ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: 夏 ( Summer in Japan ) (6ページ目 (9ページ中))

下久保ダムツーリング(前編)

神水ダムも見どころの一つ

神水ダムを上流側から望む(2021年6月)
神水ダムを上流側から望む(2021年6月)

神水ダムは下久保ダムの下流にあり下久保ダム下流の水位を調整しながら、併設された鬼石発電所で小規模ながら発電をしています。大ダムではありませんが写真左の船の艦橋を思わせる階段の様子や発電用利水路のゲートとクレストゲートの組み合わせが造形的に面白いです。

「日」の字が4つ並んだ形になっていますが下がゲートの上部、中央が天端、上が保守管理用の通路になっており、天端は重量5.5t以下の自動車は通行できます。(但し人と自転車優先の上狭いので通行はおすすめはしません。)

下久保ダムまでの風景

  • 鬼石発電所の放流の様子(2021年6月)
    鬼石発電所の放流の様子(2021年6月)
  • 下久保ダムを三波石峡から望む(2021年6月)
    下久保ダムを三波石峡から望む(2021年6月)

神水ダム天端からは鬼石発電所の放流が良く見えます。最大許可出力は790kWですので小規模水力発電に分類されますが、発電時の流量は意外と多く神流川に放流される様子は力を感じさせます。水力発電の場合、流量が小さくても高低差で発電量が多いケースがありますが、鬼石発電所はダム堤体分の高低差しかないようです。

下久保ダム堤体下流に向かう途中は三波石峡です。ここから見えるのは下久保ダムの補助ダムです。補助ダム堤体の右側に小さく見えているのが主ダムに設置された取水設備でこの角度からは唯一見えるダムらしい設備です。三波石峡の風景も素晴らしいのですがダムツーリングなので先に進みます。

下久保ダム主ダム堤体を下流側から望む

下久保ダム堤体を下流側から望む(2021年6月)
下久保ダムを三波石峡から望む(2021年6月)

三波石峡の駐車場を更に奥に進んで下久保ダム堤体直下に到着です。下久保発電所がこの写真の右手手前の見えない位置にあります。全体的に人工的に作られた流路が多く、またダム直下で流路が90度曲がっているのも特徴的です。

ゲート配置は上からクレストゲート、オリフィスゲート、コンジットゲートが2門ずつ備えられているオーソドックスな配置です。

下久保ダム直下~補助ダム天端まで

  • 下久保ダムを三波石峡から望むー全景(2021年6月)
    下久保ダムを三波石峡から望むー全景(2021年6月)
  • 下久保ダムから462号線に戻る急坂(2021年6月)
    下久保ダムから462号線に戻る急坂(2021年6月)
  • 下久保ダムから三波石峡を望む(2021年6月)
    下久保ダムから三波石峡を望む(2021年6月)
  • 下久保ダム補助ダムの堤体(2021年6月)
    下久保ダム補助ダムの堤体(2021年6月)

下久保ダム直下は観光客が楽しめるような施設は一切整備されておらず、案内板が設置されている程度です。発電所は勿論堤体側への立ち入りも出来ないので堤体を存分に楽しんだら、国道462号線に戻ってダムの天端に向かいましょう。

ちなみに下久保発電所から国道462号線に戻るには奥に進む形で山を登るルートと三波石峡を引き返すルートの選択肢があります。前者は途中で斜度23%スリップ注意の表示がある急坂でちょっとした恐怖感があります。スキー中級者向けゲレンデを登るイメージです。乗用車の方や小型二輪の方には引き返すルートをお勧めします。(上の写真はまだ序の口です。)

国道462号線に戻り更に神流湖方面に向かい、トンネルを抜けて直後、左側に下久保ダム天端に向かう道路があります。トンネルからすぐなので見落とさないように気を付けましょう。左側に曲がってしばらく進むとダム手前の公衆トイレと駐車場が見えてきます。駐車場はダムの天端を渡って補助ダムの奥にもあります。(但しこちらはトイレはない)ダムの管理事務所も補助ダムの奥にありますが特に展示などを行っている風ではなく、むしろ道の駅上州おこしがその役割を果たしている印象です。

補助ダム天端からは通過してきた三波石峡が良く見え、また少し手すりから顔を出してみると特徴的な堤体も観察できます。補助ダム天端を歩いて下久保ダムの最大の特徴「角」に向かいます。

次回は角の様子などを掲載予定。

房総半島へ小旅行3ーマザー牧場の風景

マザー牧場の牛舎(入口注意)

マザー牧場の牛舎(2021年6月)
マザー牧場の牛舎(2021年6月)

マザー牧場のある千葉県道93号線を富津市街地から鹿野山方面に北上(実際には北東)すると左手側に牛舎と牧草地が見えて、「あれがマザー牧場」と分かります。が、牧場の入場は右手の山側に上ったところに駐車場がありそこから入場することになります。牧草を食む牛と牛舎の風景に気を取られて入口を見落とさないように気を付けてください。

この牧草地は県道93号線から良く見えるのですが、逆に言えば93号を通行する自動車やバイクも良く見えます。牧場側から見ていると特にバイクツーリングの人はこちらを向いているのがよく分かります。気持ちは分かりますが、よそ見注意で安全運転お願いします。

ペチュニアー桃色吐息の美しい風景

ペチュニアー桃色吐息(2021年6月)
ペチュニアー桃色吐息(2021年6月)

マザー牧場内に花の谷と名付けれらてピンク色に染まった一角があります。近づいて見てみるとペチュニアの花です。作業している方に聞いてみると「桃色吐息」という品種だそうです。マザー牧場はこのピンクが美しい花の植生を宇理にしているのは帰宅してから色々調べて知りました。

人工的すぎて派手すぎるとみるか整えられたピンクの斜面を美しいとみるかは感性しだいです。ただ、このペチュニア、種をばらまけばこんなに綺麗になるわけではなく一株一株、植えつけられたものです。その丹精は間違いなく頭が下がるものです。

牧場ですもの、牛優先

牛横断注意の標識(2021年6月)
マザー牧場の牛舎(2021年6月)

インドには野良牛がいて神聖視されている牛は道路でも優先だという話を聞いたことがあります。牧場ですから勿論野良牛はいませんが、牛が通るときは優先なのは当然のように思います。牛横断注意って表現が柔らかくなっているのは、「客より牛を優先するのかーっ!」て怒り出すモンスター客対策のためか?

この後、遅くならないようにマザー牧場を後にして東京に帰りました。アクアラインの渋滞が気になりましたが14:00過ぎの通過だったのでほぼ渋滞はなく順調に帰宅できました。ただ、東京・横浜側で既に少し渋滞が始まっていて、あと1時間出るのが遅かったら到着が2時間後になったかもしれません。最近のアクアラインの渋滞は何とかならないものでしょうか。

次回から下久保ダムツーリングです。

房総半島へ小旅行3ーマザー牧場の動物たち

マザー牧場は内房の観光名所の一つです

バリカンの跡が残る羊(2021年6月)
バリカンの跡が残る羊(2021年6月)

マザー牧場は房総半島の内房地方では有名な観光地の一つです。内房の海岸沿いから県道93号線を鹿野山に向けて走るとすぐ鹿野山の手前に位置しています。東京からも渋滞がなければ1時間30分程度で到着できます。

飼育されているのは「牧場」の名の通り羊、ヤギ、牛、馬、豚など典型的な家畜を中心にマーラなどの小動物も飼育されています。上の写真は毛を刈られたばかりでバリカン後の残る羊です。羊の毛刈ショーと題してそのままのショーが開催されていたので出演直後の姿かもしれません。

ヤギは唐突に橋を渡る

突如橋を渡るヤギ(2021年6月)
突如橋を渡るヤギ(2021年6月)

園内にはヤギもいますが、ヤギがいるところには必ず細めの橋が架かっていました。自然では天敵を避けるために断崖絶壁に住んでいることがありますが、その野生の血が騒ぐのでしょうか?むしろ積極的に細くて高いところをうろうろしているようにも見えました。(こちらに動画もあります。)

牛は橋はわたりません

駐車場の前の牛(2021年6月)
駐車場の前の牛(2021年6月)

上のヤギの柄に似た牛です。柄は似ていますが大きさは全く異なり、500kgを超えるそうです。何食べてそんなに大きくなったんだって、そりゃあ牧草です。写真では放牧中に草を食べている様子を撮影していますが、実際には餌のほとんどはホールクロップサイレージ(Whole Crop Silage)と呼ばれる穀物の全草をサイレージ(嫌気的に保存して乳酸発酵させたもの)が主体のようです。

政策の一環である作物転換の一環で補助金も出て、千葉県でも栽培に取り組んでいる農家があるようです。マザー牧場の牛が食べているのが千葉県産かどうかは…確認することが出来ませんでした。ちなみにWCSは単なる麦わらに比べて手がかかっている分、牛が良く食べ、肥育が良く、健康に育つメリットがあるそうです。畜産技術もどんどん進んでいるようです。

次回はもう少しマザー牧場。

房総半島へ小旅行2ー宿からの風景など

晴れていれば多分絶景

内房の宿泊場所からの風景(2021年6月)
内房の宿泊場所からの風景(2021年6月)

この日は雨こそ降らなかったものの残念ながら雲が多い日でした。宿泊場所から横須賀方面を見ると…晴れていれば富士山がバックに見えるはずですが雲隠れしていました。それでも日が落ちてきて夕焼けの時間帯になると空の色が素晴らしくしばし風景を堪能しました。この写真の右側に見えているビル群が横浜で手前に見えている岬が富津岬です。

地元のスーパーが意外とよかった

房総半島小旅行で食べたコハダ(ナカズミ)(2021年6月)
房総半島小旅行で食べたコハダ(ナカズミ)(2021年6月)

晩御飯は自分たちで準備すべく近所の地元スーパーに買い出し。意外とこのスーパーが品ぞろえがよく、買ってきたのは「マアジ(刺身用)」「コハダ」「ナガラミ」「スミイカ」など。コハダは非常に安く大丈夫か?と思いつつ3枚におろして軽く塩をして食べると立派なコハダ…というかこのサイズだとナカズミといった方が良いかもの風味を楽しめました。これは美味しかった。

内房は船釣りのメッカです

富津沖に向かう釣り船(2021年6月)
富津沖に向かう釣り船(2021年6月)

次の朝起きてみるとちょうど釣り船が富津沖に出船したところでした。沖向きに大都会横浜が見えているのも少し不思議な風景です。写真右側に写り込んでいるのは第一海堡。その昔、大砲を据えて東京湾の守りの一翼を担っていたことはこの回で紹介しました。

次回はマザー牧場へ。

房総半島へ小旅行

少し遅くなったお昼は…

保田漁港ばんやの様子(2021年6月)
保田漁港ばんやの様子(2021年6月)

東京を9:30に出てアクアライン経由で房総半島に向かうものの…首都高湾岸線のアクアライン入り口まで大渋滞。アクアラインに入るまでに2時間弱かかりました。アクアライン通過で30分。そのあとは館山道を順調に走って最初の目的地、保田漁港ばんやに到着。お昼はここで…と思ったのですが待ちが30組弱。どれだけ待つかわからないので、次なる目的地猟師工房のジビエバーガーを期待して鴨川方面に移動。

ジビエバーガーはなくなっていた

ジビエバーガー終了のお知らせ(2021年6月)
ジビエバーガー終了のお知らせ(2021年6月)

なんと、猟師工房の脇で営業されていたバーガー屋さんはすでに撤退してしまったとのこと。コロナで客足が途絶えたのが痛手だったそうです。何年か前に初めて寄った時から「いつかは食べよう」と思っていたのに残念。目についたものはその場で食べておかないとだめですね。ジビエうどんを出したもらったのですが3人に2人前しかなかったので同行のお二人に譲って店内を色々撮影させてもらいました。

この後、御二人が念のため持参していた惣菜パンを頂いてお昼ご飯にしました。

あちこちからコレクション

猟師工房の店内?(2021年6月)
猟師工房の店内?(2021年6月)

イノシシはまあいいとして「埼玉県」と「CANADA」ってどういうこと。肝心の千葉県の標識は…どこかにあると思うのですが…。イノシシの下は薬莢を収めたベルトです。ちなみに前回紹介したように猟師工房で販売されているジビエはすべて罠猟で狩猟されたものです。矛盾しまくっているのですがまあそのワチャワチャした感じもここの魅力です。

次回は宿泊する宿へ。

下久保ダムに向かうツーリング3 – 下久保ダムの堤体を望んで…

下久保ダムに到着…できず

下久保ダムを下流側から望む(2021年5月)
下久保ダムを下流側から望む(2021年5月)

山波石峡から国道まで引き返して下久保ダムに向かいますが…時間切れになってしまいました。この日は都内のバイクショップでタイヤ交換を予定していたのでそろそろ引き返さなければなりません。途中の下久保ダムが良く見える場所でダム堤体を撮影。ダム堤体の左端に珍しい「角」が見えています。この角の向こう側の辺が山波石峡から見えていたことになります。

後から調べると山波石峡から引き返す必要はなく更に進むとダム堤体の下流側に出られた模様。余計な回り道で残念なことになってしまいました。下久保ダムが大場所であることはよくわかったので再訪を心に決めて引き返します。

道の駅 上州おこしの廃校跡

道の駅上州おこしの廃校跡(2021年5月)
道の駅上州おこしの廃校跡(2021年5月)

山波石峡を結構歩いたのでのどが渇きました。暑くなってくる時期脱水症状には気を遣います。道の駅上州おこしによって水分補給とトイレ休憩。この道の駅は小学校の廃校跡に作られており建物の一部は残されています。確かに小学校っぽい建物で左端に「職員室」って書いているのが雰囲気があります。

そういえば房総半島の猟師工房も小学校の廃校跡に出来ています。少子化+過疎化のせいで全国で小学校の廃校が増えているのだと思います。廃校跡が活用されるのは良いことですが、根本的に子供が少なくなるのは寂しいですね。

上州の麦(2021年5月)
上州の麦(2021年5月)

下久保ダムへの道々、国道17号線や国道462号線の周りは麦畑が収穫の時期を迎えていました。埼玉県から群馬県にかけてのこの地域は麦の栽培が盛んなようです。埼玉県でははだか麦、六条大麦、二条大麦、小麦が栽培されているそうですが…作付面積から見るとこの写真は小麦?麦に詳しい人教えてください。

この後は関越自動車道で東京まで戻り、バイクショップへ。次回はタイヤ交換の様子を掲載予定です。

下久保ダムに向かうツーリング2 – 三波石峡の風景2

銘石がゴロゴロと…

三波石の写真(2021年5月)
三波石の写真(2021年5月)

山波石峡の名前の下になった山波石。石に白い縞模様が細かく入るのが特徴とのことです。赤や緑、白などの色は含有している鉱物によって違い、全体的には緑が多いようです。なお岩として生成したのはジュラ紀末~白亜紀初頭…と言っても…1億5000万年前位だそうです。その頃はまだ地表には出ていなかったことでしょう。

渓流は復活したものらしい

山波石峡の流れ(2021年5月)
山波石峡の流れ(2021年5月)

山波石峡を流れる山波川の水が少なく岩に苔が付いていたと先日書きましたが、流れているだけ良くてダム竣功直後は流れが途切れていたこともあるそうです。今ではそうならないよう最低限度の放流が実施されるとともに、持ち去られていた山波石の一部が有志によって戻されて以前の風景を取り戻しつつあるようです。ダムを見に行くツーリングで枯れた川や水量が少ない様子を見るのは複雑な心境です。

山波石は持ち出しが禁止されているので

山波石の石積み(2021年5月)
山波石の石積み(2021年5月)

山波石峡は全体が天然記念物で石の持ち出しは違法です。なのでこんなお遊びで石を楽しみましょう。なお、積んだのは私ではありません。下と奥の緑の石に白い筋が細かく入っていて山波石の特徴が良く分かります。色違いの石や全く性質が異なる石も混じっていて石を見るだけでこれだけ楽しめるとは思いませんでした。(地質学とかはあまり興味が…ないのですが楽しめます。)

これで山波石峡を後にして下久保ダムに向かいますが…。次回お楽しみに。

下久保ダムに向かうツーリング2 – 三波石峡の風景

下久保ダムを下流から望もうと…

三波峡へ続く道(2021年5月)
三波石峡へ続く道(2021年5月)

下久保ダムをまずは下流側から見てみようと思い、三波石峡方面へ進みます。舗装はされていますがやや状態が悪く、狭いところもありました。とりあえずNC750Sと記念撮影。ただ堤体は見えているもののゲートや機械室などのダム要素が全く見えず変だなーと思いましたが…これは下調べ不足。後から事情が分かりました。

三波石峡の風景

三波石峡の駐車場にNC750Sを停めて、石峡の遊歩道を歩いてみます。遊歩道に入ってすぐの所に橋が架かっており、そこから上流側を撮影したのが下の写真。どう見てもダムというよりは刑務所の壁のように見えます。渓流の風景は綺麗でしたが若干流量不足か石には苔がついていました。

下久保ダムを三波石峡から望む(2021年5月)
三波峡へ続く道(2021年5月)

三波石峡の天然記念物指定記念碑

三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)
三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)

遊歩道の入り口、橋の手前には天然記念物指定を記念した碑があります。記念碑に「採石植物採取をしてはならない」「紙くづ等を散らし美観を傷つけてはならない」って書いているのも珍しい様な気がします。石碑の下部には三波石峡の様子が彫られています。この石峡では特徴的な石には一つ一つ名前が付けられており48あるとされています。この碑に彫られている渓流の様子はこの48の石石をそれぞれ表しているようです。

次回はもう少し三波石峡。

下久保ダムに向かうツーリング1

下久保ダム…じゃないね

神水湖とキショウブ(2021年5月)
神水湖とキショウブ(2021年5月)

この日は夕方にタイヤ交換を予定していたので埼玉地方かつあまり遠くないところで地図を見ていると下久保ダムを見つけました。関越自動車道で行けば本庄児玉ICから国道462号ですぐですが、それもつまらないので国道17号線を走ることにしました。

国道17号線を左折し462号。関越自動車道の高架をくぐり国道254号線を横断してしばらく進むと関東平野の平らな場所から山間部に向かう道になりダムの雰囲気が出てきます。「鬼石」の地名が目立つなあと思っているとダム湖らしい水面が見えてきたので鬼石総合グラウンドでバイクを停めて確認するとダムが確認できました。下久保ダム?じゃないよねと思いつつ写真を撮影。手前に黄色く見えているのはキショウブ。美しい花ですが外来種だそうです。

ダム堤体をアップで

神水ダムを上流から望む(2021年5月)
神水ダムを上流から望む(2021年5月)

ダム堤体をアップで撮影するとこんな感じです。ダムの機械室の向こうに建物が見えていることから堤体があまり高くないことが分かります。また天端の通路?もあまり大きくは見えないので小型のダムですが比較的堤体長が長い特徴的なダムです。堤体近くで撮影するために少し引き返して、ダムの管理事務所に向かいます。

神水ダムという群馬県営のダムらしい

神水ダム堤体(2021年5月)
神水ダム堤体(2021年5月)

このダム、神水ダムという名称で群馬県が運営する発電用のダムです。堤体が低くまたゲートが低い独特のルックスです。そういえば仁淀川水系の筏津ダムに規模感や構造が似ています。小規模な減勢工と消波ブロックの組み合わせは珍しいと思います。このダム「鬼石ダム」とも呼ばれていたようですが…小規模なためかGoogleマップではかなり拡大しないと名称が表示されず、下調べの段階では見落としていました。

ツーリングはやはり行ってみないと分かりません。

次回は下久保ダムに向かったはずですが…、お楽しみに。

奥多摩→大菩薩初鹿野線のツーリング 2

小河内ダムの全景

ウツギと小河内ダム(2021年5月)
ウツギと小河内ダム(2021年5月)

小河内ダムとウツギです。小河内ダムは洪水吐(写真左側の水色のゲート)がダム堤体本体ではなくて岩場を介してつくられている点です。このため重力式コンクリートダムでは一般的な減勢工が小河内ダムの堤体直下にはありません。大規模なダム直下から渓流になっているのは割と珍しいのです。(こちらの写真が分かりやすい。

この洪水吐の配置の結果として小河内ダム天端にはゲートを動かす機械類がありません。二つの建物がありますが一方は展望台、一方は保守点検用となっている点も特徴的です。竣功時期は全然違いますが、天端の建物がゲート用の機械室ではないのは宮ケ瀬ダムもそうです。

柳沢峠にむけて出発

多摩川になった奥多摩湖(2021年5月)
多摩川になった奥多摩湖(2021年5月)

ダム堤体にも寄りたかったのですが、時間的にタイトになりそうだったので今回は立ち寄らず大菩薩ラインで柳沢峠方面に向かいます。奥多摩湖の水位が下がって湖というより単なる多摩川になっていました。奥多摩湖は貯水面積が広い割に水深は浅い場所が多く、貯水量が少なくなると上の写真のような風景になりがちです。

柳沢峠から富士山方向を望む…

柳沢峠から富士山方面を望む(2021年5月)
柳沢峠から富士山方面を望む(2021年5月)

雲です。夏が近づいてきている雰囲気の雲に隠れて富士山は見えませんでした。雲の写真も良いですけど、ここじゃなくてよいのに。見えないことが分かったのでここは早々に出発して大菩薩ラインを下ります。

次回はフルーツライン。

« Older posts Newer posts »