ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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鏡ダムツーリング-3

椿の若い実がなっていました

鏡ダムの椿の実(2021年4月)
鏡ダムの椿の実(2021年4月)

そろそろ帰宅の時間になりNC750Sを停めていた場所に戻ると椿の若い実がなっているのが目に入りました。まだまだ若い実です。秋に向かって大きくなりまた外側の殻が乾燥+茶色になって最終的にパカッとわれて種が地面に落ちます。椿のタネの発芽率は低いのですがたまに落ちた種から出たと思われる若芽を見ると「がんばれー」って思います。

県道33号線の風景

高知県道33号線の風景(2021年4月)
高知県道33号線の風景(2021年4月)

帰路はそのまま引き返すのも面白くないので県道33号線でいの町に抜けようとしました。(が、途中で経路変更した)県道33号線は普通の自動車で入る気にはならない狭い、曲がりくねった道でした。でも、結構交通量が多い。集落も点在し水田や果樹園があちこちにあるので作業の車が多かったです。

上の写真は恐らく耕作放棄された水田。山間部の小規模な棚田は風景としては残していきたいものですが、農作業は過酷で決して効率が良いとは言えません。世の中効率ばかりが大切なものではありませんが、高齢化した農家の方には明らかに負担が大きいでしょう。日本全国で同じような風景が広がりつつあるのは残念です。

高知県道33号線から高知市内を望む

高知県道33号線から高知市内を望む(2021年4月)
高知県道33号線から高知市内を望む(2021年4月)

上の写真で遠くに見えている高知市内を200mm望遠で撮影。市街地の奥に見えているのが五台山。植物学者の牧野富太郎ゆかりの牧野植物園があります。拡大して良く見ると高知駅など高知市東部の中心地を確認することが出来ます。実際目で見た風景の印象は下の写真の方に近く、往時は喧噪の市街地を眺めながら農作業に励む農家さんがいたのだろうと思われます。

この後、道路状況も良くなく、どのくらいの時間がかかるか見通せなかったので行方へ降りて幹線の県道6号に戻って帰宅しました。

次回は大渡ダムに向かいます。

鏡ダムツーリング

鏡ダムのダム湖は土佐鏡湖です

土佐鏡湖(2021年4月)
土佐鏡湖(2021年4月)

鏡ダムの堤高は47mです。エプロン部が大きいので見た目は一回り大きく見えます。いずれにしても大ダムではなく、ダム湖もこじんまりとしていますが「土佐鏡湖」と命名されて周囲には公園や遊歩道が整備されています。野鳥も多くバードウォッチングも盛んなようです。

鳥の巣のような機械室配置

鏡ダムの機械室(2021年4月)
鏡ダムの機械室(2021年4月)

鏡ダムの特徴はプレハブ住宅のような機械室です。手前下がオリフィスゲート、奥上の2軒がクレストゲートの機械室で奥にもう一つオリフィスゲートの機械室があります。最近のダムの非常洪水吐はクレストゲートを設置せず自然越流式になっていることが多いのでダム設計の過渡期に建設されたためにこのような設計になっているのかもしれません。この角度から見るといくつかの鳥の巣が一つの木にかかっている様子に見えませんか?

ヤマフジが満開でした

ヤマフジと鏡ダム(2021年4月)
ヤマフジと鏡ダム(2021年4月)

駐輪場に戻ってきて改めて堤体側を見てみるとヤマフジが満開でした。この後連休中にもあちこちツーリングしたのですがヤマフジが良く咲いていました。椿、ヤマザクラ、ヤマフジ…季節の移ろいは絶え間なくまた早いものです。

明日は帰り道で撮影した写真を掲載予定。

鏡ダムツーリング

ダムツーリングに行こう

鏡ダムの堤体を下流側から望む(2021年5月5日)
鏡ダムの堤体を下流側から望む(2021年4月)

1日で東京から高知まで帰ってきて、翌日からリモートワーク。実家のリモートワーク体制を整えるために少し買い物(携帯の充電器、マイクロSDのリーダーとか小物)が必要でバイクで買い出し…。至近のダムにダムツーリングに行こうと魔がさして鏡ダムへ。鏡ダムは高知市を流れる鏡川上流にある重力式コンクリートダムです。高知市内から30分程度で行ける至近のダムで主に治水を目的とした多目的ダムです。

シランの花が咲いてました

シランの花(2021年4月)
シランの花(2021年4月)

シランの花があちこちに咲いていました。Wikiによると野生種は準絶滅危惧種だそうですが、栽培していたものが逸出されて繁殖するケースもあるそうです。準絶滅危惧種になるくらいですからそう簡単に見られないと思うので私が見た個体たちは植え込みから逸出したものと思われます。

名残のヤブツバキ

名残のヤブツバキ(2021年4月)
名残のヤブツバキ(2021年4月)

ダム堤体を撮影するためにあちこちうろうろしているとヤブツバキが咲いていました。流石にもう名残の時期で大きな花ではありませんが綺麗に咲いていました。周りには若い実もなっていて先日伊東市小室山公園椿園を紹介したばかりですが椿の花の時期はそろそろお終いです。

次回は鏡ダムの周りの風景を。

矢木沢ダムを目指したツーリングー3

豪雪を避けるための屋根付き道路

屋根付きの県道63号(2021年4月)
屋根付きの県道63号(2021年4月)

豪雪地帯を走る群馬県道63号は落雪を避けるためか屋根付きの場所が多くありました。この写真は藤原ダムから撮影したもので、写真右側に藤原ダムの堤体があります。一見、秋の紅葉にも見える色合いですが、まだ芽吹きの浅い木々の色がそのまま見えてこのように見えるようです。

ヤマザクラが満開だ

藤原ダムのヤマザクラ(2021年4月)
藤原ダムのヤマザクラ(2021年4月)

藤原ダムにはヤマザクラが植えられていました。まさに満開でまだ葉芽が出ていませんでした。あれ?ヤマザクラだよね。ひょっとしたら別のサクラかも。詳しい方教えてください。

サクラと愛車を記念撮影

藤原ダムで山桜とNC750S(2021年4月)
藤原ダムで山桜とNC750S(2021年4月)

愛車NC750S、サクラ、藤原湖、群馬県道63号の記念撮影。そういえば、矢木沢ダムに向かったはずなのにと思った方、正しい。向かって県道63号を走っていたのですが山深くなるにつれて雨というか霙というか激しくなって、寒いし、到着しても写真を撮影する気になれそうもなかったので途中で引き返してきたのです。管理人、寒いの大嫌いです。

次回はもう少し藤原ダム。

ツーリングの仕上げは甲州市の桃

フルーツラインは桃の花が満開

桃の花@甲州市(2021年4月)
桃の花@甲州市(2021年4月)

柳沢峠から甲州市に下ってきてフルーツラインに着きます。下りの最中から道路わきの桃の花がたくさん咲いており、華やかな雰囲気です。

少し葉芽がでた桃の枝

桃の花@甲州市(2021年4月)
桃の花@甲州市(2021年4月)

桃の花が満開ということは、これから花が散って葉が出てくるところです。桃は葉が多く、枝が柔らかいせいか桃の枝を上に吊る作業を農家の方がされていました。何気なく「桃高いなあ」とか普段は思ってしまいますが、農家の皆さんの作業を見るとたまには買って楽しもうという気になります。

桃色に 染められ霞む 甲州路

桃色に染まる甲州市(2021年4月)
桃色に染まる甲州市(2021年4月)

どれだけ桃が咲いているかというと、上の写真のよう。この時期はまだヤマザクラも残っていて、白みがかっているのが山桜、桃色が桃です。あいにくの天気でしたが、霞まで桃色がかった印象の甲州路でした。

このツーリングはこれでおしまい。帰りは国道20号で大月まで。中央道大月ICから環八高井戸まで。この日は少し渋滞気味でしたが、何とか明るいうちに帰宅出来ました。

次回から…スイレンにするか藤原ダムにするか迷ってます。

柳沢峠から富士山を見ようとするも…

奥多摩湖の水位が低かった

水位の低い小河内ダム(2021年4月)
水位の低い小河内ダム(2021年4月)

少し時系列を巻き戻して月夜見第一駐車場からみた小河内ダム。この時期奥多摩湖の水位は低く、洪水吐の手前は湖底が見えてしまっています。ダムによっては雪解け水の時期ですが奥多摩はそこまで雪が多くないということでしょう。

ヤマザクラの足元を見ると…

オドリコソウとオオイヌノフグリ(2021年4月)
ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリ(2021年4月)

ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリが可愛らしく咲いていました。華々しく咲いているヤマザクラの足元で可憐に咲いているという風情は好ましいものです。

柳沢峠から富士山は…

富士山の見えない柳沢峠の風景(2021年4月)
富士山の見えない柳沢峠の風景(2021年4月)

留浦浮橋を後に青梅街道を甲州市方面に走って柳沢峠。晴れている日なら富士山が素晴らしくよく見える場所ですが…残念。写真左側にかろうじてすそ野が見えています。

次回は甲州市に向かいます。

留浦浮橋の桜吹雪

奥多摩に 降る雪の如 山桜

留浦浮橋のヤマザクラ

入間白岩林道の写真をアップする予定でしたが、少し先の奥多摩湖の留浦浮橋手前のヤマザクラの動画をアップします。留浦浮橋近辺はどちらかといえば秋の紅葉が有名ですが、ヤマザクラも植えてあり風が吹いた時の桜吹雪が素晴らしかったです。

次回は柳沢峠方面に向かいます。

入間白岩林道は復旧していた

よく整備された林道です

入間白岩林道の様子(2021年4月)
入間白岩林道の様子(2021年4月)

チョコレートをもらった後、入間白岩林道経由で数馬に抜けます。この林道昨年は大雨の影響で崩れた所があり通行止めになっていましたが復旧したようです。全線舗装道で道幅も広く(林道としては)安心して通ることが出来ます。

キブシが咲いていました

キブシ@入間白岩林道(2021年4月)
キブシ@入間白岩林道(2021年4月)

今は花と芽吹きの時期。色々な花が咲いていましたがキブシが咲いているのが目立っていました。キブシは漢字で書くと「木五倍子」。音より文字が多いのは珍しいのではないかと思います。ちなみにかぎけん花図鑑によると4月6日の誕生花だそうです。

ミヤマキケマンは悪臭がしないらしい

ミヤマキケマン@入間白岩林道(2021年4月)
ミヤマキケマン@入間白岩林道(2021年4月)

また林道わきを見るとミヤマキケマンが良く咲いていました。もっとも野草に詳しくないので後から人に聞いてこの名前までたどり着きました。協力していただいた皆様ありがとうございました。

次回は奥多摩周遊道路方面へ。

ご母堂は小林家(住宅)から嫁入りされたそう

ヤマザクラの道の上のお家は有形文化財

ヤマザクラの上のお家(2021年4月)
ヤマザクラの上のお家(2021年4月)

ヤマザクラとNC750Sを撮影していると反対側のお家のお父さんから声をかけられました。「家、文化財登録されてるからみていかない」とのお誘い。管理人こういうお誘いにめっぽう弱い。ハイハイハイっと坂を上ってお宅を撮影させてもらいました。特徴的なのが屋根。屋根裏を広くとっていてここでお蚕を育てていたそうです。

かつては斜面に桑畑が広がっていた

お家から上を見る(2021年4月)
お家から上を見る(2021年4月)

勿論、お蚕の話はすぐに分かったわけではなくお父さんが説明してくれました。建物のことやこの近所の昔からのことなど様々。いくつか挙げると
・お父さんは70年来ここに住んでいるが、日野で働いていた
・この近辺は田んぼは出来ないので麦を植えていた
・今、道路が通っているところも麦畑だった
・周りの斜面はお蚕の桑を植えていた(が今は切ってしまった)
・収入源はお蚕で八王子まで(馬で)運んで現金化していた
・上の写真の手前は馬小屋で馬と牛がいた
・周囲のヤマザクラは天然ではなくてお父さんが植えたもの
・冬場は30cm位雪が積もることもあるけど除雪がしっかりしているので生活には困らない
などなど。

極めつけは「お父さんのお母さんの実家はモノレールで登っていくので有名な小林家」とのことでした。

数十年前には周辺である程度の集落になっていたが、最近も一人なくなってしまった。と、寂しそう。実際、周囲には他に民家はあまりなくいわゆる限界集落の一つでもあるようです。しかし、春には山桜が美しく、秋には紅葉が素晴らしいこの豊かなロケーションは私から見ると羨ましくもあります。

豊かさと便利さの兼ね合いが近年間違っているのかもしれないと強く思いました。

セキレイもいました

檜原村のキセキレイ(2021年4月)
檜原村のキセキレイ(2021年4月)

話しているとキセキレイがやってきました。さほど珍しい鳥ではないようですが、都心では絶対に見ることが出来ない鳥です。すぐに飛んで行ってしまいましたけどね。

名残を惜しみつつ次の目的地に移動しようと準備していたら、お父さん家に入ってから追いかけてきたと思ったら板チョコ貰っちゃいました。話してもらった上に有難う。多いに手を振って、次の目的地に出発しました。

次回は入間白岩林道の様子を掲載します。

檜原村のヤマザクラがとても綺麗

去年も同じ場所で撮影しましたが

檜原村のヤマザクラ(2021年4月)
檜原村のヤマザクラ(2021年4月)

檜原村某所でヤマザクラが満開でした。その下にNC750Sを停めて撮影。去年もこの場所で撮影したのですが本当に美しい場所です。遠くを見ると山々が美しいのですが、曇りがちだったので写真はうまく撮影できませんでした。それでも下の写真のようにヤマザクラ交じりの緑が美しい。

淡い桃色と緑の競演

某所から周りの山を望む

檜原村の山々は人工的に植わっているのが杉が多く、落葉樹はモミジやヤマザクラなどで、この時期はヤマザクラの薄桃色が印象的です。上の写真は手前の杉にピントが行ってしまって、今一つの映りなのですが山々の美しさの一端を感じ取っていただければ幸いです。

ヤマザクラが緑によく映える

檜原村のヤマザクラ(2021年4月)
檜原村のヤマザクラ(2021年4月)

この時期満開かつ散り加減のヤマザクラですが、少し出た葉の黄緑と花の薄桃色、奥の杉の濃緑をバックに写真にすると良く映えます。

写真撮影していると声をかけられました。これが今回のツーリングを最高にした出会いでした。次回紹介します。

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