ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: インプレッション(impressions) (8ページ目 (9ページ中))

NC750Sの重箱の隅をつつく様な細かいインプレッション

このページでは愛車ならではの左ハンドルとかメーターとかヘルメットホルダーとか、細か―いインプレッションをお届けします。NC750Sの全体的なインプレッションは下のページをご覧下さい。

ハンドル周り(左手)

NC750Sの左ハンドル
NC750Sの左ハンドル、スイッチ類の右側に見えているのはアクションカムのステーです

左ハンドル周りです。ハンドルユニットの一番左側にあるのがグリップヒーターのスイッチ。右に向けてライトのハイロー切り替え、ハザード。下に向かってクラクション、ウィンカー。ウィンカーとクラクションの位置が多くのバイクと反対でグリップヒーターを除いたユニットを採用したNC750Lを使っている教習所でも最初に「反対だから気を付けてねー」って言われます。普段乗っている人ほどウィンカーを出すときに「ピー」ってやっちゃいます。

またハイロー切り替えが結構大きくってちょっとした拍子にハイビームになることがあるのでちょっと注意です。私は手が小さいのでハザードを使うのがちょっと辛いです。あまり使う必要もないですが…。クラッチ、ブレーキ共に遊び量をハンドル側で調整できます。ブレーキレバーはレバー距離を調整することも出来て、この辺は細かいところですが気が利いてます。

メーター周り

NC750Sメーター周り
シンプルかつ分かりやすいですが色気はあまりありません

メーターはデジタルモニターです。機能的にはほぼ問題ありませんが、ABSやオイルのランプ類の横にある突起はデザインではなくボタンです。左側が表示切替など(オドメーター)、右側が長押しでTRIPのリセット(トリップメーター)です。他にも組み合わせて時間の設定やディスプレイの明るさ調整などが出来ます…、使ったことありません。管理者はそもそもアナログメーターの方が好きなのでこのメーターは残念。とは言え、最近は完全アナログの車種の方が少ないのです。

ヘルメットホルダー

ヘルメットホルダーを使ってみた
NC750Sの独特のヘルメットホルダー

NC750Sにはヘルメットホルダーが標準装備です。が…意外と気づきにくい上に割と独特な使い方をするのが個性的です。ヘルメットのDリングに専用のワイヤーループを通して片側をタンデムシートのハンドルの下を通して給油口後ろのフックに掛ける。この状態でタンデムシートを下せば鍵がかかっているので安心なホルダーです。

ヘルメットホルダーのワイヤー
工具袋に入っていて意外と気づきません

ヘルメットホルダーワイヤーです。よく見るとループの大きさが異なります。ヘルメットのDリングにまず通してから小さいループを大きいループに通します。その小さいループをヘルメットホルダーのフックに掛けてタンデムシートを閉じれば出来上がり。

慣れれば便利ですが、ヘルメットホルダーワイヤーを渡されて「これがヘルメットホルダーです」と言われてもかなり戸惑うと思います。が、使い慣れるとこれがなかなか使いやすい。NC750Sのラゲッジスペースにはヘルメットが入るのですが荷物を入れているときは入れ替えるのは面倒ですからね。NC750Sの全部入りぶりは大したものなのです。

マフラーカバーが意外と良い

NC750Sのマフラーカバー
マフラー周りのデザインは好みが分かれそうですが…

NC750Sのマフラーは右側の一本出しで、エンジンに近い部分は樹脂製のカバーがかかっています。このカバーは勿論装飾も兼ねていますが一番の機能は高温部の露出を減らすことです。当然高温の排気が通るのでマフラーは高温になるのですが、比較的温度の高い位置にカバーをする事でうっかり触って火傷するなどのことを防いでいます。火傷はしなくてもカバーをかけようとした時に意外な高温でカバーが溶けるケースがありますがその心配がほとんどありません。(最近のカバーは耐熱性が高くなっているので大抵は大丈夫ですけどね。)

結局、まあ良くできているなあと…

愛車である贔屓目であることは間違いないのですが、まあ製品として良くできてます。遠乗りするにも荷物スペースがありますし燃費はよい。ETCはついていて、寒い時期はグリップヒーターも標準装備。足として乗っても比較的低重心で取り回しが楽ですし、音も静かめで街中でも気になりません。でも何故か人気がありません。まあ、いっか。あと十年もすれば人気がなかったが良くできた往年の名車って言われると贔屓目管理人は思っています(ちょびっとね)。

NC750S (2020年1月3日)
2020年1月3日の愛車NC750S。奥は先行されていた方のCB750。よく考えると大型教習用のベース車先代と現役。CBシリーズも乗ってみたいなあ。

NC750Sの一番詳しいインプレッション

デザイン ★★★★    フロント周りがこなれてないかな
エンジン ★★★★   公道で必要十分(高速では+10~20ps欲しい)
ブレーキ ★★★    リアがちょっと…
使い勝手 ★★★★   ラゲッジ最高!給油場所と後部ラゲッジのフックに不満
コスト  ★★★★★  一日走り回っても燃料代1000円以下 素晴らしい
価格   ★★★★★  ABS, ETC, グリップヒーターついてます

愛車NC750Sの一番細かいインプレッションをお届けします。NC750SはHONDA有数の不人気車種ですが、そのバイクとしての魅力は決して他の車種に劣るものではありません。デザイン、走りに関する点、使い勝手、パッケージング、設計上興味深い点等細かくインプレします。

こちらもおすすめ 最新のブログ記事

NC750Sを右側からみる
この写真だけでもNC750Sの特徴が沢山みてとれます

NC750Sの全体像

数字で見て特徴的なのはやや長めの全長2,215mm。これは 大きめの27 ° というキャスター角が原因。またシート高790mmとかなり低めで中肉中背(169cm)短足の管理人でも両足がほぼ完全につきます。
ルックスは大きく前傾(62°)したエンジンが特徴的です。またフレームはダイアモンドですがメインフレームが低い位置に見えているのは好き嫌いが分かれるかもしれません。エンジンからリアサス、マフラー周りのデザインは良くまとまっていて好感が持てます。一方フロント周りはちょっと安っぽいかもしれません。

全体的に「低い」というのがルックス上の特徴でもありこれが走りにも影響します。

NC750Sエンジンインプレ

NC750Sシートエンジン周り
最近のバイクにしてはエンジンからリアサス周りが忙しい印象です

NC750Sのエンジンの特徴はホンダの自動車フィットのエンジンを二つ割にしたともいわれる水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒のエンジン。最大出力は54ps / 6,250という低回転仕様。勿論トルクも6.9 / 4,750とバイクのエンジンとは思えない低回転仕様。なおフィットの現行はDOHC化されているのでむしろNC750Sの方が自動車っぽいかもしれません。

最大出力は同クラスの他車と比べて圧倒的に小さく、NC750Sの人気のなさの一番の原因かと思われます。では、「遅い」かというとそうでもありません。ワインディングを常識的なスピードで走っている限りエンジン特性に不満を感じることはありません。カーブの多いワインディングではトルクの立ち上がり領域を使いたいのでトルクピークに出力ピークが近い特性が強みになります。

勿論出力不足が気になる場面もあります。新東名などで一部制限速度120km/h区間がありますが追い越しなどで加速する場合にはやや非力さを感じます。勿論実用上問題ないのですが、軽くひねれば加速して…という訳にはいかずちゃんと加速すれば応えてくれるという感じです。

音に関しては吸排気系の設計の妙か直列2気筒らしい力感を感じます。好みが分かれるところでしょうが、マフラーはやや大型感を出すためのセッティングでちょっと演出過剰な気もします。音そのものは低めで住宅街でも安心して乗れるのは良いところ。

NC750S ブレーキインプレ

NC750S フロントブレーキ周り
NC750S フロントブレーキはシングルディスクのABSです。

NC750Sは2018年11月以降、ABSが標準装備になっています。フロントブレーキはNISSINのシングルディスクですが性能に管理人は能力不足を感じたことはありません。フルスピードから目いっぱい減速するようなサーキット走行をする場面では車重を考えれば厳しいかもしれませんが公道では全く問題ありません。
ブレーキそのものの能力に対してABSの介入タイミングが思いがけず早い点がやや気になる点ではあります。2018年にABSの装着は義務付けられてまだ2年、NC750SのABSはまだ改善の余地があるように思います。

NC750S のリアブレーキ周り
NC750Sのリアブレーキはフロントディスクの内側から打ち出されたものだそうです

一方、リアブレーキはNISSINのシングルディスク。フロントブレーキのディスクの内側から打ち出されたものだそうですが…もう一回り能力が欲しいです。リアは管理人の乗り方もあまりよくないのかもしれませんが、中高速での「減速」はフロントしか当てにならない印象です。勿論低速域ではそれなりに効きます。

NC750S ラゲッジスペースインプレ

NC750s ラゲッジスペースの内部
NC750s ラゲッジスペースの内部には車載工具とETCユニットが入っています。

NC750Sといえばタンク位置のラゲッジスペースです。一般的に収納スペースを持たないバイクの中でこのスペースの存在は大きいです。乗車中はちょっとした荷物(カメラとか飲み物ペットボトルとか)を入れておいて、目的地ではヘルメットと荷物を入れ替えてアクティビティへ。大型のヘルメットは入りませんが、管理人のArai Quantum Jはちょうど入ります。

底の部分にETCユニットが納められています。毎回ETCカードを抜き差しするのは若干面倒です。閉めた時に固定するラチェット(写真左側の金具)の締りがあまりよくないレビューもあります。確かに納車当初そんな感じもありましたが、しばらくするとカチッと閉まるようになりました。コツはラチェット部に集中して体重を乗せてやる感じです。

タンクの形状をしていますが、この部分の素材は金属ではなく樹脂です。タンク上に磁石で止めるタイプのバッグは使えません。まあ、必要ないですけど。また位置的に熱がこもりやすいです。冬場に暖かいペットボトルコーヒーを入れるには良いのですが、冷たい飲み物はすぐにぬるくなります。食べ物系のお土産とかはいれない方が良いと思います。

色々書きましたがこのスペースはやはり圧倒的に便利です。

NC750S 給油位置のインプレッション

NC750S 給油位置
タンクが通常のタンク位置にないということは給油位置は…タンデムシートの下です

通常のタンクの位置がラゲッジになっているので給油はタンデムシートの下に移動しています。慣れていないガソリンスタンドの店員さんだとまず驚かれます。
話のタネとしては面白いのですがあまり便利とは言えません。タンデムシートに荷物を載せているときは一度おろす必要があります。また通常のタンクと違って奥行があまりないので給油する際に全開にするとガソリンが吹きこぼれる時があり、注意が必要です。

なおこのスペースの左側にヘルメットホルダーがあります。が…管理人はほとんど使ったことがありません。フロントのラゲッジスペースに収まりますからね。タンデムの時は便利です。

NC750S ラゲッジフックのインプレッション

NC750S タンデムグリップとラゲッジフック
NC750S タンデムグリップとラゲッジフック。ラゲッジフックは何故か1か所しかありません

リア周りではラゲッジフックの不便さが気になります。なぜか明示的にフックをかける場所が左右1か所しかありません。タンデムグリップに溝があってそこにひっかけられるのですが少し溝のサイズが中途半端です。
タンデムシート+グリップの幅が広いのでお土産程度の大きさの荷物を載せるには全く問題ありません。キャンプ道具とかは大判のツーリングネットでしっかり固定したいので少し困ると思います。

NC750S 技術者から見たインプレッション

NCの元となったのは、「市街地走行やツーリングなどの常用域で扱いやすい」「快適で味わい深く燃費性能に優れたミドルクラス」「求めやすい価格で提供」といった思想に重点をおいた『New Mid Concept』。このコンセプトの基、NC700シリーズがリリースされたのが2012年。それから 2014年に排気量を745ccに拡大したNC750シリーズがリリースされて今日に至ります。

前述の3つのコンセプトに対応したのがラゲッジボックスとOHC並列2気筒のエンジン(RC70E)です。ラゲッジボックスは「便利」である以上にこのバイクの設計と走りの特徴にも大きく影響しています。ラゲッジボックスを設置するためにフレームはメインフレームが大きく下側にずらされたダイアモンドでその下にずれた分をリアで大きく跳ね上がる形になっています。この形状はかなり複雑で強度設計には(現代では当然ですが)構造解析を入念に行っているものと思われます。

更にラゲッジボックスのスペースを確保するためエンジンを大きく前傾させています。このことはキャスター角の大きさの一因にもなっていると思われます。また燃料は通常の位置にはラゲッジボックスがありますからシート下に移動しています。この結果、非常に重心の低い車体となり、デザインこそネイキッドスポーツに寄せていますが走りの特徴としてはツアラーよりの安定感の強いものになっています。このバイクはNew Mid Conceptを技術的に突き詰めていった結果であり、ホンダからの新しいバイク像の提案なのです。

また求めやすい価格という点はそれを実現しておりホンダの技術者に拍手を送りたいと思います。

NC750S 不人気の理由

NC750Sが不人気の理由は「ブランドが確立する前に教習車にした」ことだと思います。NC750 シリーズの教習車仕様NC750Lは実はNCシリーズが745ccに排気量アップするきっかけになっています。

そして実際に大型二輪の教習車として多くの普通二輪の免許取得者に運転されることになります。大型二輪の教習者は過去のバイクブームで出力が自主規制される前の世代も多く、「大型の癖に…より非力じゃない?」という印象を持った人も多いと思います。実感した人もいれば、NC750Lについて調べてみて分かったという人もどちらもいるでしょう。勿論比べる対象によれば数字上もその通りです。

NC750LとNC750Sではエンジンのセッティングも違いますし、実際乗り比べるとかなり別物です。(特にギヤ比の違いや重心位置の違いは大きい)残念ながら「非力な教習車のバリエーションの一台」としてNC750Sが認知されているのが不人気の一番の理由だと思います。

また「便利」や「扱いやすい」、「燃費が良い」などの特徴は本来大きなメリットのはずなのですが、多くのライダーの「心をくすぐる魅力」ではなかったということも大きいでしょう。

NC750Sとヤマザクラ、三つ葉ツツジ
都内某所で撮影したNC750S。前傾したストロークの長いエンジンが特徴的。

NC750Sの魅力

「安心して遠乗りに出かけられてワインディングも楽しめる性能」です。バイクの本質的な楽しみである、風を感じながら全周囲の風景を楽しみながら走るを高い次元で実現します。

NC750Sの最高出力は排気量が1クラス下のCB400よりも低い値です。排気量を出力アップが主眼ではなく、明確に低回転側のトルク向上に使うのは自動車では高級セダン(クラウンとかセンチュリー)の手法でこれまでのバイクのパッケージングにはなかったやり方です。このことは「遠乗りが非常に楽」という特徴に結び付きます。遠乗りの際は一日中乗っていることも少なくないので「疲労」は「危険」に繋がりかねません。NC750Sの楽さは「安全、安心」につながります。

一方で走りが退屈というわけではありません。流石にSSや高性能機のようなハイペースは無理がありますが(何よりも管理人の腕では無理)、ワインディングでコーナーをほどほどに倒し込みながらクリアする感覚は十分に楽しいものです。非力と言われるエンジンも低回転域の出力は決して低くはありません。低速中心のワインディングを腕の良いライダーが乗ると最強なのではないかと思います。

車体価格が安いのはパッケージングの割り切りが主因です。低回転を指向したOHCエンジンは部品点数が少なく根本的にコスト的に優位でNOx発生量が少なく、音も低く小さめなので排気系のコストも下げられます。ブレーキも実を取って前後シングルディスク(前後を一枚のディスクから打ち出しているので本当にシングル)で割りきる一方、 海外の規制も関係していますが ABSを標準装備するなど安全には配慮しています。このパッケージングを「安物」と思えば選ばなければよいし、私は「上手い」と感じています。燃費も300km走って1回給油のペースなので一般道を中心に走る場合には1日走って最後に給油で十分間に合います。10lそこそこの給油量ですからガソリン代も知れています。

あちこち遠乗りする週末を本当に楽しくしてくれるのが愛機NC750Sの魅力です。

こちらもおすすめ 最新のブログ記事

外房ソロツーリング(NC750Sで)

あまり天気の良くない土曜日でしたが、東京~千葉~大網白里~勝浦~鴨川~鹿野山~木更津~アクアライン~環七経由でソロツーリングに行ってきました。

冬の白里海岸
冬の白里海岸 風景は素晴らしいものの人気は少なく寂しい感じがしました。

この日は高速道路を使わず千葉経由で鴨川に向かうつもりでしたが、「大網白里」という初めて見る魅力的な地名に惹かれて白里海岸を第一目標にしました。白里海岸は風の強い、冷たい曇天にもかかわらず素晴らしい風景でした。

美しい貝殻@冬の白里海岸
美しい貝殻@冬の白里海岸 白里海岸で足元を見ると美しい貝殻がたくさん落ちていました。砂と貝殻(の破片)の混じった砂浜でした。

九十九里浜の雰囲気は管理人の育った高知県にある大岐の浜を思い出させました。貝殻交じりの砂の砂浜が見渡す限り広がっている風景を前に初めての白里海岸でしたがいくらか懐かしい気がしました。

冬の御宿町中央海水浴場
冬の御宿町中央海水浴場 九十九里浜一帯は日本でも有数のサーフスポットです

白里海岸から少し走って大原を過ぎて岩和田の岬を回ると御宿町中央海水浴場があります。駐車場から海まで数十秒という好ロケーションで、冬にもかかわらず多くのサーファーが楽しんでいました。風景も素晴らしく、これで晴れていたら最高のツーリングロードだと感じました。

鹿野山山頂から房総スカイライン方面を望む
鹿野山山頂から房総スカイライン方面を望むとあまり高くない山が折り重なる独特の風景を望めます。

御宿で15:00。そろそろ帰りの経路を考えないといけません。結局、鴨川まで南下しそこから久留里経由でアクアラインを使うことにしました。ほんの少しだけ余裕があったので鹿野山のワインディングに寄っていくことにしました。
鹿野山の下りは県道163号を通りました。ここはやや狭いもののワインディングが楽しい経路ですが昨年の台風被害以降2020年2月の段階でも路面が一部荒れていたり、路肩が崩れています。注意しながら下って、アクアライン~環七の経路で帰宅しました。

NC750S@冬の白里海岸
NC750S@冬の白里海岸 こうやって見るとキャスター角は確かに大きいのが分かります。

今日のNC750S インプレッション

東京から千葉の一般道はいつも渋滞しています。COVID-19の影響で人出が少なく少しは走りやすいかと思いましたが国道357号は渋滞。信号も多く燃費も25km/l程度でインプレッションどころではありません。
千葉を超えると渋滞は解消。やや住宅地が多いものの順調に走って白里海岸まで。NC750Sはカウルやウィンドスクリーンはついていないので砂や雨模様の時は若干ヘルメットのバイザーに気を使う必要があります。
白里海岸は海岸の直前に駐車場があります。国道からそこまでは舗装されていますが、オフシーズンの今頃は一部砂に埋もれているところもあります。そういったところではNC750Sの低重心はやや不利で オフローダーのように意図的に滑らせる形ではなく砂にタイヤを取られる感じがありました。管理人の経験不足ももちろんあります。
白里海岸以降は順調に走り鹿野山の展望公園へ。その後はアクアライン~環七経由で自宅についたころには平均燃費は30km/lを超えていました。この点はNC750Sの絶対的なアドバンテージですね。

ジェットフォイルで伊豆大島へ

3連休は伊豆大島へ釣りと都立大島公園の椿祭りを楽しみに行ってきました。

都立大島公園椿園

釣りの記事は写真がないので割愛。帰る日の午前中から午後にかけては都立大島公園椿園で写真を撮影しました。この椿園は恐らく世界でも最高レベルの椿園で非常に多くの種類の椿が咲き誇っていました。 それぞれの画像をクリックすると、「写真の椿園」の詳細ページをご覧いただけます。

交通手段は東京竹芝桟橋から東海汽船の運行するジェットフォイル(水中翼船)。途中館山に寄港して120分で大島岡田港に到着します。乗り心地は抜群で多少の波は感じない上に「早い」というのは何よりの魅力です。

  • ジェットフォイル アイランド愛
    ジェットフォイル アイランド愛 時速80kmで航行する米国Boeingが開発したジェットフォイルBoeing929です。愛はBoeing社製ですが同型の新しい船は川崎重工製です。
  • 東京湾のガントリークレーン
    竹芝桟橋を出るとガントリークレーンが見送ってくれます。(見送っているのではなく働いているのですが…)
  • 館山港と館山城
    今回乗船の便は館山港寄港。館山城が見えていました。
  • ジェットフォイルから洲崎灯台
    館山港を出てすぐ、ジェットフォイルから洲崎灯台を見たところ。

伊豆大島内の移動はレンタカーです。釣りをする場合には伊豆大島の場合「釣り専用車」をレンタルします。今回のレンタカーはスズキエブリーバン。

スズキ エブリーバン( 1999–2005 )

スズキ エブリーバン インプレッション

実用第一の軽バンですからインプレといっても…。今回の車はタイヤが新しく一度スタック経験のある場所も問題ありませんでした。尤もこれは車のインプレではありませんね。
第一印象はNA657ccのエンジンのパワー不足。マニュアルだと良いかもしれませんがAT仕様。大人三人乗って、Dレンジのままチョットした坂道に差し掛かるとアクセルをべた踏みしないと加速しません。全体的に「ゆっくり」な伊豆大島でも後ろに迷惑にならないよう少し気を遣いました。
実用には問題ありませんでしたので十分とするべきでしょう。

奥多摩へ単独ツーリング(NC750Sで)

暖かい土曜日は路面凍結の心配が少ないので奥多摩の小河内ダム+奥多摩湖に単独ツーリングに行ってきました。

奥多摩湖と小河内ダム
この時期は山の落葉樹は葉が落ち風景のいろどりは春までお預けです

写真の様に山は木の葉が落ちていろどりがありません。一方でだからこその楽しみが「アニマルウォッチング」。奥多摩は鹿やニホンザルが多いようですがそれでも木が茂っている時期は見つけるのは困難です。上の写真の2つの塔の奥側の右に山が開けているスペースがありますが、そこには…。

奥多摩湖のニホンザル
奥多摩湖のニホンザル

これだけ近ければ木の葉が茂っていても見えそうなものですが、そのような時期は山の上にも食べ物があって見やすいところにはいないのだろうと想像しました。

奥多摩湖の慰霊碑
奥多摩湖の慰霊碑

奥多摩湖と小河内ダムはその建設に際しては87名の方が犠牲になり、1000世帯近くの移転を伴ったそうです。 現在、安定した東京の水がめの一つであり四季の行楽地でもあることは 先人への感謝に堪えません。

小河内ダムー水道局の皆さん
小河内ダムは東京都水道局が管理しています。ヘルメットの「東京都水道局」の文字がその証明です。

本日のNC750Sインプレッション
久々の奥多摩湖で道を間違えました。往復とも奥多摩周遊道路を使うつもりでしたが往路で都道5号から国道411号経由で奥多摩湖まで。
帰りは奥多摩周遊道路経由。楽しいワインディングが続き、暖かいので凍結の心配はないとはいえ速度控えめ安全運転。 コーナリング のきっかけはカーブ前の減速が終わりブレーキをリリースして重心が後輪に戻るタイミングで良かったんだっけ?と考えながら走りました。反射神経で運転できるほど若くはありません。
コーナーで切れ込む特性がないのは何故だろうと色々調べていると全長(2215mm)がCB1300(2200mm)より長いことに気づきました。NC750xと共通設計なのでこのような設定なのでしょう。全長長くて低重心といえばクルーザーですから、確かに「切れ込む」特性ではないことは頷けます。

NC750Sと奥多摩湖近辺
言われてみればホイールベースが長いかも。エンジンの前傾を大きくしたのも一因か?

城ケ崎海岸へツーリング(NC750S)

最近の休日はスキーやワカサギ釣りに自動車や新幹線で行っていたので久々のNC750Sでのツーリング。行き先は迷った末に、小室山公園椿園でツバキ撮影が良いかと思い環八→東名→小田原厚木→135号経由で伊東まで行ってきました。
この時期、熱海-梅まつり、河津-河津桜まつりと伊豆半島の各所でイベントが多く小田原厚木道路→西湘バイパスの小田原側出口石橋ICは大渋滞。私は石橋ICの手前で降りて渋滞を回避。熱海から網代を過ぎて川奈・富戸辺りまで走ると道路わきで満開の河津桜を楽しめました。途中で気が変わり目的地を城ケ崎海岸に変更。

この時期の伊豆半島は河津さくらが満開です。というか、少し散り加減でした。

城ケ崎海岸は「海岸」の名前からはイメージしにくい、ごつごつとした岩でできた磯場が続く独特の地形です。遊泳には向きません。案内看板は城ケ崎海岸の中心近くにあるいがいが根駐車場に設置されたもので、この駐車場から海岸に出るには10分程度山道を歩きます。海岸に出ると視界が開け目の前に伊豆大島を見ることが出来ます。

城ケ崎海岸の案内看板。ジオパークの認定がされてから新しい看板が整備されました。
伊豆大島が見えていました が少しかすみ気味でした
  • 河津桜
    河津桜は伊豆半島の河津を産地として1月下旬から2月にかけて咲く極早咲きの桜です。ソメイヨシノに比べるとピンクが濃いのが特徴です。
  • 梅(城ケ崎にて)
    梅も満開でした。
  • 太郎冠者(城ケ崎にて)
    太郎冠者はツバキの中でもメジャーな品種で「侘助」と呼ばれる椿の元となった品種です。
  • ヤブツバキ(城ケ崎)
    海岸近くの林に自生しているヤブツバキが綺麗な花をつけていました。

また、この時期は太郎冠者やヤブツバキなどが満開で美しい花を咲かせていました。梅、(河津)桜、椿を同時に鑑賞できるのはこの時期の伊豆半島の楽しみです。

NC750S(城ケ崎)
NC750S エンジン・シート下燃料タンク・リアの足回りがほぼ同じ高さに配置されているのがよくわかります。

今日のNC750Sインプレッション
3週間程度間が空いて久々にエンジンを掛けるときは少々不安もあったものの順調にエンジンスタート。排気の触媒が暖まるまでアイドリングの回転数が高いのもいつも通りですが、寒さのせいかいつもより余計に回転数が高い時間が長い印象。
しばらく走っているうちに手が冷たくなってきてグリップヒーターをつけ忘れていることに気づきました。エンジンを切るたびにOffになる仕様ですが切った時の状態に戻すの方が便利じゃないかと思うところです。
城ケ崎まで片道150km程度で変な渋滞さえなければ給油なしで往復できます。燃費の良さはこういう便利さにもつながります。
湯河原から真鶴に抜けるには真鶴道路、国道135号、県道740号の代表的な3ルートがあります。往路は無難に国道135号、復路は県道740号を選びました。県道740号は適度なワインディングの楽しいルートです。前輪の挙動を邪魔しないことをテーマに自分のペースで走って前後に他車がいない時間帯が多く久々に楽しめました。
往復の燃費は31km/l程度でした。

道の駅 芦ヶ久保ー秩父方面ツーリング (NC750Sで)

1月11日はバイクショップでNC750Sのオイル交換をした後、ショップスタッフ推薦の秩父方面にソロツーリングでした。時期的に凍結路が気になりましたが結果的に問題ありませんでした。
下のスライドは秩父に行く途中の国道299号線沿い、吾野渓谷の高麗川で撮影した写真です。高麗川のこの辺りは夏には自然の蛍が飛び交うらしいですが、勿論時期的時間的にも冬のこの時期にはいません。ただ、素晴らしく澄んだ川の水と川の匂いを含んだ空気は都会では味わえない贅沢です。

  • 吾野渓谷全景
    吾野渓谷は人里に近い小さな渓谷でした。右側に見えているのが国道299号線。
  • 高麗川をバックにNC750S
    蛍生息地と書かれた看板がある吾野渓谷で高麗川をバックにNC750S.
  • 高麗川の水
    蛍生息地の高麗川はとても澄んでいました。台風以降はあまり雨が降っていないので岩には苔がついています。
  • 高麗川の水しぶき
    荒川水系の高麗川上流の吾野渓谷で撮影。

吾野渓谷から少し走ると道の駅 芦ヶ久保に到着します。多くのツーリング客が休憩中で、私の隣にはAfrican Twin 1100とNC750Xが駐輪していました。秩父まで行く予定でしたが、帰りに青梅秩父線に周ることにしたのでここで引き返すべくお土産を購入。

  • 道の駅芦ヶ久保メインの建物
    道の駅芦ヶ久保メインの建物です。この中でお土産やお弁当が販売されています。
  • 道の駅芦ヶ久保全景
    道の駅芦ヶ久保の全景です。この日はまずまずの好天に恵まれました。
  • 購入したお土産を乗せたNC750S
    購入したお土産を乗せたNC750Sです。荷造り中なのでフロントのラゲッジスペースも開けています。少し異形のルックス?
  • 道の駅芦ヶ久保のお土産
    道の駅芦ヶ久保のお土産です。こんにゃくと大根と芋がら(芋茎)。

本日のNC750Sインプレッション
前回の交換から2000km走行でオイル交換。かなり早めですが、乗り始めて日が浅くどのくらいで交換するかの目安が欲しかったのでショップにお願いした。結果的には3000~4000kmに一回で大丈夫そうでした。
帰りは青梅秩父線(県道53号)を青梅方面に向かうルートを選択。交通量もすくなく様々なタイプのコーナーがあってワインディングとして楽しめるルートです。ごく一部ガードレールのないタイトコーナーがあり、ビビりな私はビビりながら通過しました。凍結も心配しましたが、杞憂に終わり安心して走れました。
NC750SはコーナーでSSのようにバイク自体が鋭く切れ込むという特性ではなく、重心移動に従って向きを変える特性なのでタイトなコーナーはちゃんと「曲がるっ」と伝えるライディングが必要で、これはこれで楽しい。
この日は、環七→川越街道→国道299号→道の駅芦ヶ久保 →国道299号→青梅秩父線(県道53号)→新青梅街道→青梅街道。走行距離約150kmで燃費は28km/l程度でした。川越街道の渋滞があったので良い燃費と言えるでしょう。

房総半島明鐘岬~洲崎灯台(NC750Sで)

2020年最初の単独ツーリングは愛車NC750Sで房総半島金谷の明鐘岬を経由して房総半島先端の洲崎灯台とその近辺を周ってきました。この時期、空気が澄んでいれば房総半島からは富士山がよく見えるのですが…。

明鐘岬から富士山方向を望む、薄っすらと富士山が見えています。手前の海に粒の様に見えるのは渡り鳥の一群。この時期ならではです。

洲崎灯台は房総半島のほぼ先端にあり東京湾の入口の航行を守る重要な灯台です。30秒ごとに白1回、赤1回光り、光の届く距離は34キロメートルとのことです。これは光の強さの問題ではなく水面から灯台の灯火の高さが理由で、34キロメートル以上離れると水平線の下になるようです。灯台の脇には洲崎帝釈天が祀られています。

  • 洲崎灯台入口
    洲乃崎燈臺の旧字体表示が歴史を感じさせます
  • 洲崎灯台全景
    洲崎灯台の全景です。重要な灯台にしては比較的小型なのが印象的です。
  • 洲崎灯台から内房を望む
    洲崎灯台から内房を望むと、手前側が鋸山、奥の左側に富津岬が見えます。この日は少しかすみ加減だったのが残念です。
  • 洲崎帝釈天
    洲崎灯台の裏側には洲崎帝釈天が祀られていました。小さな祠ですが手入れが行き届き線香の香りがほのかに漂っていました。寅さんのポスターは御愛嬌。

洲崎灯台近辺を少し歩いてみました。海が自然にあって例えば米を田んぼで畑で野菜を育てて収穫するように、海からの収穫で生活が成り立つ様子が思い遣られました。なお灯台近辺の駐車場は個人宅の一角を2時間200円で貸し出しているところが多く、私もそのようなところに駐車しました。個人宅なので写真は掲載しませんでしたが、近所の多くで屋根にブルーシートが張られていました。台風の爪痕は未だに残っていますが、早期の復旧を心よりお祈りします。

  • 天草を干す
    洲崎灯台の近所のお宅では天草を干していました。天草は寒天の原料であんみつの寒天や心太の原料となる重要な海産物です。
  • 洲崎のやぶつばき
    伊豆半島に比べると房総半島はヤブツバキの自生が少ない印象ですが、洲崎近くではよく見かけました。寒さには比較的弱いので暖かい南部に自生が多くなるのは首肯できます。
  • フノリを干す風景(洲崎)
    洲崎灯台から海岸線へ降りていくと小さな港に行き当たりました。そこでは冬に美味しい(春は大きくなりすぎて硬い)フノリが水揚げされ干されていました。船の奥に敷き詰められている赤紫のがフノリです。心打たれる風景でした。

この日のNC750Sインプレッションと道のり
この日も特に問題なくフロントタンク位置の21Lのラゲッジスペースにカメラとレンズ3本を収納して出発。気温が低いのでオイル?触媒?が温まるまでアイドリングの回転数が高いので少し注意。正月3日というのに行きも帰りも渋滞が多かった。特に帰りの京葉道路は事故も多く結局一般道に戻った。にもかかわらず、走行距離280kmで給油量9.1l。流石の燃費。
この日はワインディング的なところは通過できなかったのでその点つまらないインプレッションで申し訳ありません。

NC750S (2020年1月3日)
2020年1月3日の愛車NC750S。奥は先行されていた方のCB750。よく考えると大型教習用のベース車先代と現役。CBシリーズも乗ってみたいなあ。

霞ヶ浦(道の駅 たまつくり)ツーリング (NC750Sで)

関東地方の東部にあまり出かけたことがなかったので、日本で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」に単独ツーリング。東京から国道6号線を走るルートを選択。途中で筑波山が見えましたが意外と遠く、寄ることは出来ませんでした。
霞ヶ浦は国道354号で霞ヶ浦大橋を渡るルート。霞ヶ浦大橋の手前の堤防道路で素晴らしい景色を撮影した後、橋を渡り「道の駅たまつくり」で休憩。ご当地バーガー「鯉パックン」を遅い昼食にして帰途につきました。

  • 霞ヶ浦大橋を堤防より望む
    霞ヶ浦には一か所だけ横断する橋がかけられておりそれが霞ヶ浦大橋です。
  • 霞ヶ浦から筑波山を望む
    霞ヶ浦から北西方向に筑波山が望めます。筑波山頂上と女体山頂上が特徴的です。
  • 田んぼとNC750S
    写真撮影のために農道を堤防の突き当りまで走り、その場所で止めていました。
  • ノスタルジック霞ヶ浦
    霞ヶ浦の観光地としてのシーズンは本来夏。冬のこの時期は観光ボートも陸揚げしてお休みです。

霞ヶ浦は日本一の淡水漁業の水揚げ量を誇ります。鯉パックンもその恩恵を活かした製品ですが、水辺の動物たちにとっても霞ヶ浦が豊かであることを意味しています。数羽のダイサギが刈り取り後の田んぼを歩いたり、電柱の上で休んでいました。冬に日本にわたってくるダイサギは比較的よく見る野鳥ですが、周りは人ばかりという東京に普段いる私には比較的大型のダイサギが身近で飛んだり餌を採ったりする姿は印象的でした。

  • ダイサギ着陸直前 霞ヶ浦にて
    ダイサギが電柱のてっぺんに着陸する寸前です。結構なスピードで飛んできて、狭いてっぺんにちゃんと止まる姿に感心しました。
  • テントウムシと幼虫の喧嘩
    この寒い時期にテントウムシと蝶の幼虫が大菜の葉の上でもめてました。
  • 鯉パックン
    鯉パックンは鯉のスライスした身を衣をつけて揚げたものをパティにしたご当地バーガーです。味付けがちょっと濃いかなと思いましたが美味です。
  • 霞ヶ浦の南側を望む
    この日は比較的空気が澄んでいたので約8km先の対岸が見えています。

今日のNC750Sインプレッション
2019年最後のツーリングもNC750Sは快調。気温が低くオイルの粘度がマッチしているのか、前に比べてエンジン回りがスムーズな気がします。国道6号線は渋滞気味でHONDA Cross CUB110としばし並走。国道354号に入ると交通量がぐっと減りゆったりと走りを楽しめました。一般道だと6速を使うことはほとんどなく4速-5速で2500rpm~3500rpmでのんびり走った時のエキゾーストノイズがお気に入りです。
帰りは暗くなる前に帰るため千代田石岡ICから常磐道で東京方面に向かい首都高速環状2号線(C2)経由で帰宅。高速では6速 3000rpm~3500rpmで走れる区間もあり、この領域がNC750Sの一番ご機嫌な領域であることを再確認しました。
国道6号線の渋滞があったにもかかわらず燃費は30km/lを超えていました。

明鐘岬ツーリング ( MT-25 2018)

この日はYamaha MT-25(2018年式)をレンタルして中古バイクショップで実物を見に行くことに。実車を前にして心躍るもどうしてもこれといった一台に巡り合わない。決め手に欠けたまま来る途中でチェックしていた桜井ホンダピアに寄る。中古、新車合わせていろいろ話しているうちに結局NC750Sを購入することに決定。
「衝動買いしてしまった」の私のコメントにショップオーナー曰く「バイクなんていつも衝動買いでしょ」。全くその通りだと首肯し、手続きをしてレンタルのMT-25で土地勘のある明鐘岬にツーリングに出発。

明鐘岬ではGSX250R, RGV 250 Γ, GROMの3人の若者に遭遇。少しツーリング談義をして彼らは帰っていきました。GROMがいたとのことで高速ではなく一般道で東京西部まで帰ると言っていた彼らを真似て私も一般道経由で帰りましたが、千葉→西船橋は信じられない混雑。二度とこの時間にこの辺りは走るまいと心に決めて帰りました。

  • MT-25 明鐘岬にて
    後ろに見えているのは若者3人組のRGV250Γ、GSX250R, GROM。
  • 明鐘岬 - 釣りのポイント
    明鐘岬したの地磯は釣りのポイントでもあります。地磯側は水深がなくロマンがないとのコメントもありますが…。
  • 明鐘岬から遠景
    冬の空気が澄んだ時期には富士山が見えます。10月ではまだちょっと早かった。

MT-25(2018 インプレッション
まず素直にデザインが良い。往年のヤマハのレモンイエローに比べると更に蛍光よりのイエローですがポイントを押さえた配色が効果的です。250なので足つきも問題なく168cm 短足の私でも両足べったりです。勿論取り回しも軽い。
エンジンは並列2気筒なのでやや低速側のイメージがありましたがそんなことありません。やっぱりヤマハです。4000rpm以下はトルクが薄く、街乗りでも4000-6000rpmが常用範囲の印象。低回転側のトルクが薄いとはいえ、回転の立ち上がりが早いので使いにくさは殆ど感じることはありません。
高速道路では6速7000rpm辺りを使うことが多くなります。この領域だとまだまだ回りますからもたつくことはありません。が、高速を長距離巡行するのは正直しんどいかなとも感じました。セッティングから見ても長距離よりワインディングを回しながら走るのが楽しい一台だと思います。なのにこの日はワインディングは時間の都合で行くことが出来ませんでした。
大渋滞につかまり燃費は参考になりませんが20km/lを切っていました。

« Older posts Newer posts »