ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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人生初長野県を含むツーリング(余地ダム 編)

国道141号線を北上し佐久穂。市街地手前で299号への合流標識がありそちらに向かうも…行先標識「茅野」。これでは西向き、299号を東に向かうつもりなので一旦止まってスマホで地図確認。299号の東向き分岐は佐久穂市街地を過ぎた所にあることを確認。

141号に引き返して、市街地を抜けながらそろそろ昼食にソバでも…と思いつつ進みますが閉店しているお店が多くそれらしい店を見つけることが出来ず、299号東向きの分岐へ。299号にも店はあるだろうと思いつつ進むと…。

店はないが余地ダムがあった

余地ダムの碑とNC750S(2022年7月)
余地ダムの碑とNC750S(2022年7月)

国道299号を東進してしばらくすると「余地ダム」と「古谷ダム」の表示。実は「上野ダム」を暫定の目標にしていましたが、比較的近くにありそうなのでまずは途中北上して余地ダムへ。「余地」は地名、川名で交差点の名前は余地入口。

余地ダムは中小型の重力式コンクリートダム

余地ダム堤体を左岸から望む(2022年7月)
余地ダム堤体を左岸から望む(2022年7月)

余地ダムは工事開始平成2年度、工事完成平成15年度。かの有名な「脱ダム宣言」が公表されたのが平成13年度。完成までの成り行きが複雑だったのではないかと思われます。

ちなみに「脱ダム宣言」後、各地の洪水被害発生などの状況も鑑み、治水計画にダムが必須の場合は建設が進められています。浅川ダムは平成29年度の完成です。賛否両論あった脱ダム宣言ですがその理念は素晴らしくとも、ダム抜きの治水技術の限界を超えるとき建設はやむを得ないという判断まで覆しては本末転倒なことになると管理人は思います。

キレイにデザインされた余地ダムの堤体

余地ダム堤体を上流から望む(2022年7月)
余地ダム堤体を上流から望む(2022年7月)

余地ダムの堤体を上流側から見たのが上の写真です。自然越流式の洪水吐やオリフィスゲートなど構成は一般的ですがキレイにデザインされている印象が強いです。特に洪水吐を囲む形になっている枠は補強のための構造物と思いますが縦方向には曲面で下側が斜めに面取りされているのがオリフィスゲートの上部と対照的です。

3時に出発しても余地ダム

NC750Sと余地ダム天端(2022年7月)
NC750Sと余地ダム天端(2022年7月)

馬鹿な駄洒落を思いつつ余地ダムを出発して国道299号に戻ります。なお地図によっては県道108号は余地ダムの先も続いているように見えますが、先は未整備で基本行き止まりです。

引き返して次の古谷ダムに向かいます。

ところでgoogle mapを見ていて気づきましたが余地ダムの少し北に「日本で一番海岸線から遠い場所」があります。ということは余地ダムは日本で2番目に海岸線から遠いダム堤体の可能性があります。(雨川ダムが一番かと思われます。)「日本で一番…」には余地ダム側からはアクセスできず雨川ダム側から林道でアクセスできるようです。また取材する場所が増えました。

NC750S オイル、チェーン交換

高知から東京に帰ってきてオイル交換の時期を過ぎていたのでまずはオイル交換です。ダメージの大きかったチェーン、スプロケの交換を翌日するよう部品の注文をお願いしました。お願いするのは、いつもの桜井ホンダピアさん。

NC750S オイル交換
NC750S オイル交換

オイルを抜いているところですが、実際のオイルの色より赤みがかっています…。交換するタイミングがなく3000km程度走った後にしては状態があまり良くはありませんでした。マニュアルによれば一年に一回または10000km走行毎の指示ですが…試してみる気にはなりません。

チェーン交換

交換前のチェーン
交換前のチェーン

そして、翌日チェーンの交換です。一度、錆びさせてしまいコマの動きが鈍かったり伸びやすくなっていました。一旦錆びさせてしまうと手入れしても元の状態にはならないので最近はマメにチェーン清掃、注油はしています。ただチェーンのメンテでセンタースタンドがないのがかなり不便。

カバーを外してドライブスプロケットを出したところ
カバーを外してドライブスプロケットを出したところ

チェーンカッターでチェーンを切って、クラッチペダルとカバーを外してドライブスプロケットを露出したところ。

リアホイールを外したところ
リアホイールを外したところ

チェーンとリアホイールを外したところ。泥除けやスイングアーム周りも汚れていますが、この後キレイに拭き上げていただきました。

ホイールダンパー
ホイールダンパー

ドリブンスプロケットを外してダンパーを露出させた状態。この後、ダンパーとホイールも丁寧に清掃。

新しいドリブンスプロケット
新しいドリブンスプロケット

新しいドリブンスプロケットの登場です。今回のチェーン交換は完全なリプレースです。スプロケの丁数やチェーンの型番も全く同じ。カラーチェーンとかどうですか?って提案あったのですが、耐久性重視で見送りました。

ドライブスプロケットを装着する前
ドライブスプロケットを装着する前

ドライブスプロケットを装着する前に周りを清掃。油や砂、泥、煤、サビがブレンドされてまあとても汚れています。

ドライブスプロケットを装着
ドライブスプロケットを装着

新しいドライブスプロケットを装着。写真の粒子が粗いのは私のスマホのカメラの性能の限界です。

リアホイール装着
リアホイール装着

リアホイール装着。前の写真に比べてスイングアームやホイールも綺麗になっていますね。あと、ドリブンスプロケットを固定するボルトを締める時のトルクレンチの「カッコン」っていう音が印象的です。

チェーンをかける途中
チェーンをかける途中

チェーンをかけていきます。新品のまだグリスがのったチェーンが目に眩しい。

カシメ工具でカシメて接続
カシメ工具でカシメて接続

チェーンにピンを通してカシメて接続します。

チェーン、前後スプロケ交換終了
チェーン、前後スプロケ交換終了

チェーンを接続した後、張り具合を調整して作業終了です。チェーンの初期伸びを見込んで少し張り気味に仕上げたとのこと。後日、少し走った後に調整に来てねーってことでお会計。

丁寧な仕事には価値がある

今回の作業をお願いして思ったこと。多分頭の中にあるスペック(例えばボルトの締め付けトルクとか)を一つ一つ確認しながら作業している様子には頭が下がりました。分解して清掃して観察して再度組み上げての作業ですが一つ一つがバイク愛が見て取れるほどに丁寧であるというのは大変なことです。

大手バイク用品ショップの工賃と比較すると若干高めの設定ですが、かけている時間、作業スペースの維持などを考えれば適正。というよりも、従業員さんの給料とかも考えると、「丁寧な仕事で、少しずつ高く」を目指し価格競争のレッドオーシャンで泳がないのが大事だと考える次第。

私としては常に確かな技術を持った同じ人に作業して貰えるというのは贅沢な話です。

基本を忘れない

いつもお世話になるのですが、タイミングを見計らってあちこち洗車してくれます。今回はリアタイヤを外したのでホイールやスイングアーム周りを「とても綺麗に」して頂きました。

「洗車」そのものは工賃に含まれず、時間をかければかける程「損」とも言えるのですが、本当に丁寧に作業してもらえました。フロントフォークの点サビも指摘して貰い、普段の手入れ不足を反省。整備の基本は清掃なのかも知れません。

そう言えば最初に来た時は古い店でしたが整理整頓、清潔感は行き届いていたことを思い出します。更に店舗改装し新しくなったあとは余計にその印象が強くあります。工場や作業場では整理整頓清潔が基本として重視されますが、その基本を実践しています。

基本を忘れず、愛を持ってバイクに接して貰える桜井ホンダピアは良い店だと思います。

高知から東京まで帰京ツーリング

連休が終わり、高知から東京まで帰京します。午前中、早い時間は四国地方雨が強く出発が少し遅め。東京で夜間走行しなくてよいように燃費はさておき、法定速度ペースを維持して800kmを平均約10時間で走る計画です。

お昼休みは宝塚北SAで

宝塚北SAの様子
宝塚北SAの様子

道のりの中間地点は新名神土山SA(外部サイト)付近ですが、出発が遅かったため手前の宝塚北SA(外部サイト)で休憩。給油は別途土山SAで行うことに。燃費は次の写真の通り。

宝塚北までのメーター
宝塚北までのメーター

高知~高松~淡路~神戸はアップダウンが多く燃費は伸びにくい行程。法定速度で33.5km/lは通常のミドルクラスなら十分良いと言えますがNC750Sとしては今一つです。

新名神からは燃費が良くなる

土山SAでのメーター
土山SAでのメーター

宝塚北を出発して土山SAで給油。適当に撮影したら見にくい写真になってしまいました。TRIP 431.5km AVG. 35.4km/lで宝塚北から100km程度で平均燃費が2km/l程度改善しています。新名神の区間はアップダウンが少なく、燃費が良いです。

長泉沼津で休憩

長泉沼津SAの風景
長泉沼津SAの風景

土山で給油した後、長泉沼津で休憩を取ります。浜松から御殿場までは120km/h区間。この区間はペースも法定速度に合わせます。メーターは撮影し忘れましたが34km/l程度の数字。ペースの割にはさほど悪化しませんでした。この時間帯は天気も良く風は弱く穏やかだったことも影響しているかもしれません。

東京到着

東京到着時のメーター
東京到着時のメーター

東京に到着し最寄りのガソリンスタンドでのメーター。行程398.8kmで平均燃費35.1km/l。10時間で走る予定でほぼ10時間、予定通りでした。

結論から言うと、やはりペースを上げた分前回の「東京→高知」に比べて平均燃費で3km/l程度悪化しています。とはいえ10%程度なのでさほど気にならないといえば気にならない程度です。

次回は長距離走ったのでいろいろメンテです。

東京ー高知 一回給油のツーリング

NC750Sなら一回給油で行ける

東京から実家の高知まで帰省のツーリング。道のりは経路によって多少違いがあるものの800kmちょっと。タンク容量14lなので平均燃費30km/lで行けばギリギリ大丈夫。余裕をもって33.3km/lが目安です。

過去に同じトライをし余裕があることは確認済み。今回は「少しペースアップ」、「2年前との違い」などを検証してみます。

出発~港北PA~浜松SA

自宅から出発し浜松辺りで休憩の予定…だったのですが港北PAでトイレ休憩。ここまでは一般道含みなので燃費は32km/l程度。まあ、想定通りです。

少し時間ロスしたので今回はペースアップすることに…と思っていたら横浜青葉~海老名JCTまで渋滞。ひどい渋滞ではありませんでしたが更に時間ロス。海老名JCTを通過すると流れは順調。90~100km/hで流れに合わせてペース調整。

御殿場JCTで新東名に移り制限速度120km/h区間で100~110km/hにペースアップ。120km/hで巡行すると燃費が不安なので区間としてはやや抑え気味。またNC750Sは風防性は全く考慮されていないので120km/hの巡行は体力を消耗します。長距離乗る予定なので体力温存の意味も含めて自重。

浜松SAでの燃費表示は34.3km/l。ペースのわりにまあまあか?

浜松SA~土山SA(給油)

浜松SAを出発して間もなく120km/h区間終了。豊田東JCT辺りまで来ると交通量も増えて70~80km/hのペースで流れている状態。名港トリトンを渡り切ったあたりから燃費はどんどん良くなっていきます。この位の速度帯がNC750Sの燃費が良くなります。

前回は草津PAまで走りましたが、同じところで休むのも面白くないので一つ手前の給油ポイント土山SAで食事+給油をすることにします。

土山SA 黄金しょうゆラーメン
土山SAの黄金しょうゆラーメン

お昼は「黄金しょうゆラーメン」にしてみました。あっさりした味ですが、ちょっと塩気が強い感じがしました。SA, PAの食事って味付けがちょっと濃いものが多いのですが何故でしょう?

土山たぬき

土山たぬき
土山たぬき

土山SAのキャラクター土山たぬきです。信楽焼きのタヌキが甲賀の忍者コスプレしているようなキャラクターですね。

400X, GoldWingの団体
400X, GoldWingの団体

新東名の途中でGoldWingの団体に抜かれましたが、土山SAで追いつき先発しました。土山の手前のどこかで休憩を入れていたものと思われます。マスツーリングはどうしても休憩増えますからね。

給油。駐車場からガソリンスタンドに移動してサイドスタンドを出した瞬間にメーターがResv表示に変わりました。走行距離も丁度400km/l。平均燃費37.5km/hです。前回よりペースを上げていますがほぼ同じ数字です。もっとも走行時ペースは上がっているものの途中ストップが多かったり休憩長めなど時間的なペースは上がっていません。

給油量は10.66l、単価186円で支払額1983円。NC750Sに乗り始めて最も高いガソリン代でした。

妙に調子が良い後半の始まり

給油後、NC750Sの調子がとても良い感じになりました。エンジンのレスポンスもいいし、フロント・リアのサスペンションの動きも滑らかで走りやすい。今では死語かもしれませんが、全体的に「あたりが出た」感じです。

新名神の新しい舗装で京都までは全体的になだらかな下りになることも影響しているかもしれませんが燃費計が44km/l程度を示していました。尤も調子はともかく大阪を過ぎて地形のアップダウンがあると燃費自体は徐々に下がっていきました。

高松道経由で府中湖PAで休憩

明石海峡大橋、大鳴門橋を通過して四国上陸。ここから高知までは徳島道と高松道の選択肢があります。距離的には徳島道の方がやや短く、ただし法定速度低め。今回は高松道を経由することにします。トイレ休憩で府中湖PAで休憩します。

府中湖PAの風景
府中湖PAの風景

府中湖は府中ダムのダム湖ですが、このダムの特徴は目的がI(工業用水)のみという点です。府中湖PAからダム湖やあわよくばダムが撮影できないかと期待しましたが、「全く見えません」。残念。お土産を買って再出発。

後半の走行距離と燃費

土山SAから実家までの走行距離
土山SAから実家までの走行距離

実家まで土山SAから走行距離428.5kmで燃費が38.5km/lと表示されています。(最寄りのICを下りたところでResv表示になりました。)この日は事情があり給油できず翌々日+2kmくらい走った後、給油すると11lちょうど。満タン法の計算で39km/l。0.5km/l分の違いはどこからきたのか。恐らく給油時にどこまでいっぱいに入れたかの差で多分38.5km/lに近いのではないかと思われます。FIなので噴射量はかなり正確に測られていると思うので。

NC750Sの燃費 東京ー高知走行時

東京の自宅~新名神土山SA 距離400km 給油量10.66l
燃費37.5km/l(満タン法) ゲージ指示未記録

新名神土山SA~高知の実家 距離429km 給油量11.0l
燃費39.0km/l(満タン法) 38.5km/l(ゲージ)

前回は経路が少し違いますが前半が37.5km/l、後半が37.0km/lなのでほぼ同じか少し良いくらいです。今回の方が燃費をあまり気にせずペースを上げていますがこのような結果になったのは…色々理由は考えられますが一番大きいのはオイルの違い。

普段は10W-30ですがショップのキャンペーンでオイルが半額だったので少し高価な5W-30が今入っています。これが原因じゃないかなあ、とは言え微々たる違いですけどね。あと前回より少し(-5kg)位痩せたからか?NC750Sの全体的なコンディションも保たれていることも確認できました。

今回はこれでお終い。次は穴内川ダムです。

奥多摩経由深城ダムツーリング

入間白岩林道は通行止め

入間白岩林道の入り口(2021年7月)
入間白岩林道の入り口(2021年7月)

7月某日、ちょっと天気が悪いけどツーリングに出かけました。天気予報も「曇り」。予定は都心から青梅街道、秋川街道を経由して檜原村。入間白岩林道で数馬に抜けて奥多摩湖。奥多摩湖から大菩薩ライン経由で上日川峠に向かい、上日川ダム北岸。林道を抜けて、大菩薩初鹿野線経由で甲州街道に抜けて都心に帰るルートを想定していましたが…残念。周りの植物たちを撮影して引き返します。

山野草とニホンミツバチ?(2021年7月)
山野草とニホンミツバチ?(2021年7月)

夏が本番になってきて花に変わって昆虫が主役になってきました。あちこちで幼齢のバッタや跳ねたり、ミツバチが蜜を集めるのに忙しそうに飛び回っていました。写真のミツバチはセイヨウミツバチかニホンミツバチか?撮影場所から2~3km以内には養蜂所はなさそうなのでニホンミツバチと思われますが、巣箱を置いている可能性もありはっきりとは分かりません。

マムシグサの実(2021年7月)
マムシグサの実(2021年7月)

マムシグサの若い実です。このマムシグサ6月ごろからずっと撮影しているのですがなかなか実が赤くなってきません。記事をまとめている8月は雨が多く出かけられていません。撮影のタイミングを逃さないか心配しているところです。

深城ダム方面にツーリングルートを変更

奥多摩湖方面へ。奥多摩湖近辺から想定していたルートの柳沢峠方面を見ると、キリ?というか雨。大菩薩初鹿野線で大雨に降られた過去を思い出し経路変更。久々に国道139号方面に抜けて深城ダムを訪ねることにしました。

深城ダムは山梨県営の重力式コンクリートダムで上日川ダム、葛野川ダムで構成される揚水発電所の下流に位置します。アクセスはごく簡単で国道139号を小菅村から大月方面に南下し松姫トンネルを抜けてすぐの国道沿いにあります。ダムの上流側手前に展望所がありまずそちらに立ち寄り撮影。(晴れた日の深城ダムの様子はこちらー2020年9月)

深城ダム展望所でNC750Sを撮影(2021年7月)
深城ダム展望所でNC750Sを撮影(2021年7月)

この展望所からは深城ダムの堤体正面が良く見えます。更に降雨期を前にして放水中で水位が低くいつもにも増して堤体が良く見えました。

深城ダムの堤体正面(2021年7月)
深城ダムの堤体正面(2021年7月)

天気が少しだけ回復して良いタイミングで明るくなりました。堤体中央にオリフィスゲートとクレストゲートが見えています。この時はオリフィスゲートから放流中でした。というか、水位が低くてクレストゲート丸見えです。

深城ダムの天端とNC750S(2021年7月)
深城ダムの天端とNC750S(2021年7月)

深城ダムはほとんど訪れる人がいません。なので、良いアングルの記念撮影もしやすいのが良いところです。ダム天端は車両通行止めですが、歩いて散策することが出来ます。しかし、深城ダムのだいご味はやはり階段状になった減勢工下流を流れ落ちる水の音。NC750Sを駐車場に停めなおして国道を徒歩で大月側に数百メートル移動します。

深城ダムは人工の名瀑だと思う

人口の名瀑、深城ダムの放流音をお楽しみ下さい

ダム堤体に戻ってきて天端から放流の様子を録画しました。

深城ダム天端から放流の様子を撮影。

ダム天端から下流側を撮影するとこんな感じでした。オリフィスゲートからの放流に加えて下の建物横からも放流されています。これは深城ダムに併設された深城発電所の放流と思われます。深城発電所は認可出力340kWでいわゆる小型水力発電所です。周囲に電線がなくどうやって送電しているのか分かりませんが、もしかしたらダムの運用用に使用されているのかもしれません。

動画の30秒過ぎくらいにちらちらと何かが飛んでいるのが分かります。

堤体下流側をよく見るとイワツバメがたくさん

深城ダムのイワツバメ(2021年7月)
深城ダムのイワツバメ(2021年7月)

ダム堤体下流側をよく見ると小さな動物が群れていました。肉眼では確認しにくかったのですが、カメラの望遠でみて分かりました。どうやらイワツバメの群れのようです。天敵である猛禽類から身を守るのに天然の環境では断崖絶壁に群れたりするようですが、人口の断崖絶壁ダム堤体表面に群れていたようです。イワツバメも大変だ。

深城ダムを満喫した後は国道139号を南下して猿橋まで抜けて甲州街道。国道16号→青梅街道の経路で帰宅しました。深城ダムの放流動画が大収穫のダムツーリングでした。

次回は大場所。矢木沢ダムへ。

ダムツーリング(小河内ダムと上日川ダム)前編

入間白岩林道経由で小河内ダムへ

入間白岩林道入り口でNC750S(2021年6月)
入間白岩林道入り口でNC750S(2021年6月)

6月の少し天気の悪い日、でも愛車と出かけたくて奥多摩へ。小河内ダムを最初の目的地にして青梅街道、五日市街道、入間白岩林道、数馬、月夜見第一駐車場のルート。上の写真は入間白岩林道入り口で撮影したものです。

入間白岩林道はほぼ完全に舗装されていて極端に狭い場所もなく安全な林道です。もちろん林道ですから落石・落ち葉に気を付けるとか見通しが悪いカーブが続くので注意、ガードレールがない場所に近寄らないなど基本的な安全対策は必要です。

このルート、バイクで走っている人より自転車の人が多い印象があります。確かに「心地よいワインディングを楽しむ」という場所ではないので、バイクは素直に奥多摩周遊道路を経由するのでしょう。

林道の楽しさは多くの自然

  • 奥多摩のマムシグサ(2021年6月)
    奥多摩のマムシグサ(2021年6月)
  • 何者かにかじられたヘビイチゴ(2021年6月)
    何者かにかじられたヘビイチゴ(2021年6月)
  • マタタビ?の花@奥多摩(2021年6月)
    マタタビ?の花@奥多摩(2021年6月)

林道のツーリングの楽しみは交通量の少ない道を自分のペースでゆったりと走っていくこと、そしてその豊かな自然を楽しむことだと思います。管理人の腕前から言ってフルダートの道をテクニックを駆使して制覇するのは無理ですから(笑)。

春には花が多かったこの場所も、初夏になるにつれて葉が青々としてきて場所によっては欝蒼と茂っています。そんな中でも特徴的だったり可愛らしい植物が頑張っていました。

マムシグサはマムシ柄の幹の周りに立派な葉を環状に付ける姿が特徴的で、天辺には若い実がなっています。マムシグサの足元には何者かにかじられたと思われるヘビイチゴがありました。視線を上に向けると綺麗な白い花が咲いていました。おそらくマタタビの仲間だと思います。まだ実がなっていなかったのでサルナシとの区別が付きませんでした。

ひとしきり植物の撮影をして数馬経由で小河内ダムに向かいます。

月夜見第1駐車場から小河内ダムを望む(2021年6月)
月夜見第1駐車場から小河内ダムを望む(2021年6月)

月夜見第1駐車場に寄って小河内ダム方面を撮影します。ずいぶん水量が減っています。小河内ダムは元々上水道利水と発電を目的に建設されていて洪水調整は役割に入っていませんでした。

ところが令和に入ってからの大雨があった後、洪水対策で域内の主要ダムで降水が予想される場合に備え事前放流による洪水調整量の確保が関係自治体、省庁などで合意されました。大雨が予想される場合、事前放流する協定ですが多降水期には常時水位を低めにしておくことで事前放流の大きな影響を緩和する運用がされている可能性もあります。(ダム関係者に聞いてみたいです。ご存じの方コメントください。)

小河内ダムをあらためて楽しむ

  • 小河内ダムの余水吐近辺(2021年6月)
    小河内ダムの余水吐近辺(2021年6月)
  • 奥多摩湖の小滝(2021年6月)
    奥多摩湖の小滝(2021年6月)
  • 小河内ダムのゲートの無い堤体(2021年6月)
    小河内ダムのゲートの無い堤体(2021年6月)
  • 多摩川第一発電所(2021年6月)
    多摩川第一発電所(2021年6月)

小河内ダムについてダム周辺を散策します。余水吐のゲートは既に役に立っておらず、むしろ余水吐きの前にちょっとした岸壁のようなスペースが出来てしまっています。勿論、水位が高い場合はこのスペースは水没しています。

ダムの天端に歩いている途中振り返ると湧水が基になった小さい滝が流れ落ちていました。あまりに小さいので焼け石に水ならぬ「涸れダムに小滝」という言葉が思い浮かびました。

ゲート類が見えない堤体を撮影し、多摩川第一発電所の直上から写真を撮影しました。2系統ある発電機のうち一系統の下流は水が流れている気配がなかったのでこの時は1系統のみ発電運転していたものと思われます。(なおゲートが見えないと書きましたが、堤体中央の白色の構造物の下にオリフィスゲートがあります。)

多摩川になった奥多摩湖

多摩川上流になった奥多摩湖(2021年6月)
多摩川上流になった奥多摩湖(2021年6月)

奥多摩湖に沿って柳沢峠方面に向かいます。途中で奥多摩湖を覗くと湖というよりは多摩川になっていました。奥多摩湖の水位が低い時によく見る風景です。この時はニホンザルが川を渡る電線を渡っていました。他サイトに掲載したものですがクリックして動画もお楽しみください。

次回はフルーツラインの風景など。

NC750S前後タイヤ交換

オーダーをミスする

NC'50Sフロントタイヤ(2021年5月)
NC750Sフロントタイヤ(2021年5月)

走行距離15000kmを超える辺りでそろそろフロントタイヤ交換と思っていました。そこでオイル交換のタイミングでタイヤ交換を予定。前だけにして費用を抑えるか、前後一緒に別のタイヤにして乗り味の違いを体感してみるか。前者ならBridgestone BATTLAX SPORT TOURING、後者ならDunlop ROAD SMARTかなどWEBで検討。今回は費用を抑え、前者にしようと決めてWEBを見ながらショップに電話。

「こんにちわー、フロントタイヤ交換したいんですけどー。」
「今何はいてます?」
「ああダンロップです。」
「じゃ入れときます。」

のようなやり取りで予約。週末に交換を控えたある日…あれ?この前ダンロップって言わなかったか?今はいてるのBridgestoneだよね。と気づき、メールで確認するとやっぱりダンロップって言ってた。わざわざ返品してもらうのもどうかなので一緒に後ろも変えることにしました。それから入荷までにショップの休みや雨とかで延び延びになって結局下久保ダムの帰りに交換することになりました。

DUNLOP ROAD SMARTⅢに交換

Dunlop RoadSmartⅢ(2021年5月)
Dunlop RoadSmartⅢ(2021年5月)

ハイグリップタイヤだとBRIDGESTONEの方が良いと思うけど、ツーリングメタイヤならDUNLOPも悪くないと思うよー。それよりフロントがこれだけ減ってるとタイヤの差より鮮度の違いの方が大きいよねとのショップコメント。上の交換前の写真だとまだ溝が残っているように見えますが、実際にはほとんど段差がなくなっていました。管理人の腕は別にしても思いがけない場所でずるッ!ってなることもあったので新しいタイヤに期待です。

タイヤ交換中

NC750Sタイヤ交換中(2021年5月)
NC750Sタイヤ交換中(2021年5月)

こうやって見るとチェーンも錆が浮いてきています。駐輪場のコンディションが良くないので車体下の方の金属部品は錆がちです。特にチェーンは錆が一旦浮いてしまうとメインスタンドがないのでちゃんと手入れするのが難しいです。そのためにスタンド付けるのももったいないので結局オイル交換の際にショップがサービスでやってくれてます。感謝。

タイヤ交換の費用は…もっと安いところはあります。タイヤ自体の値引きは少ないですし、規定工賃が決まっていますから。でもブレーキ周りの鉄粉除去、チェーンの注油、細かい洗車サービスなどなど工賃メニューに必ずしも含まれない作業の中でバイクへの愛を見てしまうとリーズナブルな価格だと本当に思いました。ひょっとすると愛犬、愛猫を動物病院で見てもらっている気分ってこんな感じかも。

ちなみに新しいタイヤでまだどこにも行けていません。しかし帰宅の道のりだけでも交換前は接地感が薄い割にノイズはがっちり拾っていましたが、接地感とロードノイズのバランスがとてもよくなったことは分かりました。

タイヤ慣らしも兼ねてどこか出かけたいのですが雨の日が続き恨めし顔で空を仰ぐ日が続いています。タイヤ交換後最初のツーリングはどこにするか?お預け状態の下久保ダム、冬場は行くことが難しい利根川上流域、新しいタイヤをのんびり慣らしやすい房総方面か迷ってます。

というか晴れろ晴れろ晴れろーっ!

次回から房総に小旅行に行った写真など。

下久保ダムに向かうツーリング2 – 三波石峡の風景

下久保ダムを下流から望もうと…

三波峡へ続く道(2021年5月)
三波石峡へ続く道(2021年5月)

下久保ダムをまずは下流側から見てみようと思い、三波石峡方面へ進みます。舗装はされていますがやや状態が悪く、狭いところもありました。とりあえずNC750Sと記念撮影。ただ堤体は見えているもののゲートや機械室などのダム要素が全く見えず変だなーと思いましたが…これは下調べ不足。後から事情が分かりました。

三波石峡の風景

三波石峡の駐車場にNC750Sを停めて、石峡の遊歩道を歩いてみます。遊歩道に入ってすぐの所に橋が架かっており、そこから上流側を撮影したのが下の写真。どう見てもダムというよりは刑務所の壁のように見えます。渓流の風景は綺麗でしたが若干流量不足か石には苔がついていました。

下久保ダムを三波石峡から望む(2021年5月)
三波峡へ続く道(2021年5月)

三波石峡の天然記念物指定記念碑

三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)
三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)

遊歩道の入り口、橋の手前には天然記念物指定を記念した碑があります。記念碑に「採石植物採取をしてはならない」「紙くづ等を散らし美観を傷つけてはならない」って書いているのも珍しい様な気がします。石碑の下部には三波石峡の様子が彫られています。この石峡では特徴的な石には一つ一つ名前が付けられており48あるとされています。この碑に彫られている渓流の様子はこの48の石石をそれぞれ表しているようです。

次回はもう少し三波石峡。

神回 奥多摩→大菩薩初鹿野線のツーリング 5

中日川峠付近の文句なしの絶景

大菩薩湖奥の林道から富士山を望む(2021年5月)
大菩薩湖奥の林道から富士山を望む(2021年5月)

大菩薩湖を過ぎて以前に来たときは閉鎖されていた中日川峠方面の林道の途中で撮影した富士山。案内板の写真を見て林道の名称を調べようとしたらピントが微妙にあっておらず小さい文字が読めませんでした、しまった。

やや緑に囲まれた狭い林道をしばらく走ると突然視界が開けて富士山が現れました。なんと、雲もかかっておらず本当に真正面に見えました。林道で視野が狭くなっている時に風景がパッと開けて目の前に富士山が見えた時の感動は「わーっ」です。

NC750Sと富士山

富士山とNC750S(2021年5月)
富士山とNC750S(2021年5月)

絶景を背景にNC750Sの記念撮影。どんなバイクでもここで撮影したら10倍くらいは格好良く写ると思います。また通過したタイミングもよかったです。この場所から富士山は南向きなのでもうちょっと早い時間だと逆光になるところでした。このツーリングではずっと富士山に雲がかかっていましたが、この時間帯にこの状態で通過できたのは普段の行いが良いからでしょう。

大菩薩湖も絶景ですよ

大菩薩湖展望台からの風景(2021年5月)
大菩薩湖展望台からの風景(2021年5月)

時系列的には手前に戻りますが、大菩薩湖の様子です。写真左端に雲に隠れて富士山が見えています。青空の雲、大菩薩湖の水面がとてもきれいです。もしもう少し風がなくて水面に雲が映っていたら本当に最高だったかもしれません。

この経路気に入りました。残念ながら晴れる可能性の高い冬場は大菩薩初鹿野線が通行止めになるので晩春~初秋限定コースですが。ただ全体的に急カーブが多くほとんどがブラインドカーブなので安全運転でまた行ってみたいと思います。

以上、神回。感動が伝われば良いのですが…。次回は下久保ダムツーリング。

奥多摩→大菩薩初鹿野線のツーリング 3

フルーツラインに到着

NC750Sと富士山@フルーツライン(2021年5月)
NC750Sと富士山@フルーツライン(2021年5月)

フルーツラインと呼んでいますが山梨フルーツラインです。福島にも同じ名前で同じような特徴の道があるようです。

フルーツラインのいつもの場所に到着。NC750Sを富士山をバックにして…雲が多いなあ。少し雲が切れてきたので少し待てば見えるかもと思い、先に周囲の果樹を観察。ここに植わっているのはブドウ、モモ、柿です。

ブドウの花の若いつぼみが素晴らしい

ブドウの花の若いつぼみ(2021年5月)
ブドウの花の若いつぼみ(2021年5月)

ブドウの実は下向きに垂れ下がってなりますが、花や特に若いつぼみの時期は天に向かって伸びます。とても力強さを感じさせる様子は私のお気に入りです。これから開花、受粉して袋掛けし成長して収穫に至るのですが、途中の過程は未取材で今年の夏の課題の一つです。

ヘタは立派に柿だ!

柿の花の写真(2021年5月)
柿の花の写真(2021年5月)

フルーツラインを挟んでブドウ畑の向かいは柿畑です。意外にも柿の花は極淡い黄緑色です。ヘタの部分は花の額ですが、すでに柿のヘタと分かる形になっています。品種は非常に大きく育つのが特徴の甲州百目柿と思われます。

残念ながらしばらく待っても富士山は見えるようにならなかったので、フルーツラインを後にして帰宅するか…少し早かったので大菩薩初鹿野線を周るか迷って…大菩薩初鹿野線方面へ。

これが良い判断でした、次回は大菩薩初鹿野線方面で撮影した写真を掲載します。

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