ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

投稿者: seasons-japan-admin (37ページ目 (40ページ中))

奥多摩湖畔のカラスアゲハ

奥多摩湖畔のカラスアゲハ
多摩湖畔のカラスアゲハ(9月中旬撮影)

大菩薩嶺周りの林道の植物をしばらく紹介してきたので、少し趣を変えて昆虫の写真を公開。今年の9月中旬に奥多摩湖畔で撮影したカラスアゲハ(と思う)の写真です。全国的に分布し珍しい種類ではないようですが、羽のデザインの個体差地域差が大きいそうです。

野の花で 最期の蜜か 烏揚羽

この時は花から花へ忙しく蜜を吸いに回っているところでした。おそらく産卵期を迎えて最後の腹ごしらえでしょう。産卵後は親は死んでしまい、子は蛹で越冬。一般的に蝶の幼虫は農作物の葉を食害し、大型の蝶の蛹が食べる量はかなりなものですから、農家には嫌われます。が、Wikipediaによると「栽培種のミカンなどは好まない」とあってへーって思いました。

ちなみにこの日のツーリング、この後は大菩薩ラインを通ってフルーツラインから20号。20号側から大菩薩湖に向かうつもりでしたが入り口を見落としたので甲斐大和の道の駅でシャインマスカットを買って大月から中央道で帰りました。

奥多摩湖畔のカラスアゲハ
奥多摩湖畔のカラスアゲハ
奥多摩湖畔のカラスアゲハ
奥多摩湖畔のカラスアゲハ

大菩薩嶺の麓 ナギナタコウジュ

ナギナタコウジュー大菩薩嶺林道
シソ科らしい葉と花の付き方が特徴的です。

大菩薩嶺の麓の林道ツーリングシリーズが続きます。秋に開花する花々が咲いていましたがこれはその一つ「ナギナタコウジュ」(と思う)。シソ科らしい葉と花の付き方が特徴的な野草です。林道沿いには様々な野草の花が咲いていて目移りしながら、でもよそ見にならないように注意してのツーリングでした。

ナギナタは確かにそんな感じの形なので分かりましたが「コウジュ」の意味が分かりませんでしたので調べました。「香薷」と書いてコウジュでシソ科全般を指すこともありますが、特にこのナギナタコウジュを指すことが多いようです。全草を乾燥させたものに薬効があるとされていてWikipediaには「薬効は、利尿や、血行をよくして発汗を促進する作用があり…」との記載があります。

そういえばかぎけん花図鑑の今日の誕生花はサルビア。同じシソ科ですがずいぶん姿かたちが異なるのも面白いところです。

大菩薩嶺の麓 虎杖の花

虎杖と書いて「イタドリ」です。この歳になるまでイタドリに花が咲くことを知りませんでした。イタドリそのものは非常に身近に知っていて、特に管理人の出身地である高知県ではあく抜きして食用にします。昔は山野草としてその辺の山で採ってきていました。昨今ではスーパーマーケットで販売されることもあり、その辺のイタドリを採っていると怒られるケースもあるようです。まあ、それは当然で昔の方が鷹揚すぎでした。

ちなみにイタドリのお味は独特の歯ごたえが面白い食材で、炒め物などにして食べます。都心でも道端に時々生えていますが、大きくないと食べるところがないのでその辺のは食用には向きません。山に生えている「太っとい」のが食べるのには向きます。

大菩薩嶺の麓 林道のススキ

この日のツーリングは奥多摩周遊→大菩薩ライン→フルーツライン→大菩薩嶺に向かう林道の経路でした。奥多摩周遊を上るにつれて涼しくなり、大菩薩ラインを上ると少し肌寒いくらい。大菩薩ラインを一気に下ると汗ばむ陽気。林道に入って登りに上ると秋の気配。

大菩薩湖に向かう途中の林道で撮影したススキ。つい先日まで残暑が続いていた都内とは異なって大菩薩嶺の麓は秋が始まっていました。このあたりの標高は1000m前後。一般的に100m上ると0.6℃気温が下がるとされていますから、平地と比べると6℃程度気温は低いはず。もちろん秋の訪れも早いのでしょう。

大菩薩嶺の麓で林業の現場に出会う

大菩薩嶺の麓を走る林道で林業の現場に出会いました。写真は奥の山で切り出された木材をケーブルで吊ってウィンチで引っ張って手前の積み出し場まで持ってきている様子です。吊り下げられた木材が山の斜面をズルズルと削るので木材が通過する下の斜面が奥から手前に獣道状になっているのが見て取れます。

木材の移動はこのように単純とはいえ機械で行っているとはいえ、奥の山では材木を切り倒している人がいるわけで…林道も通っていない場所に入って行って木を切り倒す作業の大変さが思い遣られる風景でした。

林道から大菩薩湖を望む(ツーリング)

ちょっと以前に行ったダムの話が続いたので、最近の写真を掲載します。

大菩薩嶺周りの林道から大菩薩湖向きを撮影した写真。大菩薩湖は上日川ダムによってできた人工湖です。

手前の保護布がまかれているのは最近植林されたミズナラです。人工林で植林されるのはヒノキやスギのような材木になる針葉樹のイメージが強かったのですが広葉樹も植林されているのですね。どんぐりのイメージが強いミズナラは材木としても利用されるそうです。育った後のどんぐりは近辺の鹿、イノシシ、サルなど最近害獣扱いされている山の生き物の食料になるのでしょう。

林道なので回りはよく手入れされた人工林でした。間伐作業も行われていてその写真もいずれアップしようと思いますが、感じたことは「林業大変だあ」です。

相模ダム、城山ダムを巡るソロツーリング(城山ダム編-2)

城山ダムは本当に多目的ダム

城山ダム下流側から全景
整備された展望台から城山ダムを望む

城山ダムは相模川の治水に加えて上水道、工業用水の利水、更に揚水式発電の下池としての津久井湖の維持など本当に多目的に利用されています。特に揚水式発電所の城山発電所は250,000kWの発電容量を持つかなり大規模なもので、神奈川県内の電力調整で大きな役割を果たしています。

様々な用途で使用されている津久井湖と城山ダムですが流入量自体が格別に多いわけではありません。また市街地にあり揚水式発電等で使用する水は上池と下池を行き来するだけで入れ替わらないため富栄養化が問題になることもあるようです。この時は雨の後でしたので水は濁っていましたがアオコの発生などはなさそうでした。

城山ダムは展望台も整備されていてダム堤体をよく観察でき、おすすめのダムスポットです。

続きます。

相模ダム、城山ダムを巡るソロツーリング(城山ダム編-1)

まとまったページを編集するのは大変になってきたので一日一枚でマメに更新する方針に変えます。

城山ダム(国道413号)
幹線道路が通過するダムは珍しいのでは?

さて深城ダムから国道412号、413号と乗り継ぐとまず津久井湖が見えてきます。津久井湖観光センターの駐車場に先が城山ダムですが、国道413号はダムの天端を通過しています。二瀬ダムや有馬ダムも自動車が天端を通行できる道路になっていますが、「幹線道路」がダム天端を通過しているのは珍しいと思われます。

これからマメに更新します。

相模ダム、城山ダムを巡るソロツーリング(相模ダム編)

相模湖、相模ダムの入り口は割と目立たない

国道20号線(いわゆる甲州街道)をずっと下っていくと相模湖と相模ダムはあります。が、意外と入口が目立たずうっかり見落とすと大月方面に通り過ぎます。この日はそれを意識しすぎて手前の県道517号線に入ってしまい、相模ダムには右岸側から到着しました。道を間違えると不安なものですがランドマークが確認できると安心です。

相模発電所の変電所
褐色に塗装された真空遮断機と白いガイシ

県道517号から向かうと相模湖より前に、相模ダムにある相模発電所の変電所が見えてきます。褐色に塗装されているのは変電所には欠かすことのできない真空遮断機。白いガイシとの対比が印象的です。相模発電所は比較的大きな水力発電所なので変電所もそれなりの規模です。

相模ダムの堤体を右岸から望む

相模ダムの堤体を右岸から
相模ダムの堤体を右岸から望みます

相模ダムの下流域は残念ながらダム堤体を正面から見るように整備されていません。最近設計されたダムでは上下流にダムを望む広場が整備されている(埼玉県 滝沢ダム浦山ダムや神奈川県 宮ヶ瀬ダム等)ことも多いですが、1930年代に計画され1947年に竣工したこのダムではそのような「気遣い」はありません。残念。

相模ダムと発電所

相模ダム堤体から下流を望む
相模発電所と変電所が良く見えます
相模ダム上流から堤体と変電所を望む
右側に発電用の利水ゲート(多分)があります

相模ダムの堤体から下流を見ると変電所と発電所が良く見えます。またダムの少し上流にある相模湖大橋からはダムの堤体と変電所を一望することが出来ます。ダムの奥に見えている道路は中央自動車道(E20)の高架です。

ダムには黒い歴史がある

相模ダムの慰霊碑
相模ダムの建設時には明らかになっているだけで83名の方が亡くなりました

相模ダムは神奈川県の重要な水道水源と工業地帯の電源として建設され、現在でも水道水源として神奈川県にはなくてはならないインフラの一つです。計画・建設されたのは1930~1940年代、折しも第2次世界大戦の時期で軍部が非常に力を持った時代でもありました。多くのダム建設でそうであるように、ダム湖に沈むことになる集落では激しい反対運動が起こりましたが、それに対して軍部が圧力をかけたこともあったようです。またそのような状況下で建設現場は過酷で明らかになっているだけで83名の方が亡くなりました。引き継がれてきたインフラの恩恵を受けている何気ない日常で考えさせられる歴史です。

はたはたと 人を悼むか 黒蜻蛉

相模ダムのハグロトンボ
黒蜻蛉はハグロトンボの標準和名を持つ黒い羽とゆったりとした飛び方が特徴的なトンボです

相模湖大橋から相模湖を望む

相模湖大橋から相模湖を望む
相模湖大橋から相模湖を望む

相模湖大橋から相模湖を望むと湖面と石老山が良く見えます。相模湖の本体?は写真右側の奥で観光、レジャーの中心スポット相模湖公園があるのですが、橋からは直接見ることが出来ません。左側に見えている橋は県道517号線。この後ここを通って城山ダムに向かいます。

相模ダムでNC750Sの記念撮影
相模ダムでNC750Sの記念撮影

城山ダムに向かいます。続きます。

小河内ダムと深城ダムを巡るツーリング(音が素晴らしい 深城ダム編)

小河内ダムから小菅村を通過して…

深城ダムとふかしろ湖
深城ダムとふかしろ湖です。どのダムも夏は降雨に備えて水位を下げていますがふかしろ湖も同じです。

国道139号の国境ではなく市と村の境にある長いトンネル松姫トンネルを抜けると「シオジの森ふかしろ湖周辺案内」の看板のある駐車場があります。そこから撮影したふかしろ湖と深城ダムです。

ダム堤頂手前で記念撮影

深城ダム堤体頂手前で記念撮影
ダム近辺には人っ子一人いませんでした。

ダム周辺を撮影する前にダム堤頂手前でNC750Sの記念撮影。ダムの周囲は交通量も少なく静かで放流?の水音が響いていました。これについては後述。

小河内ダムは駐車場もありそれなりの規模の資料館がありますが、深城ダムにはそういった付帯施設はありません。むしろふかしろ湖周りの公園や林道の方に人の気配がありました。

深城ダムの堤体頂から

深城ダムの利水放流ゲートと常用洪水吐
手前(上)が常用洪水吐、奥(下流)が利水放流ゲート。

深城ダムの堤体頂から下流を除くと常用洪水吐から放流中で利水放流ゲートからも放流がありました。利水放流ゲートからの放水は水力発電で使用された分で、青い屋根は発電所です。最大出力340kW…小型ですね。ダム近辺で使用する分を賄っているくらいでしょうか?発電所と言っても送電設備が見えませんから…。

滝の音を 緑に溶かすか 深城ダム

深城ダムの常用洪水吐と減勢工
この減勢工は音が素敵です。

深城ダムから国道139号を大月方面に少し歩くとダム全体を見渡すことのできる橋があります。そこから撮影したのが上の一枚。少し見にくいですが美しい音の原因は減勢工下流の人工の滝でした。常用洪水吐から放流された水がこの滝で美しい音を出していたのですね。他のダムでは見たことがありません。これが冬場なら滝全体が見えたのか…、放流がないのでただのコンクリートか…?

松姫峠は通行止めだった

通行止めの松姫峠
ほとんど廃道の雰囲気ですが…現在復旧しているそうです。

ダムだけではなく名所も周りたいので松姫峠を小菅村側から上ってみましたが頂上付近で通行止めになっていました。豪雨の影響で一部で土砂崩れがあったようです。この記事を書いている8月時点では復旧しているようですが…あと1年も放っておいたら廃道になるんじゃないかという風情でした。

ちなみにこの手前に奈良倉山に至る遊歩道の入り口がありますが、そこではカエルや虫の鳴き交わしが非常に美しく響いていました。今回のツーリングは音に恵まれました。

この後、大月に抜けて国道20号(甲州街道)、新小金井街道、青梅街道経由で帰宅しました。

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