ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

タグ: 二瀬ダム

奥多摩~フルーツライン~秩父往還をめぐる紅葉狩りツーリング7(滝沢ダム~二瀬ダム)

ちょっと残念な滝沢ダムからの写真

ループ橋と滝沢ダム(2020年11月)
もう少し紅葉が映えるかと思いましたが…修行します

広瀬ダムを出発して、長い雁坂トンネルを抜けてしばらく走ると滝沢ダムがあります。このダムは国道140号線(いわゆる秩父往還)に沿ってあるのでツーリングで立ち寄る定番になっているようです。ループ橋と紅葉の組み合わせを期待したのですが、上手く写真に撮れていません。要修行です。

二瀬ダムは色の競演

二瀬ダムの色の競演(2020年11月)
二瀬ダムの堤体と色の競演

滝沢ダムを出発してしばらく国道140号を走って秩父湖方面に向かうと二瀬ダムがあります。二瀬ダムは重力式コンクリートアーチダムのせいか、アーチ両端の岩盤にあるモミジが非常に綺麗でした。残念ながら写真に上手く映っていませんが、「色の競演」とタイトルを付けたくなる風景でした。

水が少ないのは時期のせい?

水が少ない二瀬ダム(2020年11月)
水涸れという訳ではないと思いますが、チョット寂しい感じ

二瀬ダムのアーチが良く見える展望所に上ってみると…あれっ?えらく水が少ない。調べてみると異常ではなく意図的にそのようにしているようです。台風の時期に下げていた水位がまだ回復していないのか…?高水位時についた堤体の跡と水面の高さの差を比べると随分水が少ないのが分かると思います。この写真もちょっと上手く撮れていません。

この後、秩父市街地を経由して帰宅。秩父の弱点は渋滞です。踏切が各所にあるのと、国道299号への接続の信号タイミングが良くなく渋滞発生が頻繁です。ここを抜けると快適なツーリングなのですが、避けたいポイントの一つになってしまっています。

明日以降は次のツーリング「有間ダムの珍しい洪水吐~白丸調整池ダム~小河内ダム 3ダムを巡るツーリング」をお届けします。

1日3ダム(有間ダム、二瀬ダム、合角ダム)ツーリング - part of FUTASE Dam

有間ダム編から続きます。有間ダムから国道299号を経て国道140号をしばらく進むと…ループ橋に差し掛かりました。ループ橋を上ると滝沢ダムです。二瀬ダムは滝沢ダムより秩父側ですからどこかで入口を見落としたようです。国道140号の標識で「二瀬ダム」は表示されておらず「秩父湖」で表示されています。もしダムを目標にするときは気を付けてください。…まあ普通ナビがあるから間違わないかも。

二瀬ダムに到着

二瀬ダム前でNC750Sを撮影
手すりが邪魔ですが、この下は崖です。

二瀬ダムは国道140号線から県道278号線に入って割とすぐのところにあります。県道278号線沿いに展望所を兼ねた休憩場所があります。十分に広い場所ですが、周りのお店などを含めて古い印象です。二瀬ダムが竣工したのが1961年ですからその時に一緒に造られたとすれば当然かもしれません。

二瀬ダムはアーチが美しい

二瀬ダムを展望所から望む
やや汚れた堤体に苔だけでなく蔦が這っているのが特徴的?

二瀬ダムは建設当初アーチ式コンクリートダムとされてきました。実際堤体を見たときのアーチが美しく、浦山ダム滝沢ダムのような重力式コンクリートダムとは趣がかなり異なります。なお休憩所兼展望所は県道278号線沿いの二瀬ダム手前にあり、この道を進むとダム上の道路を通って三峯神社に至ります。

アーチ式コンクリートダムとされてきた二瀬ダムですが、近年では重力式コンクリートダムの側面もあるとして重力式アーチダムとされています。別にダムの設計が変わったわけではなく単なる分類上の呼び方が多様化しただけです。

二瀬ダムの堤体を右岸から望む
洪水吐のスキージャンプ台的な流路が特徴的です

県道278号線はダムの堤体を通りますがこの区間は信号のタイミングで上下交互通行になっています。このため、信号の待ち時間が結構長いのですが異常ではなく仕様です。実際、堤体上の道路は広くはなく乗用車でも行き違いは無理です。信号はちゃんと守りましょう。

ダム堤体を渡り切って右岸からダム堤体を撮影したのが上の写真です。スキーのジャンプ台に似た洪水吐の流路が特徴的です。二瀬ダムの主な目的は荒川水系の治水ですが、水力発電も行われており発電所はこのスキージャンプ台の下にあります。また写真の上の方につづら折りの歩道が見えていますが、ここを上ると二瀬ダムを俯瞰することが出来ます。

上から見るアーチはなお美しい

二瀬ダムの美しいアーチ
アーチ式コンクリートダムのアーチはやはり美しい

二瀬ダムの堤体と堤頂を左岸展望台から撮影しました。狭いアーチ状の堤頂を県道278号線が通っているのが特徴的です。またアーチの端辺がいかにも固そうな岩肌に突き刺さっているような風情は力強さを感じさせます。前述しましたが県道278号線を山の方に上っていくと三峯神社があり公園もあるので意外と交通量が多いです。

二瀬ダムの洪水吐
洪水吐もアーチデザインになっているのが面白いです

二瀬ダムの洪水吐はダムに合わせているのかこれもアーチ状になっていて非常に面白いです。もう少し丁寧に取材したかったのですが、雨も降ってきましたし今日のテーマは1日3ダムのツーリングなのでほどほどなところで切り上げて、合角ダムに向かいます。

合角ダム編に続きます。