ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

カテゴリー: 花(植物) (4ページ目 (6ページ中))

四国最南端を目指すツーリング(6)-足摺岬の風景

天狗の鼻から足摺岬灯台を見る

天狗の鼻から見る足摺岬灯台(2020年12月)
天狗の鼻から見る足摺岬灯台(2020年12月)

足摺半島の先端部は犬吠埼野島崎のように一つの岬が突出しているというよりも半島先端部も細かな多くの岬で出来ています。足摺岬灯台付近もそのような岬が多くあり、天狗の鼻と呼ばれるところから足摺岬灯台を望んだ風景です。手前の岬の上部には展望台があり、正面に太平洋、右手に足摺岬灯台、左手に天狗の鼻からなる素晴らしい眺望を楽しめます。

天狗の鼻

展望台から望む天狗の鼻(2020年12月)
展望台から望む天狗の鼻(2020年12月)

展望台から天狗の鼻を望みます。海面に伸びる磯の形を天狗の鼻に見立てたのでしょうか。足摺岬灯台から天狗の鼻を回って展望台の経路で撮影しながら、ゆっくり回って40分程度。ちょうど良い散歩道です。(一部舗装がないので運動靴をお勧めします。)

ヤブツバキの変わり枝

足摺岬のヤブツバキ変わり枝(2020年12月)
足摺岬のヤブツバキ変わり枝(2020年12月)

足摺岬は大規模なヤブツバキ自生地です。椿園のように環境が一定ではないせいか、変わり枝が多く見られます。写真は普通のヤブツバキに比べて小ぶりで色合いがピンクに近い変わり枝です。この他にも紫がかったものが散見されました。整備された椿園とはまた別の楽しみがあります。

次回は足摺岬ツーリング最終回にします。

四国最南端を目指すツーリング(5)-足摺岬の灯台周りの風景

青空に映える足摺岬灯台

足摺岬灯台全景(2020年12月)
足摺岬灯台全景(2020年12月)

足摺岬灯台を海側から撮影した写真です。有名な灯台ですが、観光で上ることは出来ません。また2008年に足摺岬のレーマークビーコンが廃止されたため電波塔が灯台周りにありません。灯台下のヤシの一種ビロウの木が特徴的です。

弘法大師は亀を呼んだらしい

亀呼場の亀像(2020年12月)
亀呼場の亀像(2020年12月)
足摺岬から南を望む(2020年12月)
足摺岬から南を望む(2020年12月)

弘法大師は足摺岬の先で亀を呼びよせて沖磯で海上安全を祈願したとか。なんとなく亀のような沖磯が岬先端からは見えます。この沖磯の南側には水平線が広がりますが、陸地はニューギニア島までありません。広い太平洋が拡がります。

足摺野地菊(2020年12月)
足摺野地菊(2020年12月)

足摺岬の植生は椿が有名ですが写真の足摺野路菊も特徴的な種類です。野路菊は西日本では比較的広く分布していますが、この足摺野路菊は葉の周りが白く縁取られる点で通常の野路菊とは異なり足摺から愛媛県の佐田岬まで分布する固有種です。

次回は足摺岬近辺の別の岬や展望台からの風景を紹介します。

四国最南端を目指すツーリング(4)-足摺岬の灯台へ

四国最南端へ到着

足摺岬の四国最南端看板(2020年12月)
足摺岬の四国最南端看板(2020年12月)

以前に関東最南端、野島崎ツーリングを紹介しましたが、今回は四国最南端、足摺岬。幼少時に訪問したことがあるはずですが全く記憶にありません。駐車場にNC750Sを停めて、徒歩で岬の灯台周りの遊歩道を散策します。後姿の銅像が見えていますが、だれか分かりますか?これは後日紹介します。

風の強さが分かる椿のトンネル

風に吹かれて傾いて育ったヤブツバキ(2020年12月)
風に吹かれて傾いて育ったヤブツバキ(2020年12月)

足摺岬は四国最南端。常に風は強く台風も頻繁に襲来します。遊歩道の椿の木もそんな気候を反映して内陸側に傾いて育っています。(写真左側が海)

足摺岬近辺はヤブツバキの自生地

足摺岬のヤブツバキ(2020年12月)
足摺岬のヤブツバキ(2020年12月)

足摺岬の周辺は全国的にも有名なヤブツバキの自生地です。まだ時期が早いこともあり、また自生の椿なのでたくさん花が咲いているわけではありませんが、ぽつぽつと綺麗な花が咲いていました。風が強い場所なので完全花が少ないのですが写真の花は綺麗。

遊歩道から見る足摺岬と灯台

足摺岬灯台を遊歩道から望む(2020年12月)
足摺岬灯台を遊歩道から望む(2020年12月)

遊歩道から足摺岬灯台を撮影した写真です。写真だと高さが実感しにくいのですが、灯台の高さが約18m、海面から灯台のライトまでの高さが約60m。遊歩道は安全のために柵やロープが設置されていますがそれでも結構な高度感です。逆に言えば絶景とも言えます。

明日は灯台周りの風景を紹介します。

大室山にリフトで登る(4)

多勢に無勢のセイタカアワダチソウ

大室山のセイタカアワダチソウ(2020年12月)
大室山のセイタカアワダチソウ(2020年12月)

ススキが生い茂る大室山でごく一角にセイタカアワダチソウが立っていました。ブタクサの濡れ衣を着せられて兎角評判の悪い帰化植物ですが、大室山では多勢に無勢…孤軍奮闘…判官びいきで可愛らしく…は見えませんが興味深い風景でした。

結構高度感があります

大室山から県道351号、県道111号方面を望む(2020年12月)
大室山から県道351号、県道111号方面を望む(2020年12月)

大室山はスコリア丘というのは説明しましたが、この地形の特徴は急こう配の(但し小規模な)円錐形の山体。大室山から西方向をみると県道が見えますが…結構な傾斜で高度感があります。管理人、高いところ苦手です。

魚は釣れなかったので食べて帰る

伊豆高原駅で昼食を(2020年12月)
伊豆高原駅で昼食を(2020年12月)

大室山から伊豆高原に移動し帰京前の昼食を食べました。この旅行の本来の目的は魚釣りでしたが食べられる魚は釣れなかったので、昼食に食べて帰ります。お刺身は、マアジ、イサキ、メジ、シロウマ(ウスバハギ)、マダイ、ワラサだったかな?ウスバハギは管理人自身の評価は低くも高くもないのですが、「カワハギの仲間」って必ず説明するのは料理人の後ろめたさ?釣りするのでそんな説明無くても良いのですが…。全体的には美味しかったです。特にイサキとメジが良かったって伝えたらとても喜んでもらえました。

ご馳走様。

踊り子も 四十路を経れば 旧車両

踊り子号昭和旅情(2020年12月)
踊り子号昭和旅情(2020年12月)

東京ー東伊豆を電車で往復する定番は「踊り子号」。新車両がごく一部ありますが旧車両の運行がほとんどです。1回乗るのはまあ昭和テイストを楽しむ意味で悪くはないのですが…狭かったり、荷物を置く場所がなかったり、和式トイレ(膝を怪我して以来ちょっとキツイ)だったり。1回で良いな。出来れば新型車両でゆったりしたい。窓を開けるつまみがいかにも昭和。

東伊豆には従来、自動車で行き来していましたが近年東名や国道135号の渋滞がひどいので今後は電車で…と目論見中。踊り子は来年度からリニューアル予定だそう。もっと写真撮っとけばよかったか?

明日以降は最近のツーリング写真に戻ります。

大室山にリフトで登る(3)

ススキばかりとは言っても…

大室山のタムラソウ(2020年12月)
大室山のタムラソウ(2020年12月)

大室山はススキに覆われていますがススキしか、生えていないわけではなく可愛らしい山野草も見られます。写真はアザミ…に似たタムラソウという花です。アザミは夏から初秋に咲きますがタムラソウは秋に咲くのが特徴だそうです。また葉にとげがないのも違いだとか。

城ヶ崎海岸と同じ石

大室山の岩(2020年12月)
大室山の岩(2020年12月)

大室山の岩です。城ヶ崎海岸や伊豆高原に特徴的な暗灰色の硬そうな火成岩。何せ出所が同じなので本当に同じような岩です。

大室山のススキと初冬の伊豆高原

大室山のススキと初冬の伊豆高原(2020年12月)
大室山のススキと初冬の伊豆高原(2020年12月)

12月に訪問にしたので、伊豆高原の紅葉は既に行き過ぎて茶色になってしまっています。写真左上に見えているのは伊豆大島。伊豆大島に向けて少し出ているのが城ヶ崎海岸です。右側に向かって少し入り江状になっているところが八幡野。ここまでが大室山の溶岩流が達した場所です。

東伊豆を一望する

大室山から西伊豆を望む(2020年12月)
大室山から西伊豆を望む(2020年12月)

大室山から南を見たのがこの写真。写真右上の奥から伊豆北川、手前に向かって赤沢、山は八幡野から伊雄山の稜線。上の方には赤沢別荘地が見えています。この一帯温泉で有名な場所が多く、熱海のような大場所ではなく渋ーい温泉地が点在しています。都会の喧騒から離れたい方にはお勧めです。

明日は大室山の景色掲載の最終回にします。

そうだ、北岳を見に行こうツーリング(5)-ぶどう畑の風景

ブドウは紅葉します

ブドウの紅葉(2020年11月)
ブドウの紅葉(2020年11月)

産地の方からすれば当たり前だと思いますが、ブドウは紅葉します。種類によって黄色、紅色になるようですが、晩秋or初冬の甲州では紅色に紅葉したブドウが多いようでした。但し、ほとんどの畑では散ってしまっていてこの写真の畑も半分以上は落葉している印象でした。

紅葉したブドウ棚の下から

紅葉したブドウの棚の下から(2020年11月)
紅葉したブドウの棚の下から(2020年11月)

多くが落葉してしまったブドウの棚の下から撮影してみました。葉が落ちた後の葉柄が赤いのが目立ちます。暗めの蔓の色や紅葉が終わって落葉直前の葉の様子が冬の足音を感じさせます。

この方には頭が上がりません

ぶどうの丘のバッカス(2020年11月)
ぶどうの丘のバッカス(2020年11月)

ぶどうの丘の上にある彫像です。この方には頭が上がりません。何故かって、「このお方をどなたと心得る。ローマ時代から続くぶどう酒の神バッカス様である。者ども頭が高い。控えおろう!」って何か変な方向に脱線しました。ぶどう酒の神バッカス。ちゃんと本人(本神?)も飲んでますね。

明日は、柳沢峠を経由して小河内ダムに寄った際の写真を掲載します。

人生初、銚子(犬吠埼)ツーリング(6)ー犬吠埼周りの風景

フクロウ岩と勝手に名付けました

犬吠埼のフクロウ岩(2020年11月)
犬吠埼のフクロウ岩(2020年11月)

犬吠埼下の磯にある奇岩をよく見るとフクロウに似てませんか?写真右側のとがった先を見つめているように見えます。ので、勝手に「フクロウ岩」と名前を付けました。これは管理人自身が気づいたわけではなく、写真を見せた知人が気づきました。

白いポストはちゃんと現役

犬吠埼灯台のポスト(2020年11月)
犬吠埼灯台のポスト(2020年11月)

灯台の入り口には白いポストがありました。この前で記念撮影をする人が多いようです。このポストもちろん飾りでなく現役で、収集時間が記載されています。投函してみたくなりましたが、絵葉書と切手はどこで入手するのでしょう?てらすテラス(売店施設)で買えるのかもしれませんが、そこまではしませんでした。

犬吠埼はキャベツ畑が多い

犬吠埼近くのキャベツ畑(2020年11月)
犬吠埼近くのキャベツ畑(2020年11月)

犬吠埼近辺ではキャベツ畑が多く、この時期定植作業の真っ最中でした。犬吠埼に向かう道もトラクターが行き交って忙しそうでした。そんなキャベツ畑の一つ。時期をずらして出荷するために少しずつ成長の具合が異なっていますが、この畑は比較的定植してすぐのようです。調べてみると砂地での栽培は通常の土壌とは異なり大変なことも多いようですが、品質が高いものが出来るようです。てらすテラスでも販売していたので一個買って来ればよかったとちょっと後悔しています。

この後、銚子連絡道、東関道、京葉道路、環七経由で帰宅しました。相変わらず京葉道路は渋滞していました。これさえなければ千葉方面のツーリングも最高なのですが…。

明日からは別の機会の写真を掲載します。

人生初、銚子(犬吠埼)ツーリング(5)ー灯台周りの花々

イソギクがとても目立っていました

犬吠埼のイソギク(2020年11月)
犬吠埼のイソギク(2020年11月)

犬吠埼灯台の周りには特徴的な植生が多く、その観察のためとして遊歩道が整備されています。残念ながら「特徴的」と言われるような花は時期外れでしたが、それでも可憐な花々が楽しませてくれました。一番目立っていたのはイソギクです。栽培もされていますがそれらに比べると野趣にあふれていると思うのは思い込みでしょうか?

シャリンバイの花が印象的

犬吠埼のシャリンバイ(2020年11月)
犬吠埼のシャリンバイ(2020年11月)

シャリンバイの花も咲いていました。植栽で咲いているようにたくさんの花が着くというよりはところどころに可憐な花を力強く咲かせている印象でした。蕊周りの赤の色がよく見るものに比べて濃い印象で、紅色と言った方が良いかもしれません。

ツワブキもちょっとワイルド

犬吠埼のツワブキ(2020年11月)
犬吠埼のツワブキ(2020年11月)

ツワブキの花も咲いていましたが風が強いせいか完全花が少なく花びらが撚れているものが多かったです。思い出してみると少し葉も小ぶりで低く生えていました。これも風のせいでしょうか?

またススキを撮影してしまった

犬吠埼のススキとスズメ(2020年11月)
犬吠埼のススキとスズメ(2020年11月)

植物の写真を掲載するときにススキの写真が入るのが定番になりつつありますが…。犬吠埼のススキの穂はボリューム感があって今が穂の盛りという感じでした。奥にいるのはスズメの御一行様。写真に写っているのはご一行の半分くらいでこの後、みんな地面に向かって降りていきました。一番手前のスズメが降り始めた瞬間です。

明日は犬吠埼周りの掲載していない見所を掲載します。

有間ダム、白丸調整池ダム、小河内ダムをめぐるツーリング(5)-白丸調整池ダム渓谷に降りる階段

白丸調整池ダムには魚道があります

白丸調整池ダムの魚道(2020年11月)
ダムに魚道があるのは珍しい

白丸調整池ダムの堤頂から下流側を撮影した写真です。特徴的なのは中央左側の魚道です。この魚道は奥(写真上)が上流になっていて、写っている一番奥で折り返してダムの堤体側に上ってくるという大変大規模なものです。魚道はいわゆる「堰」(15m以下)ではよく見かけますが、「ダム」では初めて見ました。有間ダムの洪水吐といいこの日は珍しいものが多い日でした。

渓谷への階段

渓谷に降りる階段(2020年11月)
渓谷に降りる階段です。予想通り…

天国への階段(Stairway to Heaven)というのはLed Zeppelinでしたが、これは渓谷への階段。かなり下の方に川が見えています。運動不足を省みず、下まで降りていきましたが予想通り太ももの筋肉が天国に上りそうでした。筋肉痛が2~3日後にピークに達しました。

階段の途中のアジサイ

白丸調整池ダム渓谷のアジサイ(2020年11月)
結局アジサイは種類によっては厳冬期を除いて年中咲くものもあるらしい

渓谷に下る階段の途中にはアジサイが咲いていました。色々調べてみると、厳冬期を除いて種類によっては年中花をつけるようです。へーです。

明日は渓谷下を散策します。

奥多摩~フルーツライン~秩父往還をめぐる紅葉狩りツーリング3(月夜見第一駐車場)

奥多摩周遊道路を登って月夜見第一駐車場

小河内ダムと紅葉とススキ(2020年11月)
手前が紅葉しているのに向かいの斜面は緑

秋川から奥多摩周遊道路を登って、都民の森駐車場を超えて月夜見第一駐車場へ。小河内ダム方向を見るとススキと紅葉。でも向かいの斜面は緑が多い。おそらく向かいの斜面は南向きで少し暖かいのが影響しているものと思われます。上の方は色づいてますね。

奥多摩湖と色づく山々(2020年11月)
多摩川源流はこの写真の左手です

向きを変えて奥多摩湖の上流側。色づいた山々が美しい。西の方から晴れてきて日が当たっているのもよかったです。多摩川の源流はこの写真の左側。この写真中心近くに見えている谷は峰谷川。山々に谷を刻んでいる流れを良く表した名前ですね。なお浮橋の名前になっている留浦はこの峰谷川の谷にある集落名です。

綿まとい 寒さをしのぐか ススキの穂

小河内ダムを背景にススキ(2020年11月)
すっかり晩秋の印象

ススキの穂も開ききって枯れ加減。すっかり晩秋の雰囲気です。

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