ダムや海、山、川、岬を巡るツーリングを通し関東を主に日本の風景を紹介します

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奥多摩経由深城ダムツーリング

入間白岩林道は通行止め

入間白岩林道の入り口(2021年7月)
入間白岩林道の入り口(2021年7月)

7月某日、ちょっと天気が悪いけどツーリングに出かけました。天気予報も「曇り」。予定は都心から青梅街道、秋川街道を経由して檜原村。入間白岩林道で数馬に抜けて奥多摩湖。奥多摩湖から大菩薩ライン経由で上日川峠に向かい、上日川ダム北岸。林道を抜けて、大菩薩初鹿野線経由で甲州街道に抜けて都心に帰るルートを想定していましたが…残念。周りの植物たちを撮影して引き返します。

山野草とニホンミツバチ?(2021年7月)
山野草とニホンミツバチ?(2021年7月)

夏が本番になってきて花に変わって昆虫が主役になってきました。あちこちで幼齢のバッタや跳ねたり、ミツバチが蜜を集めるのに忙しそうに飛び回っていました。写真のミツバチはセイヨウミツバチかニホンミツバチか?撮影場所から2~3km以内には養蜂所はなさそうなのでニホンミツバチと思われますが、巣箱を置いている可能性もありはっきりとは分かりません。

マムシグサの実(2021年7月)
マムシグサの実(2021年7月)

マムシグサの若い実です。このマムシグサ6月ごろからずっと撮影しているのですがなかなか実が赤くなってきません。記事をまとめている8月は雨が多く出かけられていません。撮影のタイミングを逃さないか心配しているところです。

深城ダム方面にツーリングルートを変更

奥多摩湖方面へ。奥多摩湖近辺から想定していたルートの柳沢峠方面を見ると、キリ?というか雨。大菩薩初鹿野線で大雨に降られた過去を思い出し経路変更。久々に国道139号方面に抜けて深城ダムを訪ねることにしました。

深城ダムは山梨県営の重力式コンクリートダムで上日川ダム、葛野川ダムで構成される揚水発電所の下流に位置します。アクセスはごく簡単で国道139号を小菅村から大月方面に南下し松姫トンネルを抜けてすぐの国道沿いにあります。ダムの上流側手前に展望所がありまずそちらに立ち寄り撮影。(晴れた日の深城ダムの様子はこちらー2020年9月)

深城ダム展望所でNC750Sを撮影(2021年7月)
深城ダム展望所でNC750Sを撮影(2021年7月)

この展望所からは深城ダムの堤体正面が良く見えます。更に降雨期を前にして放水中で水位が低くいつもにも増して堤体が良く見えました。

深城ダムの堤体正面(2021年7月)
深城ダムの堤体正面(2021年7月)

天気が少しだけ回復して良いタイミングで明るくなりました。堤体中央にオリフィスゲートとクレストゲートが見えています。この時はオリフィスゲートから放流中でした。というか、水位が低くてクレストゲート丸見えです。

深城ダムの天端とNC750S(2021年7月)
深城ダムの天端とNC750S(2021年7月)

深城ダムはほとんど訪れる人がいません。なので、良いアングルの記念撮影もしやすいのが良いところです。ダム天端は車両通行止めですが、歩いて散策することが出来ます。しかし、深城ダムのだいご味はやはり階段状になった減勢工下流を流れ落ちる水の音。NC750Sを駐車場に停めなおして国道を徒歩で大月側に数百メートル移動します。

深城ダムは人工の名瀑だと思う

人口の名瀑、深城ダムの放流音をお楽しみ下さい

ダム堤体に戻ってきて天端から放流の様子を録画しました。

深城ダム天端から放流の様子を撮影。

ダム天端から下流側を撮影するとこんな感じでした。オリフィスゲートからの放流に加えて下の建物横からも放流されています。これは深城ダムに併設された深城発電所の放流と思われます。深城発電所は認可出力340kWでいわゆる小型水力発電所です。周囲に電線がなくどうやって送電しているのか分かりませんが、もしかしたらダムの運用用に使用されているのかもしれません。

動画の30秒過ぎくらいにちらちらと何かが飛んでいるのが分かります。

堤体下流側をよく見るとイワツバメがたくさん

深城ダムのイワツバメ(2021年7月)
深城ダムのイワツバメ(2021年7月)

ダム堤体下流側をよく見ると小さな動物が群れていました。肉眼では確認しにくかったのですが、カメラの望遠でみて分かりました。どうやらイワツバメの群れのようです。天敵である猛禽類から身を守るのに天然の環境では断崖絶壁に群れたりするようですが、人口の断崖絶壁ダム堤体表面に群れていたようです。イワツバメも大変だ。

深城ダムを満喫した後は国道139号を南下して猿橋まで抜けて甲州街道。国道16号→青梅街道の経路で帰宅しました。深城ダムの放流動画が大収穫のダムツーリングでした。

次回は大場所。矢木沢ダムへ。

ダムツーリング(小河内ダムと上日川ダム)前編

入間白岩林道経由で小河内ダムへ

入間白岩林道入り口でNC750S(2021年6月)
入間白岩林道入り口でNC750S(2021年6月)

6月の少し天気の悪い日、でも愛車と出かけたくて奥多摩へ。小河内ダムを最初の目的地にして青梅街道、五日市街道、入間白岩林道、数馬、月夜見第一駐車場のルート。上の写真は入間白岩林道入り口で撮影したものです。

入間白岩林道はほぼ完全に舗装されていて極端に狭い場所もなく安全な林道です。もちろん林道ですから落石・落ち葉に気を付けるとか見通しが悪いカーブが続くので注意、ガードレールがない場所に近寄らないなど基本的な安全対策は必要です。

このルート、バイクで走っている人より自転車の人が多い印象があります。確かに「心地よいワインディングを楽しむ」という場所ではないので、バイクは素直に奥多摩周遊道路を経由するのでしょう。

林道の楽しさは多くの自然

  • 奥多摩のマムシグサ(2021年6月)
    奥多摩のマムシグサ(2021年6月)
  • 何者かにかじられたヘビイチゴ(2021年6月)
    何者かにかじられたヘビイチゴ(2021年6月)
  • マタタビ?の花@奥多摩(2021年6月)
    マタタビ?の花@奥多摩(2021年6月)

林道のツーリングの楽しみは交通量の少ない道を自分のペースでゆったりと走っていくこと、そしてその豊かな自然を楽しむことだと思います。管理人の腕前から言ってフルダートの道をテクニックを駆使して制覇するのは無理ですから(笑)。

春には花が多かったこの場所も、初夏になるにつれて葉が青々としてきて場所によっては欝蒼と茂っています。そんな中でも特徴的だったり可愛らしい植物が頑張っていました。

マムシグサはマムシ柄の幹の周りに立派な葉を環状に付ける姿が特徴的で、天辺には若い実がなっています。マムシグサの足元には何者かにかじられたと思われるヘビイチゴがありました。視線を上に向けると綺麗な白い花が咲いていました。おそらくマタタビの仲間だと思います。まだ実がなっていなかったのでサルナシとの区別が付きませんでした。

ひとしきり植物の撮影をして数馬経由で小河内ダムに向かいます。

月夜見第1駐車場から小河内ダムを望む(2021年6月)
月夜見第1駐車場から小河内ダムを望む(2021年6月)

月夜見第1駐車場に寄って小河内ダム方面を撮影します。ずいぶん水量が減っています。小河内ダムは元々上水道利水と発電を目的に建設されていて洪水調整は役割に入っていませんでした。

ところが令和に入ってからの大雨があった後、洪水対策で域内の主要ダムで降水が予想される場合に備え事前放流による洪水調整量の確保が関係自治体、省庁などで合意されました。大雨が予想される場合、事前放流する協定ですが多降水期には常時水位を低めにしておくことで事前放流の大きな影響を緩和する運用がされている可能性もあります。(ダム関係者に聞いてみたいです。ご存じの方コメントください。)

小河内ダムをあらためて楽しむ

  • 小河内ダムの余水吐近辺(2021年6月)
    小河内ダムの余水吐近辺(2021年6月)
  • 奥多摩湖の小滝(2021年6月)
    奥多摩湖の小滝(2021年6月)
  • 小河内ダムのゲートの無い堤体(2021年6月)
    小河内ダムのゲートの無い堤体(2021年6月)
  • 多摩川第一発電所(2021年6月)
    多摩川第一発電所(2021年6月)

小河内ダムについてダム周辺を散策します。余水吐のゲートは既に役に立っておらず、むしろ余水吐きの前にちょっとした岸壁のようなスペースが出来てしまっています。勿論、水位が高い場合はこのスペースは水没しています。

ダムの天端に歩いている途中振り返ると湧水が基になった小さい滝が流れ落ちていました。あまりに小さいので焼け石に水ならぬ「涸れダムに小滝」という言葉が思い浮かびました。

ゲート類が見えない堤体を撮影し、多摩川第一発電所の直上から写真を撮影しました。2系統ある発電機のうち一系統の下流は水が流れている気配がなかったのでこの時は1系統のみ発電運転していたものと思われます。(なおゲートが見えないと書きましたが、堤体中央の白色の構造物の下にオリフィスゲートがあります。)

多摩川になった奥多摩湖

多摩川上流になった奥多摩湖(2021年6月)
多摩川上流になった奥多摩湖(2021年6月)

奥多摩湖に沿って柳沢峠方面に向かいます。途中で奥多摩湖を覗くと湖というよりは多摩川になっていました。奥多摩湖の水位が低い時によく見る風景です。この時はニホンザルが川を渡る電線を渡っていました。他サイトに掲載したものですがクリックして動画もお楽しみください。

次回はフルーツラインの風景など。

NC750S前後タイヤ交換

オーダーをミスする

NC'50Sフロントタイヤ(2021年5月)
NC750Sフロントタイヤ(2021年5月)

走行距離15000kmを超える辺りでそろそろフロントタイヤ交換と思っていました。そこでオイル交換のタイミングでタイヤ交換を予定。前だけにして費用を抑えるか、前後一緒に別のタイヤにして乗り味の違いを体感してみるか。前者ならBridgestone BATTLAX SPORT TOURING、後者ならDunlop ROAD SMARTかなどWEBで検討。今回は費用を抑え、前者にしようと決めてWEBを見ながらショップに電話。

「こんにちわー、フロントタイヤ交換したいんですけどー。」
「今何はいてます?」
「ああダンロップです。」
「じゃ入れときます。」

のようなやり取りで予約。週末に交換を控えたある日…あれ?この前ダンロップって言わなかったか?今はいてるのBridgestoneだよね。と気づき、メールで確認するとやっぱりダンロップって言ってた。わざわざ返品してもらうのもどうかなので一緒に後ろも変えることにしました。それから入荷までにショップの休みや雨とかで延び延びになって結局下久保ダムの帰りに交換することになりました。

DUNLOP ROAD SMARTⅢに交換

Dunlop RoadSmartⅢ(2021年5月)
Dunlop RoadSmartⅢ(2021年5月)

ハイグリップタイヤだとBRIDGESTONEの方が良いと思うけど、ツーリングメタイヤならDUNLOPも悪くないと思うよー。それよりフロントがこれだけ減ってるとタイヤの差より鮮度の違いの方が大きいよねとのショップコメント。上の交換前の写真だとまだ溝が残っているように見えますが、実際にはほとんど段差がなくなっていました。管理人の腕は別にしても思いがけない場所でずるッ!ってなることもあったので新しいタイヤに期待です。

タイヤ交換中

NC750Sタイヤ交換中(2021年5月)
NC750Sタイヤ交換中(2021年5月)

こうやって見るとチェーンも錆が浮いてきています。駐輪場のコンディションが良くないので車体下の方の金属部品は錆がちです。特にチェーンは錆が一旦浮いてしまうとメインスタンドがないのでちゃんと手入れするのが難しいです。そのためにスタンド付けるのももったいないので結局オイル交換の際にショップがサービスでやってくれてます。感謝。

タイヤ交換の費用は…もっと安いところはあります。タイヤ自体の値引きは少ないですし、規定工賃が決まっていますから。でもブレーキ周りの鉄粉除去、チェーンの注油、細かい洗車サービスなどなど工賃メニューに必ずしも含まれない作業の中でバイクへの愛を見てしまうとリーズナブルな価格だと本当に思いました。ひょっとすると愛犬、愛猫を動物病院で見てもらっている気分ってこんな感じかも。

ちなみに新しいタイヤでまだどこにも行けていません。しかし帰宅の道のりだけでも交換前は接地感が薄い割にノイズはがっちり拾っていましたが、接地感とロードノイズのバランスがとてもよくなったことは分かりました。

タイヤ慣らしも兼ねてどこか出かけたいのですが雨の日が続き恨めし顔で空を仰ぐ日が続いています。タイヤ交換後最初のツーリングはどこにするか?お預け状態の下久保ダム、冬場は行くことが難しい利根川上流域、新しいタイヤをのんびり慣らしやすい房総方面か迷ってます。

というか晴れろ晴れろ晴れろーっ!

次回から房総に小旅行に行った写真など。

下久保ダムに向かうツーリング2 – 三波石峡の風景

下久保ダムを下流から望もうと…

三波峡へ続く道(2021年5月)
三波石峡へ続く道(2021年5月)

下久保ダムをまずは下流側から見てみようと思い、三波石峡方面へ進みます。舗装はされていますがやや状態が悪く、狭いところもありました。とりあえずNC750Sと記念撮影。ただ堤体は見えているもののゲートや機械室などのダム要素が全く見えず変だなーと思いましたが…これは下調べ不足。後から事情が分かりました。

三波石峡の風景

三波石峡の駐車場にNC750Sを停めて、石峡の遊歩道を歩いてみます。遊歩道に入ってすぐの所に橋が架かっており、そこから上流側を撮影したのが下の写真。どう見てもダムというよりは刑務所の壁のように見えます。渓流の風景は綺麗でしたが若干流量不足か石には苔がついていました。

下久保ダムを三波石峡から望む(2021年5月)
三波峡へ続く道(2021年5月)

三波石峡の天然記念物指定記念碑

三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)
三波石峡の天然記念物指定記念碑(2021年5月)

遊歩道の入り口、橋の手前には天然記念物指定を記念した碑があります。記念碑に「採石植物採取をしてはならない」「紙くづ等を散らし美観を傷つけてはならない」って書いているのも珍しい様な気がします。石碑の下部には三波石峡の様子が彫られています。この石峡では特徴的な石には一つ一つ名前が付けられており48あるとされています。この碑に彫られている渓流の様子はこの48の石石をそれぞれ表しているようです。

次回はもう少し三波石峡。

神回 奥多摩→大菩薩初鹿野線のツーリング 5

中日川峠付近の文句なしの絶景

大菩薩湖奥の林道から富士山を望む(2021年5月)
大菩薩湖奥の林道から富士山を望む(2021年5月)

大菩薩湖を過ぎて以前に来たときは閉鎖されていた中日川峠方面の林道の途中で撮影した富士山。案内板の写真を見て林道の名称を調べようとしたらピントが微妙にあっておらず小さい文字が読めませんでした、しまった。

やや緑に囲まれた狭い林道をしばらく走ると突然視界が開けて富士山が現れました。なんと、雲もかかっておらず本当に真正面に見えました。林道で視野が狭くなっている時に風景がパッと開けて目の前に富士山が見えた時の感動は「わーっ」です。

NC750Sと富士山

富士山とNC750S(2021年5月)
富士山とNC750S(2021年5月)

絶景を背景にNC750Sの記念撮影。どんなバイクでもここで撮影したら10倍くらいは格好良く写ると思います。また通過したタイミングもよかったです。この場所から富士山は南向きなのでもうちょっと早い時間だと逆光になるところでした。このツーリングではずっと富士山に雲がかかっていましたが、この時間帯にこの状態で通過できたのは普段の行いが良いからでしょう。

大菩薩湖も絶景ですよ

大菩薩湖展望台からの風景(2021年5月)
大菩薩湖展望台からの風景(2021年5月)

時系列的には手前に戻りますが、大菩薩湖の様子です。写真左端に雲に隠れて富士山が見えています。青空の雲、大菩薩湖の水面がとてもきれいです。もしもう少し風がなくて水面に雲が映っていたら本当に最高だったかもしれません。

この経路気に入りました。残念ながら晴れる可能性の高い冬場は大菩薩初鹿野線が通行止めになるので晩春~初秋限定コースですが。ただ全体的に急カーブが多くほとんどがブラインドカーブなので安全運転でまた行ってみたいと思います。

以上、神回。感動が伝われば良いのですが…。次回は下久保ダムツーリング。

奥多摩→大菩薩初鹿野線のツーリング 3

フルーツラインに到着

NC750Sと富士山@フルーツライン(2021年5月)
NC750Sと富士山@フルーツライン(2021年5月)

フルーツラインと呼んでいますが山梨フルーツラインです。福島にも同じ名前で同じような特徴の道があるようです。

フルーツラインのいつもの場所に到着。NC750Sを富士山をバックにして…雲が多いなあ。少し雲が切れてきたので少し待てば見えるかもと思い、先に周囲の果樹を観察。ここに植わっているのはブドウ、モモ、柿です。

ブドウの花の若いつぼみが素晴らしい

ブドウの花の若いつぼみ(2021年5月)
ブドウの花の若いつぼみ(2021年5月)

ブドウの実は下向きに垂れ下がってなりますが、花や特に若いつぼみの時期は天に向かって伸びます。とても力強さを感じさせる様子は私のお気に入りです。これから開花、受粉して袋掛けし成長して収穫に至るのですが、途中の過程は未取材で今年の夏の課題の一つです。

ヘタは立派に柿だ!

柿の花の写真(2021年5月)
柿の花の写真(2021年5月)

フルーツラインを挟んでブドウ畑の向かいは柿畑です。意外にも柿の花は極淡い黄緑色です。ヘタの部分は花の額ですが、すでに柿のヘタと分かる形になっています。品種は非常に大きく育つのが特徴の甲州百目柿と思われます。

残念ながらしばらく待っても富士山は見えるようにならなかったので、フルーツラインを後にして帰宅するか…少し早かったので大菩薩初鹿野線を周るか迷って…大菩薩初鹿野線方面へ。

これが良い判断でした、次回は大菩薩初鹿野線方面で撮影した写真を掲載します。

NC750S(NC750Xも少し)の燃費を語る

NC750Sと鵜の岬(2020年12月)
NC750Sと鵜の岬(2020年12月)

この投稿ではNC750Sの燃費について書きます。写真は…皆さんがまず行ったことがないであろう場所を選びました。上の写真は高知県土佐清水市臼碆で撮影したNC750Sと鵜の岬。

NC750Sの燃費、実際の数字は

街乗り(短距離)        25km/l
一般道ツーリング(150km以下) 26~28km/l
一般道ツーリング(150km以上) 28~32km/l
高速道ツーリング        30~40km/l
ワインディングでペースアップ  22~24km/l

おまけ 高知県一般道ツーリング(150km以上) 32~35km/l

基本的に同クラスのバイクと比較すると圧倒的に燃費は良いです。一方で短距離を走る場合、「すごく良い」という感じにはなりません。

NC750Sの燃費が今一つな時

基本的にいつも燃費は良いのですが、条件によって伸びない時があります。むしろ普段が良いので少しの条件の違いが燃費に反映しやすいものと思われます。その特徴的な例を挙げていきます。

110km/hの以上の時 NC750Sの燃費が最もよくなるのが70~80km/h程度で巡行した時で40km/lを超えるときもあります(但し高速道路では邪魔だし、一般道では速度超過。)100km/hで32~38km/l程度になります。120km/lでは30km/lを切れてしまいます。その上は法定速度を超えるので管理人はコメントしませんがあっという間に排気量なりの燃費になるそうです。スピードは控えめに。

オーバークール気味の時 NC750Sの燃費が良いのは低回転高トルク志向で燃料消費が少ないのが理由ですが、逆に言うとエンジンの温度が上がりにくく低くなりがちです。これは本来良いことですが、走り始めてしばらくはどう走ってもあまり燃費が伸びません。これは回さないとオーバークール気味、回せばそれなりに消費するという状況で燃費から見るとNC750Sの走り始めは不利な状況になりやすそうです。(まあそれでも十分良い燃費ですが。)通常のバイクでも冬場は燃費が悪化しがちですがNC750Sの場合、普段が良いだけに燃費悪化が体感しやすいです。

長距離走った時の例

先日、高知→東京杉並区を一日で走った実績は

前半 一般道極少し→伊野IC→神戸淡路鳴門自動車道→中国道→新名神上り土山SA  走行距離 403km/l 給油量 11.12l 平均燃費 36.2km/l

後半 新名神上り土山SA→伊勢湾岸道路→新東名新御殿場IC→東名上り東京出口→環八で杉並区  走行距離 411.7km/l 給油量 10.61l 平均燃費 38.8km/l

でした。この時は5月でしたが四国山地の朝方は比較的温度が低く(12℃とか)、オーバークール気味+上りで燃費が伸びません(28km/l切れてた)でした。しかし山を越えたあたりから燃費が伸び始めます。(当たり前ですが下りになったのも大きい)

800kmの道のりなので給油までに半分より一つ先の刈谷SAまで行ければ完璧とは言えちょっと余裕がなさすぎるので、一つ手前ちょうど半分の土山SAで給油。平均燃費は36.2km/l。

給油後14lのタンクの2lは余裕を見て12lで400km走るとすると33.3km/l平均であれば大丈夫。とはいえ、途中の渋滞や東京の一般道を考えるとあまり余裕がないか…と思っていたら途中は順調でまた気温がほどほどに上がりエンジンも暖まっていたのが良かったのでしょう38.8km/lの高燃費を記録しました。

NC750Sと大橋ダム(2021年5月)
NC750Sと大橋ダム(2021年5月)

その他の燃費低下の原因

オイル交換直後 オイル交換直後は燃費が悪化します。勿論、新しいオイルで粘性が高いのが原因でしょう。普通のバイクならほとんど気にならないと思いますが、普段が良すぎるのが同じ条件で走って1~2km/l変わります。尤、500km走った辺りから普通になります。

ちゃんと回したとき 当たり前ですが峠道などで少し楽しんで4000rpm位回すような走り方をすると25km/lを切ってきます。他のバイクと比べると例えばMT-07はむしろ4000rpm辺りが常用域と思われ、燃費も25km/l程度になるようです。NC750Sのエンジン特性は別にして他のエンジンと同じ回転数だけ回すと同じ燃費になるようです。まあ、排気量が同じならそうなるのが普通です。

NC750X(但し2014年型)の燃費

残念ながら管理人は2回しか乗ったことがありませんが、NC750Sと基本的には同じです。杉並区→(一般道)江の島→(一般道+自動車専用道)小田原→(自動車専用道)厚木→東名高速→環七の経路で途中寄り道して200kmちょうどで給油量6.6lという記録があり、ちょうど30km/lですね。その時の感想、このサイズにこの量で満タンはちょっと恥ずかしいかも、って感じでした。

カタログスペックでいえば2020年型で出力は向上しているものの燃費性能はほとんど変わっていないので同じような特性ではないかと思われます。むしろ出力アップしている分、良くなっている可能性もあります。

NC750Sで高知から東京へ一日で走る 大鳴門橋+明石海峡大橋

大鳴門橋を徳島から淡路島に渡る

カメラの調子が悪くてリセットしたら日付がおかしくなっています。実際には2021年5月です。

ちょっと曇り加減ですが橋の大きさは感じていただけると思います。特にケーブルの太さや主塔の高さは大規模な橋の見どころです。大鳴門橋を渡るたびに渦潮を期待するのですが残念ながらタイミングがあったことがありません。

明石海峡大橋を淡路島から神戸に渡る

明石海峡大橋は大鳴門橋よりさらに大きく長さで2.5倍あります。また主塔の×状のトラスの数が大鳴門橋が2つであるのに比べ明石海峡大橋は4つあります。大きい。動画の最初は淡路PAの観覧車が見えてきます。それから橋が見えてきていったん死角へ。再度橋が現れて渡ります。渡りきったところにあるのが垂水トンネル。これで四国から本州へ上陸です。

次回は名港トリトンの予定。

国道439号+早明浦ダム+大橋ダムツーリング 大橋ダムへ

さめうら湖を後にして

さめうら湖(2021年5月)
さめうら湖(2021年5月)

写真はさめうら湖です。早明浦ダムの堤体を渡って写真撮影を…と思いましたが工事中のため天端は通行禁止になっていました。さらなる撮影は諦めてさめうら湖を後にして大橋ダムに向かいます。県道17号線をさめうら湖に沿って上流に向かいますが…途中で通行止めになっていました。がけ崩れが発生したようです。う回路は県道265号線。県道17号がさめうら湖の北側、265号が南側を通っていますが、17号は幹線なので道路状況が良いですが265号は舗装はされているもののかなり狭いです。

大橋ダムは県道17号からよく見える

大橋ダムとNC750S(2021年5月)
大橋ダムとNC750S(2021年5月)

う回路の県道265号から県道17号に戻ってしばらく走ると大橋ダムが見えてきます。ここはダム堤体がコンディションの良い公道からよく見える特徴的な場所です。NC750Sを停めて記念撮影。なお、早明浦ダム側(吉野川下流側)からアプローチするとこの場所の手前に大橋ダムへの入り口があります。この入り口から大橋ダム天端への道は路面は良いのですが急斜面急カーブの道です。

大橋ダムの天端

特徴的な大橋堰堤(2021年5月)
特徴的な大橋堰堤(2021年5月)

大橋ダムは吉野川の上流部にあり、天端入り口左側に掲示されているように「皇紀二千六百年十月」(1940年)で戦前に竣功した大規模なダムの一つです。また当初の名称は「大橋堰堤」でダムという言葉が使われていません。更に特徴的なのはダム天端の欄干にあるライトがおしゃれ。小さく見えていますが、アップの写真は次回に。

次回は大橋堰堤の周りの写真を掲載。

国道439号+早明浦ダム+大橋ダムツーリング

早明浦ダムは国道439号からすぐ

早明浦ダムとNC750S(2021年5月)
早明浦ダムとNC750S(2021年5月)

ダムツーリング次の目標は四国最大のダム、早明浦ダムです。ちなみに経路は国道194号→国道439号。国道439号はヨサクのあだ名で知られる有名な酷道ですが194号から早明浦ダムまでの経路は非常に整備されて走りやすくなっています。

早明浦ダムは吉野川流域の上流、高知県長岡郡本山町と土佐郡土佐町にまたがり、治水や上水道や発電を含む様々な利水を目的とした重力式コンクリートダムです。ダムも大きいですがダム直下流の広場(キャンプ場?)も広いです。

距離感が分かるようにダム堤体の前にNC750Sをおいてキャンプ場の橋の方から撮影したのが上の写真です。右側の親子連れとNC750Sの大きさ関係を見ると距離がどんなものか分かると思います。実際にはダム堤体から300mくらい離れて中望遠で撮影しています。

ダム堤体直下に続く小路

早明浦ダム堤体に続く小路(2021年5月)
早明浦ダムとNC750S(2021年5月)

NCを停めたキャンプ場の堤体よりの橋からは小路があって堤体にさらに近づくことが出来ます。もうススキが穂を出していたのが印象的です、また小路の周りには色々な野草(これは後日紹介)が咲いていました。コンジットゲートが2箇所堤体下部に見えています。

更に進んで減勢工の直下流から

早明浦ダムを減勢工直下流から(2021年5月)
早明浦ダムを減勢工直下流から(2021年5月)

更に進むとダムの減勢工直下流で立ち入ることが出来ます。更に柵なども設置されていないので水面を触ることも出来ます。勿論、ダム堤体下の正面に見えるコンジットゲートから放流があるときは立ち入り禁止になるのでしょう。とは言え、通常は写真右に見えている水力発電所、早明浦発電所側から放流されるのでコンジットゲートからの放流は通常はないそうです。

ちなみに早明浦ダムのダムカードはクレストゲートの放水で、この写真を撮影した場所が余裕で流路になっている写真が採用されています。(水資源機構の早明浦ダム公式で見ることが出来ます。)

次回は小路の野草とか紹介しようかと。

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