ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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仁淀川中流から河口を巡るツーリング(2)高岡第一小学校近辺

仁淀川はいの町から土佐市へ

高岡第一小学校前の風景(2020年12月)
高岡第一小学校前の風景(2020年12月)

仁淀川はいの町を過ぎると土佐市に入ります。中流域から河口までが土佐市に含まれています。土佐市の非常に特徴的な風景は用水路がいたるところに張り巡らされている点です。上の写真で手すりに囲まれているのが用水路です。写真右手は高岡第一小学校、左手は伊野紙株式会社の高岡工場。土佐市もいの町と同じく製紙業が盛んです。

勿論用水路もきれい

土佐市の用水路(2020年12月)
土佐市の用水路(2020年12月)

土佐市内の用水路は上流の八田堰あたりから取水されています。かなりきれいで、結構魚もいます。今でこそ手すりというかガードレールに囲まれていますが、数十年前までは全くありませんでした。幼少時の私にとっては結構怖かった記憶があります。

西原良吉翁は何者か?

西原良吉翁の像(2020年12月)
西原良吉翁の像(2020年12月)

シメジかエノキの頭をかぶった石像は西原良吉翁像です。昔からあるのですが、西原良吉翁が何をした人かはインターネットを少し調べても出てきませんでした。全国的に有名…という人ではないのでしょう。ではなぜ、そんな写真を掲載するかって言えば、昔棲んでたところの至近で懐かしいから。

次回は仁淀川河口に到着します。

仁淀川中流から河口を巡るツーリング(1)仁淀川橋近辺

仁淀川は水辺利用率100%近い

仁淀川橋から上流方向を望む(2020年12月)
仁淀川橋から上流方向を望む(2020年12月)

仁淀川は全国屈指の清流として有名ですが、それよりも特徴的なのは「水辺利用率がほぼ100%」という点かもしれません。端的に言うと全流域で泳いでいる人や釣り師、水辺でキャンプする人などがいるということです。2020年大晦日にもバーベキュー?をやっている人たちがいました。(写真左の方)

割と自由に出入りができる

仁淀川の岸に4WD(2020年12月)
仁淀川の岸に4WD(2020年12月)

仁淀川橋近辺は河原が広く4WDの車であれば比較的簡単に乗り入れることが出来ます。(夏には)キャンプやバーベキューを楽しむ多くの車が河原に降りていますが、この日も一台いました。(この後すぐ帰っていきましたが…)

オフロード車なら2輪も行けます

仁淀川橋とNC750S(2020年12月)
仁淀川橋とNC750S(2020年12月)

オフロード車なら2輪でも河原に降りられますが、管理人の腕前と車種を勘案して無理はしません。舗装路で記念撮影。なおこの場所はゴールデンウィークの時期(5月3日~5日)には「紙のこいのぼり遊泳会場」としてとてもにぎわいます。でも、冬は閑散とした清流の中流の風景です。

次回は仁淀川流域の街をしょうかい。

横浪半島へツーリング(2)武市半平太像周りの風景

イケメンになった武市半平太像

武市半平太像(2021年1月)
武市半平太像(2021年1月)

横浪半島のツーリングは交通量も少なく楽しいですが、残念ながら休憩所に乏しいのが弱点です。半島に入ってからは店やコンビニはありません。トイレがあるのがこの武市半平太像のある駐車場。この場所公園でもなく銅像とトイレと駐車場がある今となっては不思議な場所です。(昔はドライブインがあったような気がする…)

この銅像は昭和50年代に建て替えられた2代目で先代は5頭身の魁偉というかいかつい顔が特徴的でした。

太平洋が良く見える

武市半平太像下から南西を望む(2021年1月)
武市半平太像下から南西を望む(2021年1月)

銅像の駐車場下から南を望むと180度太平洋が広がります。水平線が丸くなっているのが分かります。

流石に足摺岬は見えませんが…

武市半平太像下から西を望む(2021年1月)
武市半平太像下から西を望む(2021年1月)

奥にかすんで見えているのが高知県須崎市の野見の岬です。この野見の岬一帯は高知県で有数の真鯛養殖が盛んな場所です。

次回から仁淀川河口周りの風景を掲載します。

横浪半島へツーリング(1)帷子﨑の風景

横浪半島は高知県中部地方のツーリング定番

横浪半島帷子﨑から宇佐方面を望む(2021年1月)
横浪半島帷子﨑から宇佐方面を望む(2021年1月)

横浪半島は有名な桂浜から西に向かって走り、仁淀川の河口を超えて宇佐に至り、宇佐大橋を超えた所に位置します。海や河口の風景が非常に美しく、交通量も少ないためツーリングに向いています。半島に入ると適度なワインディングが続きこれも走っていて楽しい理由の一つです。

帷子﨑のトンビ

横浪半島帷子﨑のトンビ(2021年1月)
横浪半島帷子﨑のトンビ(2021年1月)

写真撮影を兼ねて横浪半島の帷子﨑で休憩。低空飛行のトンビを撮影。

トンビが大勢

横浪半島帷子﨑のトンビ(2021年1月)
横浪半島帷子﨑のトンビ(2021年1月)

山側を見ると何故かトンビがたくさん。この写真に写っているのはごく一部でたくさんのトンビは結構不気味でした。

2つの堰堤を巡るツーリング(7)-長沢ダム下流

記念撮影して国道194号に戻ります

伊吹山(四国)と長沢貯水池、NC750S(2020年12月)
伊吹山(四国)と長沢貯水池、NC750S(2020年12月)

長沢ダム近辺を歩き回って十分撮影もしたのでそろそろ帰途につきます。その前に記念撮影。ピントが甘く、写真がボケ気味なのは腕の問題もありますが、古いレンズ(1976年発売 FD80-200mm F4 S.S.C.)を使用してみました。

同じレンズでツバキを撮影

長沢ダムのヤブツバキ(2020年12月)
長沢ダムのヤブツバキ(2020年12月)

この写真はやや手ブレしています。200mmの望遠で手ブレ補正なしだとこんなものか?この日はこの時間帯やや曇っていたので、もう少し明るければシャッタースピードを上げることもできたのでしょうけど…。あるいは感度(ISO1000)とかで撮影する手もあったのですが…キリがないのでこのレンズでの撮影はいったん終了。昔のカメラはいろいろ大変だったのだと実感。

銘石がゴロゴロと…

長沢ダム下流の風景(2020年12月)
長沢ダム下流の風景(2020年12月)

長沢ダムの下流を望みます。川には庭石になりそうな石がゴロゴロと転がっています。今でこそ河川法で取り締まりが厳しくなっていますが、おおらかな昔は勝手に持っていく人も結構いたそうです。

長沢取水堰はとても目立つ

長沢取水堰(2020年12月)
長沢取水堰(2020年12月)

長沢ダムの下流にある長沢取水堰です。堤高が15mに満たないので正式にダムではなくて堰です。この長沢取水堰はハッキリした情報がないのですが近隣の上水道水源になっているようです。

これで、大橋ダム、長沢ダムの2堰堤をめぐるツーリングの写真掲載は終わり。明日からまた別のシリーズを掲載します。

2つの堰堤を巡るツーリング(6)-長沢ダムから見る風景

長沢ダムは結構寒い(大橋ダムも)

長沢貯水池と凍った水たまり(2020年12月)
長沢貯水池と凍った水たまり(2020年12月)

「南国土佐を後にして~♪」の印象が強いせいか高知県は冬暖かいイメージですが、高知市の1月の最低平均気温は東京とほぼ同じです。吉野川上流の大橋ダムや長沢ダムがある地域は標高600m程度ですから、例えば小河内ダム+奥多摩湖近辺の気候に近いです。なので、冬季は水たまりは凍りますし、道路も凍結注意です。(撮影の日は暖かい日を選んでいますが、それでも水たまり凍結中。)

真新しい来歴不明の神社

之人堤神社の鳥居(2020年12月)
之人堤神社の鳥居(2020年12月)

長沢ダム右岸には「之人堤神社」があります。本当に最近(令和二年)建立されたばかりの神社ですが来歴も祭神も全く分かりません。一般的にダム近辺には記念碑やダム建設で亡くなった人たちの慰霊碑は立っていますが、神社は珍しいように思われます。

長沢ダム天端から伊吹山?を望む

長沢ダム天端から見る伊吹山(2020年12月)
長沢ダム天端から見る伊吹山(2020年12月)

長沢ダムの左岸天端から伊吹山と思われる山体が綺麗な姿を見せていました。1500mを超える頂上付近には雪が積もっています。

山は経験もない上に詳しくないので高度地図から方向と山体を頼りに探しています。もし山の名前が違っていたらコメントで優しく教えてください。

次回は長沢ダム近辺の風景最終回を掲載します。

2つの堰堤を巡るツーリング(5)-長沢ダム

長沢ダムを下流側から望む

長沢ダムと送電設備(2020年12月)
長沢ダムと送電設備(2020年12月)

長沢ダムの下流側の堤体は県道40号から分かれて、発電所へ向かう小さな道路を下っていくととてもよく見えます。黒ずんだコンクリートの風情が建設が古いことを物語っています。大橋ダムより若干後の竣功が1949年ですから実際古いです。

長沢ダムに到着

長澤堰堤の表示(2020年12月)
長澤堰堤の表示(2020年12月)

長沢ダムの天端に到着しました。大橋ダムと同じく「長澤堰堤」の表示。やはり昭和30年代頃まで「ダム」標記は少なかったのかもしれません。但し現在の正式名称は「長沢ダム」です。

長沢貯水池を望む

長沢貯水池を望む(2020年12月)
長沢貯水池を望む(2020年12月)

長沢ダムのダム湖は「長沢貯水池」です。この辺も大橋ダムと同じです。長沢ダムからの風景は瓶ヶ森林道が通っている山体に特徴があります。山体を大きく削って林道を通しているのが良く分かります。写真左上の方に削られた山が見えていますがおそらく子持権現山付近と思われます。

明日も長沢ダム周辺の風景を掲載します。

2つの堰堤を巡るツーリング(4)-長沢ダムに移動

よんでんエネルギープラザ本川

よんでんエネルギープラザ本川(2020年12月)
よんでんエネルギープラザ本川(2020年12月)

大橋貯水池を右手に臨みながら上流側に少し走ると本川発電所と「よんでんエネルギープラザ本川」が見えてきます。さまざまな展示があるらしいのですがこの日は長沢ダムも撮影したかったので入館せずに通り過ぎます。「地域と共に」の植え込みが印象的です。

大橋ダムの堤体が良く見えます

上流から大橋ダム堤体を望む(2020年12月)
上流から大橋ダム堤体を望む(2020年12月)

大橋発電所から少し進んだ道沿いからは大橋ダムの堤体が良く見えます。これだけ上流側、下流側双方から堤体が良く見えるダムは古いダム(例えば相模ダムは下流側から公道からは見えにくい)ではあまり多くない印象で、写真撮影も楽しめます。

長沢ダムはごく近い

県道40号から長澤ダムを望む(2020年12月)
県道40号から長澤ダムを望む(2020年12月)

国道194号に戻り、高知市側に少し走って県道40号に入ってしばらく行くと次の目的地の長沢ダムが県道からちらっと見えます。県道40号は高知県側から石鎚山方面に向かうメインのルートです。温暖な気候の四国とは言え冬季は2輪で山の方まで行くのは躊躇われますが、夏の時期には一度行ってみたいルートの一つです。

明日は長澤堰堤こと長沢ダム周辺の風景を掲載します。

2つの堰堤を巡るツーリング(3)-大橋ダムの記念碑など

大橋ダムはライトがおしゃれ

大橋ダム左岸から天端を見る(2020年12月)
大橋ダム左岸から天端を見る(2020年12月)

大橋ダムの天端を左岸から撮影した写真です。少し小さくて見にくいですが、天端の欄干の途中にあるライトが何ともおしゃれなのが特徴的です。ライトの向こうに見えるのがダムの管理事務所。ダム堤体近くにはいわゆる「駐車場/駐輪場」はありませんが駐車/駐輪するスペースは十分あります。

高らかに技術的進歩を誇る石碑

大橋堰堤記念碑(2020年12月)
大橋堰堤記念碑(2020年12月)

昭和16年4月に建てられた大橋堰堤記念碑です。建設計画の経緯や技術的課題とその解決、完成したダムの諸元などが刻まれています。今どきのダムなら移転に協力した人々への感謝とかが強調されますが「(堰堤で分水し発電することの技術的解決は)実に我国における画期的設計にして今後永く此種流域変更計画の基準となるべきことと信ず」とあって技術的な画期性が高らかに謳われています。(もちろん大橋貯水池の水面下に沈んだ集落はありました。それはまた別の回で。)

よく見ると相模ダムに似ている

大橋ダムの堤体を上流左岸から望む(2020年12月)
大橋ダムの堤体を上流左岸から望む(2020年12月)

大橋ダムの堤体を上流側から見た写真です。重力式コンクリートダムの上部にゲートを上下する機械塔とゲートを設けて洪水吐とし、その天端に通路を通しています。ほぼ同時代に建設された相模ダムと構造がよく似ています。ダムの規模は大橋ダムの方が堤高が高いのですが、大橋貯水池の貯水量は貯水面積に応じて相模湖の3分の1程度です。

次回は大橋ダムを出発します。

2つの堰堤を巡るツーリング(2)-大橋ダム

機械室の中の機械がみえる

大橋ダムの機械室(2020年12月)
大橋ダムの機械室(2020年12月)

大橋ダムの右岸側から天端を歩いていくとまず機械室があります。機械室の中のモーターやワイヤーの巻き上げ機が見えるのが珍しい。機械室の上に立っているのは小型の基地局アンテナか?不明です。

テラスが格好良い

大橋ダムの目視点検用テラス?(2020年12月)
大橋ダムの目視点検用テラス?(2020年12月)

大橋ダムの中央付近にはテラスがあります。270°位の視界は絶景かもしれませんが見るからに手すりが低いうえに古い…こわごわ行ってみようかと思いましたが「立ち入り禁止」。良かった。高いところ苦手です。

合流点にダムがある

大橋ダム天端から下流を望む(2020年12月)
大橋ダム天端から下流を望む(2020年12月)

大橋ダムは吉野川本流と支流葛原川の合流直前の本流側にあります。ダム天端から下流側を見ると左手が葛原川の上流、右手が吉野川下流という比較的珍しい風景が望めます。

明日も大橋ダム周りの風景を紹介します。

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