Kawasakiといえば「男カワサキ」的バイクを思いだしますが今回乗ったのはもっと大物。東京の竹芝桟橋から伊豆大島までをジェット推進で結ぶ…

川崎ジェットフォイル929-117型

です。この中でも25年以上ぶりに新造された、東海汽船 セブンアイランド 結 号です。

東海汽船 セブンアイランド 結 を前方から(2023年10月)
東海汽船 セブンアイランド 結 を前方から(2023年10月)

渋い紺色の船体前方に「結」のロゴが大きくペイントされています。後ろにいるピンク色は姉妹船の「セブンアイランド 愛」。1980年引き渡しの姉妹というより親子くらい、姉妹ダムで言えば川治ダム湯西川ダム位の船齢差がありますが、基本設計はほぼ同じです。

東海汽船 セブンアイランド 結 のKawasakiロゴ(2023年10月)
東海汽船 セブンアイランド 結 のKawasakiロゴ(2023年10月)

この船もともとBoeing社の設計開発・製造でBoeing929の名称でした。このライセンスを川崎重工が買い取り1989年以降「川崎ジェットフォイル929-117型」として建造及び保守等を行っています。

東海汽船 セブンアイランド 結 を後方から(2023年10月)
東海汽船 セブンアイランド 結 を後方から(2023年10月)

後ろから見ると二つの大きな吸気口が目立ちます。ジェットといっても動作流体は空気ではなく海水です。結の水中翼は撮影することが出来なかったので、愛の水中翼は下の写真。

東海汽船 セブンアイランド 愛の後部水中翼(2023年10月)
東海汽船 セブンアイランド 愛の後部水中翼(2023年10月)

ほぼ直線で移動できる海上を80km/hでの移動はなかなか速く感じます。竹芝桟橋を出て40分程度で館山沖。バイクでは考えられません。

なお結と愛の違いはあまり感じられませんでしたが、客室内の通路が広くなり、客席上の荷物置きが拡大されていて大きな荷物も載せられるようになっていました。