大室山はスコリア丘

大室山の火口跡(2020年12月)
大室山の火口跡(2020年12月)

大室山は火口跡に比較的粘度の高い溶岩や噴出物がたまってできた「スコリア丘」と呼ばれる地形の典型です。スコリア丘は粘度が高いものが堆積してできているので急斜面の小規模な山体が特徴です。富士山は成層火山で山すそがなだらかなのが対照的。

火口に降りる斜面に浅間神社があり、火口そのものは現在アーチェリー場になっています。料金を支払えば体験できるようです。アーチェリー場といえば学生の頃、テニスコートの横がアーチェリー場で体育会アーチェリー部が独特の声掛けをしながら練習していたのを思い出します。

改めて富士山方向を望む

大室山から富士山方向を望む(2020年12月)
大室山から富士山方向を望む(2020年12月)

手前に乗ってきたリフトが見えています。奥の左から、ほとんど雲に隠れていますが左から南アルプス、富士山。さらに右に目立つのが丹沢山地。更に右側に見える半島は真鶴半島。写真に入りきっていませんが、更に右には三浦半島もうっすらと見えていました。こうやって見ると、平野部は晴れ、山間部は雲に覆われていて典型的な太平洋側の冬の天気です。

小室山もスコリア丘

大室山から小室山を望む(2020年12月)
大室山から小室山を望む(2020年12月)

小室山方面を望みます。少しわかりにくいですが写真中央の盛り上がった部分が小室山。大室山と同じくスコリア丘ですが、大室山のようにススキの単一植生という訳ではありません。小室山公園に併設されたつばき園は日本でも有数の規模を誇る名園です。

明日も大室山で撮影した写真を掲載します。