ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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和食ダム 高知県東部ダムツーリング(1)

和食ダムは現在建設中

高知へ帰省して最初のダムツーリングは高知県東部の和食ダム→平鍋ダム→久木ダム→魚梁瀬ダムを計画。実家を出発し国道55号を東進しますが珍しいことにあちこち渋滞していました。GWの人出が戻ってきたのでしょう。

2022年12月に訪問した建設中の和食ダムに再訪します。

5か月前と建設進捗の比較(2022年12月)

建設中の和食ダム(2022年12月)
建設中の和食ダム(2022年12月)

5か月前と建設進捗の比較(2023年5月)

建設中の和食ダム(2023年5月)
建設中の和食ダム(2023年5月)

比較すると左岸側のダム堤体の常用洪水吐のゲートの下あたりまでコンクリート打設が進んだことが分かります。見ての通り和食ダムは和食川に堤体高51mの重力式コンクリートダムとして建設中です。目的はFN(A)Wです。※カッコつきなのは高知県公式には3つの目的とされているためです。

所在地は高知県芸西村。芸西村は過去に洪水被害が発生したこともあり、その上流に建設中の和食ダムは洪水調整の目的を持ちます。また芸西村は上水道は和食川の地下水で農業が盛んで水需要が多い反面、近隣に大河川がないため頻繁に渇水に悩まされます(高知県公式より)。和食ダムは農業用水と上水道用の水供給を安定化させます。ダムの規模や目的は千葉県に多い多目的ダムに近いです。

また和食ダムは近隣の奥出ダムと共に非常に海(河口)に近いという特徴があります。これは高知県の「海に近い場所まで山が迫っている」地形が理由です。

CT125ハンターカブ@和食ダム(2022年12月)

CT125ハンターカブ@和食ダム
CT125ハンターカブ@和食ダム

NC750S@和食ダム(2023年5月)

NC750S@和食ダム
NC750S@和食ダム

前回和食ダムを訪問したのは2022年12月末でその時はレンタルのCT125ハンターカブでした。このときは室戸岬がメインの目的地でその際の写真はこちらから。今回はNC750Sで。NCの方が坂道が楽でした、そりゃそうだ。

和食ダム完成後には沈んでしまう風景

和食ダム上流の現在の堰(2023年5月)
和食ダム上流の現在の堰(2023年5月)

建設中の和食ダム上流には和食ダム(旧)?和食堰?があります。自然越流式でゲートは無いようなので農業用水の確保が目的と思われます。この堰は勿論和食ダムが完成した暁には水没することになります。

和食ダム上流側から堤体予定地を望む(2023年5月)
和食ダム上流側から堤体予定地を望む(2023年5月)

堰の上流かつ和食ダム上流から見た風景です。少し見にくいですが写真中央部格子状のコンクリートで囲まれた白いコンクリート部分がダム天端になります。あと何年かしてダム湛水が完了するとこの写真の左下はダム湖で占められることになります。

次は平鍋ダムへ。

沈下橋を巡るツーリング

沈下橋は関東では珍しいですが、管理人の実家の高知県ではあちこちにあります。実家の近くでも数か所あり、この日の午前中に3か所回ってきました。

名越屋沈下橋

名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
名越屋沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

国道194号と国道33号の分岐から194号方面に向かって比較的すぐの名越屋沈下橋です。仁淀川にかかる沈下橋で最も下流にあります。(多分…)昔はさらに下流に八田堰下流にもっと長い沈下橋がありましたが現在は廃止され撤去されています。代わりに立派な橋がかけられました。詳しい周りの風景はこちらから

片岡沈下橋

片岡沈下橋遠景(2023年1月)
片岡沈下橋遠景(2023年1月)

仁淀川上流向きに194号線を北上し、上八川川と仁淀川の合流点を少し過ぎた所で仁淀川上流向きに西向きに進むと片岡沈下橋があります。橋の下流からの遠景ですが、写真左側右岸に白く見えているのは2022年12月の大雪の残りです。

片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
片岡沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

片岡沈下橋を渡って右岸側の風景はこんな感じです。雪が残っているのはともかくとして、山の影は結構道路が凍結していてドキドキしました。

浅尾沈下橋

浅尾沈下橋遠景(2023年1月)
浅尾沈下橋遠景(2023年1月)

「あさお」ではなく「あそお」沈下橋です。映画やドラマのロケで有名で近年ではアニメ「竜とそばかすの姫」で取り上げられたとか…。残念ながら現在架橋の補強工事中で車両通行止めでした。歩いて渡るのはOKでした。

浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)
浅尾沈下橋とCT125ハンターカブ(2023年1月)

本来、風景の良いところですが工事中につきただの工事現場になっています。少し残念ですが、生活道として重要な橋なのでメンテナンスはとても大切です。

浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)
浅尾沈下橋の説明書き(2023年1月)

片岡沈下橋の建設に触発されて架橋された側面もあるとのこと。へーです。因みに片岡沈下橋まではバイクではすぐですが歩いていける距離では…ないと思います。(マラソン好きな方なら大丈夫でしょうが…)

帰りに鰹を買って帰る

サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)
サングリーンコスモスふれあい市で買った鰹(2023年1月)

帰りにサングリーンコスモスふれあい市で鰹を一本買って帰りました。2000円は実家の母に言うと「高い」の感想ですが、延べ7~8人前の刺身orタタキになったのでリーズナブルなんじゃないかなあ。

マイ釣りポイント

花街道の突堤(2023年1月)
花街道の突堤(2023年1月)

この後、桂浜の近くの花街道の様子を見てCT125を返却。2週間弱で800km程度の走行距離。あちこち走り有意義な休みを過ごせました。ありがとうCT125。

日本で最大風速第二位の場所

第一位は富士山頂。まあそうだろうなあという気がしますが。第二位は「ものすごい風ですー」中継が多いイメージの…

室戸岬です。昨日、レンタルのハンターカブことCT125でツーリングしてきました。その時のスナップショット。(記事は後日増補)

室戸岬遠景

室戸岬遠景(2022年12月)
室戸岬遠景(2022年12月)

高知市から室戸岬に向かうとかずかずの岬があって「あれが室戸岬?」となりますが室戸岬には灯台に登る道がみえるのが特徴です。(その手前に羽根岬などあって思わせぶりなのです。)

月見ヶ浜入り口

室戸岬の海岸入り口(2022年12月)
室戸岬の海岸入り口(2022年12月)

月見ヶ浜の風景

月見ヶ浜の風景(2022年12月)
月見ヶ浜の風景(2022年12月)

こっそり磯釣りしている人がいる。人は見えないけど、竿の一部が…、分かる?

中岡慎太郎像と室戸岬灯台(2022年12月)
中岡慎太郎像と室戸岬灯台(2022年12月)

室戸岬近くのアロエ

室戸岬のアロエ(2022年12月)
室戸岬のアロエ(2022年12月)

CT125と室戸岬

CT125と室戸岬入口(2022年12月)
CT125と室戸岬入口(2022年12月)

中岡慎太郎先生の前にCT125

CT125と中岡慎太郎像(2022年12月)
CT125と室戸岬入口(2022年12月)

以上、スナップショットでした。記事は後日増補。

夕焼けのフライト

羽田空港の機内からみる東京タワー

羽田空港から見る東京タワー(2022年12月)
羽田空港から見る東京タワー(2022年12月)

羽田空港から見る東京タワーです。煙って見えるのはJA316JのAPU排気の影響です。東京湾のガントリークレーン群の向こうに東京タワー。さらに奥は?方向的には男体山あたりですが…。

夕焼けの中の着陸

夕焼けランディング@羽田空港(2022年12月)
夕焼けランディング@羽田空港(2022年12月)

もう30年以上前になりますが、タイトーがミッドナイトランディング→トップランディングというビデオゲームをリリースしました。管理人好んでプレイ。このゲームのエンディングは夕焼け中の着陸…だったような。

羽田空港からみる富士山

夕焼けの富士山(2022年12月)
夕焼けの富士山(2022年12月)

右手前に丹沢、左手前に箱根を従えて奥に富士山。

東京湾上空の風景

東京湾上空から横浜、富士山などなど(2022年12月)
東京湾上空から横浜、富士山などなど(2022年12月)

左下にアクアラインの風の塔。中央、東扇島から扇島。大黒ふ頭を経てベイブリッジで横浜。左奥に少し相模湾、右に向けて箱根、富士山、丹沢。絶景。

宝永の大噴火時の跡が良く見える

富士山上空からの風景(2022年12月)
富士山上空からの風景(2022年12月)

富士山を東側上空から。宝永の大噴火でできた宝永火山や宝永山が良く見えます。積雪がある分余計に形状が分かりやすいかも。

かなり暮れてきました

夕焼けから宇宙に続いている(2022年12月)
夕焼けから宇宙に続いている(2022年12月)

夕焼けから宇宙に続く色合い。機内の風景が映り込んでいるのはご愛敬です。

紀ノ川流域か?

紀伊半島南部からの風景(2022年12月)
紀伊半島南部からの風景(2022年12月)

暗すぎて場所は特定できませんでしたが紀伊半島南部から紀ノ川流域を見ている気がする。この写真はシャッタースピード調整してISO大きく撮影しているので明るく見えますが、肉眼では「ほぼ真っ暗」でした。

赤い帽子をかぶるわけにはいかないよね

クリスマスのANAスタッフ(2022年12月)
クリスマスのANAスタッフ(2022年12月)

高知空港到着。ANAのスタッフの皆さん青い帽子でクリスマスを彩ります…。赤ってわけにいかないでしょう、やはり。

この後、実家に向かいました。バスで高知駅まで。驚いたことに雪の影響で実家方面の汽車は…ない。ので、タクシー…ほぼいない…と思ったら一台来てくれて助かった。というわけで夕焼けのフライト回終了。

高知から東京まで帰京ツーリング

連休が終わり、高知から東京まで帰京します。午前中、早い時間は四国地方雨が強く出発が少し遅め。東京で夜間走行しなくてよいように燃費はさておき、法定速度ペースを維持して800kmを平均約10時間で走る計画です。

お昼休みは宝塚北SAで

宝塚北SAの様子
宝塚北SAの様子

道のりの中間地点は新名神土山SA(外部サイト)付近ですが、出発が遅かったため手前の宝塚北SA(外部サイト)で休憩。給油は別途土山SAで行うことに。燃費は次の写真の通り。

宝塚北までのメーター
宝塚北までのメーター

高知~高松~淡路~神戸はアップダウンが多く燃費は伸びにくい行程。法定速度で33.5km/lは通常のミドルクラスなら十分良いと言えますがNC750Sとしては今一つです。

新名神からは燃費が良くなる

土山SAでのメーター
土山SAでのメーター

宝塚北を出発して土山SAで給油。適当に撮影したら見にくい写真になってしまいました。TRIP 431.5km AVG. 35.4km/lで宝塚北から100km程度で平均燃費が2km/l程度改善しています。新名神の区間はアップダウンが少なく、燃費が良いです。

長泉沼津で休憩

長泉沼津SAの風景
長泉沼津SAの風景

土山で給油した後、長泉沼津で休憩を取ります。浜松から御殿場までは120km/h区間。この区間はペースも法定速度に合わせます。メーターは撮影し忘れましたが34km/l程度の数字。ペースの割にはさほど悪化しませんでした。この時間帯は天気も良く風は弱く穏やかだったことも影響しているかもしれません。

東京到着

東京到着時のメーター
東京到着時のメーター

東京に到着し最寄りのガソリンスタンドでのメーター。行程398.8kmで平均燃費35.1km/l。10時間で走る予定でほぼ10時間、予定通りでした。

結論から言うと、やはりペースを上げた分前回の「東京→高知」に比べて平均燃費で3km/l程度悪化しています。とはいえ10%程度なのでさほど気にならないといえば気にならない程度です。

次回は長距離走ったのでいろいろメンテです。

仁淀川中流域の風景

桐見ダムに向かったはずが…

GW中とはいえ仕事に追われているある日、あまり遠出はできないので実家から比較的近い桐見ダムにツーリング…のはずが道に迷って行きつけず。結局国道56号に出て須崎→土佐市→いの町で帰宅することに。

途中八田堰(の跡)に立ち寄りダムに行けなかった悔しさを晴らしました。

土佐の名臣 野中兼山が建設を主導した八田堰(の跡)

八田堰(の跡)を下流左岸から望む
八田堰(の跡)を下流左岸から望む

八田堰は江戸時代初期、土佐藩の野中兼山が主導し建設され、昭和30年代に近代的な堰に改修されました。石組の堰は改修はされましたが堰の配置や形状は踏襲されている様です。特に流れの勢いを受け流すために流路に対して斜め(google mapへのリンク)に堰を作っているのはよく考えられているなあと思わされます。

野中兼山は学もあり謹直かつ実行力があり名臣と言って間違いないと思います。実際その功績で藩財政を好転させています。しかし多くの建設を行う上で農民に苦役を課したり、家臣に倹約を強いるなどの理由で罷免されてしまいます。

実際の理由は郷士を優遇したことが上士に妬まれたことだと管理人は思っています。優秀な人が有能だが身分の低い人を抜擢して能力の無い身分の高い人に恨まれるというのは古今東西小説の筋で出てきそうな話です。

罷免後、本人は数ヶ月後に病死。家族は気の毒なことに土佐藩西部宿毛に移され幽閉され子孫を残すことが禁じられました。ひどいなー。

南の谷排水機場

国交省南の谷排水機場
国交省南の谷排水機場

仁淀川中下流域は仁淀川自身が作った平野が広がり古くから田畑が開発されてきました。平野であるが故に低い土地が多く洪水による被害が多発してきました。

堤防を作り対策をしていますが、降雨時に水面が高くなると周囲から普段は流入している支流に逆流して支流側で洪水が発生します。そのため、支流の合流点に堰をつくって支流側の水をポンプで本流に流す設備が排水機場です。

仁淀川紙のこいのぼり

仁淀川紙のこいのぼり
仁淀川紙のこいのぼり

新型コロナの影響で2年間中断がありましたが、今年は仁淀川紙のこいのぼりが開催されました。国道33号線の仁淀川橋からその様子を撮影したのが上の写真。川の中にこいのぼりが泳いで(動画)います。

この場所、こいのぼりの時期はもちろんたくさんの人で賑わいますが、普段でもシーズンになればキャンプや水泳を楽しむ人々で賑わいます。いわゆる「仁淀ブルー」はこの場所よりだいぶ上流ですが、十分綺麗な水を楽しめます。

「紙の」の秘密

紙のこいのぼり
紙のこいのぼり

紙を水に泳がせたら溶けるのでは?と思いますよね。紙と称していますが、一般的には「不織布」と呼ばれているものです。製法が紙と近いのでそう呼んでいるのでしょう。なお高知県いの町は今でこそ「仁淀川」推しですが、平成の大合併以前は「紙の町」推しでした。そんな事情もあって「紙の」なんだと思います。

今回の記事を書くにあたって八田堰を調べているといの町関連のサイトでは「八田堰の跡」と表記されていました。現在も八田堰として運用されているので「の跡」は要らないように思うのですが事情をご存知の方教えて下さい。

次回はもう東京に帰ります。このGW、仕事に追われてあまりあちこちいけなかった。休み中の時間をあてにして日程立ててはいけませんね。

穴内川ダムツーリング

高知市街地から意外と近い穴内川ダム

穴内川ダムは高知市街地からは国道32号線を高松方面に向かい30km弱、穴内川にかかる繁藤橋を過ぎてすぐ県道268号線に入ってしばらく山に登った場所にあります。

国道32号線は幹線ですが、並行して高知自動車道があり比較的交通量が少なくバイクツーリングには最高です。県道268号線は…よくある山間部の県道なりに狭いです。が、意外と交通量があるので注意。

穴内川ダム到着

穴内川ダム到着
穴内川ダム到着

穴内川ダムは県道268号線沿いにあり絶対に見落とすことはありません。駐車駐輪場からダムのゲート設備までが最も近いダムの一つかもしれません。(そんなランキングはどこにもないと思いますが。)

駐車場スペースからもダムを愛でることが出来ますが…かなり高度感があります。ダム堤体だけでなく両岸もかなり切り立っていて、高所恐怖症気味の管理人にとってはかなり怖い感じです。

穴内川ダムは中空重力式コンクリートダム

穴内川ダムの構造・諸元
穴内川ダムの構造・諸元

穴内川ダムは全国に13基しか現存しない「中空重力式コンクリートダム」です。コンクリートが高価な時期(38年竣工)に建設されて、使用量を少なくするためにこのような構造が採用されました。バットレスダム丸沼ダムもコンクリートを節約するための構造ですが、竣工年は丸沼ダムの方がかなり早く昭和3年。ある程度の規模になるとバットレスダムは建設が難しいのだと思います。

ダムの目的はP(発電)のみ。当初、洪水調整機能も持たせるよう計画されていたようですが、利権調整がうまくいかず四国電力が単独で事業を進めたとか。いつの世もダム建設は物議を醸します。

高度感がある穴内川ダムの天端通路

穴内川ダムの天端通路
穴内川ダムの天端通路

コンクリートを節約するためかもしれませんが、穴内川ダムの堤体と天端は中空の天端の上にかさ上げの垂直の壁が追加されたような構造です。そして、天端が狭い。結果的に高度感が強いです。その上、ゲート部は写真のような橋が架かっていて、その橋の両端に階段があるという独特さ。この階段と橋が高度感があり正直ちょっと怖いです。

どこかで見たようなクレストゲート導流部

穴内川ダムのクレストゲート導流部
穴内川ダムのクレストゲート導流部

穴内川ダムのクレストゲート導流部です。スキージャンプ台に似た構造で、奥秩父の二瀬ダムの導流部に似ていると感じました。二瀬ダムの竣工年は昭和36年。当時の導流部の設計ではこのような形状が流行っていたのかもしれません。

穴内川ダム堤体を右岸から
穴内川ダム堤体を右岸から

狭い天端通路と切り立った堤体の様子がよく分かると思います。また天端通路近くと堤体本体の境界があるのが分かるでしょうか?上部の方が傾斜が強く、堤体本体でやや傾斜が緩くなってます。緩くといっても通常の重力式コンクリートダムより傾斜がきついように思います。

穴内川ダムのクレストゲートと堤体
穴内川ダムのクレストゲートと堤体

穴内川ダムのクレストゲートは2門のラジアルゲートが左岸側にかなり寄って設置されています。また中空式コンクリートダムの強度を持たせるためか、独特の堤面構造が見えています。

穴内川ダムを下流側から望む

穴内川ダム堤体を下流から
穴内川ダム堤体を下流から

穴内川ダムの堤体はダムに向かう道で直前の「行き止まり」表示されている分かれ道で左側に向かうと橋がありその橋を超えて少し行った場所でベストショットが撮影できます。手前は穴内川ですが水がある程度あるので、時々堤体下部に見える低水位放流施設から放流があるのでしょうか?明示された目的がPのみとはいえ、下流には畑もあり慣行利水権にはある程度配慮する必要があるように思えます。

穴内川ダムとNC750S
穴内川ダムとNC750S

NC750Sと穴内川ダム。この右側を下りていくと堤体直下の広場に行けそうです。が、チョットしたダートでNC750Sで進む気にはなれずここで撮影して終わりにします。

穴内川堤体から聞くウグイス

穴内川ダム堤体近くではウグイスがよく鳴いていました。またよく聞いているとキツツキの木を叩く音らしいのも聞こえてきます。少し音量低いので聞きやすい音量に調整してお楽しみください。

次回は仁淀川中流域を予定。

東京ー高知 一回給油のツーリング

NC750Sなら一回給油で行ける

東京から実家の高知まで帰省のツーリング。道のりは経路によって多少違いがあるものの800kmちょっと。タンク容量14lなので平均燃費30km/lで行けばギリギリ大丈夫。余裕をもって33.3km/lが目安です。

過去に同じトライをし余裕があることは確認済み。今回は「少しペースアップ」、「2年前との違い」などを検証してみます。

出発~港北PA~浜松SA

自宅から出発し浜松辺りで休憩の予定…だったのですが港北PAでトイレ休憩。ここまでは一般道含みなので燃費は32km/l程度。まあ、想定通りです。

少し時間ロスしたので今回はペースアップすることに…と思っていたら横浜青葉~海老名JCTまで渋滞。ひどい渋滞ではありませんでしたが更に時間ロス。海老名JCTを通過すると流れは順調。90~100km/hで流れに合わせてペース調整。

御殿場JCTで新東名に移り制限速度120km/h区間で100~110km/hにペースアップ。120km/hで巡行すると燃費が不安なので区間としてはやや抑え気味。またNC750Sは風防性は全く考慮されていないので120km/hの巡行は体力を消耗します。長距離乗る予定なので体力温存の意味も含めて自重。

浜松SAでの燃費表示は34.3km/l。ペースのわりにまあまあか?

浜松SA~土山SA(給油)

浜松SAを出発して間もなく120km/h区間終了。豊田東JCT辺りまで来ると交通量も増えて70~80km/hのペースで流れている状態。名港トリトンを渡り切ったあたりから燃費はどんどん良くなっていきます。この位の速度帯がNC750Sの燃費が良くなります。

前回は草津PAまで走りましたが、同じところで休むのも面白くないので一つ手前の給油ポイント土山SAで食事+給油をすることにします。

土山SA 黄金しょうゆラーメン
土山SAの黄金しょうゆラーメン

お昼は「黄金しょうゆラーメン」にしてみました。あっさりした味ですが、ちょっと塩気が強い感じがしました。SA, PAの食事って味付けがちょっと濃いものが多いのですが何故でしょう?

土山たぬき

土山たぬき
土山たぬき

土山SAのキャラクター土山たぬきです。信楽焼きのタヌキが甲賀の忍者コスプレしているようなキャラクターですね。

400X, GoldWingの団体
400X, GoldWingの団体

新東名の途中でGoldWingの団体に抜かれましたが、土山SAで追いつき先発しました。土山の手前のどこかで休憩を入れていたものと思われます。マスツーリングはどうしても休憩増えますからね。

給油。駐車場からガソリンスタンドに移動してサイドスタンドを出した瞬間にメーターがResv表示に変わりました。走行距離も丁度400km/l。平均燃費37.5km/hです。前回よりペースを上げていますがほぼ同じ数字です。もっとも走行時ペースは上がっているものの途中ストップが多かったり休憩長めなど時間的なペースは上がっていません。

給油量は10.66l、単価186円で支払額1983円。NC750Sに乗り始めて最も高いガソリン代でした。

妙に調子が良い後半の始まり

給油後、NC750Sの調子がとても良い感じになりました。エンジンのレスポンスもいいし、フロント・リアのサスペンションの動きも滑らかで走りやすい。今では死語かもしれませんが、全体的に「あたりが出た」感じです。

新名神の新しい舗装で京都までは全体的になだらかな下りになることも影響しているかもしれませんが燃費計が44km/l程度を示していました。尤も調子はともかく大阪を過ぎて地形のアップダウンがあると燃費自体は徐々に下がっていきました。

高松道経由で府中湖PAで休憩

明石海峡大橋、大鳴門橋を通過して四国上陸。ここから高知までは徳島道と高松道の選択肢があります。距離的には徳島道の方がやや短く、ただし法定速度低め。今回は高松道を経由することにします。トイレ休憩で府中湖PAで休憩します。

府中湖PAの風景
府中湖PAの風景

府中湖は府中ダムのダム湖ですが、このダムの特徴は目的がI(工業用水)のみという点です。府中湖PAからダム湖やあわよくばダムが撮影できないかと期待しましたが、「全く見えません」。残念。お土産を買って再出発。

後半の走行距離と燃費

土山SAから実家までの走行距離
土山SAから実家までの走行距離

実家まで土山SAから走行距離428.5kmで燃費が38.5km/lと表示されています。(最寄りのICを下りたところでResv表示になりました。)この日は事情があり給油できず翌々日+2kmくらい走った後、給油すると11lちょうど。満タン法の計算で39km/l。0.5km/l分の違いはどこからきたのか。恐らく給油時にどこまでいっぱいに入れたかの差で多分38.5km/lに近いのではないかと思われます。FIなので噴射量はかなり正確に測られていると思うので。

NC750Sの燃費 東京ー高知走行時

東京の自宅~新名神土山SA 距離400km 給油量10.66l
燃費37.5km/l(満タン法) ゲージ指示未記録

新名神土山SA~高知の実家 距離429km 給油量11.0l
燃費39.0km/l(満タン法) 38.5km/l(ゲージ)

前回は経路が少し違いますが前半が37.5km/l、後半が37.0km/lなのでほぼ同じか少し良いくらいです。今回の方が燃費をあまり気にせずペースを上げていますがこのような結果になったのは…色々理由は考えられますが一番大きいのはオイルの違い。

普段は10W-30ですがショップのキャンペーンでオイルが半額だったので少し高価な5W-30が今入っています。これが原因じゃないかなあ、とは言え微々たる違いですけどね。あと前回より少し(-5kg)位痩せたからか?NC750Sの全体的なコンディションも保たれていることも確認できました。

今回はこれでお終い。次は穴内川ダムです。

NC750S(NC750Xも少し)の燃費を語る

NC750Sと鵜の岬(2020年12月)
NC750Sと鵜の岬(2020年12月)

この投稿ではNC750Sの燃費について書きます。写真は…皆さんがまず行ったことがないであろう場所を選びました。上の写真は高知県土佐清水市臼碆で撮影したNC750Sと鵜の岬。

NC750Sの燃費、実際の数字は

街乗り(短距離)        25km/l
一般道ツーリング(150km以下) 26~28km/l
一般道ツーリング(150km以上) 28~32km/l
高速道ツーリング        30~40km/l
ワインディングでペースアップ  22~24km/l

おまけ 高知県一般道ツーリング(150km以上) 32~35km/l

基本的に同クラスのバイクと比較すると圧倒的に燃費は良いです。一方で短距離を走る場合、「すごく良い」という感じにはなりません。

NC750Sの燃費が今一つな時

基本的にいつも燃費は良いのですが、条件によって伸びない時があります。むしろ普段が良いので少しの条件の違いが燃費に反映しやすいものと思われます。その特徴的な例を挙げていきます。

110km/hの以上の時 NC750Sの燃費が最もよくなるのが70~80km/h程度で巡行した時で40km/lを超えるときもあります(但し高速道路では邪魔だし、一般道では速度超過。)100km/hで32~38km/l程度になります。120km/lでは30km/lを切れてしまいます。その上は法定速度を超えるので管理人はコメントしませんがあっという間に排気量なりの燃費になるそうです。スピードは控えめに。

オーバークール気味の時 NC750Sの燃費が良いのは低回転高トルク志向で燃料消費が少ないのが理由ですが、逆に言うとエンジンの温度が上がりにくく低くなりがちです。これは本来良いことですが、走り始めてしばらくはどう走ってもあまり燃費が伸びません。これは回さないとオーバークール気味、回せばそれなりに消費するという状況で燃費から見るとNC750Sの走り始めは不利な状況になりやすそうです。(まあそれでも十分良い燃費ですが。)通常のバイクでも冬場は燃費が悪化しがちですがNC750Sの場合、普段が良いだけに燃費悪化が体感しやすいです。

長距離走った時の例

先日、高知→東京杉並区を一日で走った実績は

前半 一般道極少し→伊野IC→神戸淡路鳴門自動車道→中国道→新名神上り土山SA  走行距離 403km/l 給油量 11.12l 平均燃費 36.2km/l

後半 新名神上り土山SA→伊勢湾岸道路→新東名新御殿場IC→東名上り東京出口→環八で杉並区  走行距離 411.7km/l 給油量 10.61l 平均燃費 38.8km/l

でした。この時は5月でしたが四国山地の朝方は比較的温度が低く(12℃とか)、オーバークール気味+上りで燃費が伸びません(28km/l切れてた)でした。しかし山を越えたあたりから燃費が伸び始めます。(当たり前ですが下りになったのも大きい)

800kmの道のりなので給油までに半分より一つ先の刈谷SAまで行ければ完璧とは言えちょっと余裕がなさすぎるので、一つ手前ちょうど半分の土山SAで給油。平均燃費は36.2km/l。

給油後14lのタンクの2lは余裕を見て12lで400km走るとすると33.3km/l平均であれば大丈夫。とはいえ、途中の渋滞や東京の一般道を考えるとあまり余裕がないか…と思っていたら途中は順調でまた気温がほどほどに上がりエンジンも暖まっていたのが良かったのでしょう38.8km/lの高燃費を記録しました。

NC750Sと大橋ダム(2021年5月)
NC750Sと大橋ダム(2021年5月)

その他の燃費低下の原因

オイル交換直後 オイル交換直後は燃費が悪化します。勿論、新しいオイルで粘性が高いのが原因でしょう。普通のバイクならほとんど気にならないと思いますが、普段が良すぎるのが同じ条件で走って1~2km/l変わります。尤、500km走った辺りから普通になります。

ちゃんと回したとき 当たり前ですが峠道などで少し楽しんで4000rpm位回すような走り方をすると25km/lを切ってきます。他のバイクと比べると例えばMT-07はむしろ4000rpm辺りが常用域と思われ、燃費も25km/l程度になるようです。NC750Sのエンジン特性は別にして他のエンジンと同じ回転数だけ回すと同じ燃費になるようです。まあ、排気量が同じならそうなるのが普通です。

NC750X(但し2014年型)の燃費

残念ながら管理人は2回しか乗ったことがありませんが、NC750Sと基本的には同じです。杉並区→(一般道)江の島→(一般道+自動車専用道)小田原→(自動車専用道)厚木→東名高速→環七の経路で途中寄り道して200kmちょうどで給油量6.6lという記録があり、ちょうど30km/lですね。その時の感想、このサイズにこの量で満タンはちょっと恥ずかしいかも、って感じでした。

カタログスペックでいえば2020年型で出力は向上しているものの燃費性能はほとんど変わっていないので同じような特性ではないかと思われます。むしろ出力アップしている分、良くなっている可能性もあります。

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