2020年12月)
談合坂サービスエリア(2020年12月)

談合坂サービスエリアは山は散り加減の紅葉、晩秋の雰囲気です。空気が澄んでいるためか雲の白と空の青が非常に美しかった。

国道20号は山の風景が美しい

国道20号から北岳を望む(2020年12月)
国道20号から北岳を望む(2020年12月)

国道20号は東京から甲府を経て諏訪に至りますが、勝沼から諏訪側は北岳に代表される南アルプスや八ヶ岳が非常に美しく見える場所が多いです。特に冬の空気が澄んだ時期に冠雪した山々は絶景です。但し、諏訪に向かってだんだん標高が上がっていくので冬のツーリング向きではないかも。管理人も国道20号からフルーツライン方面を経由して大菩薩ラインを目指しました。

山梨県の県庁所在地は甲府市ですが山梨市もあります

国道20号から山梨市方面を望む(2020年12月)
国道20号から山梨市方面を望む(2020年12月)

国道20号沿い、上の写真を撮影した場所から山梨市方面を撮影した写真です。この写真も雲の白と空の青が印象的です。山梨県の県庁所在地は甲府市ですが山梨市もあります。県名と同じ名前の市で県庁所在地じゃないのは山梨市だけだっけ?埼玉県はさいたま市で漢字とひらがなの違いはありますね。

明日は柳沢峠の風景を掲載します。

宮ヶ瀬ダムツーリングレビュー(4)ーダム天端からの風景

見晴らし抜群です

宮ヶ瀬ダムから厚木方面を望む(2020年8月)
宮ヶ瀬ダムから厚木方面を望む(2020年8月)

宮ケ瀬ダムの天端は見晴らし抜群です。下流の石小屋ダムがみえるのは勿論ですが、中津川の下流、厚木市内の超高層ビルが見えます。一番目立っているのは厚木アクストメインタワーかと思われます。(写真をクリックして大きくしてみてください。)

また写真左側にはゴルフ場のグリーンが見えます。遠いように見えますが、パットに失敗した人が天を仰ぐ様子が見えました。

宮ケ瀬湖の風景

宮ケ瀬湖の風景(2020年8月)
宮ケ瀬湖の風景(2020年8月)

宮ケ瀬ダム天端から宮ケ瀬湖を望みます。奥多摩や奥秩父に比べると山々はあまり険しい感じではなく、なだらかな稜線が重ねって見えます。この日は残念ながら曇り。雲に隠れている山は丹沢山地の稜線の北辺で焼山と思われます。

インクラインが特徴的

宮ケ瀬ダム堤体を左岸側から望む(2020年8月)
宮ケ瀬ダム堤体を左岸側から望む(2020年8月)

管理人がこれまで訪問したダムの中でインクラインのように風景を見ながらダム天端まで機械的に上る施設があるのは宮ケ瀬ダムだけです。勿論、階段は多くのダムであるのですが…(上る気にならない。)

晴れていれば更に最高の風景だろうと思いつつ、インクラインで下り帰途につきます。明日は、石小屋ダム周りの放水や風景を紹介します。

宮ヶ瀬ダムツーリングレビュー(3)ーインクライン周り

宮ヶ瀬ダムには「駅」があります

宮ヶ瀬ダムのインクライン山麓駅(2020年8月)
宮ヶ瀬ダムのインクライン山麓駅(2020年8月)

宮ヶ瀬ダムには駅があります。もっとも鉄道の駅ではなくてインクラインと呼ばれる、斜行エレベータです。もともとは宮ヶ瀬ダム建設時にコンクリート運搬用に設置された施設を乗客が乗れるように改造したものです。ダムの天端まで階段でも行けるようですが…、ここはケチなこと(往復500円)を言わずにインクラインで向かいます。

インクラインからの風景

インクラインからの風景(2020年8月)
インクラインからの風景(2020年8月)

インクラインからの風景です。下に見えているのがインクライン山麓駅。下りのインクラインと行違った直後です。ダムの対岸に階段が見えています。この階段でダムの下と天端を行き来出来ますが…大変なことは間違いないでしょう。

宮ヶ瀬ダム天端の様子

宮ヶ瀬ダム天端の風景(2020年8月)
宮ヶ瀬ダム天端の風景(2020年8月)

ダムの天端の様子です。ダム下から小さく見えていたエレベータルームと展望台がそれなりの建物の大きさなのが分かります。宮ヶ瀬ダムは2000年竣功の新しいダムなので観光客向けの施設が充実しています。アクセスも良いので家族で休日を過ごすのに、あいかわ公園+宮ヶ瀬ダムはおすすめです。

明日は宮ヶ瀬ダム天端からの風景を掲載します。

宮ヶ瀬ダムツーリングレビュー(2)

宮ヶ瀬ダム全景

宮ヶ瀬ダムと愛川第1発電所(2020年8月)
宮ヶ瀬ダムと愛川第1発電所(2020年8月)

宮ヶ瀬ダムの見どころが良く分かる1枚です。手前から紹介。川に土砂がたまっているのが見えますが、この左側林の上の方に大沢の滝があります。この滝は橋からよく見え、夏には涼しげな印象です。橋の真ん中あたりの向こうに見えるのが愛川第一発電所。年間で約24000世帯分の電力を供給する水力発電所です。

その奥に見えている白い施設が低位常用洪水吐。時々試験放流することがあるようです。ダム天端中央部に非常用洪水吐が見えます。こちらは建設以来放流されたことはないようです。ここからの放流は余程のことということでしょう。

大沢の滝

あいかわ公園内大沢の滝(2020年8月)
あいかわ公園内大沢の滝(2020年8月)

橋の上から大沢の滝を撮影しました。さほど高くもなく大きな滝ではありませんが落ちる水の音が涼しげで良い風情でした。

宮ヶ瀬ダムの非常用洪水吐

宮ヶ瀬ダムの非常用洪水吐(2020年8月)
宮ヶ瀬ダムの非常用洪水吐(2020年8月)

非常用洪水吐を望遠レンズで撮影しました。宮ヶ瀬ダムの非常用洪水吐は特徴的な構造になっており、上流側はダムの広い面で越流し、天端下の水路を通って集まった水が写真の洪水吐から放流される構造になっているそうです。こうやって見ると大きさがわかりにくいですが洪水吐両端にある四角形の構造物は展望台兼展示室とエレベーター室になっていて通常の3階建て以上の高さがあります。

明日は宮ヶ瀬ダムに近づいて登ってみます。

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