日本一美しい取水塔

日本一美しい取水塔(2021年11月)
日本一美しい取水塔(2021年11月)

時系列が遡りますが11月の初旬の某日、村山貯水池にミニツーリング。この日はオイル交換をショップでお願いしその後出かけました。夜に予定が入っていたのでミニツーリング。どこに行こうか迷いながら国道254号を川越方面に何となく走っていると「水道道路」という標識。ダムと縁の深い水道。行かない手はありません。

水道道路はいくつか都心にありますがこの道路は東京都道253号多摩湖自転車道で多摩湖に向かう経路。という訳で、多摩湖(村山貯水池)を目指すことにしました。但し、多摩湖周辺は2輪進入禁止が多く近寄る際には注意が必要です。

貯水池に向かうと有名な取水塔が見えます。日本一美しいといわれていますがどうでしょう。日本一かはともかくとても美しいです、実際。

村山下貯水池の堤体

村山貯水池(2021年11月)
村山貯水池(2021年11月)

村山下貯水池の堤体には名前がついていません。なので○○ダムではなく村山下貯水池の堤体と呼びます。ずいぶん水位が低く、水道水は大丈夫か?と私がしても仕方がない心配をしてしまいました。奥に見えるのは西武遊園地の観覧車です。

村山下貯水池のあれこれ

村山貯水池の強化盛土部(2021年11月)
村山貯水池の強化盛土部(2021年11月)

村山貯水池が建設されたのは戦前(昭和2年)です。太平洋戦争の前に空爆による破壊を防ぐために堤体の上部に「耐弾層」と呼ばれる厚さ2.5mのコンクリートの層が追加されました。

時を経て、1995年。阪神淡路大震災が発生し、村山貯水池の耐震性が見直されることとなりました。その結果、上部に重いものがあるため揺れを助長してしまう耐弾層を取り除き、更に堤体下流側に強度を高めるための盛土を追加しました。(耐弾層は盛土の中にすきこまれたか?)この工事により元の堤体より2周り位大きくなっているのが今の堤体です。

盛土された箇所には階段が設置され堤体上から下を自由に行き来できるようになっています。下側は都立狭山公園と一体化しています。

西武ドームも見えます

村山貯水池取水塔と西武ドーム(2021年11月)
村山貯水池取水塔と西武ドーム(2021年11月)

最初の写真を撮影した場所から少し移動すると二つの取水塔の間に大きな構造物が丸く見えます。これが西武ドームでその屋根が見えています。村山貯水池の南側は東京都(東大和市)、北側は埼玉県(所沢市)です。

この時は1眼レフではなくスマホでの撮影でした。少し画像の粒子が粗いですが、まあまあ綺麗に撮れるものですね。