糠平湖周辺は「ヒグマ出没」!
道路わきの看板です。撮影するために車を停めて降りましたが、思わず周りを見回してしまいました。
一人で行く「恋人の聖地」
もちろん一人で行きましたよ。最近も同じような「聖地」に行ったなあ。
一人で行った幸福神社は聖地感はあまりありませんでした。
一人で眺めるハートは感慨深いなあ。
このあと愛国駅跡にも行きましたが、悲しくなってきたしダムでもツーリングでもないので回想シリーズ終わり。
ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します
前回のハーレーツーリングで写真を撮影したのは写真中央城ヶ島の右下に伸びる防波堤の付け根あたりです。
岡田港はいい釣り場です。ジェットフォイルで90分、飛行機で上空から見るだけなら10分程度?早いぞ飛行機。
伊豆大島、利島、鵜渡根島。手前に見えているのが伊豆半島。そしてよく見ると。
すり鉢状に見えるのが大室山。左斜め上に向いて行って海岸線が城ヶ崎海岸。
複雑なリアス式海岸の一つにクジラの追い込み漁で有名な太地漁港があります。さらに奥には紀伊半島最南端紀伊大島。
四国に到着。
まもなく到着。早朝便で朝が大変でしたが、午後からはリモートワーク。…働くには良いのですが、少々疲れました。
時々、面倒をみがてら乗らせてもらっているXL883nの車検が10月。車検の予約は既に入れましたが、ディーラーではなく2りんかんのバイク車検を使うことにしたので持ち込み時に車検仕様に戻す必要があります。(ディーラーさんごめんなさい、今回は諸般の事情で許して。)
灯火類やハンドルのサイズは車検適合することを確認していましたが、二人乗りで登録されておりカスタムのシングルシートでは車検を通りません。このため、ノーマルのシート+タンデムシートが必要。ノーマルのシートは現オーナーが持っていましたがタンデムシートはなく、別途購入。
基本的に問題なく取り付けられましたが、タンデムシートボルトの長さが足りず、台座のデコレーションを外さないと取り付けできませんでした。外したら外したでボルトが長く、ワッシャーを追加して調整しました。あまり格好の良い仕上がりではないですが車検仕様ということで妥協。
またクラッチが少しずれているようでクラッチレバーを完全に握っても、少しクラッチを引きづっているのに気づきました。これは後日調整をするかも。
やっぱり、カスタムの方が格好いいですね。
このツーリング色々面白いことがあったのですが、ダムに向かう道中も楽しめました。前回記事のユキモチソウもそうですが、他にも多数あるので今回の記事で紹介。
山には土石流を防ぐための砂防ダムがよくあります。が、この砂防ダムは規模が大きい。2011年の台風で国道493号を寸断する土石流が発生したことに対応する(リンク先は高知新聞)ために建設されたもの。四国では最大級とか。管理人が人生史上見た中でも最大規模です。
奈半利川の河原にNC750Sで降りて撮影した写真です。山の緑をうつした水量豊富な奈半利川が美しい。
ここで撮影すればどんなバイクも格好良く撮影できるのでは…。
高知県では端午の節句に鯉のぼりに加えてフラフをあげる風習があります。フラフは漁船の大漁旗サイズで男の子の立派な成長を願う意味の絵が染め抜かれたものです。
このフラフに書かれているのは地元の志士、中岡慎太郎です。慎太郎先生にあやかって健やかに育ってくれという親や祖父母の願いが込められています。立てたのは「遥太」君のおじいさん。何故そんなことが分かるかといえば、おじいさんと直接話したから。この出会いも面白くて記事にしたいのですが承諾を得るのを忘れていてちょっと残念。と言いつつ、結構書いてる。
「ゆずの村」をご存知でしょうか。高知県馬路村の農協がかなり力を入れてブランド化して全国的にも流通しています。この写真を撮影した北川村は馬路村の南東に位置して同じく柚子の栽培が盛んです。
遥太君おじいさん曰く、柚子始めたの俺たちなんだよねー。実はすごい人だったかも。
次回、魚梁瀬ダム。
デザイン ★★★★★ 端的にかっこいい
エンジン ★★★★★ ツインの鼓動感と吸気音が素敵
ブレーキ ★★★ リアがちょっと…
使い勝手 ★★★★ 重いけど着座で前後は余裕。積載はオプション必須
コスト ★★★ 意外と燃費悪くない 純正オイルが高いので★-1
価格 ★★ 空冷ハーレーは今後人気が出る可能性大
魅力 ★★★★★★ 理屈抜きの魅力は流石ハーレー
先日Harley Davidson XL883n/IRON883 (2018)のメンテ走行時の簡単なインプレ/レビューをお知らせしましたが、今回ある程度まとまった距離を走ることが出来たので詳しいインプレ/レビューを記事にします。
XL883n/IRON883です。ノーマルではなく、いくつかカスタムされています。大きなところは、バーハンドル、幅広ステップ、極薄シートなど。低いルックスを目指しつつ、Harleyらしい存在感を損ねていません。またタンクとリアフェンダーのロゴはオーナーオリジナルのデカールです。
カスタムの定番、マフラーはノーマルのまま。とは言え十分な鼓動感が乗っていて楽しい。
後ろから見るとローフラットスタイルのリアから、シート位置で絞られて、跳ね上がって見えるタンクがグラマラスです。またバーハンドルでタンクより上に見えるものが少ないのもシート位置のクビレが官能的に見える一因。
積載性0のハーレーなのでバッグは必需品。バックパックのハーレー乗りはあまり冴えないですからね。最小限にとどめて左側に一個なのもデザイン的に秀逸。右にはマフラー、左にバッグでバランスが取れています。
XL883nの2018年型の出力は公式には発表されていませんが、調べてみると51.0 HP@ 6000 RPM 6.9 kgf-m@ 4750 RPMとのこと。NC750Sが54.0 HP@ 6250 RPM 6.9 kgf-m@ 4750 RPMでほとんど同じ数値です。
が、トルクカーブが違うのかXL883nの方が低回転側のトルクが大きくフラットに出ているようです。スタートダッシュ競争をするとXL883nに軍配が上がります。また低速トルク十分+クロスレンジのシフトなのでシフトチェンジの回数は少なくて済みます。
勿論、45°のV型2気筒エンジンの鼓動感は絶対的な魅力。
ロングローでキャスター角30°の車体は直進性に優れています。タンクが細めでエアクリーナがあるのでニーグリップは…ですがくるぶしホールドで十分な安定性を感じられます。一方でワインディングは荷重移動を意識して丁寧に走らないとラインを外れます。(ハンドルの舵角で曲がるのがハーレーの基本といわれることもありますが、荷重移動はすべての2輪の基本というのが管理人の意見)これは「操ってる!感」がとてもあって必ずしもデメリットではないと思いますが、極初心者の人にとっては「曲がりにくい」と感じられるかもしれません。
これはバイアスタイヤを標準で履いていることとも関係するかもしれません。
XL883nの車体重量は256kg。ハーレーの中では最軽量の部類ですがNC750Sより40kg近く重く取り回しやすいとは言えません。なのでソロで林道に入るのは躊躇われます。
でも前述の通り、操ってる感が楽しいのでワインディングに向いています。高速や田舎道を直進するようなツーリングよりもワインディングが最高に楽しいのがXL883n。特に速度を出さなくてもエンジンの鼓動感と相まって楽しめます。
ルックス最高のXL883nですが、意外な弱点があります。それは…フロントサスのブーツが黄色くなること。この写真、格好よく撮れていると思いますが唯一ブーツが黄色がかっています。
洗車を手抜きしているわけではなく、ショップで聞いてみると使用している材質の特性のようです。気になる人は定期的に交換するとか…。ハンドル外しての作業で一体どれだけの工賃がかかるのやら。でも、こだわる人はいると思います。
大きな音で燃費が悪い印象があるハーレーですがXL883nに関していえば、実走で24km/l程度で排気量を考えると良い部類だと思います。タンク容量12.5lなので単純計算航続距離300km程度。実用では250km位か。但しハイオク指定はお財布に厳しいです。
中距離ワインディングツーリングが最高に楽しいXL883nはとても魅力的なバイクだと思います。
ツーリングでは鬼怒川4ダムのうち、五十里ダム、湯西川ダム、川治ダムを取材しました。川俣ダムは少し離れており前回の取材ではたどり着けませんでした。4ダムといっても一直線に並んでいるのではありません。五十里ダムの上流に湯西川ダム、川治ダムの上流に川俣ダムがあります。
建設順では五十里ダム(昭和31年ー1956年)、川俣ダム(昭和41年ー1966年)、川治ダム(昭和58年ー1983年)、湯西川ダム(平成24年ー2012年)となります。「姉妹」と擬人化されていますが、五十里ダムと川俣ダムが姉妹。川治ダムは五十里ダムからみると「親子」。更に五十里ダムと湯西川ダムは「祖母と孫」位の年齢差です。人間だとすればですが…。
更に無粋なことを言うならばドイツ語のダムDammは男性名詞だそうです。まあいいか。
多くのダムと同様に、この4ダムの目的には洪水調整(F)が含まれます。更なる特徴はダムが建設された直後に豪雨が発生し、その時のダム運転がどれだけ減災に役立ったか定量的に計測、アピールされている点です。
具体的には湯西川ダムが2012年に竣工・運用された3年後、関東・東北豪雨が発生しました。鬼怒川流域の各所で観測史上最大の24時間雨量を記録するなど歴史的な豪雨でした。決壊した鬼怒川の堤防から流れ出た水で家の2階まで洪水が達し、屋根の上に避難した人々を救難ヘリで救助する映像が衝撃的だったあの洪水です。
大被害の発生を完全には防ぐことは出来ませんでしたが、ダムでの放流量調整で被害を減じることが出来ました。勿論、ダム建設の意義をアピールしたい国土交通省の思惑はあるとしても、ダム建設に意義があったことがよく分かります。
それぞれのダムの位置関係は前述の通り男鹿川上流から湯西川ダム→五十里ダム、鬼怒川上流から川俣ダム→川治ダムです。男鹿川はは川治温泉周辺で鬼怒川に合流します。
このため五十里ダム、川治ダムの放流量を以下に調整できるかが洪水時には重要です。川俣ダムー川治ダムを見ると9日に流入量の最初のピークがあり、両ダムとも洪水操作を行って流量カットしていることが分かります。(グラフの紫色が流量カット分)
川治ダムと湯西川ダム→五十里ダムでは10日早朝から午前中にかけて流入ピークがあり降雨が続いたことが分かります。川俣ダムは10日には流入ピークを過ぎていたために全量流量カットし川治ダムの水位上昇を抑えています。(川俣ダムのグラフの黄色部分)
4ダムによる懸命な洪水調整が行われましたが10日11:00頃に鬼怒川が決壊してしまいます。この時点で川治ダム、五十里ダムともに流入量ピークは過ぎていましたがこれまでの貯留でダム水位に余裕がある状況ではありませんでした。しかし、10日午後から11日にかけて下流の洪水被害を最小化するためにギリギリの運転を行って放流量をカットしています。川治ダム、五十里ダムは洪水時最高水位に対して2m以下という本当のぎりぎりまで容量を使っていることが分かります。
なお、湯西川ダムは10日11:00の鬼怒川決壊後も均一な放流を行っていますがこれは洪水吐にゲートがなく自然放流式であることが原因と思われます。もしかすると、ダムの設計者は「ゲートつけとけばよかった」と思ったかも。
このように4ダムの懸命な洪水調整で減災が図られました。とはいえ、この豪雨による被害は小さいものではなかったことを考えると李佩成 氏の詩の「人力天に勝つべし」は些か僭越に過ぎる感が否めません。やはり自然に対して人は謙虚であるべきだというのが管理人の意見です。
与島PAに降りてNC750Sを駐輪。ほぼ同時に到着した若者とあいさつ。福岡から来たという話から大学の学部まで一緒だったことが分かり思わぬところで後輩に出会いました。ちょっと驚き。もしこのブログ見てたらコメントもらえると嬉しいな。
という訳で、瀬戸大橋を眺められる築山に向かう途中にある北備讃瀬戸大橋のケーブルの模型。模型と言っても実物の予備と思われ寸法材料共に実物同様とのこと。横に人影があるので大きさが分かると思いますが、ケーブルの直径が丁度1mです。あれだけ巨大な橋を支えているケーブル、やっぱり太いと見るか意外と細いとみるか人によって意見が分かれそうです。
一部が与島を跨ぐ北備讃瀬戸大橋の与島側主塔です。高さ175mです。本州側から見ると瀬戸大橋は全体的に南備讃瀬戸大橋の最高到達点に向かって登ってそこから四国に下る形になっています。また2階建ての橋の上に自動車道、下が鉄道が通っています。
与島PAの展望築山から四国側を望みます。手前から北備讃瀬戸大橋の四国側主塔、4Aアンカレイジ、南備讃瀬戸大橋の本州側主塔(194m)、四国側主塔(186m)、7Aアンカレイジ。
対岸、左側は番の州臨海工業団地(コンビナート)。橋を挟んで右側手前に番の州高架橋。その奥、左側やや低い山が角山、右側高く見えているのが飯野山(通称 讃岐富士)。手前のやや低く見えているのが聖通寺山です。
展望築山から本州側を見ると与島高架橋と与島ICが見えます。与島高架橋はPC橋なので主塔はありません。与島ICのカーブしながら降りてくる道路の様子が面白いですね。その左奥に岩黒島橋の主塔上部が見えています。
一つつながりの橋ですがそれぞれの場所で個性があります。
瀬戸大橋の特徴は世界一長い鉄道道路併用橋であることです。なので与島PAで散策している最中にも時々列車が通過します。上の写真は左から右へ通過中なのですが角度的に少し見にくいですね。
瀬戸大橋は鉄道路線「本四備讃線」に含まれていてこの区間は複線で全線電化されています。ただ、四国内は電化されていない区間(の方)が多くそれらの区間から直通する気動車の特急列車が通過します。
そろそろ与島PAを出発して高知へ。残りは100km強、もう少しです。
到着時のメーターは上の写真の通り。平均燃費38.3km/lは流石です。淡路島経由よりもアップダウンが少ないせいか燃費が少しよくなっています。
これで東京ー高知の帰省ツーリング編終了。次回は過去にさかのぼって記事化出来ていなかったツーリングを紹介します。
国道299号線は古谷ダムを過ぎたあたりから道幅も狭く、タイトなカーブが多くなります。十国峠の展望台はこの時期は木々の葉に囲まれてあまり見晴らしが…と思われたのでパス。
しばらく林道雰囲気の道が続きます。とはいえ、舗装はきれいですし崩れている場所などはなく「酷道」というほどではないと感じました。
塩沢ダムは群馬県営の中規模な重力式コンクリートダムです。目的はFNW。県道46号線沿いにあります。書き忘れていましたが十国峠は長野ー群馬県境で分水嶺でもあります。長野県側は信濃川水系、群馬県側は神流川水系(下流に下久保ダム、神水ダム)になります。
国道299号線側からアプローチするとダムの堤体入り口の少し先に駐車場とダムカード撮影設備?があります。塩沢ダムの堤体を上流側から撮影することになります。ゲート操作室の建物のデザインが独特です。また少し汚れていますが、奥に「こいのぼり」「どんどん焼き」「鮎の里祭り」などを盛り込み「夢と郷愁を清き流れに感じて」と題された稲川庫太郎さん寄贈の壁画が見えています。
塩沢ダムの上流は親水公園として整備されているようです。勿論大雨が降って水位が上がった時には「浸水」公園になってしまいますが…。なお奥に見える橋は県道46号線で北上すると富岡に抜けるルートです。
山の木々の葉が多いこの時期、ダム堤体は道路から見ることが難しくなりますが塩沢ダムもその一つ。県道46号は木々に囲まれていて、視界が遮られていますが一か所だけチラッと堤体が見える場所を確認しておきました。そこから、邪魔になっている杉の枝を足で抑えて強引に撮影したのが上の写真。近くに見えますが200mm望遠での撮影です。
まあまあの写真を撮ろうとしていつもそこそこ苦労してます。
塩沢ダムのダム湖は「蛇神湖」です。最初「じゃしんこ」と勘違いしてなんとまあインパクトの強い名前だろうと思っていましたが正しくは「へびかみこ」です。まあどちらにしても強烈なインパクト。日本一ではなかろうかと思う次第。ちなみに親水公園の奥に見える橋は蛇神橋と名付けられています。
インパクトはともかく蛇や竜などが含まれる地名は古くから水害が多かった場所が多いと言われますが、塩沢ダムのある塩沢川も昔から水害が多かった…だから治水ダムとして塩沢ダムが建設されたのですね。
次回は奥多摩→小菅→城山ダム→城山湖修行のツーリングです。
山梨県営ダムは6基(深城ダム、荒川ダム、琴川ダム、広瀬ダム、塩川ダム、大門ダム)ありますが未取材だった塩川ダムと大門ダムにツーリングに行ってきました。経路は青梅街道→秋川街道→檜原街道→奥多摩周遊→大菩薩ライン→国道20号→県道23号で塩川ダム+みずがき湖へ。うん、東京から行くと遠いです。
奥多摩周遊道路を楽しんでその途中月夜見第一駐車場から奥多摩湖と小河内ダムを撮影。余水吐き前のテラス?の上まで水が来ていて以前より貯水率が高いことが分かります。梅雨ですしね。
そういえば、直接柳沢峠方面に向かおうとしたのですが、崩落があって青梅街道が途中で通行止めになっていました。小菅から県道18号で丹波山に抜けました。県道18号は急こう配、急カーブが多く慎重な運転が必要ですが、舗装状態は良くツーリングすると楽しい経路の一つです。
大菩薩ラインに抜けて柳沢峠。富士山の眺望が有名な峠ですがこの日はあいにく雲隠れ。とろろそばなど食べて腹ごしらえして少しタイミングをずらしましたがこの日は姿を見ることは出来ず。いつも絶景とはいきません。まあ、梅雨ですしね。
大菩薩ラインを下って国道20号線へ。直進して途中で県道23号に入ればOKなのですが、行き過ぎました。さらに雨が降ってきます。雨具を着るついでに地図を確認。国道20号が釜無川を渡る午頭島公園前でUターンして県道23号方面へ。この途中は方向感覚だけを頼りに移動したので経路不明。管理人得意技の迷子です。
道を迷っていると雨が上がり富士山が姿を現しました。最短距離で目的地に行く必要のないツーリングのだいご味でもありますね。
県道23号を北上すると塩川ダムに到着します。トンネルを抜けると直接ダムの天端というのは割と珍しいように思います。下久保ダムや白丸調整池ダムもトンネルを抜けていきますが、出口が天端という訳ではありません。ダムの施設のデザインが琴川ダムに似ているように思いました。
塩川ダムの堤体ゲートを正面から見える場所はダム直下の発電所からですが、立ち入りは平日の申込制です。残念ながら立ち入ることが出来ないので右岸で我慢。
山梨県営塩川ダムは堤高79mの重力式コンクリートダムで目的はFNAWPです。常用洪水吐のゲートが三門、非常用洪水吐は自然越流式になっていますが上の写真ではゲートが見えない。
塩川ダムを上流側から見るとゲート3門を確認できます。また上の写真左側に「遮水工」が見えています。この地域は火山噴出物で出来た台地(Wikipedia)で透水性が高いために遮水工を施工して水漏れを防いでいます。遮水工と言っても元の山体の1/3を堤体の一部にしてその上に遮水土とロックを積み上げた構造になっていて見た目はロックフィルダムですし、2/3は実質ロックフィルダムです。
途中道を間違ったせいで時間に余裕なく次の目的地大門ダムに向かいます。
久々に天候に恵まれた朝。少し早く起きてダムツーリングに出かけることにします。目的地は白丸調整池ダム→小河内ダム→琴川ダムです。
柳沢峠の公共駐車場奥、三窪高原入り口は完全な雪景色。敢えてNC750Sを前に停めて記念撮影。雪の量を見るとおよそバイクでツーリングする時期には見えませんが、実際には雪が残っているところを選んで撮影しています。
多くのところは雪は解けていて、特に道路上は雪が残っているところはなく、凍結もありませんでした。勿論、「万が一」に備えてかなり安全運転でした。
この日の最終目的地は琴川ダムですが、青梅街道(国道411号ー大菩薩ライン)を甲州市側に抜けた後、フルーツラインを経由する経路を選びました。フルーツラインのいつもの場所で記念撮影。真っ白な富士山とNC750Sです。フルーツラインの果樹園は桃の花が少し咲いている程度で、見ごろはこれからという感じでした。
フルーツラインから国道140号→県道219号を経由して琴川ダムに向かいましたが、意外と遠いです。初めての経路なのと交通量が少なく物寂しいのとが相まって余計に遠く感じました。その上、更に寒いです。それもそのはず琴川ダムは日本で最も海抜が高い(ダム天端1464m)多目的ダムなのです。(揚水発電のダム湖を含めると南相木ダム(外部サイト)や上日川ダムの方が高い)
琴川ダムの目的はFNWPです。かなり新しい中型の重力式コンクリートダムで、クレストゲートはなく自然越流式になっているのが最近のダム(宮ケ瀬ダム、保台ダム)らしい特徴です。奥に展望台が見えていますが残念ながら2022年4月時点では入り口にロープが張られて立ち入り禁止でした。
琴川ダムのダム湖は乙女湖と名付けられています。ロマンティックな名前ですが、その名の由来は明治初頭から昭和50年代まで続いた水晶鉱山「乙女鉱山」の名前です。水晶ー乙女の関連かと思ったら、鉱山の最盛期には乙女も男性鉱夫に交じって鉱石を運んでいたとか…黒くなってきたな。
琴川ダムの天端から下流側を望むと大菩薩嶺方向です。写真奥の山は左から高芝山、奥に少しとがっているのが大菩薩嶺、更に奥黒い長い稜線が小金沢山と思われます。(ちょっと自信ない。)正しければ小金沢山の手前には上日川ダムがあるはずです。
絶景を楽しんだ後は記念撮影して帰途につきます。なお、琴川ダム「寒い」です。標高が1500m近くあるのに加え15:00を過ぎて日が陰ってくるとひんやりを通り越して「寒かった」。乙女湖の周囲には「氷に登らないでください」の立て看板があり厳冬期は結氷することが分かりました。実際、この付近寒い時は氷点下20度を記録するとか…。冷凍庫の中です。
帰りは、国道140号まで県道219号を戻り、フルーツライン経由で中央自動車道勝沼ICへ。都心方面、渋滞を覚悟していましたが大きな渋滞なく順調に帰りました。寒いところをあちこち歩いたせいか身体が冷えました。4月はまだまだ油断が出来ませんね。
次回は、奥多摩だったのですがカメラにSDメモリが入っていなく…。スマホカメラの写真で行くか一回飛ばして葛西臨海公園か?あれ後者はダムじゃないな。では、お楽しみに。
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