古谷ダムから塩沢ダムまで

国道299号線は古谷ダムを過ぎたあたりから道幅も狭く、タイトなカーブが多くなります。十国峠の展望台はこの時期は木々の葉に囲まれてあまり見晴らしが…と思われたのでパス。

しばらく林道雰囲気の道が続きます。とはいえ、舗装はきれいですし崩れている場所などはなく「酷道」というほどではないと感じました。

塩沢ダムに到着

塩沢ダムに到着(2022年7月)
塩沢ダムに到着(2022年7月)

塩沢ダムは群馬県営の中規模な重力式コンクリートダムです。目的はFNW。県道46号線沿いにあります。書き忘れていましたが十国峠は長野ー群馬県境で分水嶺でもあります。長野県側は信濃川水系、群馬県側は神流川水系(下流に下久保ダム、神水ダム)になります。

塩沢ダムのダムカード(2022年7月)
塩沢ダムのダムカード(2022年7月)

国道299号線側からアプローチするとダムの堤体入り口の少し先に駐車場とダムカード撮影設備?があります。塩沢ダムの堤体を上流側から撮影することになります。ゲート操作室の建物のデザインが独特です。また少し汚れていますが、奥に「こいのぼり」「どんどん焼き」「鮎の里祭り」などを盛り込み「夢と郷愁を清き流れに感じて」と題された稲川庫太郎さん寄贈の壁画が見えています。

塩沢ダムの親水公園(2022年7月)
塩沢ダムの親水公園(2022年7月)

塩沢ダムの上流は親水公園として整備されているようです。勿論大雨が降って水位が上がった時には「浸水」公園になってしまいますが…。なお奥に見える橋は県道46号線で北上すると富岡に抜けるルートです。

県道46号から塩沢ダムの堤体を望む

塩沢ダムの堤体を県道46号からみる(2022年7月)
塩沢ダムの堤体を県道46号からみる(2022年7月)

山の木々の葉が多いこの時期、ダム堤体は道路から見ることが難しくなりますが塩沢ダムもその一つ。県道46号は木々に囲まれていて、視界が遮られていますが一か所だけチラッと堤体が見える場所を確認しておきました。そこから、邪魔になっている杉の枝を足で抑えて強引に撮影したのが上の写真。近くに見えますが200mm望遠での撮影です。

まあまあの写真を撮ろうとしていつもそこそこ苦労してます。

日本一名前のインパクトが強いダム湖

蛇神湖の由来(2022年7月)
蛇神湖の由来(2022年7月)

塩沢ダムのダム湖は「蛇神湖」です。最初「じゃしんこ」と勘違いしてなんとまあインパクトの強い名前だろうと思っていましたが正しくは「へびかみこ」です。まあどちらにしても強烈なインパクト。日本一ではなかろうかと思う次第。ちなみに親水公園の奥に見える橋は蛇神橋と名付けられています。

インパクトはともかく蛇や竜などが含まれる地名は古くから水害が多かった場所が多いと言われますが、塩沢ダムのある塩沢川も昔から水害が多かった…だから治水ダムとして塩沢ダムが建設されたのですね。

次回は奥多摩→小菅→城山ダム→城山湖修行のツーリングです。