ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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野島崎のハマナデシコ(南房総ツーリング4)

ハマナデシコ全草(野島埼)
この個体はあまり上に伸びないうちに花が満開になった感じです

野島埼は南房総国定公園として整備されており、遊歩道が整備されています。夏の時期には浜の植物が開花して可憐な姿を見ることが出来ます。ハマナデシコは日本の海岸では比較的ありふれた花らしいですが旅先でみると可憐さに磨きがかかって見えます。

ハマナデシコの花(野島埼)
ハマナデシコは白~紅色があるとWikipediaには記載されていますがこの個体は薄紫

ハマナデシコはその名の通り分類上もナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属です。大和撫子というとなんとなく物静かな容姿端麗の和風美女を連想しますが、夏の日差しの中、咲いている姿は力強さを感じさせました。

野島崎から伊豆大島を望む(夏の南房ツーリング3)

野島埼から伊豆大島まで50km弱です

平和の愛鍵の奥に厳島神社の本殿があります。お参りしてから海側に歩いていくと太平洋の広大な風景が広がります。南西方向を見ると伊豆大島がはっきりと見えます。野島埼から伊豆大島まで50km弱ですから晴れてさえいればよく見えます。

この写真を撮ったのは灯台に向かう途中の歩道ですが、そのまま海に降りていくこともできます。海に降りていく歩道の脇にはヤシが植えられていてやや南国雰囲気を醸し出しています。ヤシは「熱帯」のイメージですが種類によって耐寒温度は-6℃程度とある程度の寒さには耐えるようです。寒さに強いわけではありませんが、関東地方でも温暖な南房ではここまで冷え込むことはまずなく、その気候を利用してヤシを専門に扱う造園業者さんがあるようです。

野島崎、厳島神社の平和の愛鍵(夏の南房ツーリング2)

平和の愛鍵
一見卑猥で、よく見ると面白い。もっと見ると考えさせられる。

野島埼の入り口から灯台に向かって歩いていくと、階段があり上ったところが厳島神社。広島の厳島神社が有名ですが、祭神が同じだったり、海の安全を祈るというご利益を共通にする同名の神社は全国にあります。その一つが野島埼にもありますが、その参道脇に祭られた「平和の愛鍵」。

直接的に形を模した愛鍵と鍵を差し込む戸を暗喩したシャコ貝の殻。一見、卑猥ですが右側の「平和の愛鍵」の件を読むとなかなか面白い。面白すぎて写真はハレーションを起こしている…訳ではないのですが。

しかし更に読み込むと考えさせられる文句です。特に後半

縫い目あれどもほころびもせず
玉があれどうてもせず
天を仰ぐこともなし
は戦争の多かった1900年代前半の日本の状況を考えると「平和の愛鍵」の名に込めた願いの正体が分かるような気がします。

野島埼灯台(夏の南房ツーリング)

国道410号線から野島崎灯台を望む
NC750Sの前に止まっているのはXJR1300

今日は2020年10月10日。数字の並びが特徴的ですが残念ながら台風14号の影響で天気も悪くツーリングは断念。肌寒い曇天で滅入りそうなのでこの数日は夏場のツーリングから写真紹介します。

NC750Sと野島埼灯台。野島埼は関東地方の最南端として有名です。地図で見ると確かに少しだけ周囲より南に張り出しています。元々は現在灯台のある位置が小島で陸側と小島がつながった陸繋島のようにも見えますがその辺りは不詳です。

この日は日差しがきつく、ツーリングにはちょっと辛い日でしたが、渋滞はなく少なくないツーリングを楽しむ人たちに会いました。NC750Sの前に止まっているのはYAMAHA XJR1300. ヘルメットが二つかかっているところを見るとタンデムツーリングのよう。ノーコメント。

ここにNC750Sを停めて、神社参拝(厳島神社)、灯台見学、風景観光などなど楽しんだ写真をこの先数日掲載します。