ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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宮ヶ瀬ダムツーリングレビュー(1)

tuktukにあった後は…

あいかわ公園のあいちゃん号(2020年8月)
あいかわ公園のあいちゃん号(2020年8月)

宮ヶ瀬ダムを含む神奈川県立あいかわ公園にツーリングです。園内はかなり広く移動を助けるための「あいちゃん号」が運航されています。残念ながら有料なので私は徒歩で移動。まあまあ距離がありますが、今思えば白丸調整池ダムの鳩ノ巣渓谷を歩いたのに比べればヘッチャラです。

石古屋ダムもそれなりの規模

石小屋ダム全景(2020年8月)
石小屋ダム全景(2020年8月)

あいかわ公園の入り口から宮ヶ瀬ダムに向かって歩くとまず石小屋ダムに行き当たります。宮ヶ瀬ダムは国内の重力式コンクリートダムの堤高で2位を誇る大規模ダムですが、その規模に見合って副ダムである石小屋ダムもそれなりの規模です。石小屋ダムは宮ヶ瀬ダムから放流される水の下流への放水流量の調節や減勢工の役割を持っています。近くに昭和二十七年ー石小屋堰堤との石碑もありこれを宮ヶ瀬ダム建設時に拡張して工事したものかと思われます。(ただし想像です。違ってたらごめんなさい。)

流石は日本2位!

宮ヶ瀬ダム下流入り口(2020年8月)
宮ヶ瀬ダム下流入り口(2020年8月)

石小屋ダムから更に歩くと宮ヶ瀬ダムが見えてきます。流石は日本2位の高さを誇る大ダム。ちなみに高さは156mで正確に言うと2位タイ。浦山ダムも同じ高さですが、周りの山が険しくない分、宮ヶ瀬ダムの方がゴバァッとしたコンクリート堤体の迫力が味わえます。このダムの周りは見どころ満載。

明日以降宮ヶ瀬ダム周りの写真を掲載していきます。

相模ダム、城山ダムを巡るソロツーリング(城山ダム編-2)

城山ダムは本当に多目的ダム

城山ダム下流側から全景
整備された展望台から城山ダムを望む

城山ダムは相模川の治水に加えて上水道、工業用水の利水、更に揚水式発電の下池としての津久井湖の維持など本当に多目的に利用されています。特に揚水式発電所の城山発電所は250,000kWの発電容量を持つかなり大規模なもので、神奈川県内の電力調整で大きな役割を果たしています。

様々な用途で使用されている津久井湖と城山ダムですが流入量自体が格別に多いわけではありません。また市街地にあり揚水式発電等で使用する水は上池と下池を行き来するだけで入れ替わらないため富栄養化が問題になることもあるようです。この時は雨の後でしたので水は濁っていましたがアオコの発生などはなさそうでした。

城山ダムは展望台も整備されていてダム堤体をよく観察でき、おすすめのダムスポットです。

続きます。

相模ダム、城山ダムを巡るソロツーリング(城山ダム編-1)

まとまったページを編集するのは大変になってきたので一日一枚でマメに更新する方針に変えます。

城山ダム(国道413号)
幹線道路が通過するダムは珍しいのでは?

さて深城ダムから国道412号、413号と乗り継ぐとまず津久井湖が見えてきます。津久井湖観光センターの駐車場に先が城山ダムですが、国道413号はダムの天端を通過しています。二瀬ダムや有馬ダムも自動車が天端を通行できる道路になっていますが、「幹線道路」がダム天端を通過しているのは珍しいと思われます。

これからマメに更新します。

相模ダム、城山ダムを巡るソロツーリング(相模ダム編)

相模湖、相模ダムの入り口は割と目立たない

国道20号線(いわゆる甲州街道)をずっと下っていくと相模湖と相模ダムはあります。が、意外と入口が目立たずうっかり見落とすと大月方面に通り過ぎます。この日はそれを意識しすぎて手前の県道517号線に入ってしまい、相模ダムには右岸側から到着しました。道を間違えると不安なものですがランドマークが確認できると安心です。

相模発電所の変電所
褐色に塗装された真空遮断機と白いガイシ

県道517号から向かうと相模湖より前に、相模ダムにある相模発電所の変電所が見えてきます。褐色に塗装されているのは変電所には欠かすことのできない真空遮断機。白いガイシとの対比が印象的です。相模発電所は比較的大きな水力発電所なので変電所もそれなりの規模です。

相模ダムの堤体を右岸から望む

相模ダムの堤体を右岸から
相模ダムの堤体を右岸から望みます

相模ダムの下流域は残念ながらダム堤体を正面から見るように整備されていません。最近設計されたダムでは上下流にダムを望む広場が整備されている(埼玉県 滝沢ダム浦山ダムや神奈川県 宮ヶ瀬ダム等)ことも多いですが、1930年代に計画され1947年に竣工したこのダムではそのような「気遣い」はありません。残念。

相模ダムと発電所

相模ダム堤体から下流を望む
相模発電所と変電所が良く見えます
相模ダム上流から堤体と変電所を望む
右側に発電用の利水ゲート(多分)があります

相模ダムの堤体から下流を見ると変電所と発電所が良く見えます。またダムの少し上流にある相模湖大橋からはダムの堤体と変電所を一望することが出来ます。ダムの奥に見えている道路は中央自動車道(E20)の高架です。

ダムには黒い歴史がある

相模ダムの慰霊碑
相模ダムの建設時には明らかになっているだけで83名の方が亡くなりました

相模ダムは神奈川県の重要な水道水源と工業地帯の電源として建設され、現在でも水道水源として神奈川県にはなくてはならないインフラの一つです。計画・建設されたのは1930~1940年代、折しも第2次世界大戦の時期で軍部が非常に力を持った時代でもありました。多くのダム建設でそうであるように、ダム湖に沈むことになる集落では激しい反対運動が起こりましたが、それに対して軍部が圧力をかけたこともあったようです。またそのような状況下で建設現場は過酷で明らかになっているだけで83名の方が亡くなりました。引き継がれてきたインフラの恩恵を受けている何気ない日常で考えさせられる歴史です。

はたはたと 人を悼むか 黒蜻蛉

相模ダムのハグロトンボ
黒蜻蛉はハグロトンボの標準和名を持つ黒い羽とゆったりとした飛び方が特徴的なトンボです

相模湖大橋から相模湖を望む

相模湖大橋から相模湖を望む
相模湖大橋から相模湖を望む

相模湖大橋から相模湖を望むと湖面と石老山が良く見えます。相模湖の本体?は写真右側の奥で観光、レジャーの中心スポット相模湖公園があるのですが、橋からは直接見ることが出来ません。左側に見えている橋は県道517号線。この後ここを通って城山ダムに向かいます。

相模ダムでNC750Sの記念撮影
相模ダムでNC750Sの記念撮影

城山ダムに向かいます。続きます。

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