ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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上空から撮影した日本各地のダムなど(1)

ダムツーリングなので基本的にはツーリングで撮影した写真を中心にまとめているのですが、管理人の好みで飛行機から撮影した写真を時々紹介しています。2016年に撮影してまとめる機会がなかった写真を数回に分けて記事にします。

撮影したのは2016年10月、大阪国際空港(伊丹空港)から仙台空港までDHC8-Q400で移動した機内です。なんと言ってもプロペラ機。飛行高度が低く良い写真が期待できます。

まずは搭乗

伊丹空港からDHC8-Q800で出発です(2016年10月)
伊丹空港からDHC8-Q800で出発です(2016年10月)

階段数段で搭乗できる低い機体、高翼と6枚の可変ピッチプロペラ、T型の垂直水平尾翼。どれもジェット機にはない特徴です。

万博記念公園、大阪大学吹田キャンパス、吹田JCT

大阪万博公園上空(2016年10月)
万博記念公園上空(2016年10月)

写真中央やや下が万博記念公園、その左上高層の建物が見えるのが大阪大学吹田キャンパスです。下の方に太陽の塔が見えていますね。右下、ループしている道路付近は吹田JCT。実家に帰省するときはNC750Sで通過しています。

琵琶湖が見え始める

琵琶湖を京都山科上空から(2016年10月)
琵琶湖を京都山科上空から(2016年10月)

しばらく東向きに飛行して琵琶湖が見えてきます。写真の左下少し目立つ道路が京滋バイパス。名神高速は琵琶湖南岸を通りますがこの写真では山の影になっています。

永源寺ダム

永源寺ダム(2016年10月)
永源寺ダム(2016年10月)

しばらく行くとダム湖が見えてきます。これは永源寺湖でダム湖の左側に永源寺ダムの堤体があります。永源寺ダムはなかなか特徴の多いダムです。まず重力式コンクリートとロックフィルの複合ダムという点。また洪水調整機能を持っておらず農業用水(A)と発電(P)が目的であること。発電に使用されているのがフランシス水車ではなくカプラン水車であることなどです。取材に行ってみたいのですが東京からも実家からも遠いなあ。

愛知県に到着、木曽三川

海津市上空 木曽三川ー揖斐川、木曽川、長良川(2016年10月)
海津市上空 木曽三川ー揖斐川、長良川、木曽川(2016年10月)

もう少し飛行すると愛知「あいち」県上空に。永源寺ダムは愛知「えち」川に建設されています。語源としては愛知「えち」の方が古いのかも。

さて、木曽三川。写真左側(西)から揖斐川、木曽川、長良川。現在は治水対策が進み水害は減りましたが、これだけ大きな川が至近にあれば水害が歴史上多発したのも無理はありません。

歴史的ダム「丸山ダム」

放水中の丸山ダム(2016年10月)
放水中の丸山ダム(2016年10月)

岐阜県山中の丸山ダム+丸山蘇水湖が見えてきます。この丸山ダム、日本初の100m級ダム(堤高98.2m)として建設された重力式コンクリートダムです。大正末期から昭和初期にかけて計画され目的は当初発電(P)のみでした。ダムの竣工は1956年と初期計画から四半世紀以上経ってからでした。この間に多目的ダムの優位性が唱えられるようになるなど情勢も変わり、また木曽川下流域の治水という実際的な要請も加わり洪水調整(F)が追加され目的FPのダムとして運用されています。

この丸山ダム、洪水調整能力と発電能力の強化のために直下にさらに大きい新丸山ダムを建設するという計画が進んでいるようです。すごいね。

さらに東に飛行して、次の記事に。

上空からダム巡り

あっという間に神奈川県北部が見えます

10月某日山陰米子に出張することになりました。日本海側の米子への空路は多くの場合富士山の北を通過します。それを見越して左側窓際の席を確保して目論見通りいい風景を撮影することが出来ました。

飛行機やはり早いです。羽田を離陸後、東京湾を横断して折り返しあっという間に甲府盆地上空へ。

相模湾、相模川、相模湖(2022年10月)
相模湾、相模川、相模湖(2022年10月)

左奥に相模湾。左側で少し飛び出しているのが江の島です。その右、相模川の河口。河口からさかのぼって津久井湖、手前山の上に城山湖。すこし湾側、山に囲まれて宮ケ瀬湖。写真中央付近に相模湖です。相模湾、相模川、相模湖と相模を一望。

大きいぞ宮ケ瀬ダム

上空から宮ケ瀬ダムの堤体(2022年10月)
上空から宮ケ瀬ダムの堤体(2022年10月)

宮ケ瀬ダムの堤体がはっきりと確認できます。上空から見ても巨大な堤体は中々目立ちます。惜しくも石小屋ダムは確認できません。手前に見えているのは長竹カントリークラブと思われます。

本沢ダムの堤体

津久井湖、城山湖と本沢ダム堤体(2022年
津久井湖、城山湖と本沢ダム堤体(2022年10月)

奥に宮ケ瀬湖、手前が津久井湖。残念ながら城山ダムの堤体はハッキリとは見えません。むしろ一番手前、城山湖の本沢ダムの堤体が良く見えています。総合運用の一角である宮ケ瀬湖ー津久井湖は津久井導水路で繋がり、津久井湖ー城山湖は揚水発電の下池ー上池の関係です。それぞれが繋がっていると思うと中々興味深いですね。

相模ダムの堤体を確認

相模湖と相模ダム(2022年10月)
相模湖と相模ダム(2022年10月)

相模湖と写真左側に相模ダムが確認できます。その下に見えている道路は中央フリーウェイ♪こと中央自動車道です。フリーウェイ(無料)なのは歌の中だけで勿論有料です。それにしてもゴルフ場が多い。

この後も日本全国のダムが見えるかも…と思いましたが曇り。でも結果的には良かったかも。上空から撮影して場所を特定するのは意外と大変です。

次回は上日川峠へ。

富士山の風景

河口湖、山中湖、富士山、箱根、駿河湾がみえる

一昨日は山陰に出張でした。羽田空港から山陰に向かう飛行機は離陸して都心上空を通過し富士山の北側を通過します。これを見越して左側の窓際席を予約しておいたのが正解でした。

甲府盆地付近の上空通過時には手前から河口湖、写真左山中湖、中央富士山、写真左奥箱根、写真右奥に駿河湾が見えました。絶景です。狙った風景が撮影出来てこの時点で満足…という訳にはいかず出張なのでこの後が仕事なのですが幸先の良さにご機嫌。

富士山を北側上空から(2022年10月)
富士山を北側上空から(2022年10月)

でしたが残念なことにこのあと雲が多くなり雲海が広がっていました。それはそれで美しいし隣を飛んでいる飛行機を見つけたのも面白いなーと思った次第。

上空で更に上空を飛行する赤組(2022年10月)
上空で更に上空を飛行する赤組(2022年10月)

結局90分ほどのフライトでしたが退屈することもなくたくさんの写真を撮影出来ました。で、この後、レンタカーで仕事先に移動しミッチリ打ち合わせでした。

ツーリングじゃないですが美しい日本の風景の一コマをご紹介。