ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: 花(植物) (1ページ目 (6ページ中))

中筋川ダムツーリング(前編)

高知県道21号線(土佐清水宿毛線)

大半夏?の若芽と仏炎苞(2024年5月)
大半夏?の若芽と仏炎苞(2024年5月)

アクセスが大変とされる高知県西部ですが、管理人にとっては出生地・幼少期過ごした場所でもあり、母の出身地でもあるのでなじみ深い場所です。その当時はダムに目覚めていなかったので、今回「中筋川ダム」にダムツーリング。

ただし今回別に予定があった上にタイトルの「高知県道21号線」がなかなか魅力的で駆け足の取材でした。上の写真は県道の大半夏カラスビシャク?です。関東地方にも分布しているらしいのですが奥多摩では見たことが…ありません。

トンネルを抜けるとダムだった

高知県道21号線から見る中筋川ダム(2024年5月)
高知県道21号線から見る中筋川ダム(2024年5月)

高知県道21号線の土佐清水側(下ノ加江)からアプローチすると林道っぽい道が続きます。国道56号線の合流近くに中筋川ダムはあります。単にダムにアプローチするだけなら国道からのアプローチの方が圧倒的に早いです。

なお国道56号線の南(地名 平田)にダムがあり、北は芳奈(よしな)という場所。ここが母、祖母一族の出身地。

NC750Sと中筋川ダム(2024年5月)
NC750Sと中筋川ダム(2024年5月)

中筋川ダム諸元

中筋川ダムを展望所から望む(2024年5月)
中筋川ダムを展望所から望む(2024年5月)

詳しくはこちらで。中筋川は渡川水系に属していて有名な四万十川の主な支流の一つ。下流の中村で合流します。

中筋川ダムは降水量の多い高知県西部地方で洪水を防ぐことを主目的としてFNAWIの多目的ダムです。形式は重力式コンクリートダムで堤高73.1mの下流側堤体に設置された段状の構造が特徴的です。

この構造は深城ダムの減勢工下流にも似ていて、デザイン的には美しく越流時には減勢工の役目も果たすようですが「ゴミが溜まりやすい」という弱点もあるとか。

中筋川ダム堤体正面

NC750Sと放流中の中筋川ダム(2024年5月)
NC750Sと放流中の中筋川ダム(2024年5月)

中筋川ダムの堤体正面はダムサイトから県道21号線を国道56号線方向に少し北上した場所にある管理用道路からアクセスできます。特に施設はありませんが、堤体正面直下からダムを愛でることが出来ます。

2門の常用吐きゲートと自然越流式のゲートが良く見えます。確かに自然越流している様子は見ものと思われます。(が、そんな洪水時は立入禁止でしょう。)

まだまだ見どころがありますが予定の時間をオーバーし、後ろ髪をひかれながら次の目的地、土佐清水に向かいます。

東伊豆ツーリング(河津桜を求めて)

河津桜と生ワカメ+こん太(キンカン)を求めて

河津桜とNC750S(2024年2月)
河津桜とNC750S(2024年2月)

2月上旬、そろそろ河津桜が咲いて、生ワカメこん太(キンカン)がスーパーでも販売され始める東伊豆にツーリングに出かけました。

NC750Sの後ろには購入したものを入れるべく釣り用のバッカンを載せています。NC750Sのラゲッジスペースは便利ですが、エンジンの直上にあるので生鮮食品を入れるのは避けたいところ。「スイカが入る」と紹介しているNC750Sのレビューを見たことがありますが、スイカも入れないほうがいいです。

河津桜とメジロ(2024年2月)
河津桜とメジロ(2024年2月)

メジロ+桜の組み合わせは定番。こちらは寒咲大島+メジロ。桜の色味の違いがポイントです。

河津桜とNC750S@城ヶ崎海岸駅近く(2024年2月)
河津桜とNC750S@城ヶ崎海岸駅近く(2024年2月)

結局生ワカメは静岡産を入手できず、宮城産を購入。こん太はまだ発売されておらず諦めて…。バッカンの中には生ワカメ(宮城産)、青のり(静岡産)、ニギス(沼津産)が入っています。青のりがよかった。

伊豆大島、城ケ崎、NC750S(2024年2月)
伊豆大島、城ケ崎、NC750S(2024年2月)

帰りに奥野ダムによることも考えていたのですが、生ワカメ+こん太を探すのに意外と時間がかかり今回は見送ることに。最近ダム熱が若干低いかも。

富士山、宇佐美、NC750S(2024年2月)
富士山、宇佐美、NC750S(2024年2月)

真っ白な富士山を見てから帰途につきます。この日は総走行距離約300km。往路東名高速、綾瀬バス停付近~大和トンネルの渋滞もあり燃費は29km/l程度とあまり伸びず。

もっと長いツーリングを楽しめるように体調を整えねば。また生ワカメを買いに行くか?迷うところです。

ツーリングには行けなかった夏休み

管理人久々に海水浴など

今年の夏休みは実家に家族が勢ぞろいしたり、台風が来てどこにも行けなかったりツーリングに行かずに終わってしまいました。その中でも印象的なのは20年以上ぶりに海水浴に行ったこと…。

元々はそこそこ泳いだり潜ったり出来たのですが、立ち泳ぎしているだけで足が疲れてくる始末で体力の衰えを感じました。というわけで、近所で草木や動物の写真などを撮影。一部を紹介します。

近所の畑で咲いていた野菜の花です

オクラの花(2023年8月@高知)
オクラの花(2023年8月@高知)

高知県はオクラの生産量が多いですが、家庭菜園で自家用に栽培している方も多くいますそのうちの一本です。」

東京では珍しいハグロトンボ

ハグロトンボ(2023年8月@高知)
ハグロトンボ(2023年8月@高知)

昆虫のことは詳しくありません。ハグロトンボと思われるトンボです。東京では珍しいらしいですが、高知ではあちこちで飛んでました。

基本的に害虫の幼虫

セスジスズメの幼虫(2023年8月@高知)
セスジスズメの幼虫(2023年8月@高知)

セスジスズメという蛾の幼虫です。この蛾の成虫がどこかに停まっているときの羽は旅客機の後退翼に似ています。蛾の目はモスアイ構造というナノ構造になっていて光を反射せず夜行動したときに天敵から見つかりにくくなっているというのは有名です。(本当か?)

となりのトトロの皿

トトロ皿(2023年8月@高知)
トトロ皿(2023年8月@高知)

よく見るとこのトトロなりは映画に出てきた成獣?と思われますが、木の葉や実の大きさからみてかなり小さいです。

この花が何の花か分かったら花博士の称号を

落花生の花(2023年8月@高知)
落花生の花(2023年8月@高知)

差し上げたい。落花生の花です。すでにかなりの数が落花して地中で実が育っているようでした。この初秋に収穫できるといいなあ。(栽培は初めてです。)

そして夏休みが終わってしまった。

日本で最大風速第二位の場所

第一位は富士山頂。まあそうだろうなあという気がしますが。第二位は「ものすごい風ですー」中継が多いイメージの…

室戸岬です。昨日、レンタルのハンターカブことCT125でツーリングしてきました。その時のスナップショット。(記事は後日増補)

室戸岬遠景

室戸岬遠景(2022年12月)
室戸岬遠景(2022年12月)

高知市から室戸岬に向かうとかずかずの岬があって「あれが室戸岬?」となりますが室戸岬には灯台に登る道がみえるのが特徴です。(その手前に羽根岬などあって思わせぶりなのです。)

月見ヶ浜入り口

室戸岬の海岸入り口(2022年12月)
室戸岬の海岸入り口(2022年12月)

月見ヶ浜の風景

月見ヶ浜の風景(2022年12月)
月見ヶ浜の風景(2022年12月)

こっそり磯釣りしている人がいる。人は見えないけど、竿の一部が…、分かる?

中岡慎太郎像と室戸岬灯台(2022年12月)
中岡慎太郎像と室戸岬灯台(2022年12月)

室戸岬近くのアロエ

室戸岬のアロエ(2022年12月)
室戸岬のアロエ(2022年12月)

CT125と室戸岬

CT125と室戸岬入口(2022年12月)
CT125と室戸岬入口(2022年12月)

中岡慎太郎先生の前にCT125

CT125と中岡慎太郎像(2022年12月)
CT125と室戸岬入口(2022年12月)

以上、スナップショットでした。記事は後日増補。

修行ツーリング 城山湖テニスコート裏付近 編

疲れて道を間違えたら

城山湖畔まで歩いたので帰りもNC750Sを置いていたテニスコートの裏側の山の斜面を下っていました。引き返さなければなりませんが…滅茶苦茶虫(小型のハエ)が多い。

鶯が美しく鳴いていた

という訳で鳴き声も保存すべく動画撮影…。動画が揺れているのは手持ちでかつコバエを追い払いながらの撮影なので。でも鳴き声はきれいに採れてます。是非再生して聞いてみてください。

管理人の好きなマムシグサの仲間

マムシグサ(2022年7月)
マムシグサ(2022年7月)

(恐らく)マムシグサです。実が非常に充実しています。ちなみにマムシグサは虫媒花で受粉しないと実がなりません。そんな残念なマムシグサはこちらからご覧ください

ミミガタナンテンショウ?(2022年7月)
ミミガタナンテンショウ?(2022年7月)

(恐らく)ミミガタナンテンショウです。マムシグサとの違いは花である仏炎苞の両脇が耳状に大きく開く点です。が、実がなっているので花は分かりませんね。もう一つの違いが葉に白い班が入ることが多いのでミミガタナンテンショウと考えています。

この日はヤマユリもよく咲いていました。

それにしても、「雨」、「暑い中の徒歩」、「虫」と修行要素の多い一日でした。

次回は海に行きます。

修行ツーリング 奥多摩ー深城ダムー城山ダム 編

奥多摩~柳沢峠~大菩薩方面~上日川ダムの予定が…

時はやや遡って7月下旬。少し曇りがちでしたが天気予報は晴れ時々曇り。久々に上日川ダムに行ってみようと出発。

まずは奥多摩で

奥多摩のサルナシ(2022年7月)
奥多摩のサルナシ(2022年7月)

こんな写真や

奥多摩の苔の写真(2022年7月)
奥多摩の苔の写真(2022年7月)

こんな写真を撮影してから、奥多摩周遊道路を奥多摩湖方面に向かいます。少し曇りがちでしたがこの時点ではまだ晴れ間がありました。

しかし、都民の森公園を通過した瞬間、大雨!雨具は勿論持参していましたがそれを取り出して着る間もなくびしょびしょ。7月とは言え奥多摩は涼しく…濡れた身で走行するのはハッキリ言って寒い状況。

青梅街道はがけ崩れの影響で通行止め、県道18号を迂回する必要がありあまりの雨と寒さに心が折れました。南向きは少し明るかったので小菅方面から国道139号で深城ダム方面に逃げることにします。

松姫トンネルがめちゃ寒かった

深城ダム手前で休憩(2022年7月)
深城ダム手前で休憩(2022年7月)

国道139号の峠は松姫峠です。現在では松姫トンネルが出来てルートは大幅に短縮されています。なにより、雨が降らないのが良い…のですがトンネル内えらく涼しく…というか寒く体力を消耗します。因みに松姫トンネル、山梨県の国道トンネルでは雁坂トンネルの次に長い3066m。いや寒かった。

せめて、トンネルの向こうで雨が止めば…と思っていたら、やみました。日頃の行いが良いおかげです。深城ダムの手前で休憩。シャツを絞った水がNC750Sの下に…濡れた加減が分かると思います。水行かと思うほどの雨でした。

深城ダムの堤体側は行ったことがあるので、展望台方面に向かい展望台からダム堤体を撮影。

展望台から見る深城ダム(2022年7月)
展望台から見る深城ダム(2022年7月)

あまり高い展望台ではありませんが、これまでの成り行きで少し体力を使っていたせいか少々疲れましたが良い写真が撮影出来ました。

深城ダムのゲート(2022年7月)
深城ダムのゲート(2022年7月)

常用洪水吐からの放流中。下流の減勢工が良い音を出していることが想像出来ました。が、この日はダム湖右岸を通って国道139号へ。ちょっと疲れたのでこのまま帰ろうかと思いましたが、天気も回復してきたのでこれまでに行けていない城山湖・本沢ダムに向かいます。

城山ダムのダム湖は津久井湖

津久井湖と城山ダム(2022年7月)
津久井湖と城山ダム(2022年7月)

城山ダムのダム湖は津久井湖。本沢ダムのダム湖は城山湖。珍しい名前の入れ替え具合かと思います。城山ダムは下流左岸側に展望台が設置されていてダム堤体を堪能することが出来ます。この展望台はあまり高くなくて体力使いません。

イタドリの花と城山ダム(2022年7月)
イタドリの花と城山ダム(2022年7月)

展望台にはイタドリが生い茂っていました。この時初めてイタドリに雄花と雌花があることに気づきました。美しい雄花の写真はこちらに掲載しました。

そして城山湖方面に…これが結果的に修行part2になります。

歴史マニアと行く一夜城と小田原城(小田原城編)

小田原城は大きかった…

小田原城址公園のハス
小田原城址公園のハス

一夜城から車で小田原城に移動します。一夜城に上るのが結構大変で、余程若くて体力に自信がない限りは自動車移動が無難です。よく考えると大城郭とそれを落とそうという大軍の陣ですから「一駆け」の距離にある方が不自然ですね。

写真は小田原城址公園のハス。2000年前の種を発芽させて…というあの大賀ハスです。ちなみにハスとスイレンの違いって分かりますか?こちらで紹介してます。この写真とリンク先の睡蓮の写真を比べると全然違うのが分かると思います。

小田原城の馬出門枡形(2021年7月)
小田原城の馬出門枡形(2021年7月)

堀越しに馬出門枡形を撮影したのが上の写真です。門のところで壁が90度曲がって門に殺到する敵を矢狭間や鉄砲狭間から狙い撃ちする気満々の作りです。

馬屋曲輪の矢狭間から馬出門枡形を見る(2021年7月)
銅門前の矢狭間から馬出門枡形を見る(2021年7月)

全体的に「立ち入り禁止」の場所が多い日本の観光地ですが、小田原城の銅門手前の土塁の上の塀まで上がる階段は特に掲示がなかったので登って矢狭間から馬出門枡形を撮影したのがこの写真。まさに狙い撃ちです。

小田原城の銅門(2021年7月)
小田原城の銅門(2021年7月)

小田原城の銅門です。銅門をくぐると二の丸です。歩いている人は歴史マニアの友人。左右の鉄砲狭間、矢狭間から狙われながらの登城です。

小田原城の威容(2021年7月)
小田原城の威容(2021年7月)

時代劇で江戸城役を担うのは多くの場合姫路城ですが、小田原城も使われることがあるそうです。(歴史マニア曰く)電線は余計ですが、この角度から見る小田原城天守閣はなかなかの威容。残念ながら再建天守ですが。

天守閣から一夜城方面を望む(2021年7月)
天守閣から一夜城方面を望む(2021年7月)

天守の最上階は展望台になっています。一夜城方面を見てみると…どこかわかりません。単なる山。と思っていたら、訳知り顔のオジサンが「あそこに一夜城というのがあってね」という話を同行の方にしている横で含み笑いの歴史マニア。「だって自分たちそっちから取材済みで勝ってるって思った」って。そんなんで勝っても仕方がないと思いつつ、やっぱ勝ってるなと同感な大人げない管理人です。

小田原城から一夜城を望む(2021年7月)
小田原城から一夜城を望む(2021年7月)

一夜城方向を望遠で撮影した写真です。写真やや左側、右側の手前の山の奥の小高い山が一夜城と思います。この場所であそこを見ながら、
「殿、大事でございます。」
「何事じゃ。」
「はっ、敵陣の奥に城が出来ております。」
「城じゃと。そのようなもの昨日まで無かったではないか。」
「しかし、こちらからご覧ください。」
「っぐ。なんと、なんとしたこと、一夜にして城を築いたと申すか…」
などというやり取りが頭に思い浮かんできました。実際のところどうだったんでしょうねえ?

小田原おでんの店構え(2021年7月)
小田原おでんの店構え(2021年7月)

一夜城から小田原城見る、小田原城から一夜城見るプロジェクトも終わったし、帰ります。駐車場への移動中+車中で友人の「小田原評定で評判が悪いけど、北条氏康はバランスの取れた名将だった」話を拝聴。確かに一面だけから物事見てちゃだめだなあと思った次第。

昼食。小田原はその海産物を活かした練り物が名物でそれをさらに活かしておでんが有名だそうです。

歴史マニアの友人の職業はおでん屋。おでん屋が案内してくれるおでん屋に間違いはありませんでした。ただ、「俺の大根の方が旨いでしょ」って聞かれて回答に困る私でした。

※ここのおでんは若い出汁が特徴で出汁も香りが強く大根はさらりと煮あがっているのが特徴。友人のおでんはこなれた出汁が特徴で香りより色々なネタからでた味が特徴。大根は一晩以上出汁を含ませてジワッと味が出てくるのが美味。どちらも美味しいので少し困った次第。

次回は深城ダム辺りへ。

ダムツーリング(小河内ダムと上日川ダム)前編

入間白岩林道経由で小河内ダムへ

入間白岩林道入り口でNC750S(2021年6月)
入間白岩林道入り口でNC750S(2021年6月)

6月の少し天気の悪い日、でも愛車と出かけたくて奥多摩へ。小河内ダムを最初の目的地にして青梅街道、五日市街道、入間白岩林道、数馬、月夜見第一駐車場のルート。上の写真は入間白岩林道入り口で撮影したものです。

入間白岩林道はほぼ完全に舗装されていて極端に狭い場所もなく安全な林道です。もちろん林道ですから落石・落ち葉に気を付けるとか見通しが悪いカーブが続くので注意、ガードレールがない場所に近寄らないなど基本的な安全対策は必要です。

このルート、バイクで走っている人より自転車の人が多い印象があります。確かに「心地よいワインディングを楽しむ」という場所ではないので、バイクは素直に奥多摩周遊道路を経由するのでしょう。

林道の楽しさは多くの自然

  • 奥多摩のマムシグサ(2021年6月)
    奥多摩のマムシグサ(2021年6月)
  • 何者かにかじられたヘビイチゴ(2021年6月)
    何者かにかじられたヘビイチゴ(2021年6月)
  • マタタビ?の花@奥多摩(2021年6月)
    マタタビ?の花@奥多摩(2021年6月)

林道のツーリングの楽しみは交通量の少ない道を自分のペースでゆったりと走っていくこと、そしてその豊かな自然を楽しむことだと思います。管理人の腕前から言ってフルダートの道をテクニックを駆使して制覇するのは無理ですから(笑)。

春には花が多かったこの場所も、初夏になるにつれて葉が青々としてきて場所によっては欝蒼と茂っています。そんな中でも特徴的だったり可愛らしい植物が頑張っていました。

マムシグサはマムシ柄の幹の周りに立派な葉を環状に付ける姿が特徴的で、天辺には若い実がなっています。マムシグサの足元には何者かにかじられたと思われるヘビイチゴがありました。視線を上に向けると綺麗な白い花が咲いていました。おそらくマタタビの仲間だと思います。まだ実がなっていなかったのでサルナシとの区別が付きませんでした。

ひとしきり植物の撮影をして数馬経由で小河内ダムに向かいます。

月夜見第1駐車場から小河内ダムを望む(2021年6月)
月夜見第1駐車場から小河内ダムを望む(2021年6月)

月夜見第1駐車場に寄って小河内ダム方面を撮影します。ずいぶん水量が減っています。小河内ダムは元々上水道利水と発電を目的に建設されていて洪水調整は役割に入っていませんでした。

ところが令和に入ってからの大雨があった後、洪水対策で域内の主要ダムで降水が予想される場合に備え事前放流による洪水調整量の確保が関係自治体、省庁などで合意されました。大雨が予想される場合、事前放流する協定ですが多降水期には常時水位を低めにしておくことで事前放流の大きな影響を緩和する運用がされている可能性もあります。(ダム関係者に聞いてみたいです。ご存じの方コメントください。)

小河内ダムをあらためて楽しむ

  • 小河内ダムの余水吐近辺(2021年6月)
    小河内ダムの余水吐近辺(2021年6月)
  • 奥多摩湖の小滝(2021年6月)
    奥多摩湖の小滝(2021年6月)
  • 小河内ダムのゲートの無い堤体(2021年6月)
    小河内ダムのゲートの無い堤体(2021年6月)
  • 多摩川第一発電所(2021年6月)
    多摩川第一発電所(2021年6月)

小河内ダムについてダム周辺を散策します。余水吐のゲートは既に役に立っておらず、むしろ余水吐きの前にちょっとした岸壁のようなスペースが出来てしまっています。勿論、水位が高い場合はこのスペースは水没しています。

ダムの天端に歩いている途中振り返ると湧水が基になった小さい滝が流れ落ちていました。あまりに小さいので焼け石に水ならぬ「涸れダムに小滝」という言葉が思い浮かびました。

ゲート類が見えない堤体を撮影し、多摩川第一発電所の直上から写真を撮影しました。2系統ある発電機のうち一系統の下流は水が流れている気配がなかったのでこの時は1系統のみ発電運転していたものと思われます。(なおゲートが見えないと書きましたが、堤体中央の白色の構造物の下にオリフィスゲートがあります。)

多摩川になった奥多摩湖

多摩川上流になった奥多摩湖(2021年6月)
多摩川上流になった奥多摩湖(2021年6月)

奥多摩湖に沿って柳沢峠方面に向かいます。途中で奥多摩湖を覗くと湖というよりは多摩川になっていました。奥多摩湖の水位が低い時によく見る風景です。この時はニホンザルが川を渡る電線を渡っていました。他サイトに掲載したものですがクリックして動画もお楽しみください。

次回はフルーツラインの風景など。

奥多摩→大菩薩初鹿野線のツーリング 3

フルーツラインに到着

NC750Sと富士山@フルーツライン(2021年5月)
NC750Sと富士山@フルーツライン(2021年5月)

フルーツラインと呼んでいますが山梨フルーツラインです。福島にも同じ名前で同じような特徴の道があるようです。

フルーツラインのいつもの場所に到着。NC750Sを富士山をバックにして…雲が多いなあ。少し雲が切れてきたので少し待てば見えるかもと思い、先に周囲の果樹を観察。ここに植わっているのはブドウ、モモ、柿です。

ブドウの花の若いつぼみが素晴らしい

ブドウの花の若いつぼみ(2021年5月)
ブドウの花の若いつぼみ(2021年5月)

ブドウの実は下向きに垂れ下がってなりますが、花や特に若いつぼみの時期は天に向かって伸びます。とても力強さを感じさせる様子は私のお気に入りです。これから開花、受粉して袋掛けし成長して収穫に至るのですが、途中の過程は未取材で今年の夏の課題の一つです。

ヘタは立派に柿だ!

柿の花の写真(2021年5月)
柿の花の写真(2021年5月)

フルーツラインを挟んでブドウ畑の向かいは柿畑です。意外にも柿の花は極淡い黄緑色です。ヘタの部分は花の額ですが、すでに柿のヘタと分かる形になっています。品種は非常に大きく育つのが特徴の甲州百目柿と思われます。

残念ながらしばらく待っても富士山は見えるようにならなかったので、フルーツラインを後にして帰宅するか…少し早かったので大菩薩初鹿野線を周るか迷って…大菩薩初鹿野線方面へ。

これが良い判断でした、次回は大菩薩初鹿野線方面で撮影した写真を掲載します。

奥多摩→大菩薩初鹿野線のツーリング

奥多摩はフジが良く咲いていました

ノダフジの花@奥多摩(2021年5月)
ノダフジの花@奥多摩(2021年5月)

5月の連休が明けて東京に帰ってきた後最初のツーリングです。どこに向かうか…基本の奥多摩にしました。最近のマイブームは檜原村役場を過ぎて橘橋の交差点を右に曲がって林道入間白岩線で数馬方面に抜けて奥多摩周遊に向かう経路です。入間白岩線は全線舗装されていてNC750Sでも全く苦になりません。林道区間ではフジが咲いていました。

小河内ダムの水が少ない

奥多摩周遊道路を抜けて小河内ダム手前の駐車場に到着。ここからは小河内ダムの洪水吐が良く見える…というか洪水吐ゲートの下の岩場まで見えていました。水量がかなり少ないです。梅雨の時期の豪雨対策に向けて水位を下げているものと見ました。

小河内ダムの洪水吐(2021年5月)
小河内ダムの洪水吐(2021年5月)

落花に注意

フジの落花@奥多摩(2021年5月)
フジの落花@奥多摩(2021年5月)

フジが良く咲いていると書きましたが場所によってはもう散り始めています。写真は側溝にたまったフジの落花ですが、道の真ん中にたまっている場所もありました。落花は落葉に比べてヌルっとしていて余計に滑ります。ウッカリ踏んで滑らないように気を付けました。皆さんもこの時期、是非お気を付けを。

次回は柳沢峠に向かいます。

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